新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

国内ではわからなかった岸田文雄の本音が英国で露呈した

2022年05月06日 11時34分37秒 | 岸田文雄

昨日、「ロシア同様下落した日本の報道の自由度」とつぶやいたのだが、こんな興味深いツイートがあった。
 


 
やはり、「NHK」が模範にならなければならないということか。
 

 
特に、最近の国際情勢の不安から、日本も侵略に対抗して軍事力を増強しろとか、専守防衛なんかで日本を守れるのかという声が喧しい。
 

そして「憲法9条」を中心とする改憲に対する世論調査のやり方も見直すべきという声もあった。
 

 
もっとも、『日本国憲法』を読んだことがありますか?」という質問はとりもなおさず改憲派国会議員たちに、
「第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」ということを知っているのかと問わなければならない。    
 
しかし、そのような素朴な質問には、「GHQの押し付け憲法であり、今の時代にはそぐわない」という声が返ってくる。
 
そんな輩には、改めて内田樹の「憲法空語論」から、この部分を再掲しておく。
 
「現実に合わせて憲法を変えるべきだ」というのは、いわば『俺は何度試験を受けても60点しかとれないから、これからは60点を満点ということにしよう』という劣等生の言い分と変わらない。」
 
そんな連中の「学力は以後1ミリも向上しない。そのことは日本の改憲論者たちの知的パフォーマンスが彼らが『憲法を現実に合わせろ』ということを言い出してからどれほど向上したかを計測すれば誰にでもわかることである。」
 
ここで内田樹が誰を念頭においているのかは確認するすべがないが、オジサンはだれが見ても安倍晋三だろうと思う。
 
その安倍晋三は「幸運」にもロシア政府からの出入り禁止者リストからは除外されていた。
 
それならば堂々とロシアに乗り込み「刎頚之友」であるロシアのプーチンに説得すべきだと誰でもが思うのだが、同じ自民党の政調会長は、残念ながら、「高市早苗氏、ロシアの入国禁止措置に『上等やないかいっ。招かれても行かんわい』関西弁で反論」という居直っている有様なのだが、安倍晋三の国会での天敵だったもと議員はこう言っていた。
 
辻元清美氏『プーチン大統領に戦争をやめろと言うてほしい』安倍元総理を特使に“提案"
 
立憲民主党の前副代表で今夏の参院選に同党の比例代表で出馬予定の辻元清美前衆院議員(62)、参院選東京選挙区(改選数6)で4選を目指す蓮舫前代表代行(54)が5日、大阪・梅田のヨドバシカメラ前で街頭演説を行った。
「GW 青空トーク in 兵庫&大阪 with 蓮舫」と題した参院選へ向けたコラボ街頭演説。マイクを握った辻元氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ侵攻について、安倍晋三元首相へ「辻元節」をさく裂させた。
第2次政権で、安倍元首相とプーチン大統領との日露首脳会談が24回に上ったことに「ウラジーミル、ウラジーミルって言うて、安倍元総理はプーチン大統領に会ったというて自慢していた」と話し、国会で北方領土問題について質問したときのことを振り返った。
ウラジーミル、ウラジーミルって言うて山口県の温泉にご招待して、温泉も入らずにプーチンに帰られた。お金だけ巻き上げられて、ええかもにされているんちゃいますかと
さらに続けて「私は安倍さんに活躍してほしい」と強調し、「いまこそウラジーミルって言うて、プーチン大統領に戦争をやめろと言うてほしい。岸田総理、安倍元総理を特使としてモスクワに送ったらどうですか」と“提案"した。

 
しかし残念ながら、安倍晋三という狡猾な男は決して「火中の栗」を拾うということはやらないどころか、できる勇気など持ち合わせてはいない輩である。
 
まあ、過去の人は役に立たないのだが、期待されている現役の岸田文雄の最近の変節ぶりには大いに驚かさられる。
 
在野のアナリスト」氏は岸田文雄の経済安保政策の杜撰さを指摘し、単なる原発マフィアの一員であろうと喝破していた。

岸田氏が民放に出演し、原発を稼働するとガスや原油の削減ができる、一基動かすと1000万ℓの削減、と発言しました。しかし違和感があるのは、日本にある原発は古いものがほとんどで、年間3分の1は停止し、点検とメンテナンスをします。安定供給には最低、3基を動かしていないとムリです。さらに、天然ガスや重油の削減は可能ですが、ウランとて輸入している昨今、海外へ日本の富を流出させる点に変わりない。使用済み燃料の再処理事業が止まっている以上、ウラン鉱床のある国に依存する構図に変わりありません。
さらに軍備増強が叫ばれる昨今、原発を狙い撃ちされたらどうするのか? 今はまだ、露国が日本に攻めてくる気配がないから動かすのか? 核の脅しをつかう今の露国に、原発にミサイルを撃ち込んでこない、などという保証をさせることができるのか? もしそうなったら、原発を守り切れるのか? という説明をしないといけません。北朝鮮の脅威、などを訴えるのも同じ、軍備を増強するとき、日本は弱点を増そうという、その相反する方向性について、正しく説明する必要があります。そもそも、火力に頼る現状は、自然エネルギーの利用がすすんでいない裏返しでもある。大都市圏の近くに自然エネルギーの発電拠点がつくれず、逆に地方でつくってもムダになる、という構図もあるのです。
日本が自前のエネルギーをもつのが、日本の安全保障上でどれだけ有利になるか? そのメリットを捨て、もしくはそうした将来設計もせず、ただ今困っているから原発に頼り、それでそれ以外の手を打たなくなる、というこれまでの異常な構図を放置したまま、安易に原発再稼働をすすめてはいけない。どれだけ耐用年数を伸ばし、寿命を先送りしても日本の原発はもう続々と引退していくことが確実なのです。では、次のエネルギー源として何を求めるか? 経産省が、未だに原発の部分輸出を容認、といった原発マフィア依存である以上、この国にまともなエネルギー政策を語ることすら、今はまだ難しいといえます。
以前から指摘するように、自然エネルギーをどう保存、利用していくか? 水素やアンモニアなどの保存をし、必要なときにとりだす技術。そうしたものを国が主導して開発していく必要があります。さらに植物からプラスチックをつくる技術など、国産でそうしたものを賄えるようになってこそ、経済安保となる。逆にいえば、その議論もなく原発再稼働などといいだす岸田氏も、やはり原発マフィアの一員といえます。

そして、5月5日、岸田文雄がイギリスで講演をしたのだが、そこで語られた「新しい資本主義」はこれまで議会演説や記者会見で聞いてきたものとずいぶんと中身の違うものだと、痛烈にこの御仁は指摘していた。
 

220506 岸田首相 英国金融街シティで講演 「新しい資本主義」が違うものに
 
多くの真っ当なコメントが目についた。
 

バブル期以降に(主に)自民党政権が経済回復を企図して、財政出動、規制緩和、金融緩和と30年間に渡り仕掛けた諸政策(特に巨額のマネーの市場への供給)がいずれも十分には機能しなかった事実があるなかで、ただ国民の現金貯蓄を投資に廻して日本が成長するのか? という、素人としての根本的な疑問があります。それにしても、ピケティも提唱し、岸田首相も当初構想した資産課税と資産倍増計画は、全く逆のベクトルではないかと感じるのですが・・・。ただ米国に追随するようなウクライナ問題への対処と同様に、政府のあまりに浅薄な国の舵取りに不安が募るばかりです。

 
消費税は社会保障に使うと言われていますけど、消費税額の大部分は、法人税減税の補てんに使われています。消費税は、庶民を苦しめ、富裕層や大企業をますます富ませる税制だと思います。「資産倍増」政策も、富裕層を富ませるだけ。岸田総理は、綺麗事を並べてきたけど、馬脚を現しましたね。

 
岸田のスピーチ、国内と言ってることが全く違いますね。それって二枚舌って言うんですよね。
岸田が日本会議(=軍国ゾンビの会)から抜けられていないことは海外にもバレてしまっているでしょう(三枚目の舌)。
それでよく「日本に投資」なんて言えたものです。外交、経済に少しでも詳しいヨーロッパの人なら、冷笑しかないでしょう。
酒気帯び運転政治、あおり運転外交は止めていただきたい。

  
これからも不安定な条件で流動的な労働力を使いまわし、年寄りのなけなしの蓄えを吐き出させ、原発をどんどん稼働させ、「多様性に富んだ持続可能な社会」を構築していくのですね 最近「多様性」とか「持続可能」って言葉に拒否反応が出るのは胡散臭い輩が好んで使うからかもしれません。

 
岸田は何をトチ狂ったのか個人の預貯金に照準を合わせて掠め取ろうとしているとしか思えませんね。高齢者は年金で細々生活していて、預貯金を切り崩して生活している現実を全く知らないのでしょうね。社会保障に限定しているはずの消費税もほぼ社会保障には使われていないのに、それに輪をかけて今度は個人資産を投資に廻せとは・・イギリスでの講演を日本でしたなら岸田はアウトでしょうね。内と外で言ってることが真逆とは本当に信用ならないですね。

 
どうやら、岸田文雄の真の姿が、「ペテン師&厚顔無恥・二枚舌の右傾のヒト」という評価が露呈し始めてきた、とオジサンは思う。
   

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