CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

家の灯り

2007-01-23 20:05:39 | その他
レポーター:ねこ

 この前まで、妹の帰宅が遅い日々が続きました。最初は、高校生だから学校終わったらどこかへ行って遊んでいるのかと思っていましたが、少しずつそれは、違うのかと考え始めました。
わたしの両親は、共働きをしているので、2人とも帰宅が遅く、姉も仕事がありわたしも学校が忙しく帰宅が遅くなってしまいます。そうなると、授業と部活が終わって帰れば、高校生の妹が家族の中で1番先に帰宅する事になります。
 わたしが出掛けて、家に帰った時、家には誰もいなく真っ暗でした。家の中に誰もいないのはとても寂しく感じました。学校から帰宅して、家に灯りがついていると安心するし、家に誰かがいるので嬉しく思いました。
 その時に思ったんです。妹の帰宅が遅い理由を・・・。妹は、家に帰っても誰もいないから、帰宅が遅いのかと思いました。だから、これからは出来るだけ早く家に帰るようにして、一緒に話したり遊んだりしたいな、と思いました。

モデレーターのコメント
 誰でも1人でいることは寂しいことで、自分の家族も同じです。妹の寂しさに気付いてあげたことはとても大事なことですね。妹に限らず回りの人々に声をかけるようにできたらいいですね。


ピースキー
(3)助け合い   (4)傾聴 

『後悔…そして決意』

2007-01-23 18:58:23 | その他
レポーター:悠夏

1月9日は祖母の誕生日。その祖母は、昨年の5月に亡くなった。昨年の誕生日には、妹とともに作ったバースデーカードをプレゼントしたが…今年は仏壇に向かって『おめでとう』と言うのみとなった。
 私は、1歳のころから中学2年まで、祖母がグループホームに入るまでの間、祖母と一緒に暮らしていた。その間、私は祖母と衝突してしまうことが度々あり、イライラとしてしまうことも多々あった。相性が悪かったのだろうか…。しかし、それよりも、私の祖母への接し方に問題があったと深く反省する。私はかっとなるとすぐに怒りを露わにして怒り、怒鳴ったりしていた。祖母が反論してきたならば、さらに怒りが増し、益々激しく怒り祖母へとぶつかっていった。私は、祖母は私のことがあまり好きではないのかもしれない…と考えてしまうこともあった。
 しかし、思い返してみると、祖母との素敵な思い出もたくさんある。祖母はよく私を連れて外出した。他にも、私が喜ぶだろうと思うことをたくさんしてくれた。私は、その祖母の優しさに気づくことが出来なかった。祖母は祖母なりに私のことを思ってくれていたのだろう。
祖母がグループホームに入ってからは、会えるのは月に1度あるかないかになった。たまに会える少しだけの時間くらいは優しくいられるようにと心に誓い、私の祖母への関わり方は少しずつ変わっていったと思う。でも、もっと優しくすれば良かった…優しくできたのに…と後悔は尽きない。
 これから先、こんな後悔が残らないよう、人に優しく思いやりを持って生きていきたい。また、人の優しさ・思いやりにきちんと気付き、感謝できる人でありたい。


モデレーターのコメント
 人のやさしさはいなくなってはじめて分かることもあります。いなくなるまでは嫌に思っていても自分に問題があったと気付くこともあります。大事なことはその優しさに気付いたときに自分が変われることだと思います。それを示してくれたことはありがたいことです。


ピースキー
(1)生命の尊重  (4)傾聴   (6)寛容と連帯   

ちいさな幸せ

2007-01-23 18:09:43 | その他
レポーター:白梅

 大学進学と同時に上京してまる二年経とうとしている。右も左も分からないような状態での上京は不安だらけ。よくこんなところに学校があるよなぁと思っていたら、もう二年経ちそう。二年間いろいろあったけど、いろいろなことを学び、大学生活も半分の折り返しのところで、これまでを振り返ってみることにした。
 一人暮ししてみて、家族ってやっぱり大事なんだなって思う。以前は炊事、掃除、洗濯、みーんな、母さん、ばあちゃんに任せっきりだったっけ。それもあるけど、やっぱり近くにいる人が大切って思う。一人なら母さんの小言もないし、弟のいろんなワガママに付き合うこともない。そんな今では、なれたけどやっぱり一人で寂しいときもある。
 帰省したときは、ダラダラしたーいと思ったけれど、なぜか悲しい性か、掃除、炊事、自然に手伝っていた。「あんた、よう、そんな手伝いするようになったわね」なんて母さんに言われるけれど、「もう慣れたし」と返す。いくつになっても子供扱いするのは母さんのいい所でもあり、悪いところでもある。そのせいで、弟と母さんはいつも言い合いをする。そのやり取りを見て、私は昔母さんに言われていた説教文句で、弟を叱るのだった。
 
 家族を大切にするって当たり前、と私は思う。しかし、悲しい事件は毎日起こる。同じ屋根の下、仲良くみんな面白おかしく暮らせたら日本はハッピーな国になるのに。暗い気持ちを小さな幸せで明るくして、平和でハッピーな世の中にしていきたいと思う。そんな小さな幸せを、私はいつでも持っていたいし、ちいさな子どもたちに持たせてあげたいと思うのである。

モデレーターのコメント
 人の大切さはその人がいなくなってはじめてわかるということが言われます。大学で下宿をしてあらためて家族の大切さを認識したことはとても意味のあることだと思います。そんな人間関係をどのように築いていくのか考えなければなりませんね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   (4)傾聴 

非暴力について

2007-01-23 17:54:17 | その他
レポーター:M.K

 修学旅行で長崎の原爆資料館に行ったときのことです。資料館のなかは、悲惨な写真ばかりありました。親を探し泣いている子ども、原爆の被害により肌がただれて苦しんでいる人の様子、思わず目を塞ぎたくなるようなものばかりでした。曲がってしまった瓶、砕けた瓦、パネルには戦争の被害の大きさ、苦しみ辛さが語られていました。資料館からでたあとも、気分が落ち込んでいたほどです。
 戦争の悲惨さは、本や映画、歌などで訴えられています。戦争で腕や足を失った人、大切な人を失った人、苦しみながら死んだ人‥戦争がもたらすのは悲しみと憎しみだけです。その悲惨さは、辛くても決してなかったことにはしてはいけません。その辛さを覚えているからこそ、平和がいかに大切なことかわかるとおもいます。
 自分がいつ死ぬかにも怯えず、食べるものにも着るものにも困らず生きていること、家族や友達がいる当たり前の生活を送っています。でも、その下積みには多くの犠牲の上に成り立っています。自虐的な言い方かもしれないけど、私は戦争の悲惨さを忘れてはいけないと思います。「暴言ではなく、歌を」、「暴力ではなく、優しさ」を選べる人になれるかもしれません。大題的でなくてもいい、か細
い声でも自分の想いをもっていればいいと思います。それが、長崎の原爆資料館で学んだことです。

モデレーターのコメント
 長崎の原爆資料館もリニューアルされて展示も見やすくなりました。でもここで起こったことは変わりません。多くの人がなくなり、今でもその後遺症に苦しんでいます。「か細い声でも自分の思いを持つこと」は本当に重要ですね。二度とこうしたことを起こさないようにしましょう。

ピースキー
(1)生命の尊重  (2)非暴力     

タイタニック

2007-01-23 17:48:14 | 映画・ビデオ
レポーター:ひろみ


 誰もが知っている超有名な映画『タイタニック』は、私が大好きな映画です。決して沈まないと言われた豪華客船タイタニック号で、死を目の前にした人々の助け合いが描かれています。映画の中で流れているBGMが、見ている人の涙をより一層誘うものになっています。
 自分が死というものを目の前にしたときに、他人を思いやることができるのか・・・悲しいけど無理だと思う。自分がどうやったら助かるかしか考えられないと思います。でも映画では、人々を少しでも落ち着かせようと死ぬ直前まで楽器を弾き続けていたり、子どもに怖い思いをさせないように絵本を読んで寝かせてあげていたり、誰だって死ぬは怖いはずなのにすばらしいなと感動しました。

モデレーターのコメント
 「タイタニック」の映画は様々な人間ドラマを含んでいて、それがまた映画の素晴らしさを確固たるものにしています。自分が死を目前にしてどのように対処すべきか教えてくれる映画ですね。


ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   (7)男女の平等

「あなたがうまれたとき」を読んで

2007-01-23 17:43:09 | 
レポーター:千尋

私はこの絵本を20歳になってから読みました。部屋の掃除をしていたときにクローゼットの奥からでてきたんです。作者が私と同じ名前だったので惹かれて読んでみました。その絵本にはほぼ赤ちゃんの絵しか描いてありません。自分で文章を書き込んでいくタイプの本でした。その本の中には私が生まれたときのことが母親の字で書かれていました。

□何月何日何時 陣痛が始まりました。どんどん陣痛の間隔が狭なってきました。もう少しであなたに会えます。楽しみです。
□あなたに名前ができました。千尋にしました。お父さんときめました。尋は海の深さを測る単位、海の深さのように心が広い子に育ってほしいと思って付けました。
□何月何日 初めて立ちました。嬉しそうに立つ姿を見てお母さんも嬉しくなりました。涙が出ました。

途中書いてないところもあったけれど、両親が自分を思う気持ちが伝わってきて涙が出ました。号泣です。今まで両親に迷惑かけたこと、心配させたこと、申し訳なく思いました。そしてとても感謝しました。自分も子どもを授かったら書きたいですね。

モデレーターのコメント
 あなたの両親のように子どものことを思えたら、きっと虐待やいじめなんかなくなっていくのではないでしょうか。私たちもこうした気持ちを持てるようになりたいですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   (6)寛容と連帯  

私の住む街

2007-01-23 17:33:23 | その他
レポーター:洋輔

私の住んでいるところは、緑の山々があり、きれいな川が流れていて、とても静かで居心地よい場所である。春には花が咲き、小鳥がさえずる。夏には蛍が飛び回り、秋には紅葉で山が赤茶色に染まる。冬には空一面に星が輝く。このような絵に描いたようなところに住んでいる。
街場からきた友達は「ほんと、何もないところだな」と口をそろえて言う。それもそのはず、駅には自動改札がなく、近くにある店はコンビニが一軒しかない。でも、帰る時友達は、「またくるわ!」と言って帰っていく。そのくらい、居心地のよいところだと私も思う。
しかし、ここ10年で急速に変化している。まず、道路が舗装され、建売の家がどんどん増えて、店が建てられはじめた。これらの変化にともない、子どもたちの遊ぶ場所が目に見えるように減っている。また、小学生以下のこどもの人数も減っており、私の通っていた小学校の児童数は、半分くらいになっている。このように、とてもよい環境が悪化しつつあるのが、現状である。
その中で、昔から変わらないことが1つだけある。それは、地域の人々のつながりである。なにか行事があると、どこかの家に集まり朝から晩までワイワイ盛り上がっている。だれか病気をしたときは、自分のことのように心配しあう。このような地域のつながりは、都会では見ることはむずかしいだろう。しかし、このような姿が本当の地域のあり方ではないだろうか。私は、これから先も大切にし、このすばらしい環境を受け継ぎ、次の世代へと伝えていきたい。

モデレーターのコメント
 自然の素晴らしさと人のつながりはいずれも人間にとって欠かすことのできないものです。そうした生活を大事にしようとする著者の気持ちが伝わってきます。これからの決意も含めて人間社会の
あり方を教えてくれる文章です。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い  (5)環境保護   

心から大切な人はいますか・・・?

2007-01-23 17:26:23 | 映画・ビデオ
レポーター:さゆこ

「私の頭の中のケシゴム」を見て永久の愛に触れたように感じた。幸せな恋人同士の二人が結婚し、本当に幸せな結婚生活を送っていたが、もうすぐ新居を建てるという時期に奥さんの行動がおかしくなってきた。最初は誰にでも見られる忘れっぽさだけだったが、徐々に家の方角、携帯の使い方なども分からなくなり、最後には自分が誰かもわからなくなってしまう。少しづつ自分の中から消えていく愛する人との思い出・・・その恐怖と戦う彼女の不安と絶望は図りしれないものだと思う。そんな彼女をたった一人で支える夫の一途な愛・・・「たとえ自分を忘れても永遠に君を愛してる」・・・
 お互いが本当に「大切な人」だということがスクリーンを通じて強く伝わってくる。もし私自身が病気になったとき、スクリーンの中の彼のように一途に想ってくれる人がいるだろうか、また私は自分のことを徐々に忘れていく人を最後まで一途に想えるか、そう考えると二人の愛がとても羨ましく思った。おかれている状況はどんな夫婦より絶望的なのに、逆に最高の夫婦のような気さえしてくる。・・・「なにもかも忘れてしまってもあなたを愛しています」・・・こんな想いをもてる相手に出会いたいと強く感じた。

モデレーターのコメント
 「たとえ自分を忘れても永遠に君を愛してる」といえるほど相手のことを尊重できるのはなぜでしょうか。そんな素晴らしさを教えてくれる映像に触れることは素晴らしいことですね。様々な障害を乗り越えて達する心の状態です。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   

「美女と野獣」ちょっと一言・・・

2007-01-23 17:07:56 | 映画・ビデオ
レポーター:ショートっ子

この間、授業で『美女と野獣』を観ました。以前観たときよりも素晴らしい作品だと感じました。ここでは、親子愛、恋愛、友情など多くの愛をテーマに物語が展開されています。自分を犠牲にしてまで、愛する人を守り抜く姿に何度も心を打たれました。相手の気持ちを考えず、自らの思いばかりを押し通していては、けして幸せになれないとこの物語を通して感じました。
誰かを愛することで、人は優しくなり自然と笑顔でいられます。私は、人はみな優しい心をもち、温かい笑顔持っていると思います。最近の世の中では、目をそむけたくなるような事件ばかり起こっています。加害者の人たちに、誰かを愛しまたは愛されて優しい心を取り戻してほしいと、私は願います。この映画から、人を愛することが改めて素晴らしいことだと感じました。

モデレーターのコメント

 授業でたまたま見た映画で、「愛」の素晴らしさを再認識するという記事ですが、このディズニーバージョンの「美女と野獣」は原作とはすこし違いますが、原作とは違った意味で印象に残りますね。人を愛することの素晴らしさを教えてくれます。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い   (4)傾聴 

:「ありがとう」の言葉を大切に

2007-01-23 16:41:13 | その他
レポーター:にゃこ太

ファミリーレストランでアルバイトをしていたとき、ある親子に出会った。小学生くらいの男の子とそのお母さんでご飯を食べにきていた。ふと気が付くと、男の子がお母さんの隣に立ち何かを訴えていた。お母さんは優しくアドバイスをしているようだった。「どうしたのだろう?」と思いつつ、たまたま親子の近くに行った。
近くに行くと、男の子から何かを求められるような視線を感じた。そこで近づいて「どうしたの?」と聞いてみると、恥ずかしそうにしながら「トイレはどこですか?」と聞いてきた。男の子にとっては知らない人に聞くということはすごく勇気のいることだったのだろう。そこで一緒にトイレにいってあげることにした。そのあと親子が帰るときにわざわざ私のところまで来て、男の子が満面の笑みで「ありがとう!!」と言ってくれた。お母さんからも「なかなか人に聞くことができないのだけど、お姉さんのおかげで一歩前進できたよ。ありがとう。」と言う言葉を頂いた。
 私は心から嬉しくなった。何気ない自分の行為がその子にとって大切な一歩でありその役に立てた喜び。そして心からの「ありがとう」の言葉。誰かの役に立ち、心からの「ありがとう」は、言われた側の心も暖かくしてくれる素敵な言葉だ。
1人1人がもっと「ありがとう」と心から言えたら…伝えることができたのなら…もっと優しさに溢れた世界になるのではないだろうか。人の嫌なことばかりではなく、良いところが見えてくるのではないか。本当に些細なことだけれど、残酷な事件が多い現代にとって必要なことではないだろうか。
男の子からもらった、私の心を暖かくしてくれた心からの「ありがとう」。私もこれから心からの「ありがとう」を大切に、たくさんの人に伝えていきたい。その言葉でまた誰かの心を暖かくできたらいいなと思う。

モデレーターのコメント
 一つの気づきと行為が、一人の子どもの発達に影響を与えるということは素晴らしいことですね。「ありがとう」一つで社会が変わる可能性まで視野に入れてあり、読んでいてとても心温まる記事です。

ピースキー
(3)助け合い   (4)傾聴 


優しい人

2007-01-23 16:28:07 | ニュース
レポーター:千鳥格子


電車に乗っていると、必ず寝ている人を見かけます。少し前に私が見かけた人は酔っ払ってフラフラしていました。椅子に座ると同時に寝始め、隣の女性に寄りかかっていました。普通の人だったら、酔っ払ったちょっと汚らしい人が電車で寄りかかってきたら、嫌な気持ちになると思います。私はなります。できれば自分が席を移動したいと思います。
けれどその女性はそっと肩をたたき、起こしてあげていました。しかし酔っ払いはまたこっくりこっくりして女性に寄りかかります。しかしその女性はまた優しく起こしてあげるのです。私はしばらくその繰り返しを観察し、自分の駅で降りました。優しい人もまだまだいるな、と思う光景でした。

モデレーターのコメント
 何気ない日常の瞬間ですが、その中に人のやさしさが見えることがあります。そんな姿を読み取ることも心にゆとりがないとできないですね。自分の心の隙間を、人の行動を通して修正する出来事として貴重ですね。

ピースキー
(6)寛容と連帯