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超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

大谷のトレードを考える

2023-07-23 18:00:37 | マリナーズ全般

ここにきて激しくなってきた大谷の動向に関する報道ですが、本当にトレードされるのでしょうか?

私は現時点ではトレードはないと思っているんですが、もう少しLAAの負けが込んでくればあるのかもしれません。残り1週間MLBファンの誰もが大谷の行方は気になるところだと思います。

 

今回あらためてマリナーズがトレード獲得合戦に参加するのかを考えたいのですが、結論から言えば参加はしても他球団と本気で争う気はないのではないかと思います。

つまり獲得合戦になってLAAからの要求が上がっていけば大谷獲得から撤退すると思います。

 

その理由ですが、まずマリナーズが大谷を獲得して残りおよそ60試合程度でどのくらい勝率が上がってプレイオフ圏内まで届くのかというのが一番の問題です。大谷は今季終了後FAとなるわけで最悪たった60試合だけの為にプロスペクトたちを放出して、同地区の対戦相手として何年も戦うことになります。プレイオフ圏内にいてプレイオフで勝ち進むためのピースとして大谷を加えるのなら納得もいきますが現状のチーム状況ではその点が厳しい気がします。ただ、ここにきて体を張ったKelenicのDL入りに伴ってなのか得意とするというか相性の良いというかTOR相手に接戦をものにしていますから連勝街道に入って欲しいところではあります。

もう1つ大きな材料としては、大谷を獲得したチームは大谷がFAになる前に契約延長を結ぶことが出来る唯一のチームになれるというのはかなり大きいと思います。大谷自身はシーズンに集中するということしか言えないと思いますが、もし、大谷を獲得して高い勝率を残せればシーズン終了後からFA期間が始まるまでに交渉する時間はありますし、シーズン終了前に契約延長の話し合いはあるのではないかと思います。

シーズンを良い形で勝って過ごせれば大谷も残留したいという気持ちに傾く可能性はあるかもしれません。そのためにもプレイオフ進出は絶対条件でしょうし、良い環境で良い仲間と良い野球ができる将来性あるチームだという所を示さないといけません。

マリナーズが大谷を獲得して果たしてこれらの条件をどれだけ満たして契約延長できるのか。怪しい気がします。単純に残り2,3か月レンタルでというなら別ですがその場合は交換要員となる選手たちもさらに限られると思いますから大谷獲得を目指すライバルに太刀打ちできるか怪しいと思います。

 

 

さて、中身も考えてみましょう。

個人的には世間で噂されているようなパッケージはとてもじゃないけど出せないと思います。

 

まずは投手大谷が入るとどうなるのかを考えます。

率直に言うとローテーションに大谷が入ったところで中5日必要な大谷が加わっても現在5人で回しているローテが6人ローテになるだけです。先発として使えないレベルの投手がいてその投手の代わりに大谷がローテに入るなら補強の意味はありますが、現在のマリナーズローテに大谷が入ったところで大きな戦力アップにはならないような気がします。もちろん1日休養が増えるのでそれが良い方向に行く可能性はあると思います。今季に限ってみればマリナーズチーム全体の中4日と中5日の先発投手の成績の差は大きくないですが。

長くなるので防御率だけ見ていくと、現状のマリナーズは

Castillo 3.04

Kirby 3.23

Gilbert 3.65

Miller 3.50

Woo 4.74

そしてここに入る大谷は

Ohtani 3.71

今日Gilbertが打たれてますので防御率は3.88まで下がってますが大谷が入ってもローテでは大きなプラスにはならない気がします。

ちなみにWooは手術後昨季復帰して今季がフルシーズン初めてなのでそろそろどこかでイニング制限が来て一足早くシーズン終了となる可能性があります。そのWooの代わりに日程を考慮してチームが1日休みが入れば大谷が入ったことでWooを飛ばしてローテを回せるということは出来るようになるのはありがたいことですが。

まあ1人足りなくなった時にはマイナーから1人上げる必要が出てきて、皆さんお待ちかねのHancockが最近良い形で投げているのでWooからHancockへスイッチする形になるのではないかというのが考えているところではないかと思います。

 

マリナーズローテに入っても圧倒的パワーポテンシャルを誇る大谷の存在感は大きいですし、プレイオフで発揮できる能力も高いのかもしれませんが投手大谷の加入はさほど大きなプラスはなさそうな気もします。

 

 

 

次に、打者大谷を考えればマリナーズにとっては大きなプラスになると思います。

マリナーズ打線にはOPS.700程度の選手がずらりと並ぶ状況ですから、OPS1.000を大きく超える大谷が入れば全く違う打線になる可能性があります。ただ、大谷は現在マリナーズレギュラー陣の中で一番OPSの高いMike Fordが座ることの多いDHに入る選手だという事を考えると7月21日試合終了時のOPS.922のFordに代わって1.076の大谷が入るわけで、OPS.447のWongの代わりに2Bに入るってわけではありませんからね。もちろんFordを1Bで使う機会を増やすことは出来るでしょうし、絶対的に打線の破壊力はアップします。

他の選手がDHに入る機会を奪ってしまうマイナス面もありますが攻撃では大谷加入はプラスの方が大きいと誰でもわかることだと思います。

 

 

ということで大谷加入は投手サイドから見れば大きなプラスかどうかは分からないけど少なくともマイナス面はないような気がしますし、大谷の調子が上がって昨季のような状態になればとんでもない戦力アップという話になってきます。打者サイドでは間違いなくプラスで長打力の高さから得点力アップは確実と思われます。

 

 

そんな大谷を獲得できるなら我々はどんなパッケージをLAAに提示するのか?

個人的な考えでいくと、即戦力を最低1人加えろという話でいけばこちらが提示できるのはGilbert, Miller, Woo, Brash, Kelenicあたりではないかと思います。まあみんな出したくないし、この選手出せるわけないって選手が入ってるかもしれませんが。そもそもプレイオフ目指すために大谷を獲得したいのに戦力になってる選手をパッケージに入れる意味が分かんないんですけどね。

そんな条件は吞めませんので私が出すならプロスペクトです。しかし、プロスペクトもメジャーに近い位置にはあまりいないので厳しいところでしょうか。誰を出しても良いとは言い切れませんが、ランキング1~5位のうち1人、6~15位のうち2人、16位以下から1人くらいしか出したくないですね。最大限譲歩してこれくらでしょう。あと、さすがにドラフトしたばかりの選手は出さないと思ってますけど(ドラフト後すぐにトレードできない規定ってまだありましたっけ?)。

超!マリナーズ的2023.7プロスペクトランキング

いくらユニコーン大谷といえども残り2,3か月の為にプロスペクトランキングの上位5人のうち3人+6以下から2人なんてやりすぎだと思います。そこにメジャーで投げてる先発投手を1人付けろなんて承諾できるわけありませんけど、今の相場はこれ以上になっているんでしょうか?ありえません。昨年トレードしてたらどうなっていたんでしょうね?

例えばH Ford, Clase, Hancock +1人くらいで成立したとしても、もしFAで出ていかれれば、これらの若い選手たちを大量にライバル球団へ与えただけに終わってしまうことを考えると私なら大谷を獲得する決断を下すことは出来ません。

 

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2023ドラフト終了

2023-07-17 19:17:27 | ドラフト

シアトルで開催された2023ドラフトが数日前に終わりました。

結果は最初の3つの指名で高校生を指名するという近年の流れにそった指名となり、私の希望するバランスの取れた指名、最初の指名は大学生をという形にはなりませんでした。

高校生の中でも若い選手の指名が目立つので今回のドラフトはこのことからもわかる通りハイリスク、ハイリターンの結果になることが予想されます。

ファンの皆さんも言ってる通り、現在のマリナーズの主なプロスペクトはまだすぐにはマリナーズに上がってこれないところにいて今ドラフトや近年のIFAで獲得している選手たちと合わせれば5年後にはかなり強力なチームを作れる可能性が出てきたのではないかと思います。あと、1、2年は高校生を上位指名しておいて、有望な若手たちがマリナーズに昇格してくる頃に合わせて昇格まで時間のかからない大学生をドラフトすればますます同じ時期に有望な選手の層を厚くすることが可能な気はします。思い通り順調にいくとは限りませんけど、この考え方なら個人的には2025年ドラフトあたりから、足りないところを埋めるような形で大学生を優先して指名するようになるのではないかと思います。

 

さて、今回のドラフトですが私としては久しぶりにドラフト前から情報を漁っていましたので楽しめましたが皆さんはいかがだったでしょうか。

今回マリナーズが指名した選手の中にはドラフト前に当ブログで紹介した選手、ドラフト指名を予想した選手も含まれていますが上位指名選手をあらためて見てみましょう。指名順位の後ろのカッコ内はスロットと契約金、名前の後のカッコ内は学校名です。

 

 

 

1-22($3,496,600 - $3.8Mで契約)

Colt Emerson (John Glenn HS)

あと数日で18歳になるドラフト全体の中でも若い選手です。

アメリカ代表では3Bで出場していた実績もあり、マリナーズのマイナーでは層が薄い3Bへのコンバートも予想されます。とはいえSSが出来ないわけではないので最初はSSでいくのかもしれませんし、2Bという選択肢もあるはずです。現状2B/SSのプロスペクトが増えているのでどうやり繰りしていくのかという問題は出てくるかもしれませんけど完全にSS1本というわけではなく複数ポジション守らせるというやり方ならこの問題は簡単にクリアできます。

身長はおよそ185cmなので特別大きいわけではなく、現状はHRを量産する打者というよりも二塁打を打つタイプですが、3Bにコンバートして体も大きくなれば5年後にはメジャーに昇格して年間20-25HRくらい打つことを期待したくなる選手です。打撃自体はかなり良くて、同じ左のCole Youngに近いセンスを感じます。

 

 

 

PPI-29($2,800,700 - $3.2Mで契約)

Jonny Farmelo (Westfield HS)

身体能力が高く、SSとしての経験もありますがスピードの評価が高くCFとしてキャリアを進めていくことになりそうな5ツールプレーヤー候補。これからパワーがついていく年齢ですが現状でもスイングスピードはかなりありどの方向にも力強い打球を打てるとの評価。どこまで能力を発揮できるか楽しみです。

まだ契約はまとまっていない様で想定の範囲内ではあるものの大学進学の可能性をちらつかせているのかもしれません。契約合意はしているものの金額の情報が入っていない6~10巡指名選手たちの契約金を絞れば$3.5M以上も可能だと思いますけどどのくらいになることやら。上にもある通り$3.5Mは今回のドラフトでいくとEmersonの22位指名相当の金額になります。大学でトッププレーヤーになり全体5位以内で指名されれば$7~10M、10位でも$5M以上の契約金が見込まれることを考えると安いのかもしれませんが、3年後そんな順位で指名されるのかどうかはわかりませんからね。本人がお金ではなく大学で野球がやりたいというのであれば話は簡単なんでしょうけども。

2023.7.17、$3.2Mで契約出来ました。

 

 

CB-A-30($2,732,500 - $2.5Mで契約)

Tai Peete (Trinity Christian School)

3つ目の指名でもEmersonと同じSSの選手を指名しました。私はSSをたくさん指名することに何の異論もありません。そしてPeeteもまたEmersonと同じく高校生の中でも若い選手で8月生まれのまだ17歳です。

ドラフト前にも指名候補として取り上げてた選手にはなりますが、投手としても最速96mphを投げていたそうで、パワー、身体能力は高いものがあり、スピード・肩・守備もプラス評価です。能力を考えればSSでもいけるのでしょうが身長は6'2"ということで約188cmと大きいので3BやOFへのコンバートも考えられます。OFの場合身体能力やスピードから考えればCFを守れるのではないかという所でしょうか。

パワーは持っていると書きましたが、打撃自体がPeeteの中ではマイナスポイントになっているところで、どの方向にも打ち分けられるという感じではなく、引っ張った時のパワーはすごいという評価なので、どうやって打撃の質を上げていくのか、パワーを有効に使えるようになるのか、時間をかけてでも克服できれば5ツールのすごい選手になれるのだと信じています。

 

 

 

2-57($1,436,500 - $0.6Mで契約)

Ben Williamson (William & Mary)

ここまで若い高校生の左打者を3人指名して、4人目の指名となる2巡で大学生SR(11月で23歳)の右打者Williamsonを指名しました。全くのノーマークでした。それも当然でMLB Pipelineの250プロスペクトに入っていない選手です。

スロットは$1.4Mほどですが、カレッジシニアということでスロットよりはるかに少ない金額で契約となりました。あまり注目されないカンファレンスで対戦投手のレベルも低いはずですが、その中で好成績を残しています。263打席で.391/.513/.662、12HR、14SB、40BB、22SO。本塁打数はやや少ないですが、過去2年間は408打席で7HRだったことを考えれば大幅な向上を見せていますし、BB/SOも年々改善して今季は三振の2倍近い四球を選んでいます。MLBに入ってくるようなトップクラスの投手との対戦経験がほとんどなさそうなのでそんな投手に対してどのくらいの打撃ができるのかはわかりませんが期待しましょう。年齢から考えれば少し上のクラスからスタートになるはずですが、対戦経験を考慮して通常通り下から始めるのかどうなるんでしょうね。

身長は'6"0の183cmなので3Bとしてはやや小柄でSSの選手の身長という感じ。データではSSでも試合に出場してるので元々はSSをやっていたのではないかと思いますが詳しく書かれてるところを見つけられてないのではっきりとはわかりません。肩は強く守備も悪くなさそうなので3Bでやっていけるのではないかとの評価です。

 

 

 

3-92($736,400 - $0.6Mで契約)

Teddy McGraw (Wake Forest)

 

Wake Forestといえば今ドラフトで全体7位でCINから指名されたRhett Lowderと同じ大学ですね。McGrawも昨年秋時点では1巡指名予想も出ていた評価の高い投手。高校時代にもトミージョン手術を経験しているようですが今季も肘をやってしまい2度目のトミージョン手術で登板がありませんでした。ということで、マリナーズとしては能力はあるけど投げられない投手を確保したかたちです。契約金も安く済みますし、復活さえすれば良いことづくめですが2度目というのは気になります。

故障前の成績を見ると四球が多く、三振を特別多く奪っているわけでもありません。それでも評価される1つの要因は近年1つの大きな評価対象になっているボールの回転数。特にスライダーは評価が高いです。球速も最速で98mph出ていたようで、健康体になってどのくらい投げれるのかというところからスタートになりますが、マリナーズにはWooという前例もいますから同じように能力を発揮してくれればというところでしょう。

 

 

 

4-124($531,300 - $1.2Mで契約)

Aidan Smith (Lovejoy HS)

非常に魅力ある選手だと思います。打撃の評価は高く成績も素晴らしいです。個人的にはリストの強さがどことなくTroutに似ている気がして6'3"(190cm)と身長も高いので体が出来てくれば飛距離も出るようになるんじゃないかと期待しています。大きな選手でありながらスピードもあり、上位指名3人の高校生たちを含めた4人の中ではFarmeloの次に速いと思われます。

CFで20HR以上を打てる5ツールプレーヤーになれる可能性を秘めた右打者です。左のFarmelo右のSmithどちらも夢があります。

 

 

 

5-160($374,400 - $0.2Mで契約)

Brock Rodden (Wichita State)

2022ドラフトではOAKから10巡目で指名を受けて1年大学に残っていた選手です。5'9"(175cm)と小柄ながらパワーを秘めた選手。2巡のWilliamsonと同じように強豪リーグに所属しているわけではなかったものの.371/.474/.701という素晴らしい成績を残しています。SSも守れますが、2Bでいくのではないかという感じで、将来的にはユーティリティープレーヤーでマリナーズまで上がってきてくれればという所なんだと思います。

 

 

 

以上5巡指名までをまとめてドラフトシリーズを締めくくりにしたいと思います。

今ドラフトで指名した選手のうちFarmeloと20巡指名のWill Watsonを除く20選手とは早くも契約という情報が入っていますのでFarmeloと契約できるのかがドラフトとしては最後の注目点という事になるかと思います。

 

次回はドラフト選手を含めたプロスペクトランキングをやろうと思います。

 

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ドラフト前の妄想②

2023-07-09 19:08:19 | ドラフト

ドラフト直前になりましたのでこれで最後にします。

2つのパターンで2巡目までの4つの指名を妄想したいと思います。

 

 

パターン1

1-22 Brayden Taylor, 3B

1-29 Kevin McGonigle, SS/2B

1-30 Charlie Soto, RHP

2-57 Colton Ledbetter, OF

 

バランス型の指名であり私の予想するのはこの形です。

まずは足りない内野手を補強するパターンで高校生に比べて昇格が早く見込める大学生の内野手を最初に指名します。候補として最有力はTaylorですが、最近のTaylorの評価は上がり続けてる感じで10位以内で指名される可能性もありそうなのでおそらくマリナーズの22位指名までは残っていないんじゃないかと思います。Taylorの他に大学生の内野手ではSS(2B)タイプのJacob Wilson(父はJack Wilson), Tommy Troy, Matt Shaw, Brice Matthews, 3BのYohandy Moralesなどが考えられます。Matthewsに関しては指名予想順位よりかなり高い順位の指名になるので契約金を少しセーブできるかもしれません。

29、30位は以前から推し続けている2人の高校生。Colt Emersonも良いんですけどね。より安全な指名として大学生左腕のJoe Whitmanはありだと思います。

57位のLedbetterはNootbaarと比較される選手で身体能力はNootbaarが上と言われますが彼と同じように四球をとれる選手です。CFをどれくらい守れるかあと何年守れるかでも大きく価値は変わってくる選手のような気がします。投手ではJosh KnothやLiam Petersonにいってほしいけど大学生投手かなと予想しています。

 

 

パターン2

1-22 Chase Davis, OF

1-29 George Lombard Jr., SS

1-30 Jonny Farmelo, CF

2-57 Tai Peete, SS

 

夢のある指名を多くしたのがパターン2です。逆に言えば成功する選手が出てこない可能性もあると思います。

22位指名はChase Davis。引っ張った当たりは気持ちよく飛んでいきますが昨年までやや三振が多かったのは気になるところです(今季は大幅に減らしてBB>Kの状況になっています)。指名予想ではばらつきがあるので22位まで残ってない可能性もあると思います。高校生ならColin HouckやBryce Eldridgeが候補ですがこの2人も人気のようですね。

Lombard Jr.は成長すれば長打を打てる大型SSになる可能性があります。コンバートで3Bになっている可能性はありそうですが。。。他にはSammy Stafura, Colt Emerson, Walker Martinなども高校生内野手としては候補ですね。

夢のある指名ということでFarmeloをピック。Davisと同じくOFではありますがCFを守れる高校生という事でDavisとはかぶることはありません(DavisもCF守れますが、おそらくRFかLFでしょうし、Farmeloはたぶん少し時間がかかるはずです)。大成すれば長期間CFを任せられる身体能力とパワーのある打撃でチームに大きな貢献をしてくれるはずです。指名順位が悪ければバージニア大への進学も選択肢にありそうなので契約金が少し高くなるのかもしれませんが30位のスロットバリューは約$2.73Mなのでこの順位での指名なら大幅に超えることはないのではないかと思ってます。まあ希望額は不明ですのであくまでも妄想の中での想定です。

57位指名はPeete。彼もLombardと同じくパワータイプのSS。そして二刀流の選手。投手としては96mphも記録する剛腕です。コンバートも考えればSS2人指名は何の問題もないし能力のある選手はSSにいると思ってますが、高校生SSは2人もいらないということなら投手を指名します。Travis Sykora, Alex Clemmey, Blake Woltersといった大型高校生でしょうか。もしくは上位指名漏れした選手をここで指名するか。ただ、その為にはどこかの指名で契約金を抑えておかないとスロットバリューを大きく超える契約をすればボーナスプールを超えてしまいます。なので夢のある選手たちばかりを指名することは無いはずです。

 

MLB公式によるランキング

 

さて、ドラフトは明日となりました。リアルタイムで見れる方はぜひ見てください。

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プロスペクトランキング 2023.7

2023-07-05 20:32:43 | プロスペクトリスト・まとめ

シーズン中間発表、もうすぐドラフトの7月ランキングです。

 

1. Harry Ford, C

2. Cole Young, SS

3. Bryan Woo, RHP

4. Gabriel Gonzalez, OF

5. Emerson Hancock, RHP

6. Michael Arroyo, INF

7. Felnin Celesten, SS.

8. Jonatan Clase, OF

9. Tyler Locklear, 1B/3B

10. Walter Ford, RHP

11. Lazaro Montes, OF

12. Alberto Rodriguez, RF

13. Starlin Aguilar, 3B/2B

14. Ricardo Cova, 2B/OF

15. Prelander Berroa, RHP

 

・前回3位のBryce Millerはプロスペクトランキングから卒業となっています。

・1位は不動のFordです。あいかわらず四球を選べる選手です。打率が上がってこないのも原因かもしれませんがもう少し長打が出ると思ってます。今季20-20いっても驚かないつもりでしたが、ちょっとHR数は難しそうです。とはいえまだ20歳ですからね。

・2位のYoungも不動の2位という感じになってきてます。しっかり四球も選べて三振より四球が多い状況になっています。上位2人がマリナーズにいない四球を選べる選手というのは良いことですね。HRは少ないですが二塁打は打てているのでこれから徐々にパワーが付いてくれば良いと思います。

・Wooはマリナーズに昇格していきなりやられはしたもののその後は良いですね。トミージョン手術明けのシーズンなので確実にイニング制限がかかるはずですが今後どこかの時点でブルペンに配置転換させるのか、このまま先発で投げさせてシーズン途中で一足先にシーズンを終わるのか。今季はかなり好成績ですが1試合当たりのイニング数は5イニングを切るくらい制限がかかっていますから思いのほか少ないイニング数にはなっています。

・Gonzalezが好調です。やはり打撃レベルは高そうです。まだ19歳ですが今季中のA+昇格はほぼ既定路線ではないかと思われます。まだ若いのでこれからに期待しますがHRを打てるパワーが付いてくれば一気に評価は上がると思います。今は4番で起用されることが多いようなんですがもう少し四球を選べるようになるといいですね。

・Hancockはたまに大崩れする試合がありましたが最近は粘れていて悪くないと思います。四球の多い試合も減ってきてる気がするのでランキングの下落が止まってる状況です。毎試合のようにイニング数を超える三振が取れるようになってほしいんですけど難しそう。最近の内容なら今季中の昇格の可能性もあると思います。

・Arroyoは絶好調で18歳にしてAで二塁打を量産しているコロンビアの選手です。打撃センスはGonzalezとそん色ないのではないかと思います。それでいてSSを守れますから今後MLB全体のランキングでも上位に行く可能性が十分に考えられます。

・Celestenはまだ試合に出てないようですが…同じく今年契約した注目の投手Jeter Martinezは好スタートになってるようですね。

・ClaseはAAに昇格して打率はかなり下がってますが、出塁は出来るし、盗塁は相変わらずのハイペース。HRを打てるパワーを見せる今季はトップ10から外れることはないでしょう。

・Locklearは離脱中です。今季はほぼ1B固定という事になっていて将来的には3Bというより1Bになってしまいそうなので本来順位を下げたいんですが、怪我をする前は好調で安定した打撃を見せていました。

・MontesはMichael Arroyoと同じ時期のIFAで契約した選手になります。契約金はMontesの方が上でした。もう1人Martin Gonzalezという選手にも$1M以上の契約を結んだんですがまだDSLで結果を出せずに苦しんでますね。

・Alberto RodriguezはA+でリベンジシーズンとでもいうのか2シーズン目となってるわけですが、成績を大きく上げています。AAに上がってどうなるか見てみたい選手です。

・Starlin AguilarはGabriel Gonzalezと同じ時期のIFAで契約した注目株。昨年からアメリカ本土でプレーしている期待の選手ですが今季はここまで結果が出ています。この調子でGonzalezに負けずに上がって行って欲しいですね。同じ時期のIFAで契約したもう1人の注目株投手のJuan Pintoはよろしくない状況。成績見ると打たれてるというより崩れてる感じ。Ricardo Covaもこの時のIFA組になるのでこの年のIFA野手陣は今のところかなり優秀ですね。

・私のお気に入りであるBerroaは想定の範囲内とはいえリリーバーに回された為順位を下げて15位。リリーフの方が合ってると思いますしその方が結果も出ているのでチームにも本人にとっても良いことだと思います。

・昨年ドラフトの上位指名高校生投手Walter FordとAshton Izziはルーキーリーグで投げ始めたところです。今後を見守ります。2022ドラフト下位では10巡のCF Bill Nightが好成績を残しているのが目立っています。

 

上位はあまり変わってませんがGonzalez, Arroyoが順位を上げた形になっています。絶好調ですからね。甲斐には新たに若い選手を入れました。活躍してほしいです。Wooももうすぐこのランキングから卒業となるのでAA以上にいるのはHancockとClaseだけになってしまう若いランキングになってきました。昨年トレードで複数名放出した影響でもあります。とはいえその若い選手たちは期待できる選手も多いですから1、2年後くらいのランキングではマリナーズ昇格が近い選手が増えて楽しみなランキングになってる可能性もあると思います。

 

 

その他注目の選手

Zach DeLoach・・・今季好調です(タコマだからなのかもしれませんが)。OFなので厳しいでしょうがもしかしたら昇格のチャンスがあるかもしれません。

Jake Scheiner・・・DeLoachと同じAAAにいる3B/1B/LFの選手。長打爆発で本塁打を量産中です。年齢が今季中に28歳になるのでプロスペクトというわけでもないですが気になる選手です。

Brandon Schaeffer・・・2022ドラフト18巡の左腕でHigh-Aでローテを任されイニング以上の奪三振、WHIP1.18と好成績を残しています。今後に期待します。

Michael Morales・・・2021ドラフト3巡右腕。現在20歳で昨年からAのローテに入っています。さすがに昨年はやられていましたが、今季は悪くない成績を残しています。

Reid VanScoter・・・2022ドラフト5巡の24歳。A+でまずまずの成績。対戦相手はほとんど年下のはずなので好成績を出して当然ではあるのでAAに上がってどうなるかですね。

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22位指名は

2023-07-02 12:55:46 | ドラフト

ドラフトまで残りわずか。これまでたくさん選手を上げてきましたが結局最初の指名は誰が良いのかを考えます。

といっても、結局は21人誰が指名されるかわかりませんから優先順位で複数名あげておきます。上から順番に良いなあと思う選手です。

生年月日や今季成績まで載せておきます(成績は所属リーグによって多少差が出ます)。

 

 

Brayden Taylor (TCU)

マリナーズの補強ポイントになる即戦力になる可能性のある3Bという点でも有力候補だと思っています。ただ、22番目まで指名されないかというと非常に怪しくてどこかのチームが指名しているのではないかと思います。まだ体が細いのでこれからパワーがついていけばかなり良い打者になれる可能性があると思います。

2002.5.22生   185cm、81kg、右投左打

321PA、.308/.430/.631、23HR、14SB、54BB、60SO

 

 

Chase Davis (University of Arizona)

ここまで名前をあげてなかった選手。高校時代から注目はされていて、大学では年々成長し今季大活躍したOF。三振数も減らせているし四球も選べています。パワーもあるしHRの映像を見ると気持ち良いくらいかっ飛ばしてくれる選手です。

2001.12.5   185cm、97kg、左投左打

278PA、.362/.489/.742、21HR、0SB、43BB、40SO

 

 

Matt Shaw (University of Maryland)

Troyに近い感じですがShawのほうがなんとなくセンスは感じます(ちょっと映像見ただけで偉そうに言ってすみません)。大学1年時から3割を打ち2年生で22HR、そして今季は優秀だったBB/SOが1を超えたのも大きな評価になるのかもしれません。守備面では肩が少し弱いかもしれませんがMLBでもSSとしていけるかもしれません(最終的には2Bで落ち着くと思われます)。マリナーズのマイナーに足りないところを補完できる指名になります(昇格が近い2B/SS)。

2001.11.6   180cm、83kg、右投右打

317PA、.341/.445/.697、24HR、18SB、43BB、42SO

 

 

Tommy Troy (Stanford University)

力強い小柄な右打者というのが第一印象。SS/2B/3B/OFといろんなポジションを経験しているのも良いことですがプロでは2BもしくはCFあたりが想定されているようでおそらく2Bの強力な打者というのが将来像でタイプ的にはBret Booneのような感じになってくれればという感じ。

2002.1.17   178cm、89kg、右投右打

293PA、.394/.478/.699、17HR、17SB、35BB、42SO

 

 

Nolan Schanuel (Florida Atlantic University)

打撃特化型の選手としてはかなり有力な候補です。しかし、どこを守るのか?1Bには故障中ではあるもののプロ入り後結果を出しているLocklearもいますからLF?選択肢が少なくなってしまいそうな。とにかく圧倒的に打てるならどこでもいいし最悪DHでも良いって話なんですけども。成績見る限り圧倒的だしBB/SOがものすごい数字でマリナーズにはいないタイプなのでそういった意味では良い指名になる気もします。

2002.2.14   193cm、99kg、右投左打

289PA、.447/.615/.868、19HR、14SB、71BB、14SO

 

 

Brice Matthews (University of Nebraska-Lincoln)

今季大爆発大ブレイクのSSです。スイングがコンパクトでスムーズというかクイックな感じ、それでいて飛距離が出るのが魅力だと思います。やや三振が多いのは気になりますが身体能力はスター級でしょう。ポジションはどうなるのか分かりませんが能力的にはSSもいけるはず。2BやCFの可能性もあるでしょう。

2002.3.16   183cm、86kg、右投右打

265PA、.359/.481/.723、20HR、20SB、47BB、53SO

 

 

基本的にはこの6人の大学生に絞れた気がします。

高校生の可能性を無視してるわけではないんですけど…22位指名は大学生と想像してます。高校生で候補になってくるのはBlake Mitchell, Colin Houck, Kevin McGonigle, Aidan Miller, Sammy Stafura, Walker Martin, George Lombard Jr., Colt Emerson, Bryce Eldridgeあたり。個人的にはこの選手が絶対欲しいという場合を除いてここで是が非でも高校生内野手を指名という事にはならない気がしています。次の29位指名でも良いのではないかということです。しかし上にあげた6人の大学生が全て指名された場合は大穴のJack Hurleyもしくは高校生を指名することになるんじゃないかと思います。(もちろんあくまで妄想です)

あとは指名されずに落ちてこないかなあと思ってるのがRhett Lowder。あくまでも大学生でいきます。マリナーズのローテには一気に若い自前で育てた投手たちが出てきましたが、マイナーに残っているのはHancockくらいになってますから大学生投手を補充するのはありです。もちろんマリナーズの補強ポイントは打者だとは思いますので最初の指名権ではなくもう少し後で良いとは思いますが彼が残ってるなら悩んで欲しいです。

以上になります。皆さんは誰が良いとかありますか?ドラフトまであと1週間楽しみに待ちましょう。

 

 

ちなみにの話。

ここまでマリナーズの話しかしてませんでしたが、私が1位指名権を持っているなら誰を指名するか。

私ならLSUのPaul Skenesを指名します。投手を1位指名かという話ですけど、Skenesは1位指名に値する魅力があると思います。

こんな書き方をするのは理由があって過去10年のドラフトで投手が全体1位指名されたのはたった3回。2013年Mark Appel、2014年Brady Aiken、2018年Casey Mize。

この3人の結果を考えると全体1位とは言い難いどころか1巡指名の選手として考えても寂しい結果になっているのがわかります。もう少しさかのぼると2011年にはGerrit Cole、2009年Stephen Strasburg、2007年David Priceと豪華な名前が出てくるんですけどね。

NPBと違いMLBはやはり野手を1位指名というのが通例といってもいいくらいです。野手でトップはCrewsというのが総意でしょうか。私にもそう見えます。おそらくMLB全体のプロスペクトランキングでも5~15位くらいには入るのではないでしょうか。

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