CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

「いま、会いにゆきます」を見て

2006-06-06 07:28:44 | ニュース
レポーター:江里

昨年上映された映画に「いま会いにゆきます」という映画がある。私はこの映画がとても好きで何度も見ている。その映画を見た後はいつも、気持ちが暖かくなり、優しくなる。そうさせる背景には、自然の持つ幻想的な美しさがあると思う。その映画には、森が多く登場する。その中で非現実的なことが起こり、ストーリーが展開されていく。普通だったらありえないことだと分かっているのに、森が出てくることで本当に現実にありそうな気がしてくるのである。
自然というのは、生き物にとって絶対必要なものであるし、またひとを癒してくれるのは、最終的に豊かな自然であると思う。現在、色んな場所で自然が破壊されていて、豊かさというものを失いかけている今だからこそ、自然のすごさというのを実感させてくれる作品は必要だと感じる。
また、この作品では家族のすばらしさが純粋すぎるくらいに描かれている。夫婦愛であったり、親子愛であったり・・・。家族というのはここまで愛し合えるのだと感動する。現在うまくいっていない夫婦、親子でぜひ見てほしいと思う。

モデレーターのコメント
何度も見たくなる映画っていいものですね。特に人間や自然の素晴らしさを表現している映画を観ているだけで心が豊かになります。この映画は家族の愛についてもあたたかく描いていて、コミュニケーションが問題になっている現代においてとても大切な映画になりそうですね。

ピースキー
(3)助け合い  (5)環境保護

メキシコ産牛肉

2006-06-06 07:19:20 | ニュース
レポーター:奈緒美

2003年にアメリカで狂牛病・BSE感染の乳牛1頭が見つかったことから農林水産省と厚生労働省が、アメリカからの牛肉や牛肉加工品などの輸入を停止することを決めました。そしてその後日本は、わずか0.2トンしか輸入がなかったメキシコから601トンという大量の牛肉輸入を開始しました。
しかしメキシコの牛肉は本当に安全なのでしょうか。現に韓国でメキシコ産の牛肉にアメリカ産が混入しているという問題が明らかになり,韓国は輸入を中止しています。日本はこのままメキシコ産牛肉を輸入しつづけていいのでしょうか。政府は本当に国民の安全を保障できるのでしょうか。
食という生きる中で最も大切なことが安心してできない。野菜一つ買うのにも生産場所を一つ一つ確認しなければならない時代。安心して毎日の食事ができるように、この問題について政府はもっと慎重に行動してもらいたいです。

モデレーターのコメント
 アメリカの牛肉については報道などでも大きな問題になっていますので、情報としてすぐに入ってきますが、メキシコ産の牛肉についてはあまり報道されていません。メディアの姿勢としても考えなければなりませんね。韓国政府の姿勢と比較して、日本政府の対応は問題があるようですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (8)民主主義

いまを考える

2006-06-06 07:08:31 | ニュース
レポーター:佳那

 先日、大学のある授業で宮崎駿監督の「となりのトトロ」を見る機会があった。今まで何度か見たことのある映画だったが、今回、この映画が何を伝えたいのかということを考えた。この映画はさつきとめいの姉妹とその家族、地域の人々の様子が描かれている。その中で、めいが誰にも言わずに居なくなり、地域の人みんなで探すというシーンがある。
昔は、地域との交流があり、困った時は、みんなで協力した。しかし、現代の日本に、近所の人のために自分のことのように全力で協力する人はどれくらいいるのだろうか。地域との交流が少なくなってきている現代において、このような光景を見るのは難しいと思う。また、この映画の背景には、たくさんの自然が描かれている。緑でいっぱいである。しかし、現代は自然がどんどん壊されている。
この映画は昔の日本を描いていて、現代の日本では考えにくいことも多くある。しかし、この映画は、現代の人々が忘れかけている、昔の日本の良さを表していると同時に、現代に生きる私たちが考えなければならない問題を提示しているように思う。

モデレーターのコメント
 文明の発達は確かに私たちの生活を便利にしてきましたが、その一方で自然環境を破壊し、結果的に人間の生活を貧しいものにしているのではないかという指摘ですね。21世紀を生きる私たちは本気になってそのことを考えなければならないと思います。
 
ピースキー
(3)助け合い   (5)環境保護

「神様」川上弘美作

2006-06-06 02:09:10 | ニュース
レポーター:るい

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―

ある日隣に越してきたくまが主人公の部屋に挨拶にきて、川原まで散歩に行く。川原で、くまとご飯を食べたり、くまは魚をとったり、ちょっとした世間話をしてみたり。かといって主人公はくまが挨拶にくることに、斜に構えることも無く、自然に起こることを受け入れていくという。
読んでいて、ふと不思議な気持ちになりつつも、常識という観念にとらわれず、また、くまという凶暴と考えられている動物と、人間同士のようにいがみ合うのではなく、たとえばくまが川に入って魚をとるのは、生きるために必要なことのように、互いの長所も短所も受け入れて、自然に打ち解けあうことができると、考えさせられました。
本の世界だけではなく、現実も、互いを認め合い、必要な距離を保っていれば、相手がたとえ凶暴なくまであっても、共存することは難しくないのだと思った。そして、それは人間同士も同じだと思った。互いを受け入れ、認めることができるようにならなければと感じた。

モデレーターのコメント
 著者はこの作品を通じて何を訴えようとしたのか、それを考えながら文章から読み取れることは人間同士の共存でしょうか。クマは単にクマではなく、熊のような外見をしている人間のことだとすればわかるのかもしれません。

ピースキー
(2)非暴力   (3)助け合い  

子どもに携帯電話をもたせる 

2006-06-06 01:53:16 | ニュース
レポーター:みなみ
          
 最近、子どもが被害に遭う事件が増えている。これらの事件から、子どもを一人で外に行かせたくないと、ほとんどの親が思っているだろう。学校の登下校でさえ心配になり、外に遊びに行かせることにも勇気が必要になってしまった。少しでも帰りが遅ければ居ても立ってもいられないだろう。
 その不安を和らげるために、子どもに携帯電話を持たせる親が急激に増えている。親からしてみれば、子どもの居場所を確認でき、何か遭った時には連絡ができるのだから、安心である。子どもからしてみれば、一日も早く手に入れたい携帯電話を親から渡されるのだから、大賛成であろう。
 しかし、本当に子どもに携帯電話を持たせることが、犯罪を未然に防ぐ策になるのだろうか。子どもに携帯電話を持たせることによるデメリットはないのだろうか。子どもを守りたい親の気持ちはよく分かる。だからこそ、子どもに携帯電話を持たせることによって起こる害はないのかを、もう一度考えてみてはどうだろうか。

モデレーターのコメント
 事件が報道されるたびに親は不安になって、目の前の便利なものに心を奪われていきます。携帯電話はとても便利ですが、コミュニケーションの視点から考えるとまた問題が見えてきます。安易に世の中の流れに振り回されないことが大切ですね。

ピースキー
(6)寛容と連帯 

「デルトラクエスト」を読んで

2006-06-06 01:37:56 | ニュース
 レポーター:隼介

 先日、児童書で人気があると言われているデルトラクエストを読んでみました。物語の内容は冒険が中心である。敵である影の王国から平和を取り戻すため主人公のリーフは仲間のバルダ、ジャスミンと共に七つの宝石を探す旅に出るお話である。途中家族の安否を心配するシーンなどもあり、家族の大切さを窺える話でもある。
 児童書と言う事もあり最後は必ず宝石を手に入れてまた次の宝石を探すと言う単純な話の繰り返しの中で、お話ごとに笑いあり、涙ありの旅の中で成長していく主人公達の姿が描かれている。
 冊数はたくさんあるため手を出しにくいと感じる事もあるとは思いますが、文字も大きく話の内容も難しくないので、読みやすいと思います。彼らが物語の中で助け合い、他人とかかわりあい、冒険を続けていく事は、非日常の中に私達の日常と深いかかわりがあるのではないでしょうか。
 家族愛を物語を通して伝えたいのではないかと私は思います。

モデレーターのコメント
 児童書にもなかなか内容のあるものもありますね。「デルトラクエスト」もその一つで、大いに読みたいですね。家族の大切さをしっかりと伝えるような題材は少なくなっていますので、これを機会に家族の事を考えてみたいですね。

ピースキー
(3)助け合い  

戦争の語り継ぎ

2006-06-06 01:24:25 | ニュース
レポーター:麻友

私は中学か高校のときに、国語の授業で黒い雨をよみ、その後で身近にいる戦争体験者に、戦争がどんな様子だったかを聞きレポートにして出す、ということをしました。私は祖父母に話をきいたのですが、その内容はとても悲惨で本当にあったのか疑ってしまうほどでした。
しかし、私はその戦争の話を体験者から直に聞けてよかったと思います。これから先、日本には戦争の恐ろしさを自身で体験した人がいなくなってしまいます。今後、二度と同じ事を繰り返さないように戦争がどのようなものなのか、どんなに恐ろしいことなのかをどのようにして語り継いでき、今後の平和をどのように築いていくのかが大切だと思います。

モデレーターのコメント
 国語の授業でそんなことをやったというのは素晴らしいですね。確かに戦争体験者これからますます少なくなっていきます。一人一人が戦争の悲惨さを語り継いでいくことが大切ですね。「今後の平和をどのように築いていくのか」これは世界中の課題ですね。

ピースキー
(2) 生命の尊重 (3)助け合い