模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「009 RE:CYBORG」感想

2012-11-02 10:33:00 | 感想
石ノ森章太郎原作の有名コミックが、フルCGの3Dアニメ映画として復活。
次々と起こる高層ビル爆破テロ。謎の敵と戦うため、00ナンバーサイボーグたちが再び立ち上がる!
監督は「東のエデン」「攻殻機動隊シリーズ」の神山健治。

予告映像などを観るかぎり、フルCGであのキャラをどうすんの?とか、サイボーグの設定が現代に合うのか?とか、心配していましたが…。

いやあ、すばらしい!
フルCGでありながら、人物表現には手描きの要素を残し、極力違和感を消す努力が感じられます。
リアルにアレンジされたキャラデザインは、重厚なストーリーにはピッタリ。

謎だらけの敵、その陰謀を阻止するために、それぞれの事情を抱えつつ戦う00ナンバーたち。
特殊能力を駆使した戦闘シーンは大迫力です。

川井憲次の音楽がさらにドキドキ感をあおります。
ちょっと押井的演出が目立った感もありますが…。

全てにおいて、超一級品のサスペンスアクションに仕上がった作品です。

それだけに結末が…どんな理由も言い訳にならないよ、あれは。
せっかく盛り上げるだけ盛り上げて、完全に投げ出してるとしか思えない。
もったいない!
未完のまま終わらせた方がまだマシだったんじゃないか?

ともあれ、ラスト以外は全てにおいて大満足できました。
加えて、フランソワーズの半端無いエロさも大きな見所だったりします。

観て損なし。
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映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」感想

2012-11-01 10:22:24 | 感想
メタリックヒーロー、ギャバン放送30周年を記念して製作された、ファン待望の新作。

伝説のヒーローの名を受け継ぐ、二代目ギャバンの誕生と活躍が描かれています。

…が、正直なところ、少し残念な内容でした。

リアルタイムで見ていたアラフォー世代を意識したのか、ドラマパートが多すぎ。
しかもそのドラマの内容は、非常にありきたりで唐突で、面白いものではありません。
もし子供連れで観にいくつもりの方がいれば、子供が退屈するでしょうから、お勧めできません。

そんなドラマでありながら、敵のデザインなどは、昔の子供番組としての形のままで、このギャップに違和感があります。
そしてせっかくのアクションは、長く続かず、消化不良に感じます。

初代ギャバン役の大葉健二が登場すると、さすがに画面が締まります。
マクー空間でのアクションはさすがです。

しかし、マクー空間でギャバンが蒸着して戦うシーンが無い!
なぜ?
マクー空間では、ベム怪人は3倍の能力があると、怪人本人も言ってるのに、わざわざ出て戦ってるし。
当然、サイバリアンでマクー空間に突入する場面も無い。
というか、サイバリアンに乗ったアクションが少なすぎ。

二代目シャリバン、シャイダーが助っ人に登場しますが、昔とはずいぶん体型が違ってて、あれっ?
昔のテレビシリーズとは別人の設定なので、おかしな話ではないのですが、もう少し何とかならなかったのでしょうか。
スーツの造型の面でも、なんか安っぽいし。
特にシャイダーは、あのスマートさが一切なくなり、ごっつい体に無理やりひっつけた感がひどく、コスプレかと思えちゃうほど。

なんだかなあ。
単純にマクー復活!ギャバンをはじめとする銀河連邦警察が総力をあげて戦う!って感じで、単純にアクション連発で見せてほしかったなあ。
せっかく復活したんだから、今後も定期的に続けてほしいんですけどねえ。

今年1月に公開された「ゴーカイジャーVSギャバン」の方が、1時間という枠にアクションやストーリーが凝縮されて、見ごたえのある内容でした。
すでにDVDが発売されているので、ぜひ見ていただきたいと思います。

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