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超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

ドラフト候補を確認していく前に③

2023-06-09 18:54:17 | ドラフト

ドラフトまで1か月となりました。

ドラフト前にマリナーズの最近のドラフトの傾向(10巡目までの傾向)を確認しておきましょう。過去5年分2018年からの結果です。

 

【2018】

1~10巡目までで高校生の指名はなく大学生ばかりを指名。1巡P(Gilbert)、2巡OF、3巡C(Raleigh)、4~6巡Pという感じ。7巡以降はC、P、CF、SS。

 

【2019】

2巡で2つの指名権がありました。1~4巡の5人はすべて大学生P(1巡でKirbyを指名)、5巡は大学生3B、6、7巡で高校生P、8巡以降は大学生を指名。

 

【2020】

この年はコロナの影響で5巡目までの指名でした。この時も2巡指名が2つあり計6人を指名。2巡の2つ目の指名でジュニアカレッジの選手を指名していますが他の5人はすべて大学生。ポジションで見ると1巡のHancockがPで順にOF、P、2B、3B、Pという指名でした。

 

【2021】

1~3巡で高校生。1巡はC(Ford)、2巡SS(Arroyo)、3巡P。4~10巡は大学生を指名。4巡P(Miller)、5巡以降はC、P(Woo)、OF、SS、OF(Packard)、P。

 

【2022】

1巡高校生SS(Cole Young)、2巡大学生3B(Locklear)、同じく2巡高校生P(W Ford)、4巡高校生P(Izzi)、5~8巡大学生で順にP、SS、2B、C。9巡高校生P、10巡大学生OF。

 

ということで2020年までは完全に大学生偏重でどちらかと言えば投手が多かったように思いますが、過去2回は上位で高校生を指名して、その後大学生を指名するといったかたちになっています。

次回こそは候補者を見ていきます。

 

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ドラフト候補を確認していく前に②

2023-06-04 05:43:48 | ドラフト

さて、今回は野手編です。

野手で一括りにしますので長くならないように手短に行きたいと思います。

 

まずは捕手。

ここはRaleighで今後数年は安泰だと思っています。さらにマイナーには2024-2025年にはマリナーズで姿を見られるであろう出塁の鬼Harry Fordも控えている状況。故障の多いポジションとはいえ他にどんな選手がいるのかを気にすることもなく補強の必要性は薄いと思います。ただFordをコンバートすることを考えているのであれば高校生捕手の上位指名はあるかもしれません。それでなくとも捕手は替えのきかないポジションなので必要性は薄いと書きましたが常に探しておく必要はあります。

 

 

一塁手は特に気にするポジションではないと思ってますが、現在Franceがいてマイナーには2022ドラフト2-58指名Locklearがいます。大学では三塁手ですが今季はほぼ一塁手になっていますからSuarezの後というよりはFranceの後継者なのかな。ちなみにFranceのFAは2025シーズン後です。

 

 

2B/SS

二塁手はここ数年マリナーズの課題となっているポジションであり、マイナーを見てもすぐに戦力になれる選手はいません。こんな言い方してるけどCaballeroが出てきたじゃんって話ですけどね。まあ2Bは内野の中では融通の利きやすいポジションではあると思います。

マイナーを見ると一番目立つ存在は2022ドラフト1巡全体21位のCole Youngでしょう。現状ではほとんどSSしか守ってないはずでCrawfordの後釜とも言えます。順調なら2025年~2026年に昇格すると見込まれますが、Crawfordの契約は2026年まで。ぴったりバトンタッチできます。しかし2Bが不足しているという現実もあり、Crawfordとの二遊間を形成する可能性もあります。ただ懸念されるのはパワー不足。打撃の才能はあると思いますがもう少しパワーが付けばという所だと思います。まだ若いしパワー不足とはいっても二塁打を打てるだけのパワーはすでにあると思います。

もう一人の才能はCelesten。元トッププロスペクトで今季のMVP候補にも挙がってきそうなTBのWander Francoと比較される逸材でマリナーズファンにとっては楽しみな選手です。ただ、まだ17歳でマリナーズに上がってくるのは早くても3、4年はかかるでしょうからね。結局昇格できないという事もあるでしょうし。さらに海外FA組ではMichael Arroyoも楽しみです。彼もまだ18歳でルーキーリーグなのでマリナーズに上がってくるのはだいぶ先の話です。ちなみにIFAでは来年も評価の高いSSと契約できそうな話は入ってますね。

他には昨年好成績のAxel Sanchezや2022ドラフトのJosh Hoodですがマリナーズのレギュラー候補になれるかは怪しいところ。

SS/2BというMIFは少なくともすぐにマリナーズの戦力になるプロスペクトはいません。ただCelestenというスター候補がいてYoungとArroyoというレギュラー候補はいるという状況です。大学生のSSを指名するならマリナーズのレギュラーに一番近い存在になれるかもしれません。そういう意味では大学生SSの指名は大いにありなんですが、マリナーズがそんな指名をするイメージが全く浮かびません。指名があるなら高校生SSというイメージです。まあそれは私のイメージの話であって実際問題大学生SSはありです。

 

 

三塁手

Locklearが3Bから離れるとなれば今の組織内にはマリナーズまで上がってこれる選手はいないのではなかろうかという状況だと思います。となればHarry Fordが3Bコンバートかという事になってきますかね?

プロスペクトではないけどAAAで活躍してるScheinerが可能性はあるかもしれないけど年齢考えてもチャンスが回ってくるかどうか。下の方ではBen RamirezやMiker Perezがいるけどマリナーズまで上がってこれるか?

マリナーズを見てもSuarezは良くないし、おそらく来年まで。マイナーに候補がいればマリナーズで使ってみたいところでしょうけどそれも出来ない。マリナーズとしては3Bが一番の人材不足といえると思います。なので今ドラフトで即戦力の大学生を獲得して上手くいけば2025年にレギュラーとしてという所ですがそう上手くいくものでしょうか?まあ1年はどうにか外部から補強するなりすればいいので、遅れて2026年に出てきてくれればというところでしょうけどね。

 

 

外野手

マリナーズのOFにはJ-ROD、JKの2人がいるのでとりあえず2ポジションは埋まっているように見えます。今後大不振がなければですが。

マイナーを見ていくとAAAにはMarloweやDeLoachがいて、プロスペクトではGabriel GonzalezがAにいますね。今季も好成績を残していて彼は天才だと思ってます。ただパワーがどこまで伸びるか。まだ19歳とはいえ今季は初の二桁HRを期待します。そしてスター候補への階段を昇って欲しいClase。さらにはMontesもいますからあと1ポジションを埋めるだけだと考えるなら今の選手たちだけでも悪くない状況に見えます。A+ではAlberto Rodriguezも絶好調です。

 

 

まとめ

内野手が不足している印象でMLBに近い位置に全然いません。特に三塁手がいない。もはやジタバタして大学生の内野手を指名してもどうせすぐにマリナーズで使えるわけでもないのでいっそのこと爆発力のある高校生指名して一か八かでもいいような気もします。それまではどうにか選手を拾ってきて使っていきましょうというのが私の考え。とはいえ良い大学生が指名できるチャンスがあれば大学生を優先すべきだと思います。

外野手はそこまで優先度は高くないと思いますが良い選手が獲得できるチャンスがあればいっても良いと思います。個人的にはClase, G Gonzalezどちらかがレギュラー獲ってくれればとは思いますが。

投手野手を含めこのポジションは渋滞気味だから獲得を見送った方が良いというポジションはないと思います。OFは確かにJ-ROD, JKがいてマイナーには候補がたくさんいますから一番必要ないポジションかもしれません。ただ、OFは3ポジションあって、少なくともマイナーで数年間育てていく中で渋滞してるから出場機会が上手く作れないという事にはならないと思いますので絶対いらないという事にはならないと思います。

ローテも次々に若い投手が結果を出してはいますが投手は何人いても困らない、故障離脱者が出るものという考え方でいけば毎年補充しておかないといけないと思います。WooまでデビューさせたのでもうあとはHancockがいるだけで、MiloneなどAAAのベテランを除けばデビューが近い期待の投手のストックはなくなってしまった状況ですからね。

 

さて、次回は獲得候補選手を見ていこうと思いますが、上位指名ではないのでどういうふうに見ればいいのか選択肢がたくさんあって、その中の誰が残った状態で指名順がくるのかの予想なんて難しいというか不可能ですね。なんとなく気になった選手を簡単にとりあげる予定です。

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ドラフト候補を確認していく前に①

2023-06-02 23:41:57 | ドラフト

今年のドラフトは7月9-11日にシアトルで行われます。

 

そのドラフトでのマリナーズは指名順でいうと3巡目までで22、29、30、57、92の指名権があり、ボーナスプールは$13,170,900と全体で7番目の金額が使えるドラフトです。J-RODが昨季開幕ロスター入ってのRookie of the Year獲れたおかげで29位指名権が手に入っています。ありがたやJulio様。

 

さて、そんなドラフトの前に私はあまり気にしないけど人によっては大いに気になるであろう現在のポジション別選手層的なものを確認しておきましょう。

どこのポジションが薄いから優先的にそのポジションの選手を指名すべきっていう話ですね。私はあまりこういうの気にならなくて、とにかく良い選手、評価してる選手を指名すればいいと思いますけど、あまりにも渋滞してるポジションの選手を獲得しすぎるのは確かに良くない気がしますよね。そんなに渋滞してるポジションってあるのかを確認します。

 

多分に個人的な評価が入っていますのでよろしくお願いします。

 

 

まず今回は投手から。

投手といってもリリーバーのことは考えません。先発投手のことを考えていきます。

マリナーズのローテを見るとエースのCastilloとは契約延長したばかりで2027年まで契約があります。離脱中のRayが2026年まで。さらに毎年出てくる若手投手たちで一番早くFAになるGilbertが2027年終了後、つまりKirby, Millerはさらに後という事ですね。Marcoは来季まで契約がありますがそこは考えなくていいでしょうからCastillo, Ray, Gilbert, Kirby, Millerの5人のうち最も早くFAになるRayでさえ2026年まではいる状況。もちろんそれまでずっと健康で5人で回せるはずもなく、不振でFA前に戦力にならなくなることも考えられます。(もうRayは離脱してるわけですが)

そこで現在のマイナーを見ていくと、マリナーズに近い位置にいるのはBryan Woo、そしてEmerson Hancockの2人。特にWooは故障明けではあるもののMLBで通用しそうな投球内容を続けています。一方Hancockは不安定。同じAAのローテには面白い投手もいてマリナーズ組織では貴重な左腕のLindow、そしてMercedesがそうなんですけど、そうはいってもMLBレベルで年間通してローテに入る投手になることはないと思われますのでスルーします。忘れてましたがAAAには離脱中のDollardもいますね。

その下は混沌とした状態というかどうなるかよくわからない状況。ルーキーリーグまで見れば昨年ドラフトのWalter FordやAshton IzziさらにJuan Pintoなど可能性のある投手はいますがまあどうなるかは想像もつきません。

ということでWooやHancockを含めて故障を考えなければマリナーズのローテは今後数年は大丈夫?と思ったりしますが、故障や不振を考えないわけにはいきません。マイナーのチーム別に見ればAAにはWooがいますが、A、A+の絶対的エースがいない状況です。ここを補強するなら大学生投手という事になります。2025年くらいにメジャー昇格できそうな先発投手。ここは現在のマリナーズの戦力を見れば足りていないと思います。

今ドラフトで高校生投手をドラフトする必要があるのかははっきり言ってよくわかりません。FordやIzziが結果を出して安心させてくれるなら今年は重視する必要はないと思いますが、不透明すぎます。

 

 

投手はたくさんいても困らないの考え方でいくと最近のマリナーズで結果を出している投手や今後ローテ入りが期待される投手のように大学生を指名というのが順当な流れかと思います。が、昨年は高校生投手を上位で指名してるわけです。これは戦力に余裕があるとみて将来を見据えた高校生指名だったのではないかという事が考えられると思います。

マリナーズがドラフト指名してマリナーズのローテ入りしている投手や今後ローテ入りが期待される投手のドラフト指名順位。

Gilbert (2018年ドラフト-1巡-全体14位)

Kirby (2019-1-20)

Miller (2021-4-113)

Woo (2021-6-174)

Hancock (2020-1-6)

さすがに早い指名を受けている投手が多いです。そのなかで一番早く指名されてるHancock。期待してますよ。。。

 

 

昨年の2022ドラフトでは10巡目までのうち4人の投手を指名してそのうち3人が高校生でした。

Ford(2-74)、Izzi(4-126)、Gough(9-276)

唯一の大学生投手のVanScoter(5-156)は現在24歳でA+で先発としてまずまずの成績です。

投手だけではなくマリナーズ全体のドラフトとしては2021ドラフトでも上位3つの指名で高校生を指名してそのうちの3巡でMichael Moralesを指名しています。過去2年はそれ以前と違い上位で高校生の指名が目立っているのが特徴といえます。

 

さて、こういった状況です。

途中で書いた通り2025年頃に昇格してくれそうな大学生投手というのが足りないところかとは思いますが、Fordら高校生投手が急激に成長して結果も残せるのなら2025年終盤~2026年くらいには昇格もあり得るでしょうから大学生に拘ることはなく優秀な高校生を指名して競争させるのも面白そうですけどね。現状のマリナーズとしては投手力に余裕があるように見えるという点からも高校生を育てるのが夢はあります。

 

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