レポーター:綾子
フィンランド国家の環境に対する姿勢は他の国とは少し変わったすばらしさがある。フィンランドには多くの自然公園や保護区域があるが、国民は公私有地を問わず森の中に入って自然に親しむ権利があると同時に、その自然を守る義務があるというのだ。国民の意識も間違いなく高く、雑誌で見た廃品を利用したエコ商品は、とてもおしゃれでシンプルかつ機能的である。少し値は張るが、良いものを長く使いたいというのがフィンランド人の考え方であるという。
フィンランドの自然はとても厳しい。冬は長く、雪は深い。時には死に直面する場合も決して少なくない。夏には一晩中日が落ちない「白夜」があり、逆に、冬はほとんど日が顔を見せない。だから、フィンランドの人々は太陽の光に当たれることの喜びをかみ締め、その時々を大切にするのだそうだ。自然の驚異や偉大さを、フィンランド人は毎日その肌で感じているのだ。どの森にでも入って、自然と親しみ、暖かい恩恵をうけ、自然を敬い、その逆に、その驚異的な力も日々感じさせられる毎日を送っている彼らは、自分たちは自然に生かされ、また共に生きている、と考えているのである。そういう考え方は日本にいてはあまり感じ得ない。私も自然と共に生きているのだと時々意識してみようと思った。
モデレーターのコメント
学力が世界一で話題のフィンランドを別の視点から指摘した文章で、フィンランドが本来持っていた素晴らしさを教えてくれますね。日本では「使い捨て」文化が横行し、物を大切にするということが忘れられています。「自然に生かされている」「共に生きている」ということをあらためて気づかされました。
ピースキー:(1)生命の尊重 (5)環境保護
フィンランド国家の環境に対する姿勢は他の国とは少し変わったすばらしさがある。フィンランドには多くの自然公園や保護区域があるが、国民は公私有地を問わず森の中に入って自然に親しむ権利があると同時に、その自然を守る義務があるというのだ。国民の意識も間違いなく高く、雑誌で見た廃品を利用したエコ商品は、とてもおしゃれでシンプルかつ機能的である。少し値は張るが、良いものを長く使いたいというのがフィンランド人の考え方であるという。
フィンランドの自然はとても厳しい。冬は長く、雪は深い。時には死に直面する場合も決して少なくない。夏には一晩中日が落ちない「白夜」があり、逆に、冬はほとんど日が顔を見せない。だから、フィンランドの人々は太陽の光に当たれることの喜びをかみ締め、その時々を大切にするのだそうだ。自然の驚異や偉大さを、フィンランド人は毎日その肌で感じているのだ。どの森にでも入って、自然と親しみ、暖かい恩恵をうけ、自然を敬い、その逆に、その驚異的な力も日々感じさせられる毎日を送っている彼らは、自分たちは自然に生かされ、また共に生きている、と考えているのである。そういう考え方は日本にいてはあまり感じ得ない。私も自然と共に生きているのだと時々意識してみようと思った。
モデレーターのコメント
学力が世界一で話題のフィンランドを別の視点から指摘した文章で、フィンランドが本来持っていた素晴らしさを教えてくれますね。日本では「使い捨て」文化が横行し、物を大切にするということが忘れられています。「自然に生かされている」「共に生きている」ということをあらためて気づかされました。
ピースキー:(1)生命の尊重 (5)環境保護