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2025ドラフトに向けて③

2025-05-02 18:39:33 | ドラフト

いままでやってきませんでしたが、ドラフトに向けて大まかに戦力を確認して、指名の優先度などを考えてみようと思います。

その前に開幕からここまで約1か月。最初は苦しみましたけど、最近は十分得点できて勝ちを重ねていると思います。驚きの得点力です。やっぱり得点力が上がると、ある程度失点しても勝てるんですよね。当たり前ですが。

戦力的には今季はKirbyがいない状況で開幕して、Castilloの力が衰えてるように見えるし、Millerの状態が上がってこない、そしてGilbertが離脱というなかなか厳しいスタートの先発投手陣。ローテは1、2人いなくなることを想定しておかないといけないとは言いつつも実際そうなるときついですね。野手もRoblesとBlissが長期離脱中。さらにMooreとRaleyまでIL入り。これだけ故障者が出てるのに本当によくやってると思います。

マイナーを見てみると記事を書いてる時点でBaseball Americaのプロスペクトトップ100にはマリナーズからなんと9人(うち野手が7人)も入っているという状況です。

 

それではやっていきます。毎度のことながらブルペンの事は考えてません。

( )内は契約最終年、FA前最終年の数字です。

 

 

【SP】

Logan Gilbert(2027まで)

Luis Castillo(2027まで+2028オプションあり)

George Kirby(2028まで)

Bryan Woo(2029まで)

Bryce Miller(2029まで)

Emerson Hancock

Logan Evans

Jurrangelo Cijntje

Ryan Sloan

Cijntjeは…いまだにスペルを覚えられません。。。両投げの彼ですが評判通り右では101mphを記録するなど1巡指名としての能力を見せていると思いますので2026年途中にもローテ候補として名前があがるかもしれません。同じく昨年ドラフトのSloanも能力は非常に高くマリナーズが追いかけてきた投手ということでうまくいけばエースになれる器だと思います。Evansは緊急昇格してMLB初登板初勝利。Hancockも今年こそはというシーズンが続いています。

他も見ていくとエース候補にもなれそうな評価もあったJeter Martinezはどうにも四球が多くて…まだ19歳ですし先発で使うでしょうけどこのままだとブルペンに移りそうな気もしてきました。あとはMcGrawやPhillipsが故障から戻ってきて健康に活躍して、Morales, Izziががんばってくれればローテの駒不足の心配は必要ないのかもしれませんけど故障者が増えてくるとどうしても不安になってしまいます。現状のローテ投手たちはFAまで数年あるので急いで補強する必要はないのかもしれませんけど…5人のうち2人くらいいなくなることを想定して、年間最低でも10人前後の先発投手が必要として、そのうち何人目までしっかり揃えておくかは球団次第ですが、マイナーの先発投手の具合も考えれば足りているとは言えない気がします。AA、AAAに経験のある選手を数名獲っておけば、急場しのぎはできるのかもしれませんけどね。

 

 

【C】

Cal Raleigh(2030まで+2031オプションあり)

Mitch Garver(2025まで+2026オプションあり)

Harry Ford

Josh Caron

ここはRaleighと契約延長したので考える必要はなくなりました。少なくとも上位指名で捕手を選ぶ必要はないでしょう。

今後はHarry Fordをどうしていくのかに興味が移っていきます。上に上がっていく中で打率は落ちてるけど、相変わらず粘って四球を選べるスタイルなので出塁率は平均以上、スピードも捕手とは思えない能力の高さがあります。一方で問題は思ったほど長打力が伸びていないことでしょうか。20-20を達成できるくらいの能力はあるはずなんですけどね。コンバートするのか、Garverがいなくなれば控え捕手としてマリナーズに上げるのか、トレードするのか。プラチナグラブとはいえ捕手というポジションなのでRaleighは休ませながら使うことになるし、故障の可能性も考えれば将来的には第2捕手としてマリナーズで姿を見る可能性はあるはずです。打撃がもう少し結果出るようになればコンバートもありなんでしょうけど、現状ではマイナーで捕手として出場しながら第2捕手として出番を待つか、今夏にもトレードするかのどちらかだと思います。

 

 

【1B】

Jorge Polanco(2025まで+2026オプションあり)

3Bで開幕したPolancoですが打撃好調で健康面を維持することを考えても1B/DH中心で良いと思います。そもそも2Bの守備はマイナスだし3Bでもおそらく厳しいのではないかと。うちの1Bは厳しい状況なのでもうPolancoが入るべきだと思っています。現状のリーグ屈指の攻撃力と故障の多さを考えればできる限りDHにしたいところですが。

このポジションはあまり考えないポジションというか誰かが守ればいいというかお金をかけないでやりくりしてきたのがマリナーズ。Locklearくらいしかプロスペクトの名前もあがらない状況です。今季AAAで結果出してマリナーズに上がってきてくれるでしょうけど、マリナーズでどのくらいやれるかは?レギュラーに定着できるくらい打ってくれればいいですけど、ボールの見極め含めMLBに対応できないなら代わりに誰かで埋めましょうという感じ。あとはLazaro Montesを1Bに回す可能性はないのかなあというのはありますね。彼の打力なら1Bにぴったりだと思いますけど守れるのかどうかで、やっぱりDHに落ち着くんでしょうけど、とにかく打ってくれないといけない選手。

どうにでも埋めることはできるポジションなのでドラフトで1B候補を指名するにしても1、2巡ではないでしょう。

 

 

【SS/2B/3B】

J.P. Crawford(2026まで)

Dylan Moore(2025まで)

Ben Williamson

Ryan Bliss

Miles Mastrobuoni

Leo Rivas

Cole Young

Austin Shenton

Colt Emerson 

Felnin Celesten

Michael Arroyo

Kendry Martinez

この3つのポジションは期待の若手選手たちがいる状況になっているので早くマリナーズに到達してほしいところですが、もう少しかかりそう。数試合とはいえWilliamsonが今のところいい働きしてるのは頼もしいですね。ゴールドグラブも期待されるほどの守備力があるので今の打撃成績が継続できればレギュラーになれると思います。

Crawfordの契約は今季含めて2年となってきました。2023年は打撃が大きく進化したかと思ったら昨季成績は元に戻ったというか例年以下になったので、良くて平均より少し上の打力が期待値ということなのかと思ってますけど、最近は良いですね。2027年以降の契約延長はプロスペクトが控えている点も考えれば微妙な気がしますが、ないとは言い切れないと思います。どうするんでしょうか。もしかすると今シーズン終了後に何か動きがあると思います。

Mooreは今季終了後FAとなります。再契約の可能性はあると思いますが本人の事を思えば他球団でレギュラーを獲って活躍してほしいのが私の願いであり、彼がいる間に勝ちたいとずっと言ってきたので今年こそはというところです。あらためてMooreのTモバ以外での成績を見るとキャリアwRC+120、さらにアウェイでの対左に限ってみればwRC+153という非常に優秀な数字です。特に2022~2025年のアウェイ対左wRC+は2022年から年ごとに209、149、191、403と毎年とんでもない強打者ぶりを発揮しています。こういうのを見ると、ぜひシアトルを出る喜びを与えてあげたいんですよ。寂しいですけどね。でも今のところ今季はホームでもよく打ってくれてます(左右関係なく合計でwRC+137)。4月には週間MVPも受賞しました。

若手では開幕スタメンを勝ち取ったBlissが長期離脱してしまいましたが、その後Williamsonが初昇格。さらにYoungも不調が続かない限り今期中どこかの時点でコールアップされる可能性はあると思います。Williamsonは守備で、Youngは規律が高い打席を見せてほしいところです。そしてEmersonとCelestenはオールスターレベルになる可能性を秘めた選手だと思うので数年後彼ら2人が順調に成長して、レギュラーを獲って活躍できているかがマリナーズにとっては大きな分岐点になると思います。さらには昨季ブレイクしたArroyoや海外FAで大金を支払ったK MartinezやJosephにも出てきてもらいたいところ(昨年のJosephにはがっかりでしたが)。その他にもブレイクする選手が出てくるはずです。

トッププロスペクトであっても順調にMLBまで到達できるか、さらにそこからMLBレベルに適応できるかはわからないことを考えるとやはりSSは常に指名対象になると思います。SSから他のポジションにコンバートは可能ですが、逆は難しいというか不可能に近いことを考えてもSSが多いのは悪いことではないでしょう。

 

 

【OF】

Julio Rodriguez(2029まで、最長で2034まで)

Randy Arozarena(2026まで)

Victor Robles(2026まで+2027オプションあり)

Luke Raley(2028まで)

Dom Canzone

Jared Sundstrom

Yorger Bautista

Jonny Farmelo

Tai Peete

 

長期契約をしているJulioの守備はゴールドグラブ級でMVP級の活躍をしてほしい選手なのでシーズン通して頑張ってもらいたいけどなかなかもどかしいですね。3、4月のwRC+は103でした。4年連続20-20のArozarenaは今季も順調に5HR、8SBと積み重ねています。契約はあと2年なので延長の話が出てもいい時期に入ってきますがそこそこ大きな契約になるでしょうし年齢も現在30歳なので3年程度の契約を結ぶとしても守備面も問題なのでリスクはあると思いますからマリナーズの懐事情と要相談というところでしょう。Farmeloなど期待のプロスペクトが上がってくるのはまだ少しになるので資金があるのなら数年の契約延長は考えられると思いますがFAで流出しても全く別の選手を他チームから獲得するという可能性のほうが高いのではないかと予想します。ハッスルプレイで故障してしまったRoblesは昨年の活躍によって2年契約したところで、まずは昨年のような成績を残せるのか…というところです。RaleyはTBからやってきて対右投手の打撃でしっかり働いてくれました。一方で左投手はあまり打てません。なのでMooreのような左投手に強い選手とプラトーン起用というのが一番効率は良いんでしょうけど…FAまで今季含めて4シーズンあります。

プロスペクトの中ではBautistaがオールスター級の選手になってほしい期待の存在だと思いますけど当然時間はかかるし、プロになってのシーズンも始まってないのでどうなるかわかりません。故障から復帰したFarmeloにも大きな期待がかかります。SSからコンバートのPeeteもうまくいけばレギュラーを獲れる能力があると思いますけど長打が打てる代わりに三振を量産しているので将来はまだ不透明な状況でしょう。MontesはOFとしては厳しいのではと思ってるのでDH扱いにしておきます。Canzoneが打つHRは好きなので頑張ってほしいんですけど今年結果出さないとそろそろ…ロスターに残しておくべきかという話になってきますよね。

OFはマイナーの下の方には期待の選手がいるけど、Arozarena, Roblesがいなくなる2027シーズンまでにマリナーズに到達できるかは微妙なところなので自前の選手で彼らの代わりを考えるのであれば今年のドラフトで即戦力に近い大学生OFを指名して2027年から使うのは十分あり得る話だと思います。

 

 

 

ということで全体3位指名では残ってる中で一番良い選手を指名というのが基本線ではありますが、必要なポジションという意味では、打てる大学生OFがまずは欲しいのかなと思います。そして先発投手とSSという感じでしょうか。なのでLaVioletteにいくのかどうかということが注目点かなぁ…。

 

 

 

 

ドラフトと関係ない話を挟みます。

上でも少し書きましたがブログを書いてない期間にRaleighと今季から6年$105Mという大型契約を結びました。ファンにとってはうれしいニュースになったと思います。しかもMVP級の活躍をしてくれてます。打率は低いけどプラスのパワーがあり、守備でも評価が高い選手なのでこのくらいの契約は妥当な範囲だと思います。2月に当ブログで書いた予想よりは少し高かったんですがこれまでの貢献度や全盛期の期間になる期待値を含めれば想定の範囲内です。

他に契約延長が考えられるのはGilbertやKirbyになると思いますが、以前から言ってる通り投手の早期長期契約には慎重に考えたいので焦る必要はないと思ってますし、活躍を続けてマリナーズが支払えないような契約を求められる場合はもうそれはそれで仕方ないと思っています。ちなみにGilbertと延長するなら、Garrett Crochetの契約が参考になると思います。彼とBOSの間で結ばれたのはFA前1年とFA後の5年で6年$170M。GilbertはFAまで今季含めて3年あるので時期は違いますが今季終了後にFA前2年+FA後4または5年の6~7年契約を予想します。金額は6年$140~160Mくらいでしょうか。FA前の年数が1年多い分少し低くなると思いますけど、これまでの安定した実績を評価すればCrochetと同じくらいの$170Mまでいくかもしれません。少なくともCastilloやRayを超えて、もしかしたらFelixの7年$175Mを超えるかもしれません。と書いてたんですけど、故障発生ですね。やはり投手の早期長期契約には慎重であってほしいと思います。

 

 

 

さて、最後に今回もマリナーズに3位指名してもらいたい選手の順位ですが、前回から2か月経って、シーズンもかなり消化してきた中で大きな変動がありました。毎度コロコロ変わるでおなじみですが…。ということでこうなりました。

 

1. Jamie Arnold, LHP

2. Billy Carlson, SS

3. Seth Hernandez, RHP

4. Ethan Holliday, 3B

5. Eli Willits, SS

6. Aiva Arquette, SS

7. Gavin Fien, 3B

8. Kade Anderson, LHP

9. Tyler Bremner, RHP

10. Liam Doyle, LHP

11. Jace LaViolette, OF

12. Xavier Neyens, 3B

13. Gavin Kilen, 2B/SS

14. JoJo Parker, SS/2B/3B

15. Brendan Summerhill, OF

16. Steele Hall, SS

17. Kayson Cunningham, SS

18. Ike Irish, RF/C

19. Kyson Witherspoon, RHP

20. Wehiwa Aloy, SS

21. Marek Houston, SS

22. Ethan Conrad, OF

23. Dean Curley, SS/3B

24. Daniel Pierce, SS

25. Korbyn Dickerson, OF

 

 

 

元々評価の高かったHernandezが試合でも順当に結果を出していることでリスクがある高校生投手であっても思い切っていくのもありなのではと思い始めています。SloanとHernandezのダブルエース候補体制になれば数年後は楽しみです。本当に夢があります。ただ何度も言いますけど高校生投手はリスク高いと思うので、どんなに評価高くてもローテに入って投げ続けてくれるところまでいかない可能性も考えられますからね。いくなら2つ目の35位指名でAngel Cervantesなどにいく方が良いのか、高校生投手はやめておくか、う~ん。

リストを見ての通り、今ドラフトでは高校生野手が中心かなあと思い始めています。

大学生投手で一番はArnoldで、安定していて、アームアングルが独特なので良い結果を残せる可能性は高いだろうと思います。大学生投手を3位指名するならArnold一択だと思います。ArnoldはFSUなのでRaleighの後輩という事ですね。Kade AndersonやDoyle、Bremnerなどはローテで十分活躍するかもしれません。しかし3位指名のエース候補かと言われるとちょっと違う気がしてしまうというか。…こんな素人が頑張ってる選手に失礼な言い方して申し訳ありません。他にも数名1巡候補の投手はいてKyson Witherspoonも好きですけど指名するとなるとサイズも平均を下回るし3位指名はないと思います。

本当は欲しい大学生の即戦力に近いスター候補のOFですが、全体3位指名で大学生OFの指名をを見送って、次の35位以降の指名で有力な大学生OFが残ってればありかもなあという感じで考えてます。それでも3位候補にあがってくるとなればシーズン序盤評価を落としたLaVioletteがやっぱり一番でしょうね。打ち始めたかなという感じもあり(また最近は止まってますが)、三振も少し減ってきたかも。身体能力、守備力、パワーを考えるとやはり彼が大学生OFではトップだと思います。他にはSummerhillのような安定した選手を選ぶ可能性はあるかもしれませんけど3位でSummerhillというのは現状ではパワーが物足りませんね。サイズ考えれば将来的には打てるようになるかもしれませんけども。ATHで活躍し始めたJacob Wilsonの大学最終年がHR6本のみで2023年全体6位指名された例もありますが、彼は2シーズン連続で1桁の三振しかしなかったおもしろい数字を持つ選手ですからね。あとはXでも書いたと思いますがIrishを残りシーズン注目しておきたいです。もしかしたら一番即戦力になるかもしれないDevin Taylorにあまり興味をそそられない私です…。Conradも3位はないですよね。やはり3位ではOFを指名せずに2番目の35位指名以降で有力選手が残ってればいってもいいのではという感じですかね。Summerhillがもし残ってたらおもしろいし、Charles Davalan、Korbyn Dickerson、Mason Nevilleさらには前回の記事で名前をあげたArnoldのチームメイト Max Williamsのような能力ある選手の覚醒を期待して指名するか。OFはFAやトレードでも獲得しやすいポジションだと思うので絶対に欲しいってわけではないと思いますのでめぼしい候補者がいない、少ない現状では3位指名の可能性は低いと思っています。

なので結局は3位指名で大学生野手を指名するなら内野手のArquetteやKilen(Kilenは3位としてはパワー不足ではありますが)かなと思っています。この2人にOFのLaVioletteを含めて大学生野手はこの3人に絞られてきたかなと(チェックはしておくけどKilenの3位もさすがにないと思うので現実的にはArquetteかLaVioletteです)。Marek Houstonはないと思ってます。

本当はプロでも活躍の可能性が高い大学生スター選手を獲れる3位指名のはずですが、どうもいまいちこの選手というのがいません。シーズン終盤に入っていますが、もう少し残ってるので突き抜けてくる選手が出ることを願います。

 

最後に。数日前にBaseball AmericaがMock Draftやってました。1位がWillits、2位がArnold、3位マリナーズはHernandez、4位以降がHolliday, Arquette, Carlson, Andersonという感じ。Willits最近評価あがってます。Kade Andersonも上がり続けてトップ10以内の指名も見えてきましたかね。マリナーズは高校生のスーパー右腕とのことですが果たして。

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