☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

百人一首54 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな

2010年01月24日 09時13分23秒 | 百人一首
忘れじの
行く末までは
かたければ今日を
かぎりのいのちとも
かな

いつまでも忘れないと言って下さるお言葉は嬉しいけれど、あなたが、いつまでもその約束を守ってくださることは難しいでしょう
いっそ、そういう優しいお言葉をきいた今日この日を最後としてあなたに愛されながら死んでしまいたい

中関白藤原道隆が婿として通い始めた結婚当初に詠まれたもの
作者は 儀同三司母(ぎどうさんしのはは)
儀同三司は官名で、太政大臣・左大臣・右大臣と儀礼の格式は同じと言う意、准大臣の異称
作者は藤原伊周の母で藤原道隆の妻貴子のこと
貴子は高階成忠の女(むすめ)で高内侍と呼ばれ、宮中につかえていた
中関白道隆の妻となり、伊周のほか隆家、定子の母

定子といえば清少納言が仕えた一条天皇の中宮
紫式部が仕えたのは一条天皇の中宮彰子でしたね

新古今和歌集 恋三 1149

紙 ゆうか 半懐紙二分の一 栢美
筆 いたち 宝研堂 
墨 仮名用 五福 玄勝堂

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