goo blog サービス終了のお知らせ 

超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

2025ドラフトに向けて②

2025-02-23 10:23:40 | ドラフト

前回、最初の指名権である全体3位指名候補としてたくさん名前をあげました。今後もドラフトまでちょこちょこ見ていきたいと思います。

 

チーム作りでまず考えないといけないポジションはSSとCFそして投手だと思います。CFにはあと5年はCFを守れそうなJulioがいるので今のマリナーズはこのポジションを考える必要がないと思いますし、プロスペクトとしても離脱中ではありますがFarmeloがいますので優先的に補充すべきポジションではないと思います。

一方SSはCrawfordが数年後にはいなくなるかもしれません。プロスペクトとしてはCole Youngが今年にもMLBデビューを控えていて、その次にやってくるのは期待のColt Emerson、さらにはFelnin Celestenなどもいます。ただし、SSというポジションは難しい。プロスペクトがたくさんいてもSSではなく2Bや3Bにコンバートされ、メジャーでSSを守れる選手は少ないし、5年以上SSを守れる選手はごくわずかだと思います。さて、マリナーズの3人のSSプロスペクトのうちMLBでSSを数年守れる選手はいるのでしょうか?間違いなくSSとしてやっていけるという選手はいるのでしょうか?いくつかのレポートを読むと、EmersonはSSまたは3B、YoungはSSまたは2B、CelestenはSS/3B/2Bという感じのようで3人ともSSを守れる可能性はありそうです。どのくらいの期間SSにとどまれるのかは置いといてSSを守れそうというのは大きいですね。SSを他所から獲ってこようとすると優秀なFA選手は貧乏なマリナーズにとってはバカ高くて、はっきりいって無理ですし、トレードでもうまくやらないと大きな代償が必要ですから自前で育てられるのは良いことです。

ということでCFに加えてSSも気にする必要がない優秀なマイナー組織を持つ我らがマリナーズ。…と仮定して、CFとSSよりも打撃を優先しての指名をしたいという考えのもと、まず候補に挙がるのがJace LaVioletteです。ドラフト最上位クラスとなればLaVioletteのように長打力のある大学生OFというのがまず候補になります。しかしここ数年の全体上位で指名された大学生野手(Travis Bazzana, Charlie Condon, Dylan Crews, Wyatt Langford)と比較すると明らかに三振数が多く、打率が.300前後にとどまっているのがどうしても気になるところです。三振が多い分四球も多いのですが、今シーズンで試合数よりも少ない三振数におさえて、なおかつBB>Kにできるか、打率が.350以上にできるかが3位指名の条件だと考えます。そうなってくれば2位までに指名されてしまいそうな気もしますが…。過去2年合計50HR打っているパワーは本物だと思うし、マリナーズに足りない左のパワーヒッターであると思いますので候補として今シーズンチェックしていくべき選手だと思います。昨年ドラフトのCondonは37HRと大爆発してましたのでLaVioletteにも35HR前後を期待したいですね。そして好投手を相手に打てるのか見ておかなければいけません。

ということで打撃面、特にパワーを重視する指名でまず名前があがる大学生野手がLaVioletteということになり、ほかの大学生野手から頭一つ抜け出してるように思います。

ほかの大学生選手ではAiva Arquetteが魅力的に見えます。MLB公式の出してるDraft prospectランキングでは7位になってました。こんなに評価高かったっけと思った次第ですが、そのくらいの評価でよいと思いますし、2024シーズンで打撃面で大きな成長をみせていて、成績も急上昇しています。ワシントン大から今季はオレゴン州立大に移りさらに成績を上げられれば全体3位指名も可能性はあると思います。

現状この2人が大学生野手の有力指名候補だと考えています。最後にランキング作ってますけど、そこにはたくさんの大学生を入れていて上位の数選手は今シーズン次第で可能性もあると思います。

 

次に高校生野手。SSは身体能力が高い選手が多いので2B,3BだけでなくCF含めOFにもコンバート可能なのでマイナーにSSが何人いても多すぎることはないという考えのもとSSを獲っても良いと思いますし、上でも書いた通りSSは今いる選手でどうにかなるからポジションにこだわる必要はないという考え方もできるので、とにかく打てる選手、打撃・パワー重視でEthan HollidayとXavier Neyensの2人がまず候補としてあがります。Hollidayは全体1位候補としてずっと話題にあがる選手なので知ってる方も多いかと思いますが、Neyensも魅力的な選手です。体格的には6-4(実際はもう少し低いのではという情報を見たことがありますが、それでも6-2とか6-3でしょう)という身長でEthanと同じ。さらに左打者、将来的には3Bという点で共通点があると思います。高校生なので数年かかりますが3BにHollidayやNeyensというビッグバットを加えられるのは非常に魅力的です。Neyensは潜在的なパワーは今ドラフト内ではトップクラスなのではないかという情報もありますし、守備面での貢献は限られたものになりそうな評価で、空振りが多いという話もありますが30HR以上打てる中軸候補だと思います。

マリナーズが今いるプロスペクトよりもさらに守備力があり、SSとして長く使える選手を探しいているのであれば、今ドラフトで指名候補になるのがBilly Carlson。現状、守備面の評価が高く、ドラフト前最後のシーズンに打撃面で成長を見せればマリナーズの3位指名候補として名前があがると思います。上位候補としてはパワー面が見劣りすると思いますし、打撃面全体でどう成長できるか。特に全体3位で指名するとなれば打てるのは当然なのでとにかく打撃が気になるところです。これからさらに体ができてきたときにどれくらい長打が打てるようになるのかも重要ですね。

以上この5人が野手として有力な指名候補になるのではと思っています。

 

現状マリナーズのローテは若い優秀な選手がそろってるので今は考えなくても良い気もしますがプロスペクトランキング上位は野手ばかりで、長期故障者が複数出るような事を考えれば投手指名というのも当然にあり得るのかもしれません。もし投手を指名するならArnoldとBremnerこの2人が有力だと思われます。特に左腕のArnoldは奪三振を量産し安定した投球を見せてくれそうなシーズン開幕の投球でしたね(現在2試合11イニングで無四球、16奪三振、被安打3、無失点)。高校生ではSeth Hernandezがまず候補に上がりそうなところでしょうか。

 

 

最後に。ドラフト関連の記事を書くときはマリナーズに3位指名してもらいたい選手の順位を毎回やっていこうと思います。いろいろ見る度にコロコロ変わってしまうと思いますが今回の順位は…。

1. Jace LaViolette, OF

2. Billy Carlson, SS

3. Ethan Holliday, SS

4. Aiva Arquette, SS

5. Jamie Arnold, LHP

6. Xavier Neyens, 3B

7. Tyler Bremner, RHP

8. Dean Curley, SS/3B

9. Cam Cannarella, OF

10. Brendan Summerhill, OF

11. Seth Hernandez, RHP

12. Gavin Fien, 3B

13. Eli Willits, SS

14. Ethan Conrad, OF

15. Gavin Kilen, 2B/SS

16. Kayson Cunningham, SS

17. Jalin Flores, SS

18. Luke Stevenson, C

19. Marek Houston, SS

20. Nick Dumesnil, OF

 

本当なら大学生の強打者が希望ですが今年はそれよりも高校生なのかなあというのが現時点で思ってるところです。大学シーズンが始まりましたのでそこで上位候補者たちがどういう活躍をするかではありますが。そういtった活躍を見てしまうとすぐにそちらに心が移ってしまうのが私ですので…。

あくまでも野手を希望する私としては現状の上位はこういった感じになりました。少し絞ってとは言いながら現時点ではまだ広く広く見ておこうという事でとりあえず20人あげました。高校生投手はないだろうということで考えてましたが、前回過去15年の統計とって本当に良い投手であればありなのかなあというところです。

Cannarellaはサイズが大きくないので難しいかもしれませんがどのくらい角度のある打球を打つようになって長打がどのくらい増えるかで可能性も出てくるかなと思ってます。大きくないといってもBettsやCorbin Carrollよりは大きくAcuna Jr.と同じ6-0なので今季高打率、三振少ないままで15本塁打、25二塁打くらい打ってくれたらおもしろいですね。このくらい打てれば高校時代はSSをやっていたようですし、2B/CFとしてはありなのかなと。あとはCurleyもおもしろい存在だと思います。SS/3Bとしてかなり打てる可能性があります。開幕から4試合3HRと良いスタートを切りましたしね。Conradはウェイクフォレストに移ってのシーズンなのでここでも打ちまくれれば一気に上位指名候補にあがってくる可能性があると思います。

 

シーズン始まりましたので、またしばらくしてから考えましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローリーの契約延長を考える

2025-02-03 19:06:56 | マリナーズ全般

今オフにBoras Corp.からExcel Sports Managementにエージェントを変更したCal Raleigh。

Borasと言えばFAで大型契約を狙う代理人として有名なのでFA前の長期契約は難しいと思っていたファンも多いはず。そんな中での突然の報道で、これは長期契約来るかと思いましたが今のところ発表はありません。ファン心理としては早く延長しておくべきという気持ちはわかるし安心したいところですがFAまで3シーズンあるのも事実で急ぐ必要もないのかもしれません。

今回は今オフ~開幕直後に契約延長をした場合、どんな契約になるのだろうということで具体的に考えてみました。

 

 

まずRaleighの実績をあらためて見てみます。

プラチナグラブ(2024)、ゴールドグラブ(2024)、MVP投票18位(2023)、MVP投票12位(2024)

過去3年(2022~2024)の合計成績は417試合、13.9fWAR、118OPS+、.222/.303/.457。

 

年齢とサービスタイム、年俸は

1996年11月26日生まれの28歳でサービスタイムは3.085。FAまで残り3シーズンとなっています。

初めて調停権を得た2025年俸は$5.6Mとなりました。

 

長期契約の前段階としてこれからの調停期間3年の年俸を予想してみます(2025年は上記の通り$5.6Mに決まっています)。

1年目の調停権で$5M前後だった選手が4年、5年超えたときどんな年俸になっているか確認してみようと思いましたが野手で安定した活躍する選手は1年ずつ契約というのがかなり少ないですね。2,3年の短期も含めた複数年契約をしているか、なかなか好結果が続かないという事です。一応数名あげておくと、

Ty France (2023:$4.1M、2024:$6.775M)

Randy Arozarena (2023:$4.15M、2024:$8.1M、2025:$11.3M)

Arozarenaはスーパー2なので4回の調停がありますが、参考まで。

もちろん成績によって年俸が変動するので2人の選手を出しましたが参考にならないのも事実。仮にこれまでと同じような成績を残せば年$4~5Mずつ上がるのではと予想されるという事だと思います。ちなみに過去2年およそ$4.3Mずつ上がっているのが現在FAとなっているAnthony Santanderです。$4.3Mずつ上がった2年間のOPS+は120程度であり、Raleighとほぼ同じ数値です。fWARではこの期間の2年は2.3、2.6となっていて、ポジションの関係もありRaleighよりもかなり低いですね。ということでプラチナグラブのRaleighは守備面での評価もプラスにはなるはずです。2024年は628打席で全選手中58位、捕手では4位となっています。捕手での先発出場試合数は125試合、出場イニング数1122.0でどちらも全捕手中1位です。

ということで調停の3年は2025年の確定年俸が$5.6M。2026、2027年はそれぞれ$10M、$14.5Mと予想します。

 

 

 

ここで、最近の捕手の契約を振り返ってみます。

J.T.Realmuto

2020年短縮シーズン後FAとなり、PHIに戻るかたちで5年$115.5M(30~34歳のシーズン)で契約。単純に5で割って1年あたり$23.1Mは捕手史上最高額です。

短縮シーズンを含むFA前3シーズンの合計成績は317試合、12.5fWAR、118OPS+、.274/.336/.489。

契約延長までの実績は、オールスター2回(2018、2019)、ゴールドグラブ賞1回(2019)、シルバースラッガー賞2回(2018、2019)、MVP投票14位(2019)。

 

 

Willson Contreras

2022年シーズン後CHCからFAとなり、STLと5年$87.5M(31~35歳のシーズン)+球団オプション1年で契約。単純に5で割って1年あたり$17.5M

短縮シーズンを含むFA前3シーズンの合計成績は298試合、7.9fWAR、115OPS+、.241/.346/.444。

契約延長までの実績は、オールスター2回(2018、2019、2022)。

 

 

Will Smith+

2023年シーズン終了後、サービスタイム4年超(調停2回目で$8.55Mに決まっていたところ)10年$140M(29~38歳のシーズン)で契約延長。なお契約金が$30M、各年後払い$5Mが含まれ、1年あたりでは$12.24M程度の計算となるようです。

FA前3シーズンの合計成績は393試合、12.8fWAR、122OPS+、.260/.355/.465。

契約延長までの実績は、オールスター1回(2023)。

 

 

契約総額では天才打者Joe Mauerの8年$184M、SFの編成トップとなったBuster Poseyの9年$167Mなどがありますがさすがにそこまでいくことはありえませんね(まだRaleighはFAまで3年もありますので)。両契約とも10年以上前のものになりますからそろそろこの2人を超える契約が出てきてもいい頃だと思いますけど、まだ数年は出てこないかなというところです。少しずつ若手が出てきているので活躍を続けてFAまでいけるかどうか。William ContrerasやAdley RutschmanあたりがFAになれば1年あたりの最高額は更新が期待されますし、総額でも超える可能性はあると思います。

 

 

もし、Raleighが今オフ~2025開幕直後に契約延長するならということでいけば5~7年契約になると思います。7年はリスク高いかなというところで6年でしょうか。FA前の調停3年+FA後の3年の6年(28~33歳のシーズン)となります。パターンとしてはFA前の契約延長なので上にあげた3選手のうちでSmithのパターンが一番近いわけですけど、10年という特殊な契約は1年あたりが安い契約であり、後払いもあったりするので比較が難しいところです。

 

上で予想した調停3年間の年俸は

2024: $5.6M、2026: $10M、2027: $14.5Mでした。

その後のFA後年俸はRealmutoを参考にほぼ同額の$23M×3年で計算すると6年総額$99.1Mとなります。

あくまでも過去数年のRaleighの成績と過去の契約例から考えてこのくらいなのではという予想金額です。Raleighの守備力とパワーをさらに評価して、年齢を考えてまだ伸びるとするならば$100Mを超えてくると思いますし、逆にFA前に長期契約でまとまった金額を保障される安心感+ホームディスカウントという考え方でいけば$90Mを下回る可能性もあると思います。過去データと個人的な予想を合わせて最終的な予想としては6年90~95M程度になるのではと思います。例えば以下のようなかたちです。

6年$93M(2025: $5M、2026: $10M、2027: $15M、2028: $21M、2029: $21M、2030: $21M)

貢献者にはもっと大きな金額をあげたい気がしますけど、FA前の契約という事でこのくらいを予想します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする