CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

「戦場のピアニスト」

2006-06-08 19:34:31 | ニュース
レポーター:果奈夢

2003/02/15 148 分 製作国:フランス/ドイツ/ポーランド/イギリス
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロナルド・ハーウッド 
原作:ウワディスワフ・シュピルマン

実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝を映画化したもので、シュピルマンがナチスドイツの侵攻の中ゲットーに潜み第二次世界大戦を生き延びるという物語。廃墟と化したゲットーで、シュピルマンは一人のドイツ将校に見つかってしまう。廃墟の中でピアノを引くシュピルマンと、ドイツ将校がそれを見て彼を助けるシーンはとても心に深く響くシーン。派手な演出は抑えられ、戦争中の恐怖や悲しみ、音楽に支えられながら行き続けるシュピルマンの様子がリアルに綴られている。
この映画は、ナチスと勇敢に戦った英雄の話しではなく、戦争によって家族と引き離され、奇跡的に生き延びた一人の人物の話だが、そこにこそ戦争の悲惨さがより現実的に伝わってくるように感じる。彼を助けた人々の中にはドイツ人もいて、なかでもドイツ将校が助けてくれた事実など、人種が違うという理由で戦争が起きる事の無意味さと、人種が違えども友になれるという事実を強く気づかせてくれる。

モデレーターのコメント
 本当に素晴らしい映画ですね。自らの体験を映画化したということですが、暗い戦争の時代にもこのような人々が存在したということは誇りですね。でもそれだけに戦争を引き起こすようなことを何としても阻止しなければなりません。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (2)非暴力  

9.11

2006-06-08 19:19:44 | ニュース
レポーター:奨一朗

2001年9月11日ニューヨークで同時多発テロという衝撃的な事件が世の中を取り巻いた。ちょうど、この時は高校1年生で夏休みが明けてすぐに起きた事件だったのでハッキリと事件の事を覚えている。
だが何が起きていて何が大変なのか正直わからなかった。TVでの映像は見るに絶えがたかったが、普通に授業は進むし普通に時が過ぎていった。きっと先生にも何が起きているのか分からなかったのだろう。
俺が高校生の時は、とにかく衝撃的な国際的事件がやたらと多かった。日本人がイラクに行って武装集団に捕まり銃を向けられるという事件&映像が流れたりして、「自己責任」という言葉が流行った。
そして浪人して予備校に入り、大学受験のための勉強に励んでいた頃、予備校の授業で9.11の事を取り上げたりするなどして当時よりも関心が持てたし、TVの特集で9.11の事が放送されていた時にはその番組を見て色々と考えさせられたりしていた。
いつのまにか平和について考えていた。大学に入ったら平和を訴えるような事に打ち込みたいなと思っていた。歌で平和を訴える事もできるし、写真を通してでも訴える事ができるなと思って浪人時代の時に考えて勉強していたなと思い返した。自分は表現学部という学部のある大学に進学した。何かで平和を表現し、平和を訴えられる表現者になりたいと思い日々を過ごしています。より多くのすばらしい映画を観たり、より多くのすばらしい音楽を聴いたりすることが第一歩なのかもしれないと思っています。

モデレーターのコメント
 いろいろな意味で「9.11」は世界中に平和のもつ意味を考えさせてくれました。アメリカは暴力に対して暴力で対抗する方向に大きく傾き、アフガニスタンやイラクへの攻撃の口実として使いました。一方では世界中の人々が暴力に反対するために連帯する集会を開き、1000万人以上が同じ日に平和のための活動を行うことが実現しています。自分のできるところで平和のための活動を進めようとしていることは素晴らしいことです。

ピースキー:
(2)非暴力  (6)寛容と連帯  

男女アルバイト均等法

2006-06-08 19:06:02 | ニュース
レポーター:清佳

今年の四月、アルバイト先の居酒屋が潰れたのをきっかけに、私は新しいアルバイトを探していた時期がありました。大抵の募集要項は次の通りです。「アルバイト募集 ①調理②接客 11:00~23:00の間、応相談」そして、私たちにとって最大の要点であろう時給の値段が表記されています。問題は、“①調理②接客”です。大抵、①の調理というのはキッチンでの仕事、②の接客というのはホールでの仕事を指しますが、多くの場合雇用者は特別な理由がない限り、①に男性を、②に女性を雇用します。同じように、スーパーマーケットの場合、「品出し」という商品陳列の作業に男性を、レジに女性を雇用するのです。全てではないにしろ、そのような傾向が窺えました。また、酷い時には募集要項にはっきりと「①品出し―男子 ②レジ―女子」との記載があるところもあったのです。今まで経験したアルバイトも、最近始めたアルバイトも同じでした。
 もし、私(女)が調理や品出しを望んだ場合、私はどうなってしまうのでしょう。それを理由に雇ってもらえなかったとしたら(或いは暗に募集分けされている現状も)、アルバイトの募集は男女雇用機会均等法に違反しないのでしょうか。
                             
モデレーターのコメント
 そもそも男女で分ける必要があるものは何でしょうか。子どもを産むことは女性にだけしかできないことですが、それ以外は男女どちらがやっても良いはずです。差別をつくることによって人間を分断するのは支配者の常套手段です。それを見抜いて男女の連帯を築いていくことが今こそ必要ですね。そんなことを教えてくれた記事です。


ピースキー:
(7)男女の平等 (8)民主主義

映画『コラテラル・ダメージ』

2006-06-08 17:39:57 | ニュース
レポーター:炎

あなたはテロで大切な人を失ったらどうしますか?
ロサンゼルス消防庁の消防隊長を務めるゴーディー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、目の前で起こったテロによって最愛の妻と子どもを失ってしまう。ゴーディーは爆発直前に犯人を目撃、その情報を当局に伝えるが、政府に犯人を捕らえる意志がないことを知る。そこには、国家の目的のために多少の犠牲はやむを得ないという“コラテラル・ダメージ”の考えが働いていた。国家に裏切られたゴーディーは、ついに自らの手で犯人への裁きを下す決意をする…。
作品中ゴーディーが自ら仕掛けた爆薬の近くに民間人が通り、彼は一瞬迷うものの民間人を助けテロリストを逃がしてしまうという場面がある。それは「復讐」という二文字に支配されていた彼が人間らしさを取り戻した瞬間である。しかし、テロや“コラテラル・ダメージ”(目的の為の犠牲)のことを考える為には、テロリスト側の描写が少ない。ハリウッド映画にありがちな「やられたら、やりかえす。」というアメリカらしい一種の忠告を表している映画だけで終わらずに、なぜテロが起きるのか。本当に“コラテラル・ダメージ”(目的の為の犠牲)は必要なのか。あなたの目で確かめ、考えて欲しい作品だ。

モデレーターのコメント
 コラテラル(collateral)とは「付随する」とか「見返りの」という意味ですね。「コラテラル・ダメージ」は軍隊等で使用される用語で「戦争が理由で被害を二次的に受けた人や施設」という意味で使われています。この映画を非暴力の観点から評価するとどのようになるでしょうか。主人公は当初暴力に対して暴力で対応しようとしていましたが、それを乗り越えていく過程がありますね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (2)非暴力   

「いま、会いにゆきます」を見て

2006-06-06 07:28:44 | ニュース
レポーター:江里

昨年上映された映画に「いま会いにゆきます」という映画がある。私はこの映画がとても好きで何度も見ている。その映画を見た後はいつも、気持ちが暖かくなり、優しくなる。そうさせる背景には、自然の持つ幻想的な美しさがあると思う。その映画には、森が多く登場する。その中で非現実的なことが起こり、ストーリーが展開されていく。普通だったらありえないことだと分かっているのに、森が出てくることで本当に現実にありそうな気がしてくるのである。
自然というのは、生き物にとって絶対必要なものであるし、またひとを癒してくれるのは、最終的に豊かな自然であると思う。現在、色んな場所で自然が破壊されていて、豊かさというものを失いかけている今だからこそ、自然のすごさというのを実感させてくれる作品は必要だと感じる。
また、この作品では家族のすばらしさが純粋すぎるくらいに描かれている。夫婦愛であったり、親子愛であったり・・・。家族というのはここまで愛し合えるのだと感動する。現在うまくいっていない夫婦、親子でぜひ見てほしいと思う。

モデレーターのコメント
何度も見たくなる映画っていいものですね。特に人間や自然の素晴らしさを表現している映画を観ているだけで心が豊かになります。この映画は家族の愛についてもあたたかく描いていて、コミュニケーションが問題になっている現代においてとても大切な映画になりそうですね。

ピースキー
(3)助け合い  (5)環境保護

メキシコ産牛肉

2006-06-06 07:19:20 | ニュース
レポーター:奈緒美

2003年にアメリカで狂牛病・BSE感染の乳牛1頭が見つかったことから農林水産省と厚生労働省が、アメリカからの牛肉や牛肉加工品などの輸入を停止することを決めました。そしてその後日本は、わずか0.2トンしか輸入がなかったメキシコから601トンという大量の牛肉輸入を開始しました。
しかしメキシコの牛肉は本当に安全なのでしょうか。現に韓国でメキシコ産の牛肉にアメリカ産が混入しているという問題が明らかになり,韓国は輸入を中止しています。日本はこのままメキシコ産牛肉を輸入しつづけていいのでしょうか。政府は本当に国民の安全を保障できるのでしょうか。
食という生きる中で最も大切なことが安心してできない。野菜一つ買うのにも生産場所を一つ一つ確認しなければならない時代。安心して毎日の食事ができるように、この問題について政府はもっと慎重に行動してもらいたいです。

モデレーターのコメント
 アメリカの牛肉については報道などでも大きな問題になっていますので、情報としてすぐに入ってきますが、メキシコ産の牛肉についてはあまり報道されていません。メディアの姿勢としても考えなければなりませんね。韓国政府の姿勢と比較して、日本政府の対応は問題があるようですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (8)民主主義

いまを考える

2006-06-06 07:08:31 | ニュース
レポーター:佳那

 先日、大学のある授業で宮崎駿監督の「となりのトトロ」を見る機会があった。今まで何度か見たことのある映画だったが、今回、この映画が何を伝えたいのかということを考えた。この映画はさつきとめいの姉妹とその家族、地域の人々の様子が描かれている。その中で、めいが誰にも言わずに居なくなり、地域の人みんなで探すというシーンがある。
昔は、地域との交流があり、困った時は、みんなで協力した。しかし、現代の日本に、近所の人のために自分のことのように全力で協力する人はどれくらいいるのだろうか。地域との交流が少なくなってきている現代において、このような光景を見るのは難しいと思う。また、この映画の背景には、たくさんの自然が描かれている。緑でいっぱいである。しかし、現代は自然がどんどん壊されている。
この映画は昔の日本を描いていて、現代の日本では考えにくいことも多くある。しかし、この映画は、現代の人々が忘れかけている、昔の日本の良さを表していると同時に、現代に生きる私たちが考えなければならない問題を提示しているように思う。

モデレーターのコメント
 文明の発達は確かに私たちの生活を便利にしてきましたが、その一方で自然環境を破壊し、結果的に人間の生活を貧しいものにしているのではないかという指摘ですね。21世紀を生きる私たちは本気になってそのことを考えなければならないと思います。
 
ピースキー
(3)助け合い   (5)環境保護

「神様」川上弘美作

2006-06-06 02:09:10 | ニュース
レポーター:るい

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―

ある日隣に越してきたくまが主人公の部屋に挨拶にきて、川原まで散歩に行く。川原で、くまとご飯を食べたり、くまは魚をとったり、ちょっとした世間話をしてみたり。かといって主人公はくまが挨拶にくることに、斜に構えることも無く、自然に起こることを受け入れていくという。
読んでいて、ふと不思議な気持ちになりつつも、常識という観念にとらわれず、また、くまという凶暴と考えられている動物と、人間同士のようにいがみ合うのではなく、たとえばくまが川に入って魚をとるのは、生きるために必要なことのように、互いの長所も短所も受け入れて、自然に打ち解けあうことができると、考えさせられました。
本の世界だけではなく、現実も、互いを認め合い、必要な距離を保っていれば、相手がたとえ凶暴なくまであっても、共存することは難しくないのだと思った。そして、それは人間同士も同じだと思った。互いを受け入れ、認めることができるようにならなければと感じた。

モデレーターのコメント
 著者はこの作品を通じて何を訴えようとしたのか、それを考えながら文章から読み取れることは人間同士の共存でしょうか。クマは単にクマではなく、熊のような外見をしている人間のことだとすればわかるのかもしれません。

ピースキー
(2)非暴力   (3)助け合い  

子どもに携帯電話をもたせる 

2006-06-06 01:53:16 | ニュース
レポーター:みなみ
          
 最近、子どもが被害に遭う事件が増えている。これらの事件から、子どもを一人で外に行かせたくないと、ほとんどの親が思っているだろう。学校の登下校でさえ心配になり、外に遊びに行かせることにも勇気が必要になってしまった。少しでも帰りが遅ければ居ても立ってもいられないだろう。
 その不安を和らげるために、子どもに携帯電話を持たせる親が急激に増えている。親からしてみれば、子どもの居場所を確認でき、何か遭った時には連絡ができるのだから、安心である。子どもからしてみれば、一日も早く手に入れたい携帯電話を親から渡されるのだから、大賛成であろう。
 しかし、本当に子どもに携帯電話を持たせることが、犯罪を未然に防ぐ策になるのだろうか。子どもに携帯電話を持たせることによるデメリットはないのだろうか。子どもを守りたい親の気持ちはよく分かる。だからこそ、子どもに携帯電話を持たせることによって起こる害はないのかを、もう一度考えてみてはどうだろうか。

モデレーターのコメント
 事件が報道されるたびに親は不安になって、目の前の便利なものに心を奪われていきます。携帯電話はとても便利ですが、コミュニケーションの視点から考えるとまた問題が見えてきます。安易に世の中の流れに振り回されないことが大切ですね。

ピースキー
(6)寛容と連帯 

「デルトラクエスト」を読んで

2006-06-06 01:37:56 | ニュース
 レポーター:隼介

 先日、児童書で人気があると言われているデルトラクエストを読んでみました。物語の内容は冒険が中心である。敵である影の王国から平和を取り戻すため主人公のリーフは仲間のバルダ、ジャスミンと共に七つの宝石を探す旅に出るお話である。途中家族の安否を心配するシーンなどもあり、家族の大切さを窺える話でもある。
 児童書と言う事もあり最後は必ず宝石を手に入れてまた次の宝石を探すと言う単純な話の繰り返しの中で、お話ごとに笑いあり、涙ありの旅の中で成長していく主人公達の姿が描かれている。
 冊数はたくさんあるため手を出しにくいと感じる事もあるとは思いますが、文字も大きく話の内容も難しくないので、読みやすいと思います。彼らが物語の中で助け合い、他人とかかわりあい、冒険を続けていく事は、非日常の中に私達の日常と深いかかわりがあるのではないでしょうか。
 家族愛を物語を通して伝えたいのではないかと私は思います。

モデレーターのコメント
 児童書にもなかなか内容のあるものもありますね。「デルトラクエスト」もその一つで、大いに読みたいですね。家族の大切さをしっかりと伝えるような題材は少なくなっていますので、これを機会に家族の事を考えてみたいですね。

ピースキー
(3)助け合い  

戦争の語り継ぎ

2006-06-06 01:24:25 | ニュース
レポーター:麻友

私は中学か高校のときに、国語の授業で黒い雨をよみ、その後で身近にいる戦争体験者に、戦争がどんな様子だったかを聞きレポートにして出す、ということをしました。私は祖父母に話をきいたのですが、その内容はとても悲惨で本当にあったのか疑ってしまうほどでした。
しかし、私はその戦争の話を体験者から直に聞けてよかったと思います。これから先、日本には戦争の恐ろしさを自身で体験した人がいなくなってしまいます。今後、二度と同じ事を繰り返さないように戦争がどのようなものなのか、どんなに恐ろしいことなのかをどのようにして語り継いでき、今後の平和をどのように築いていくのかが大切だと思います。

モデレーターのコメント
 国語の授業でそんなことをやったというのは素晴らしいですね。確かに戦争体験者これからますます少なくなっていきます。一人一人が戦争の悲惨さを語り継いでいくことが大切ですね。「今後の平和をどのように築いていくのか」これは世界中の課題ですね。

ピースキー
(2) 生命の尊重 (3)助け合い

「最近やっと実感しました」 

2006-06-04 01:02:26 | ニュース
レポーター:真実

朝の忙しい時間、朝食を食べながらニュースを見ていると、気が付けば毎日のように殺人事件が報道されているように思う。意識し始めたからかな?など思いましたが、実感し始めていることではないかと思います。それは事件が起こった場所が、今までは、身近でない場所で起こっていて、ニュースを見ても他人事のようにしか思わなかった。
しかし、最近になってひとつ隣の市で、小学生が不審者に刃物で切り傷を負わせた。という事件がテレビのニュースではなく、母から聞いた。母も近所の人から聞いたらしく、口コミ情報が一気に広まり、ニュースで事件を知るより、ゾット恐怖を覚えた。事件に巻き込まれた子は軽症ですんだものの、まだ犯人は捕まっていないと聞き、外に出るのが怖くもなった。
ニュースで報道されているのは、数あるうちにしかないのではないか、報道されず、世間に知られていない事件が山のようにありそうだ。
子どもたちを犯罪から守る、子どもだけでなくすべての人を守るにはもっと、情報を知らせる必要があると思う。しかし情報という形ではなく、地域ぐるみの関係、近所付き合いが鍵を握りそうに思います。今の地域社会そのものが昔の関係とは違っているので、メディア関係の情報に頼らざるを得ないのではないのでしょうか?

モデレーターのコメント
 確かに最近のニュースには殺人事件が多く報道されているような感じがしますが、実際に警察のデータでは昔に比べて少なくなっているそうです。報道によって強い印象を与えていることがあるように思います。「地域ぐるみの関係、近所付き合いが鍵を握る」という分析はその通りですね。どうやってそれを作っていくのかが課題だと思います。

ピースキー
(1)生命の尊重 (3)助け合い

『バトルロワイアル』を観て

2006-06-04 00:46:03 | ニュース
レポーター:裕梨

 私は、高校生の頃『バトルロワイアル』をビデオで借りてみた。残虐なものだとは思う。しかし、この映画を2回見て人間の醜さや、生への執着心がとても感じられた。そして、感動もした。醜さや、裏切りなどもあったが、友達を信じる心、愛、など様々なものが取り込まれているものであった。
 自分がこの立場に立ったら…友達を信じることは出来るだろうか。自分は信じてもらえるだろうか。どうやって生き残るのか。本当に色々なことを考えさせられたように思う。色々なことを考えたと同時に、「命の大切さ」について改めて学んだ気がした。
 これは、R15指定だが中学生くらいからの子どもたちには見てもらいたいと私は思う。簡単に人を殺したり、自殺したりしてはいけない。今ある命はとても大切にしなければならないものだということ、そしてとても儚いものであるということ。それを、しっかりと知っておいてもらうために。

モデレーターのコメント
 『バトルロワイヤル』は表面的には殺人の連続で、小さな子どもに見せるのは問題があるといわれています。レポーターのように内容をよく読みとって見ることができれば、「命の大切さ」を学ぶ材料になるのですね。

ピースキー
(1)生命の尊重

長崎平和資料館の出会いによって

2006-06-04 00:24:24 | ニュース


 レポーター:絵美

高校の修学旅行にて、長崎平和資料館へ行きました。そこで私が見たものは、悲惨な戦争によって残った様々な遺品たちでした。ボロボロになった服、焼け爛れた空きビン、戦争の様子がとらえられた写真。見ていて本当に辛いものがありありました。友人の中には見ていられないと言う人もいました。若い人にとっては見ていて心の痛むようなものばかりでした。
しかし私はそこで、自分たちの国で起こった事を直視できなし我々若者に対し、自分の国のことではないのに真剣になって資料館をまわる外国の方々をみました。お互いに展示物を指差しながら色々と話している様子。言葉はわからないまでも、その外国の方々はとても真剣な眼差しでそれら展示物を見ていることは私たちにも良くわかりました。それら外国の方々を見ていて、目の前に広がっている現実を直視できていない自分たちに羞恥心すら感じました。
その後は私たちも真剣に、そして逃げることなくその戦争と言う過去に起こっていた、そして今でも世界で起こっている現実を直視する事が出来ました。この平和資料館での外国の方々との出会いがあったからこそ私たちはしっかりと現実を見れたのだと思います。

モデレーターのコメント
真実を直視することは時にはつらいこともありますが、どんなにつらくてもしっかりと見る必要がありますね。外国の方々の姿勢からそれを学んだことはとても大きな意味があります。多くの人がそうした姿勢を持てば二度と長崎のようなことはおこらないのではないでしょうか。そんな意味を教えてくれる記事でした。

ピースキー
(1)生命の尊重(4)人の話に耳を傾ける