新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

福島の復興は未だ道半ば、あらたな千葉房総難民が生まれてしまった

2019年09月17日 11時59分53秒 | 原発関連


前夜からの雨が朝方まで残っていたが、予報通り昼前にはすっかり雨は止んだ昨日の天気。

昨年の集会は初めから秋晴の晴天で、まだ木陰が恋しいほどの気温であった。

それに比べれば昨日はすがすがしいほどの秋風が終始吹いており、「熱中症にご用心!」という司会者の声は聞こえなかった。

8年前の原発震災以降、「脱原発」に大きく舵を切った東京新聞だけが報道していた。

<脱原発 1日でも早く 都内で全国集会&デモ>
 2019年9月17日 朝刊 東京新聞
    
  「さようなら原発全国集会」で、脱原発を訴える参加者ら=16日、東京都渋谷区の代々木公園で        

 原発のない暮らしを目指す「さようなら原発全国集会」が16日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。核廃絶を目指して署名活動をしている高校生らも登壇し、老若男女がそれぞれ声を上げた。「さようなら原発」1000万署名市民の会が主催。市民ら約8000人(主催者発表)が集まった。
 制服姿で壇上に上がった北豊島高二年の桜井かおりさん(17)は、2001年に始まった核廃絶を訴える「高校生一万人署名」について、国連に提出された署名数が今夏、計200万筆を超えたと報告。「多くの人に訴えても理解が得られず壁にぶつかることもあるが、核廃絶の思いが揺らいだことはない」と語り、来場者の拍手を浴びた。
 福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力旧経営陣の判決公判が19日にあるのを前に、訴訟支援団事務局長の地脇美和さん(49)が「無責任体制を許すことは絶対にできない」と訴える場面もあった。
 呼びかけ人の一人でルポライター鎌田慧(さとし)さん(81)は「震災から10年目の2020年には原発がなくなっているよう力を合わせよう」と強調し、締めくくった。
 集会後は、原宿と渋谷の二コースに分かれてデモ行進した。


以下はステージ前に座って撮ったオジサンの写真の一部。

    

    

    

    

    
  
    

そして、いつも先頭に陣取って動画を取ってYouTubeで発信している人の動画。
                 

          【2019/9/16 原発やめて明るい未来を!『9.16さようなら原発全国集会』その1】


          【2019/9/16 原発やめて明るい未来を!『9.16さようなら原発全国集会』その2】


          【2019/9/16 原発やめて明るい未来を!『9.16さようなら原発全国集会』その3】

全国規模では、原発関連訴訟が53件も継続中である。

日本からすべての原発が無くならない限りはこれらの訴訟も減ることはない。

当時の政府が指定した避難区域以外から自主避難した人たちは、ついに福島県から裁判を起こされ、路頭に迷う可能性が強くなっている。

<福島第1原発事故>自主避難者、公務員宿舎未退去 福島県が明け渡し求め提訴へ」 

福島県の原発震災はまだまだ終わらず、世界中に公言している安倍政権の空疎な「復興五輪」という言葉も、ますます胡散臭い響きを放ちながらが来年まで続くであろう。

さて、かつては自分のブログで「脱原発」を主張し、それなりに多くの人からは評価されていた男が、内閣に取り込まれてから豹変(本音?)し、そのブログ自体を閉鎖してしまった。

閣内では、「たんなるスタンプラリー」と酷評された外遊だけが目的の「害務大臣」となったが、今回の改造内閣では横滑りの防衛相となったが、当初は本人は、「河野太郎は防衛相の横滑りに『格下げだ』と難色示し抵抗」したという。

さらに防衛相としての初記者会見で醜態を曝け出し、国民の批判を避けるためなのか、こんな哀れな行動に出ていた。  

ところで、スッカリ「毒気」を抜かれたようなお笑い芸人が跋扈している中で、5か月前にこんな発言をしていた芸人がいた。これだけでも勇気のある発言なのだが、だからこそ、今回の千葉県の台風災害に対してもこんなことが言えたのであろう。

千葉の被災報道の落ち込みは内閣改造が原因 千原ジュニアが苦言呈す」 

9月19日には、東電裁判の判決日だが、少なくとも過去の公判資料を読む限り明らかな「人災」と言えよう。

千葉県房総地方の惨状は、今回ばかりは「東電だけが悪い」わけではなさそうだが、千葉県と各市町村の自治体との連携がおろそかで、かつ緊急事態として積極的に自衛隊を派遣しなかった自衛隊の最高責任者である安倍晋三の判断または決断ミスが今後は問われなければならない、とオジサンは思う。


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