新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

桜が咲き始めコロナに囲まれた安倍晋三の行く末は?

2020年02月18日 11時30分55秒 | 桜を見る会

「水際対策と、全ての感染者を管理下に置いているのはある意味日本だけ」と胸を張って安倍晋三が答えていたのが2月6日。
 
残念ながら1月中旬にはすでに多くの感染した可能性のある中国人が来日しており、「水際対策」は全く効果がなかったことが、時間の経過とともに明らかになった。
 
常日頃、「日本人の生命と財産を守る」と言っていた安倍晋三がパフォーマンスの見せ所とばかりに、政府のチャーター機で武漢から関連日本人たちを国内に運び、不完全ながらもそれなりに隔離したところまでは想定内であったのだろう。
 
複数の寄港地で感染者と接触したクルージングの豪華客船が今度は最大の感染源となり、しかも3000名以上もの複数国の乗員乗客らへの的確な検査という未体験の事態には、残念ながら日本政府は全くの無力であった。
 
本来ならば先頭に立ってリーダーシップをとるべき最高責任者が、国会内で自分がついた嘘答弁を具体的な事実に基づいて追及されれば、新型コロナウィルス(COVID-19)対策が後手後手になるのもうなづけるというものである。
  
ANAホテル『営業の秘密と言った事実はない』 安倍首相答弁を否定
 
『桜』前夜祭でANAホテルは明細書を発行したのか 首相答弁の『矛盾点』」  
 
安倍晋三に「意味のない質問だよ」とヤジられ怒り心頭の辻元清美議員の「意味のある質問」でのリベンジが際立った昨日の衆院予算委員会であった。    
    

安倍晋三「全日空側にも、我々側も、確かめさせて頂きたい」2/17衆院・予算委 

 
 
問:2013年以降の7年間に貴ホテルで行われたすべてのパーティ・宴席についてお伺いします。貴ホテルが、見積もりや請求書を主催者側に、発行しないケースがあったでしょうか?
回答:ございません。主催者に対して見積書や請求・明細書を発行いたします。

 
問:貴ホテルの担当者が、金額などを手書きし、あて名が空欄のまま領収書を発行するケースはあったでしょうか?
回答:ございません。弊ホテルが発行する領収書において、あて名を空欄のまま発行することはございません。

 
問:ホテル主催ではない数百人規模のパーティ宴会で、代金を主催者ではなく、参加者個人一人一人から会費形式で、貴ホテルが受け取ることはありましたか?
回答:ございません。ホテル主催の宴席を除いて、代金は主催者からまとめてお支払いいただきます。

 
問:主催者が政治家及び政治家関連の団体であることから、対応は変えたことがありますか?
回答:ございません。

 
安倍晋三が息のかかったニューオータニの例ばかり挙げて反論するので、改めて安倍晋三に午後までに全日空ホテルに問い合わせてもらい、その後の質問は、他の野党議員が引き継ぐということで、辻元清美議員の質問時間は、ひとまず幕を下ろした。
 
そして、午後、小川淳也議員がこれを引き継いだ。
 
それについて、安倍晋三の「改めてANAホテルに問い合わせをした結果」というのが次の答弁であった。
 
安倍首相「私の事務所が全日空ホテルに確認したところ、辻元議員には、あくまで一般論でお答えしたものであり、個別の案件については営業の秘密に関わるため、回答には含まれていない、とのことでありました。それをこのように私がここで答弁するということは、全日空側も当然了解をしていることでございます。私、桜を見る会前日の夕食会は、平成25年26年及び28年の3回は、全日空ホテルで実施をしました。私の事務所の職員は、ホテル側と事前に段取りの調整を行ったのみであり、『明細書等の発行は受けていない』とのことでありました。また、領収書については、一般的にあて名は上様として発行する場合があり、夕食会でも上様としていた可能性はある、とのことでありました。いずれにしても、これまで私が繰り返し答弁してきたとおり、夕食会の費用については、ホテル側との合意に基づき、私の事務所の職員が会費を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、受付終了後に集金したすべての現金をその場でホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた、とのことでありました。」
小川議員「それは事務所の方が、ホテルの方と電話でやり取りをしたのですか?」
安倍首相「(要約)電話による。相手の氏名も確認済み。」
小川議員「では今のやりとり、総理の事務所から書面で照会し、書面で回答を得、説得力を増してほしい。」

 
安倍首相「これはですね、すでに私の答弁を信用しないということかもしれませんが、すでにここで答弁をするということを全日空側に申し上げ、答弁をしている。」
小川議員「一般論として、辻元議員にこう回答しているのは了解している、では個別に、私の行事はかくかくしかじかで一人参加方式だし、支払いは個別にホテルに直接してもらったし、後援会としては明細書は受け取っていない、支払いもしていない、ということでいいですね、ということを書面できいて、書面で回答を受け取るように要請したいと思います。」
安倍首相「(要約)午前中に確認しろと言われたので確認した。これ以上ホテルに問い合わせるつもりはない。」
小川議員「もう一軒のホテルに(オータニ)野党が情報提供を求めたときは、『基本的に』とか『稀ではあるが』とか『一概には言えないが』とか、すべて留保がついているんですよ。しかし今回ANAインターコンチネンタルホテル東京さんは、一切の留保をつけていないんです。」

 
安倍首相「(辻元議員から問い合わせしろとの要望があったので、私はしたまでだ。)中身については、国会において、全日空がこういう話だったということを、紹介させていただきますよ、ってことを言って、全日空側が述べるということは、これは軽い事なんですか?軽いわけはないじゃないですか。私の口を通じて、総理大臣としてこういうことを聞いたということを述べるわけでございます。・・それが信用できないということであれば、そもそも予算委員会は成立をしないわけであります。」

 
「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会をめぐる安倍晋三首相の答弁に関して、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の広報担当者が17日夜、朝日新聞の質問に回答した。野党が示したANAホテルの見解について、首相は同日の衆院予算委員会でホテルへの照会結果として「個別の案件については営業の秘密にかかわるため、回答に含まれない」と答弁し、夕食会が見解の対象外とする見方を示したが、ANAホテルはこの部分を「申し上げた事実はございません」と否定した。
(2020年2月17日朝日新聞)
      
 
「総理大臣としてこういうことを聞いたということを述べるわけでございます。・・それが信用できないということであれば、そもそも予算委員会は成立をしないわけであります。とついに自ら認めたような安倍晋三。
 
そもそも嘘八百を繰り返す安倍晋三が信用できないため、予算委員会は成立しないということは、2020年度の予算案を審議してもらえない内閣は退陣するしかないということであろう。
 
さらには、安倍晋三は「ワクチンが開発されるまで何とか乗り切ろう」と周囲に語っているという(西日本新聞15日付)。
 
結局、こうした局面に立っても、安倍晋三は自分たちの政権維持のことしか頭にないらしい。
 
そして、信用されない安倍晋三がとうとうこんな無駄なパフォーマンスまでやるとは、「焼け石に水」とはこのことではないだろうか、とオジサンは思う。

 

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