霧雨が舞う青い夕暮れ
過ごし易い気温が暫く続きドドドと疲れが出てきています。そんなところに明日は夏日が再来するそうです。いかがお過ごしでしょうか。
「くもはかせーっ、今日の雲はつまらないですよー」とワイフ。
「つまらない雲などないのだよ。愛!
愛だよ!らぁ~ぶっ!」
とはいえ会社を出るとマッ灰色です。確かに鞄のなかの
Q7になかなか手が伸びません。。
そこで「曇天がいかに素晴らしいのか」を一生懸命考えながら帰り道を歩いてみました。
「エビ天浮かぶ空の丘」までやってきてしまいました。やはりマッ灰色です。ただ「愛の目」を持ってみると意外に濃淡があります。カメラで設定出来るコントラストをグングンあげてみました。彩度はあげても青くなるばかりですのでむしろ抑えめにしています。
アパートに辿り着きました。一眼に切り替えます。下のほうに僅かに白い雲が漂っています。
層雲の
断片雲でしょうか。名前の通りはぐれちゃったんでしょうね。。ちょっとかわいそうですが白い雲にあえると嬉しくなってしまうものです(笑)
このモコモコは層雲よりもう少し高度がある
層積雲ではないでしょうか。夕暮れ時には太陽の光を遮って
光芒を作ったりもしますが今日は層積雲まで光が届いていないのかもしれません。
愛が無ければ陰鬱なだけの黒い断片雲ですが、寝起き頭のようにボサボサのほつれもよく見れば自分に似ていたりもします。そろそろ床屋さんに行きたいです(笑)
こっ。。これは。。渋過ぎます。この渋さを味わうには森のなかまはまだ若過ぎるような気がします(笑)
僅かな雲の切れ目が見えます。愛があるので下側の黒雲の毛羽立ちが風にそよぐ草原のように見えてきました(笑)
南側の空はあまりモコモコしていませんが濃密な感じであります。
より多くの愛を感じる為にアパートを降りて真上をみてみました。。
左側の暗い雲をよくみると円形状に明るくなっているところが幾つもあります。おそらく雲の厚さが薄く雲底に僅かばかりの光が透けているのではないかと思われます。
再びモコモコしたところをズームで切り取ってみました。コンピュータでコントラストを激しく上げてみればいつもの雲と同じなのですがパッと見はノペーっとしているので「愛の目」で見続けないとなかなか気付かないものであります。
「風そよぐ草原」もだんだんと暗くなってきました。カメラのISO感度は既に1600まで上げています。
最後に北側の全体を撮ってみました。強烈な太陽に晒されればすぐに蒸発してしまうのかもしれませんが、今はこうして上層の雲に守られモコモコと空を漂っています。
そう!今日は厚い雲に守られて暑い思いをせずに帰ってこられました。
疲れていたのですが、こうしてシャッターを切り続けてみると何だか元気がでてきたような気がしなくもありません。
まぁ、霧雨が舞うよう曇天の日に空を撮るひとなんていません。でも曇天の空にカメラを向けている人がいたら。。色んな愛のカタチがあるんだなぁと思って頂ければと思います。
それでは!