茨城県取手市片町で「昭和中期」に生まれて、町議4期、取手市議2期を務め、第45回衆議院選挙で初当選し、現在は「政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会」の委員をやっている日本維新の会の炎上男といえば、「顔」にこだわるお騒がせ男の石井章参院議員。
先月の15日に地元で、この維新の昭和オヤジ議員がこんなことをほざき、非難を浴びていた。
「『顔で選べば1番』維新石井氏が発言 女性5人出馬の参院選栃木選挙区巡り」
日本維新の会北関東ブロック長の石井章(いしいあきら)参院議員(65)=比例代表、1期=は15日、参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補を予定する同党新人の事務所開きのあいさつで、「女性5人が出るが年齢は1番若く、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と、候補予定者の容姿を取り上げる発言をした。石井氏は後に発言を撤回した。 |
日本維新の会の石井章参院議員は5日の街頭演説で、同党の女性候補を紹介する際に「顔のことを言うとたたかれるから言えない」と述べた。先月、別の女性候補に関し「顔で選んでくれれば1番を取る」と発言し、厳重注意を受けていた。https://t.co/iUxuW5EVD2
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) June 5, 2022
⇒底なしのバカ。
政治家の「発言撤回」というのは、「そんな発言はなかったことにしてくれ」という程度のもので、なんで批判や非難されたのかという背景を理解できず反省もなければ再び同じ過ちを繰り返す(再犯)可能性が高い。
この「半ぐれ集団」維新の会の石井章はまさに絵にかいたような輩であった。
昨日は茨城県牛久市の街頭演説でこんなことをほざいていた。
「『顔で選んで』発言で厳重注意の維新・石井章参院議員 『顔の話すればたたかれる』『とんでもない新聞屋にちょんぎられた』」
そしてこの石井章議員に厳重注意をした維新の幹事長もやはり同じ穴のムジナであった。
「『かわいくて名前間違え』 維新の馬場共同代表、女性候補に」
この記事についてはこんなコメントが多くの支持を得て いたらしい。
世の中はSNSでもメディアでも、そこらじゅうで女性に対してかわいい、男性に対してイケメンとか言ってるのに、これはダメなんですね。 なんか、今の"女性がーっ"ていうの、本来解決すべき男女不平等とは別の話になっていて、むしろ弊害のほうが大きくなってきている気がします。例えば、同じ能力なら女性のほうが出世しやすいとか(特に大手はとにかく女性の管理職の"数"を増やしたいので)。 性別は単なる属性でしかなく、そもそも、男はーとか、女はーとかがこんなに話題になるほうがおかしいと思う。なるとしたら身体的制限(妊娠、出産とか)に関する部分だけのはずです(そこしか男女に違いはないので)。 何十年も進歩せず、議論が正しい方向に行かないのは、結局、問題解決なんてどうでもよくて、単に騒ぎにして問題のままにしておくことほうが、得をする人が多いからだと思う。 |
参院選の候補者は特に与党側の候補者はその持論とか政策よりも知名度が重視される傾向が強い。
短い選挙期間では少しでも顔と名前だけでも多くの有権者に知ってもらうことしか策がないようである。
「視覚情報、聴覚情報、好感度は大事だ。私が関係する選挙ではその人らしさが出ている写真を使う」「ただ、好感度トップで当選しても、大事なのは国民のために何をするか。間違えてはいけない」と、選挙プランナーの三浦博史は選挙時に掲示板に選挙ポスターを並べる日本の特異性を指摘した上で指摘していた。
いっぽう、明治大の井田正道教授(政治行動論)は支持政党など確固たるものがあれば外見で選ばないが、無党派層、政治的考えがはっきりしていない人は、ポスターだけ見て投票するケースもある。となるとイメージ選挙が出てくる」と語っている。
早稲田大の尾野嘉邦教授は過去の2度の参院選(2013年、16年)の参院選の選挙区候補者約500人の顔の美しさを、約1500人の米国人に5段階で評価してもらい、顔の「魅力度」が1ポイント上昇すると、実際の得票率も5.16ポイント増していることを明らかにした。
さらに日本人への調査でも、魅力的な顔を持つ候補者ほど詳しく知ろうとすることや、競争力があると考え、勝ち馬に乗ろうとすることが分かったという。
その上で「顔の美醜は女性だけでなく、男性にも効いてくる。無意識に選んでいる」と指摘しつつも、「だが本当は顔と政策、見た目と能力は関係ない。今は候補者個人に着目させる選挙制度になっているために、顔という余計な情報、ノイズに左右されている」ということらしい。
ちなみに、顔の美醜にこだわっていた石井章参院議員の現在の「顔写真」と議員当選時の顔写真を晒しておく。
さて、参院選が近づき岸田文雄の内閣支持率もそこそこに高めに推移している自民党なのだが、獅子身中の虫を「無視」することはできない。
「細田博之衆院議長のセクハラ騒動、安倍晋三元首相VS岸田政権の暗闘が関係とも」
6月22日公示、7月10日投開票予定の参院選を前に、圧勝と見られていた自民党に大逆風が吹き始めた。他でもない、細田博之衆院議長の発言とセクハラ疑惑報道で永田町が大混乱に陥っているためだ。 「この騒動の本質をズバリ言うと、安倍晋三元首相と岸田政権の暗闘だ」(自民党幹部) その核心に触れる前に、そもそも細田発言、そしてセクハラ疑惑とはどんなものか、一連の騒動を振り返ってみよう。 「2014年の衆院選で都市と地方で『1票の格差』が大き過ぎるとして、最高裁大法廷は違憲状態の判断を下した。そのため米国の第6代大統領・アダムズが考案したとされる格差是正案『アダムズ方式』が概ね与野党合意の下、議席10増10減案で動き出した。現在、衆院選挙区画定審議会が6月25日までに区割り変更案を岸田首相に勧告し、改革案が可決され新法が成立する大詰めの段階です」(全国紙政治担当記者) ところが、昨年暮れ頃からアダムズ方式導入の言い出しっぺといわれる細田氏が10増10減案に〝待った〟をかけたのだ。 「細田氏は2016年衆院本会議で、アダムズ方式を採用する与党提出法案の趣旨説明を行った当人ですよ。それが突然、『頭で計算した数式で地方の政治家を減らすのはおかしい』と異論を唱え始め、今年に入りエスカレートさせている」(同・記者) 各雑誌がセクハラ立証に乗り出した… これにとどまらず、細田氏は「議長でも歳費が月100万円で少な過ぎ。だから国会議員を多少増やしても罰は当たらない」と議員増案にまで言及。円安や値上げで生活に汲々とする庶民の間から「何を考えている」「守銭奴!」などと、猛反発をくらっているのだ。 さらに、細田氏が世間の注目を浴びることになったのが、『週刊文春』で報じられたセクハラ疑惑の数々。 「女性記者に細田氏が『添い寝をしたら(重要な情報を)教えてあげる』と言い寄ったという話や、深夜に呼び出した女性記者に『愛してるよ』と迫ったなどといったセクハラ証言が続々と伝えられた。細田氏は〝事実無根〟として、訴訟も辞さない姿勢を示している」(夕刊紙記者) 細田氏は東大法学部卒、1967年に通産省に入省した官僚。86年に退官し、父親である細田吉蔵元運輸相の議員秘書を経て、90年の衆院選で島根県全県区から出馬し初当選した。 では、細田騒動が安倍元首相VS岸田政権の暗闘と捉えられている背景だ。先の自民党幹部が解説する。 「衆院選出馬に際し、博之氏の背中をプッシュしたのが安倍元首相の父・安倍晋太郎元幹事長だった。以来、当選11回で幹事長を務めるなど自民党の重鎮となった。衆院議長にまで上り詰めたのも、晋太郎氏の息子・晋三氏の後ろ盾があってこそ。細田氏は安倍家には足を向けて寝られないほど恩義を感じていて、安倍氏の首相時代は最大派閥の長として安倍氏を支え続けた。しかし、安倍氏は10増10減の選挙法改正で窮地に追いやられつつある。それを安倍氏から相談され、細田氏は本来、中立であるべきはずの衆院議長なのに『噛ませ犬』となって、10増10減に猛反対の動きを強めたとされます」 比例に安倍氏を回す!? 党幹部が指摘する「窮地」とは、10減対象に安倍氏の選挙区である山口県が入っているためだ。 「山口県は現在の4選挙区から3選挙区となり、1減になるかもしれない。1区は高村正彦元副総裁の地盤で、高村氏の長男の高村正大氏が引き継いでいる。2区は安倍氏の実弟・岸信夫防衛相が12年以来、連続当選で動かせない。3区は昨年、くら替え当選を果たした岸田派の林芳正外相で、4区が安倍氏。定数3なら3区と4区が統合される可能性が最も高い。そうなれば、安倍氏か林氏のどちらかが比例に回ることになる。林氏はポスト岸田の有力候補。党最大派閥の安倍派の長といえども、一丁上がりの安倍氏が比例に回される公算が大なのです」(自民党ベテラン秘書) 首相再々登板や院政を狙う安倍氏にとっては一大事。その危機を脱するには、10増10減潰しが手っ取り早いというわけだ。 「安倍氏は岸田氏にも『10減を何とかならないか』と打診したようだが、岸田氏は無視したというウワサがある。安倍氏が比例に回り、選挙区を失ったら影響力は激減だ。岸田政権への揺さぶりで安倍氏が衆院議長である細田氏をけしかけたと見ている」(自民党長老) 岸田内閣の支持率は68.9%(FNN世論調査、5月)で発足以来、最高となった。来る参院選でも自民党圧勝が予想される中、細田騒動で風向きが変わりつつあるという。 「細田騒動を野党は徹底追及、場合によっては議長不信任決議案を出す構えだ。今の時代、セクハラ疑惑が事実なら取り返しがつかないほどの痛手だ。自民党に大逆風となりかねない」(前出・自民党幹部) 5月17日に開かれた安倍派の政治資金パーティー。岸田首相は「我が党の最大、最強の政策集団、自民党の屋台骨」と最大限持ち上げたが、翌日の岸田派同パーティーを安倍氏と高市早苗政調会長は欠席した。 安倍派の乱が始まった。 |
こんな足元に火種を抱えている自民党が、「『自民「ガバナンスコード』取りまとめ “政治とカネ"の問題など踏まえ」との発表を行った。
そもそもガバナンス」とは、日本語では「統治・支配・管理」と訳されるのだが、対象が何であるかによって、その意味合いは変わってくるのは当然で、企業でのガバナンス、いわゆるコーポレートガバナンスという意味では、健全な企業経営を行うために求められる管理体制の構築や企業の内部統治を指すことが多い。
それでは政党である自民党の「自民党ガバナンスコード」 は、本気で健全な党運営を行うため党内管理体制や内部統治が可能なのだろうか。
まさに、こんなタイトルがすべてを物語っているようである。
「自民党が決定『ガバナンスコード』の笑止千万 “お前が言うな”の鼻白む文言ズラリ」
今さら何を言っているのか、と鼻白む有権者も少なくないだろう。 自民党が5月31日に決定した党運営の指針となる「ガバナンスコード」のことだ。同党のホームページにはこうある。 <ガバナンスコードとは組織としてあるべき姿を示すものです。「こうしたほうがいいですよ」「こうあるべきですよ」という行動規範や組織規範を示すことよって組織内での信頼と結束を高め、自発的な行動を促し、組織の信頼を確保するものです。わが党は同コードを社会に明確に示しこれを遵守することにより、社会に対する透明性、説明責任を担保し、国民の信頼をさらに高めていきます> 社会に対する透明性? 説明責任を担保? 鶏卵業者から現金500万円を受け取ったとして、5月に東京地裁で有罪判決を受けた元農相で元衆院議員の吉川貴盛被告は事件発覚後、知らぬ存ぜぬを繰り返し、新たな証拠を突き付けられると、体調不良を理由に雲隠れした。2019年の参院選広島選挙区の買収事件で、公選法違反罪で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相、地元有権者に現金を配り、同法違反罪で罰金40万円の略式命令が確定した菅原一秀元経済産業相も、そろって逃げまくり、とてもじゃないが「社会に対する透明性、説明責任を果たした」とは言い難いだろう。 笑ってしまうのが、ガバナンスコード<基本原則2>だ。 <本党は、特定の階層、団体のみの利益を代表する政党ではなく、すべての国民の利益と幸福のために奉仕する国民政党である> ならばなぜ、安倍政権下で「モリカケ・桜事件」は起きたのか。なぜ、安倍元首相に近しい知人、友人ばかりの「利益と幸福が追及」されるような状況になったのか。今すぐ説明してほしいものだ。 そして、極め付きは<基本原則5ー3>だろう。 <党所属の国会議員の政治資金の取扱い等に関するコンプライアンス上の疑義があった場合には、疑念を持たれた議員は、政治資金規正法及び政党助成法等の趣旨に則り、国民に対して丁寧な説明を行う。また、本当は、党則、規律規約及び倫理憲章に基づき厳正にこれに対処する> はあ? 何言ってんの草……今ならSNSでこう投稿されるに違いない。政治資金の取り扱いについて疑念を持たれている自民党の国会議員は今、どれだけいるのか。過去に報じられた議員を含めればキリがないだろう。にもかかわらず、いまだに誰も「丁寧に説明」していないではないか。 自民党が本気で「ガバナンスコード」を作る気なら、新たな事実が浮上した桜を見る会前夜祭の疑惑から逃げ回っている安倍晋三元首相に対し、「国民に丁寧に説明しなさい」と言うべきではないのか。首相退任時、「これからは球拾い」とか言っていたくせに、今や「球拾い」どころか、自分がまるで「監督」や「うるさい保護者」のようにふるまっている安倍元首相。この状況だけをみても、今の自民党にガバナンスはないと言っていいだろう。 自民党のガバナンススコードなんて、所詮はヤクザの反省文だ。 |
正常な有権者ならば、自民党のガバナンスコード自体が「ブラックユーモア」と見抜いているはずである。
わかりやすく解説すればこんな感じか?
今までは、 ・社会に対する透明性、説明責任をしていなかったということ。 ・特定の階層、団体のみの利益を代表する政党だった。のですべての国民の利益と幸福のために奉仕する国民政党ではなかったということ。 ・国民に対して丁寧な説明を行なわなかった。また、本当は、党則、規律規約及び倫理憲章に基づき厳正にこれに対処しなかったということ。 等々を、認めたって事なのか?? 今更、社会通念上当たり前のこうしたほうがいいですよ、こうあるべきですよと、動規範や組織規範を示すって何?? そもそも、国の政治に関わる者が社会通念上当たり前の事が出来ないなら政治家として問題あるのでは?? |
本当のヤクザならばこんなできもしない「反省文」などは書くはずがない。
そうならば、自民党は「ヤクザ以下」なのか、それとも日本維新の会のような「半ぐれ集団」なのか、それはしがらみのない善良な有権者が決めることであろう、とオジサンは思う。