ブログを更新する暇がなくXで短くポストしてばかりです。
さて、ドラフトは今年も大学生が中心となりました。上位は高校生中心になると予想していた私はなんだったのでしょう…。
全体3位はKade Andersonを指名。残っていないと思われましたが、先に指名する2チームは指名しませんでした。今ドラフトの投手の中では完成度が高く、球速はそれほどでもありませんが筋力をつければもう少し上がるのかもしれません。現在の評価から考えれば2027年中には昇格してきそうなAndersonなので順調ならCijntjeと同じくらいの時期にMLBに到達するのではと予想されます。
35位指名では今ドラフトトップクラスの大学生捕手Luke Stevensonを指名。プラチナグラブで本塁打量産中のRaleighがいて、AAAにはFordもいるなかでの上位捕手指名は何を意味するのでしょうか。Stevensonが順調にいけば、Raleighを1Bに移すのか、それともFordをトレードもしくはコンバートするのか。Stevensonはパワーがあり四球が多いけど三振も多いタイプで今季は試合数以上の三振を記録して、打率は.251に沈んでいます。
2巡で唯一の高校生Nick Beckerを指名し大幅なオーバースロットにて契約しました。大型SSとして期待できる選手だと思っていますので3~4年後マリナーズの正SS候補に名前があがってくるくらいの活躍を期待します。
3巡のHugusは完全にノーマークでした。隠し玉とまではいかないけど何かを高く評価したのではないかと思いますので、周囲の評価以上に伸びる可能性を見ているのではと思います。先発で使うと思うので今のEvansやHancockのような立場でチャンスを貰ってそこでどのような働きができるかということになっていくのではと思います。MillerやWooは2021年の4、6巡ですからそれ以上の順位で指名した投手。期待します。
あと気になるのは5巡のDickerson。CFを守れる強打タイプでバットにどれだけ当たるかによってチャンスは増えると思います。OF3ポジション守れて大きいのを打てる4th OFの選手っていいですよね。ユーティリティーなのにパワーがあるMooreみたいな…Mooreがんばれ。
今年の故障者枠(長期欠場で投げてない投手を指名する)は9巡のSteensma。大学1年次はリリーフで奪三振率11.2、2年次は先発として投げ与四球率を大きく下げました。トミージョン手術のため今季は登板がありませんが来年復帰予定です。もう1人の故障者枠18巡のStiegは大学でもう1年やるようで契約できませんでした。
Stevensonを指名しましたが、12巡でJay、14巡でHeymanとさらに2人捕手を指名しています。パワーのあるJayはコンバートも視野に入ってるのかもしれません。
最後の指名20巡のMorenoはパワーはあるけど当たらないタイプのSS。投手転向もありそうです。
19巡で高校生トップクラスの左腕Appenzellerを指名しましたが当然契約できませんでした。
今年のドラフトは例年通りの大学生投手。そしてコンタクトに難があるパワー系の野手が目立つドラフトになったと思います。野手はパワーを生かせるコンタクト力を身につけられれば大きな飛躍があると思いますが上手くいくのでしょうか?投手は早くマリナーズの戦力になってほしいと思います。Beckerは少し時間かかるでしょうけど期待してます。
そして、TDLでNaylor, Suarez, Fergusonの3人を獲得しました。交換で出した選手はLocklear, Brandyn Garcia, Izzi, Jeter Martinez, Cranton, Burgosの6人。進化したLocklear、昇格したばかりのGarciaや最近やっと落ち着いてきてたMartinezとマリナーズで見たかった選手たちもいますが、今勝つために動いた結果です。残り2~3か月のためにこれだけ放出したとはいえトップ10に入るかどうかというLocklearのほかはそれほど評価の高くない選手で済みました。たった2か月のためなのでそんなに持っていかれたらたまったもんじゃありませんからね。Martinezなんかは将来のエース候補として入団したはずですがなかなか安定せず評価も上がってきませんでした。ここ2年ドラフトではAnderson, Cijntje, Sloanを指名していますから出しても良いという判断は十分理解できます。でもLocklearはマリナーズで打ちまくるところを見たかったですね。AAAでは打ちまくってるけど、果たして上でも打てるのか、それはわかりませんけどね。先月昇格させてもし打てない結果が出ていればLocklear中心のパッケージでSuarezは獲得できなかったでしょうし、難しい判断です。
他球団のようにもっとブルペンを整備して欲しかったし、Bryce Millerが昨季のような状態で戻ってこれるか不透明なことを考えれば先発投手も獲得しても良かったのではと思いますが、打線はかなり強くなったと思うので打ち勝ちながら、投手が本来の力を見せてくれることを期待します。
しかし、数年前の身長のような数字(.200前後)の低打率の選手が複数いた打線からは考えられないほどの打線になりましたね。こんなにも変われるものなのかと。一方でベンチ要員はGarverは良いとして、バットに当たらないユーティリティー、非力なユーティリティー、ベンチにいるだけのベテランとなかなかにレギュラーと落差がある状況になってます。MooreはwRC+が80まで下がって自己ワーストの2021年に近づいてきました。そろそろ爆発的な戻しでキャリア通算の100までは戻してくれませんか?というかなんでここまでバットに当たらないのか、あれだけ打ててた左投手を全く打てなくなったんでしょう。通常時のMooreが戻ってきて、RaleyとRoblesが復帰すれば野手はMLB上位なのは間違いないと思うんですけど、そんなにうまくはいかないか。
残りシーズンを楽しもうとは思いつつ、次のトレード候補をずっと探してしまうのが私です。
今気になってるのが以下の3人。
Royce Lewis
Brendan Donovan
Kyle Stowers
今のところこの3人にプロスペクトを出して獲得するのはありだと思っています。
Lewisはとにかく欠場が多いのでBuxtonと同じようにMINとしては扱いが難しいだろうなあと思いつつ、故障がちな選手と長期契約する前にトレードしませんかという提案です。もし獲得して故障離脱すればWilliamsonで埋めるというかたちになります。故障が多いこと、成績も以前ほどとびぬけているわけでもないので対価としてのプロスペクト放出も渋りたくなるところです。
DonovanのSTLは私の大好きなWetherholtの昇格が迫ってきているはずなので、Wetherholtを2Bで使うならDonovanを出してくれないかな?ということもあり候補にあげています。保有権は2027年まで。トレードするにはいいタイミングではないでしょうか。ちなみに獲得できれば3Bで出場してほしいと思っています。
StowersはMIAでブレイク。両翼タイプの左打者なので必要かと言われれば必要でないのかもしれませんが単純に打力に魅力を感じます。今オフどのようなチーム編成になっていくのかわかりませんけど、Polanco, GarverなどDHに入っている選手はFAになりますからDHも使いながらと考えればいけるのではないかと。結果を出してるのが今季のみなので3年やって一人前という点からいけば翌年不振に陥ってそのままサヨウナラにならないとも限りませんけど。
FAになる選手は1BのNaylor、3BのSuarez、DH/2BのPolanco、CのGarver、UTLのMoore、ベンチのSolanoこのへんですね。
来季はFord, Montes, ArroyoがMLBに到達するでしょうし、後半戦に入ればEmersonも準備ができてくるかもしれません。そうなるとどこまで補強する必要があるのかというところですし、トッププロスペクトを整理して大物を引っ張ってくるということも考えられるところではあります。もちろん若手がチャンスをつかんで活躍してほしいですよ。
今オフに先発投手を獲得する為にプロスペクトを出す可能性は高くないと思いますけど、今季残りシーズンで長期欠場者が出るようなことがあれば獲得に動く可能性はゼロではなくなるはずです。でも可能性は低いので今回はここまでとします。
ワールドシリーズ行くぞ~!!