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超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

ドラフトが終わり、TDLも過ぎました

2025-08-02 08:07:35 | マリナーズ全般

ブログを更新する暇がなくXで短くポストしてばかりです。

さて、ドラフトは今年も大学生が中心となりました。上位は高校生中心になると予想していた私はなんだったのでしょう…。

 

全体3位はKade Andersonを指名。残っていないと思われましたが、先に指名する2チームは指名しませんでした。今ドラフトの投手の中では完成度が高く、球速はそれほどでもありませんが筋力をつければもう少し上がるのかもしれません。現在の評価から考えれば2027年中には昇格してきそうなAndersonなので順調ならCijntjeと同じくらいの時期にMLBに到達するのではと予想されます。

35位指名では今ドラフトトップクラスの大学生捕手Luke Stevensonを指名。プラチナグラブで本塁打量産中のRaleighがいて、AAAにはFordもいるなかでの上位捕手指名は何を意味するのでしょうか。Stevensonが順調にいけば、Raleighを1Bに移すのか、それともFordをトレードもしくはコンバートするのか。Stevensonはパワーがあり四球が多いけど三振も多いタイプで今季は試合数以上の三振を記録して、打率は.251に沈んでいます。

2巡で唯一の高校生Nick Beckerを指名し大幅なオーバースロットにて契約しました。大型SSとして期待できる選手だと思っていますので3~4年後マリナーズの正SS候補に名前があがってくるくらいの活躍を期待します。

3巡のHugusは完全にノーマークでした。隠し玉とまではいかないけど何かを高く評価したのではないかと思いますので、周囲の評価以上に伸びる可能性を見ているのではと思います。先発で使うと思うので今のEvansやHancockのような立場でチャンスを貰ってそこでどのような働きができるかということになっていくのではと思います。MillerやWooは2021年の4、6巡ですからそれ以上の順位で指名した投手。期待します。

あと気になるのは5巡のDickerson。CFを守れる強打タイプでバットにどれだけ当たるかによってチャンスは増えると思います。OF3ポジション守れて大きいのを打てる4th OFの選手っていいですよね。ユーティリティーなのにパワーがあるMooreみたいな…Mooreがんばれ。

今年の故障者枠(長期欠場で投げてない投手を指名する)は9巡のSteensma。大学1年次はリリーフで奪三振率11.2、2年次は先発として投げ与四球率を大きく下げました。トミージョン手術のため今季は登板がありませんが来年復帰予定です。もう1人の故障者枠18巡のStiegは大学でもう1年やるようで契約できませんでした。

Stevensonを指名しましたが、12巡でJay、14巡でHeymanとさらに2人捕手を指名しています。パワーのあるJayはコンバートも視野に入ってるのかもしれません。

最後の指名20巡のMorenoはパワーはあるけど当たらないタイプのSS。投手転向もありそうです。

19巡で高校生トップクラスの左腕Appenzellerを指名しましたが当然契約できませんでした。

 

今年のドラフトは例年通りの大学生投手。そしてコンタクトに難があるパワー系の野手が目立つドラフトになったと思います。野手はパワーを生かせるコンタクト力を身につけられれば大きな飛躍があると思いますが上手くいくのでしょうか?投手は早くマリナーズの戦力になってほしいと思います。Beckerは少し時間かかるでしょうけど期待してます。

 

 

 

そして、TDLでNaylor, Suarez, Fergusonの3人を獲得しました。交換で出した選手はLocklear, Brandyn Garcia, Izzi, Jeter Martinez, Cranton, Burgosの6人。進化したLocklear、昇格したばかりのGarciaや最近やっと落ち着いてきてたMartinezとマリナーズで見たかった選手たちもいますが、今勝つために動いた結果です。残り2~3か月のためにこれだけ放出したとはいえトップ10に入るかどうかというLocklearのほかはそれほど評価の高くない選手で済みました。たった2か月のためなのでそんなに持っていかれたらたまったもんじゃありませんからね。Martinezなんかは将来のエース候補として入団したはずですがなかなか安定せず評価も上がってきませんでした。ここ2年ドラフトではAnderson, Cijntje, Sloanを指名していますから出しても良いという判断は十分理解できます。でもLocklearはマリナーズで打ちまくるところを見たかったですね。AAAでは打ちまくってるけど、果たして上でも打てるのか、それはわかりませんけどね。先月昇格させてもし打てない結果が出ていればLocklear中心のパッケージでSuarezは獲得できなかったでしょうし、難しい判断です。

他球団のようにもっとブルペンを整備して欲しかったし、Bryce Millerが昨季のような状態で戻ってこれるか不透明なことを考えれば先発投手も獲得しても良かったのではと思いますが、打線はかなり強くなったと思うので打ち勝ちながら、投手が本来の力を見せてくれることを期待します。

しかし、数年前の身長のような数字(.200前後)の低打率の選手が複数いた打線からは考えられないほどの打線になりましたね。こんなにも変われるものなのかと。一方でベンチ要員はGarverは良いとして、バットに当たらないユーティリティー、非力なユーティリティー、ベンチにいるだけのベテランとなかなかにレギュラーと落差がある状況になってます。MooreはwRC+が80まで下がって自己ワーストの2021年に近づいてきました。そろそろ爆発的な戻しでキャリア通算の100までは戻してくれませんか?というかなんでここまでバットに当たらないのか、あれだけ打ててた左投手を全く打てなくなったんでしょう。通常時のMooreが戻ってきて、RaleyとRoblesが復帰すれば野手はMLB上位なのは間違いないと思うんですけど、そんなにうまくはいかないか。

 

 

 

残りシーズンを楽しもうとは思いつつ、次のトレード候補をずっと探してしまうのが私です。

今気になってるのが以下の3人。

Royce Lewis

Brendan Donovan

Kyle Stowers

今のところこの3人にプロスペクトを出して獲得するのはありだと思っています。

Lewisはとにかく欠場が多いのでBuxtonと同じようにMINとしては扱いが難しいだろうなあと思いつつ、故障がちな選手と長期契約する前にトレードしませんかという提案です。もし獲得して故障離脱すればWilliamsonで埋めるというかたちになります。故障が多いこと、成績も以前ほどとびぬけているわけでもないので対価としてのプロスペクト放出も渋りたくなるところです。

DonovanのSTLは私の大好きなWetherholtの昇格が迫ってきているはずなので、Wetherholtを2Bで使うならDonovanを出してくれないかな?ということもあり候補にあげています。保有権は2027年まで。トレードするにはいいタイミングではないでしょうか。ちなみに獲得できれば3Bで出場してほしいと思っています。

StowersはMIAでブレイク。両翼タイプの左打者なので必要かと言われれば必要でないのかもしれませんが単純に打力に魅力を感じます。今オフどのようなチーム編成になっていくのかわかりませんけど、Polanco, GarverなどDHに入っている選手はFAになりますからDHも使いながらと考えればいけるのではないかと。結果を出してるのが今季のみなので3年やって一人前という点からいけば翌年不振に陥ってそのままサヨウナラにならないとも限りませんけど。

FAになる選手は1BのNaylor、3BのSuarez、DH/2BのPolanco、CのGarver、UTLのMoore、ベンチのSolanoこのへんですね。

来季はFord, Montes, ArroyoがMLBに到達するでしょうし、後半戦に入ればEmersonも準備ができてくるかもしれません。そうなるとどこまで補強する必要があるのかというところですし、トッププロスペクトを整理して大物を引っ張ってくるということも考えられるところではあります。もちろん若手がチャンスをつかんで活躍してほしいですよ。

今オフに先発投手を獲得する為にプロスペクトを出す可能性は高くないと思いますけど、今季残りシーズンで長期欠場者が出るようなことがあれば獲得に動く可能性はゼロではなくなるはずです。でも可能性は低いので今回はここまでとします。

 

ワールドシリーズ行くぞ~!!

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2025ドラフトに向けて⑤

2025-07-13 08:36:21 | ドラフト

今までとやってることは大きく変わりませんがこれがドラフト前の最後の記事になると思います。

 

5つ目の指名までの候補選手を前回記事よりも絞ったかたちです。

年齢はドラフト時点でのものになります。

 

1-3

JoJo Parker (SS, 18)

Ethan Holliday (3B, 18)

Kade Anderson (LHP, LSU, 21)

マリナーズが好みそうなParkerは有力候補でしょうし、アンダースロットで契約できるとすれば、以降の指名でポテンシャルの高い高校生を多く指名する為に良い選択肢だと思います。Hollidayが残っていれば指名の可能性はあるかもしれませんが契約金の要求は高そうです。マリナーズ待望の長打を打てる3Bとして出てきてくれればというところですね。

 3位指名なのでリスクの低い大学で成績を残した選手を指名したいところなんですが、今季圧倒的な成績を残した選手がいない状況なので難しくなっています。そんななかで、今季故障者が続出したローテ候補に1人加えようという考えでいけばAndersonを候補にしたいんですけど、最近人気のようでマリナーズの指名が回ってくるまでに指名されているかもしれません。大学生投手の上位候補はDoyle, Arnold, Bremner, Witherspoon, Woodなどもいます。Woodは終盤印象的な活躍でしたが高評価していたとしても故障歴とサイズはマイナスなので3位指名としてはリスクは高いですよね。大穴な気もしますけど10位以内の予想はほとんどない状況です。ちらっと言ったけど自信のある投げっぷりは小さなScherzerに見えるんですよね(Scherzerはタフな印象なのでそこは違うんですけど)。

大型SSとして一定以上の結果を残したArquetteは打撃が完成していけば将来的には3BもしくはOFへのコンバートの可能性も含め攻守でプラスを生み出せる選手になる可能性はありますがシーズン終盤ほとんど四球を取れずHRもなかなか出なくなってたのは気がかかりです。他にはIrish, Hernandez, Willits, Carlsonも可能性はあると思っています。前回から少しだけ順番変わりますがトップ5自体は変わらずParker, Holliday, Anderson, Arquette, Hernandezにしておきます。ちなみに6番目は打撃を買ってIrishです。

マリナーズの全体3位はArquetteを予想する媒体が多いようですけど、どうなんでしょうね。期待通り打てるのか。Parkerはこれまでのマリナーズが好んできたタイプの選手かもしれないけど指名はあるのか、投手重視でAndersonが残ってない場合でもHernandezにいくことはあるのか、高校生投手よりも大学生投手にいくのか。SloanがいるとはいえHernandezというエース候補が入るのは悪くない気はします。って何度か行ったような気がしますね。すみません。個人的にはとびぬけた選手、リスクが低く安定した選手がいない気がするのでもったいないかもしれないけど2つ目以降の指名のために契約金少なめで契約できそうな選手にと思ってしまってるところがありますが、普通にHollidayってのもあるのかもしれませんよね。

 

 

 

CBA-35

Josh Hammond (3B, 18)

Patrick Forbes (21, Louisville, RHP)

Kayson Cunningham (SS, 19)

 Forbesは今ドラフトで最も欲しい投手の1人です。ひとめぼれです。魅力的なファストボールに加えて、スライダーも決め球になるはずで、シーズンの結果がもう少し良ければ1巡で指名されるべき投手だと思いますけど、ここまで残っていてくれれば指名してほしいなあと思います。コントロールに難があり今のままではリリーフリスクもあるかもしれませんが良くなると信じています。ただ、これまでのドラフトから考えるとここで指名するのは高校生内野手のような気がします。Hammondが残ってればおもしろいですが最近の情報では1巡で指名されそうな評価になってきてるようですね。Cunninghamも残ってないかなあ。前回も言ったけどFienがもし残ってれば彼を優先したいです。大学生ではOFになりますがBrendan SummerhillやEthan Conradがもし残ってればありですね。

 

 

2-57

Dax Kilby (SS, 18)

Lucas Franco (SS, 18)

Nick Becker (SS, 18)

上位2つの指名で大学生投手を指名していなければここで指名の可能性はあるかもしれませんけど、基本は高校生野手でしょう。KilbyはSSからのコンバートの可能性は高いとされていますが、打撃の完成度は高く、サイズもあるので攻撃面で面白い結果を残せると思います。一方Francoは高校生の中で上位の守備力を誇るSS。サイズもあり平均的なパワーまでは到達するはずで楽しみな選手です。3人目も能力が高い大型SSのBecker。守備面での評価は高く、将来的にもSSとしてプレイできる評価で、スピードがあり、打撃力も魅力というオールラウンドな好選手になれる可能性があります。

好結果を残しているJaden Fauskeはチェックしておきたいです。身体能力お化けというわけではないので難しいところですが、映像見る限りすごく良い動きと雰囲気だと感じます。あとは故障者指名が多い気がするマリナーズなので今年はAJ Russellは注目しておきたいですね。Colin Yeamanも指名があるならこの辺でしょうか。

 

 

3-91

Josh Owens (SS/RHP, 18)

Angel Cervantes (RHP, 17)

Ryan Wideman (CF, Western Kentucky, 21)

 

4-122

William Patrick (OF, 19)

John Stuetzer (CF/SS, 18)

Cooper Flemming (SS/RHP, 18)

 

 

ということで見てきました。そろそろ大学生指名が増えてもいいのかなとここ2年くらい思っているけど、今回も高校生中心のドラフトになるのではと予想して、候補はほとんど高校生をあげています。1つ目の全体3位指名で契約金を節約できれば、次以降の指名に契約金を回すかたちで高校生中心のドラフトも可能になってくるのではと思っています。

今、マリナーズの打線は結果を見るとMLB平均よりは上となり、故障者も少し出たこともあり投手陣が平均か少し下というのが状況です。毎年うまくやってきたブルペンが最近上位の成績を残せていない、耐えきれず失点するというのが何とも言えないところですが、日本のドラフトとは異なり上位でブルペン候補を指名することはほぼありませんから、ブルペンはどうにかやってくれると信じて他を指名していきましょう。先発投手は今季ロスターから外れているMillerがどうなるのか心配ですが、みんな健康で結果を出せることは稀なわけで、2,3人長期欠場者や不調でフェイドアウトしていくような選手が出てもやっていけるくらいの層の厚さがあることが理想です。そういう意味ではEvansのように下位指名でもしっかりスポットで登板して結果を残せる投手を準備できれば最高。常に7人くらいは整備しておく気持ちでチーム作りが必要なのではないかと今季を戦う中であらためて考えさせられています。

ということで先発投手を考えるとGilbertとCastilloが2027終了後FA、Kirbyが翌年FAといった感じでまだ数年ありますが代わりの投手を獲得するなら今のうちに指名して育てないといけないという時期にそろそろ差し掛かってきたと思います。もちろん今マイナーにいる投手が代わりを務めてくれればという思いもあります。Cijntje, Sloanの2024上位ドラフトコンビや故障がちのMcGraw、Phillips、2022ドラフト高校生コンビのWalter FordとIzzi、大きな期待があるもののいまのところまだ結果は安定しないJeter Martinez、AAまできているMichael Moralesなど。順調にいってる選手は少なく、もう1人有力な候補者を加えておきたくなるところもあり、1つ目、2つ目、3つ目くらいの指名で大学生の好投手を指名する可能性はあると思っています。

Emerson, CelestenというSSのトッププロスペクトが故障がちでどうなるかわからないという考えでSSを優先することも考えられます。それでなくてもSSは当然に指名しておくべきだと思います。守備でSSを守れそうという意味で1つ目の指名でBilly Carlsonを指名するのかと言われると微妙な気もしますが。WillitsやArqutteなどにいくことは考えられると思います。とにかく高校生SSは上位指名で1,2人はいくはずだと思っています。3Bも欲しいポジションなのでHolliday, Fien, Hammondなどをあげています。地元のNeyensを指名するのも良いですね。

 

早いものでもう明日がドラフトになりました。せっかくの3位指名で外したくはないけれど、圧倒的な大学生がいない中でそれはなかなか難しいのかもしれません。高校生は当然リスクは高いですがそれを承知で指名するのか、スケールはダウンするけど確実性を取るのか。近年のマリナーズドラフトはまずまずの結果を出していると思うので今年も期待したいところです。

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2025ドラフトに向けて④

2025-06-21 09:26:35 | ドラフト

ドラフトまで1か月を切りました。

今回は各指名で指名してほしい候補選手をあげてみました。

 

 

1-3

HS: Ethan Holliday (3B)、Billy Carlson (SS)、JoJo Parker (SS)、Eli Willits (SS)、Gavin Fien (3B)

HS: Seth Hernandez (RHP)

C: Kade Anderson (LHP)、Jamie Arnold (LHP)、Tyler Bremner (RHP)、Liam Doyle (LHP)

C: Aiva Arquette (SS)、Brendan Summerhill (OF)、Ike Irish (RF/C)

結局Hollidayですかね。たくさん名前をあげてますが基本は高校生野手が良いのではというのがあります。パワーはあるけど上に上がっていく中でコンタクト率が問題になる可能性は低くないかもしれませんが…。Hernandezにエースの夢を見るのか…何度も言わせてもらうけど高校生投手はハイリスクなので避けてほしい気持ちもあったり。そこで現実的に大学生投手のKade Anderson、ArnoldもしくはBremner, Doyleあたりでいくか。それとも打線強化という考えで大学生野手を選択するのかというところでしょうか。

大学生野手で有力なのはArquetteでしょう。あとはOFになりますが、どうしてもSummerhillをあきらめきれていません。まあ3位指名は無いと思ってますよ…でもサイズもあるのでこれからパワーさえ発揮できればという願いを込めて。Irishも今ドラフト打者の中ではかなり有力に思えてシーズン中盤以降かなり注目してました。今季SEC内でかなりの成績を残していて上位指名は確実だと思います。一方で現政権のマリナーズドラフトを考えるとバットファーストのOFを指名する可能性は低いような気もします。やはり大学生野手ではArquetteでしょう。

例年に比べてタレント不足で特に大学生はその傾向が強いとされる今ドラフト。もちろん評価は数年後に行われるべきですが、今季成績だけ見ても驚くような成績を残した選手はいません。そこで作戦として考えられるのが1つ目の指名で資金を節約して、2つ目以降の指名で資金を投じてスリップしてきた有力選手を指名するという考え方。マリナーズ現政権下では1つ目の指名で資金を節約することはあまりしてない気がしますが、昨年のSloanのように2つ目以降の指名でピックバリューを大きく上回る契約を与える代わりに、1巡を除く他の指名で資金を絞って節約するのは毎年のようにやってます(特に5~10巡は当然のように低い契約金にするのがマリナーズです)。例えば、今年昇格してきたWilliamsonも2巡指名ではありますが、かなりアンダースロットで契約している選手ですよね。今ドラフトでは30球団のなかで一番資金を使えるマリナーズなので2つ目以降の指名でも大きな契約金を与える選手を指名することはほぼ確実です。

そこで全体3位で名前があがっているのが高校生野手ではJoJo Parker。近年のマリナーズが好むタイプといえそうな選手で各媒体で5~10位くらいにランクインしている選手です。Hollidayを大きく上回るのがコンタクトに優れる点。それでいて強い打球も結構打てているようなのでマリナーズの本命といえるのかもしれません。SSを守れることもHollidayとの大きな違いで、Hollidayは3Bになりますから、ParkerはじめSSを守れる選手は価値が高いです。3位のピックバリューが$9,504,400もあるのでParkerならここまで高額にはならないはずでいくらか低い契約金になると思います。Carlsonもアンダースロットで契約できるでしょうけど、3位指名としてはやはり打撃・パワーが現時点では厳しいというのが本音です。ずっと推してきた選手ではありますが…夢よりも現実を見ないといけない時が近づいてきました。大学生で契約金を節約して指名するなら…難しい選択ですがIrishかな?投手はう~んBremnerかDoyleかな?

Holliday, Anderson, Parker, Arquette, Hernandezが現在のトップ5ということにしておきます。

 

 

 

CBA-35

HS: Kayson Cunningham(SS)、Steele Hall(SS)、Daniel Pierce(SS)、Josh Hammond(3B/RHP)、Xavier Neyens(3B)、Sean Gamble(OF)、Jaden Fauske(OF)

C: Patrick Forbes(RHP)、Gage Wood(RHP)、Riley Quick(RHP)、Zach Root(LHP)

C: Wehiwa Aloy(SS)、Alex Lodise(SS)、Dean Curley(SS/3B)、Caden Bodine(C)、Ethan Conrad(OF)、Devin Taylor(OF)

ここからは前の指名でどんな選手を指名したかも関係してくると思いますが、35位指名は多くの可能性があるのではないでしょうか。でも高校生投手はないと思ってるので候補を1人もあげてません。

個人的にはForbesの投げっぷりというか高めのファストボールに惚れてますのでまだ残っていて全体3位で大学生投手を指名してなければいってほしいところ。先日CWSでノーヒッター19奪三振を達成したWoodはこの順位まで残らないでしょう…サイズは小さいけど、この試合では最後まで97mph前後で空振りを取り、なんだかMax Scherzerっぽさを感じ、もはや全体3位でいいのではと思ってしまうような活躍でした。Quickは上位候補の中ではかなり大型で球速も出るけど三振は多くないマリナーズにいないタイプ。そして、Bremnerがここまで残ったりしないかなあとちょっと思ってます。

大学生の野手で残っている中からいい選手を指名するのもありだと思っていて、特に有力なSSの選手たちが残ってれば。ほかにはBodineは捕手になるけど打撃面では今ドラフト屈指とされ、パワーは平均か少し下かもしれませんがセンスとコンタクトの力は高くおもしろいのでは。捕手としてMLBで戦えそうな能力もあるようですが、Raleighがいるマリナーズなので最終的にはポジション変更の可能性も考えられます。

資金が使えるということで上位指名漏れした選手を少し低い順位で指名して多めの契約金を提示するパターンは十分に考えられます。この順位で高校生のFienが残っていればかなり面白いと思いますがさすがにないですよね。同じくらい残ってれば欲しいのはKayson Cunningham。特に全体3位指名でParkerを指名しなかった場合はぜひ欲しいです。パワーは物足りないかもしれませんが今ドラフトでは最高クラスのピュアヒッターでスピードもあるので戦力になると思います。高校生SSは上位で毎年欲しいですからね。

高校生でこの35位相当での本命はHammondだと思ってます。ウェイクフォレスト大に進学すれば二刀流でやっていきそうな話ですがプロでもまずは二刀流で見てみたいくらいです。でも野手に専念して打ちまくってほしいかな。

 

 

 

2-57

C: Colin Yeaman(SS)、Charles Davalan(OF)、Korbyn Dickerson(OF)

HS: Dax Kilby(SS)、Lucas Franco(SS)、Coy James(SS)、Quentin Young(3B)、Ryan Mitchell(SS)

C: Cade Overmueller(LHP)、Anthony Eyanson(RHP)、Marcus Phillips(RHP)、A.J Russell(RHP)、JB Middleton(RHP)

HS: Aaron Watson(RHP)、Jack Bauer(LHP)

ここまでに大学生内野手を指名してなければYeamanは選択肢に入れてほしいと思いますが、高校生SS/3Bの有力選手にいきそうな気がします。Kilbyが残ってればおもしろいだろうし、Billy Carlsonを指名してなければFrancoで夢を見てみたいと思ったり。そしてQuentin Youngのパワーは魅力的(モノになるかはわかりませんが)。上でも候補にあげた高校生OFのFauskeが残ってればありかと思います。

 

 

3-91

HS: Angel Cervantes(RHP)、Mason Pike(RHP/SS)、Matthew Fisher(RHP)、Frank Cairone(LHP)

HS: William Patrick(CF)、Brock Sell(CF)、Josh Owens(SS/RHP)、Brady Ebel(SS)

C: Pico Kohn(LHP)、James Ellwanger(RHP)

C: Ryan Wideman(OF)、Gavin Turley(OF)、Colby Shelton(SS)

4つ目の指名という事でここらへんで高校生投手はありかもしれません。Cervantesに資金を積むのはありなのでは?Pikeも注目してますがサイズがないのでいくとしてももう少し下の指名になるかもしれません。野手ではスタンフォード大へのコミットがあるため契約が難しいとされるOFのセルはどうでしょう。パワーがどこまで付くかですがそこをクリアできればかなり面白い選手なのでは?金で解決できるのかどうかわかりませんけど。大学生も面白いと思いますが上位は高校生が多いのがマリナーズなのでね。

 

 

4-122

C: Justin Lamkin(LHP)、Ryan Prager(LHP)

C: Max Williams(OF)、Trent Caraway(3B)、Aaron Walton(OF)、Jalin Flores(SS)、Jared Jones(1B)、Kane Kepley(OF)、Daniel Dickinson(2B)

HS: Dean Livingston(RHP)、Uli Fernsler(LHP)、Cooper Underwood(LHP)、Miguel Sime(RHP)、Aiden Stillman(LHP)、Talon Haley(LHP)、Ethan Grim(RHP)

HS: Jacob Parker(OF)、John Stuetzer(CF/SS)、Josiah Hartshorn(OF)、Cooper Flemming(SS/RHP)、Mason Ligenza(OF)

例年であればこの辺までが高校生指名があるかもというライン。以降は大学生の指名がほとんどとなります。JoJoとの兄弟指名があるかJacob Parker。Jamie ArnoldとFSUから同時に指名があるかWilliams。Stuetzerはスピードに秀でたアスリートタイプ。

 

 

5巡以降

Mason Morris(RHP)、Micah Bucknam(RHP)、Joe Ariola(LHP)、Matt Scott(RHP)、Logan Lunceford(RHP)、Trace Phillips(RHP)、Tanner Franklin(RHP)、Luke Heyman(C)、Mason White(SS)、Will McCausland(RHP)、Kaeden Kent(SS)、Dom Fritton(LHP)、Pierce Coppola (LHP)、Gable Mitchell (SS/2B)、Kaleb Freeman (OF/2B)、Brent Iredale(3B)、Shai Robinson(SS)、Antonio Jimenez(SS)、Payton Dickens(CF)、Ryan Black(2B)、Ethan Young(RHP)、Micah Bucknam(RHP)、Sean Youngerman(RHP)、Michael Salina(RHP)、Cameron Keshock(RHP)

 

 

たくさん名前をあげましたのでドラフト前にもう1度絞って見る機会があればとは考えてます。まあどうなるかわかりませんが。

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お友達指名

2025-05-05 07:22:57 | ドラフト

お友達指名。悪くとられてしまう言い方をしてるかもしれませんが、今回は同じ学校の選手を同年ドラフトで指名という話です。

マリナーズのドラフトで有名なのは2009年全体2位指名Dustin Ackleyと3巡82位指名Kyle Seager。彼らはUNCでともにプレーしていた選手で同じ年の1巡と3巡で指名したんですよね。そして知っての通り、AckleyよりもSeagerのほうが活躍しました。

今年は全体3位指名のマリナーズ。同じように3位指名した選手のチームメイトを指名することはあるのでしょうか。3位指名候補者たちのチームメイトで有力な選手を確認してみました。

 

 

まずは左腕のJamie Arnoldが所属するFSU。ここには現在、(まだドラフト対象外のCholowskyが少し抜けてるようですが)WARトップ争いをして、各媒体で今季中間最優秀選手にも選ばれ、ライバルのフロリダ大相手にサイクル安打をサヨナラ満塁HRで達成したAlex Lodise(SS)がいます。彼は35位指名のマリナーズまで残っているかどうか(そもそも最初の指名を大学生でいくと、次の指名は高校生に行きそうな気もするので、次の57位指名まで残ってれば指名するのもありではないかと)。さらには何度か名前を出してるパワーポテンシャルがすごいMax Williams(OF)。個人的にはArnold+3~5巡でWilliamsというのが今ドラフトで一番ありそうなお友達指名だと思っています。

 

次にjace LaVioletteのTexas A&Mはたくさん候補がいますが、昨年ドラフトで指名されるも大学に残っていた左腕のRyan Prager(LHP)かKaeden Kent(SS/2B)かなあ。KentはSFで活躍したオールスター選手でBondsの連続受賞が始まる前年にMVPを受賞しているJeff Kentの息子。先月には2-12という敗戦濃厚の展開から終盤に得点を重ね、Kentがサヨナラ逆転満塁HRを打っています。他にも投手からはJustin LamkinやMyles Patton、Shane Shadoそしてシアトル出身のGrant Cunninghamあたりはあるかもしれません。

 

ArquetteのOSUはTrent Caraway(3B), Gavin Turley(OF), Nelson Keljo(LHP)。Caraway, Turleyは能力的にはありなんでしょうけど、ちょっと三振が多いのは気になるところでCarawayはシーズン中盤から成績が落ちてきてますね。成績が上がっていけば1巡指名もあり得る選手なんでしょうけど、そういった意味では少し下でも指名できるかもしれません。

 

Liam DoyleとGavin KilenのTennesseeは強豪チームなのでドラフト候補がたくさんいますが、そもそも彼らが3位指名されるのかという話…それはいったん置いといて、ドラフトの主な候補者はDean Curley(SS/3B)、AJ Russell(RHP)、Marcus Phillips(RHP)、Tanner Franklin(RHP)、Acdrew Fischer(1B)あたりでしょうか。Curleyは35位まで残ってないかな?他にも数名投手はありえると思います。私も以前候補者として名前をあげた選手たちがいます。

 

 

大学生はこれくらいにして高校生を見てみようと思いますが、高校生のお友達指名は無いと思うんですよね。そもそもドラフト上位対象選手が集まってる学校が少ないでしょうし。。。

 

Seth HernandezとBilly Carlsonという10位以内どころか5位以内の指名を受ける可能性のある選手が2人もいるCoronaはBrady Ebel(SS/3B)もいます。強豪のLSUにコミットがあり指名順が下がっていくと進学もありそうな気がしますけど、もしマリナーズが評価していて、指名されずに残っていれば2、3巡くらいで指名してオーバースロットで契約という可能性はあるのかもしれませんね。もう1人Ethin Bingaman(RHP/OF/1B)というAuburnへのコミットがある二刀流選手も可能性はありそうですけど上位で指名されなければ進学するのではないかと。

 

Jojo Parker, Jacob ParkerはPurvisで一緒にプレーしているのでこの2人をまとめて獲得となったらお友達指名ではなく兄弟指名ですね。

 

調べた限りドラフト上位候補選手がいる高校でプレーしているドラフト候補となるとこのくらいしかいませんでした。

 

 

やはり個人的にはArnoldとWilliamsが一番ありそうな気がします。ArquetteとCarawayもおもしろそうではありますけどかなりの賭けになるので可能性は非常に低いと思います。Carawayがどこまで落ちてくるかにもよりますが。Parker兄弟は以前言った気がしますがJacobを結構好きなのでこの2人を獲得は面白いけど、そのためにはJojoがもっともっと評価高めて3位指名されないとというところでしょうか。

大学野球を長年見てるわけじゃないので、調べていて思ったんですがTennessee大のリクルート力というかスカウト陣はすごいんですね。今年のドラフト上位候補高校生でTennesseeにコミットあるのがBilly Carlson, Steel Hall, Kruz Schoolcraft, Cameron Appenzeller, Ethan Mooreなど。まあこのクラスの選手たちはドラフトされてプロに行く選手も多いんでしょうけど。

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2025ドラフトに向けて③

2025-05-02 18:39:33 | ドラフト

いままでやってきませんでしたが、ドラフトに向けて大まかに戦力を確認して、指名の優先度などを考えてみようと思います。

その前に開幕からここまで約1か月。最初は苦しみましたけど、最近は十分得点できて勝ちを重ねていると思います。驚きの得点力です。やっぱり得点力が上がると、ある程度失点しても勝てるんですよね。当たり前ですが。

戦力的には今季はKirbyがいない状況で開幕して、Castilloの力が衰えてるように見えるし、Millerの状態が上がってこない、そしてGilbertが離脱というなかなか厳しいスタートの先発投手陣。ローテは1、2人いなくなることを想定しておかないといけないとは言いつつも実際そうなるときついですね。野手もRoblesとBlissが長期離脱中。さらにMooreとRaleyまでIL入り。これだけ故障者が出てるのに本当によくやってると思います。

マイナーを見てみると記事を書いてる時点でBaseball Americaのプロスペクトトップ100にはマリナーズからなんと9人(うち野手が7人)も入っているという状況です。

 

それではやっていきます。毎度のことながらブルペンの事は考えてません。

( )内は契約最終年、FA前最終年の数字です。

 

 

【SP】

Logan Gilbert(2027まで)

Luis Castillo(2027まで+2028オプションあり)

George Kirby(2028まで)

Bryan Woo(2029まで)

Bryce Miller(2029まで)

Emerson Hancock

Logan Evans

Jurrangelo Cijntje

Ryan Sloan

Cijntjeは…いまだにスペルを覚えられません。。。両投げの彼ですが評判通り右では101mphを記録するなど1巡指名としての能力を見せていると思いますので2026年途中にもローテ候補として名前があがるかもしれません。同じく昨年ドラフトのSloanも能力は非常に高くマリナーズが追いかけてきた投手ということでうまくいけばエースになれる器だと思います。Evansは緊急昇格してMLB初登板初勝利。Hancockも今年こそはというシーズンが続いています。

他も見ていくとエース候補にもなれそうな評価もあったJeter Martinezはどうにも四球が多くて…まだ19歳ですし先発で使うでしょうけどこのままだとブルペンに移りそうな気もしてきました。あとはMcGrawやPhillipsが故障から戻ってきて健康に活躍して、Morales, Izziががんばってくれればローテの駒不足の心配は必要ないのかもしれませんけど故障者が増えてくるとどうしても不安になってしまいます。現状のローテ投手たちはFAまで数年あるので急いで補強する必要はないのかもしれませんけど…5人のうち2人くらいいなくなることを想定して、年間最低でも10人前後の先発投手が必要として、そのうち何人目までしっかり揃えておくかは球団次第ですが、マイナーの先発投手の具合も考えれば足りているとは言えない気がします。AA、AAAに経験のある選手を数名獲っておけば、急場しのぎはできるのかもしれませんけどね。

 

 

【C】

Cal Raleigh(2030まで+2031オプションあり)

Mitch Garver(2025まで+2026オプションあり)

Harry Ford

Josh Caron

ここはRaleighと契約延長したので考える必要はなくなりました。少なくとも上位指名で捕手を選ぶ必要はないでしょう。

今後はHarry Fordをどうしていくのかに興味が移っていきます。上に上がっていく中で打率は落ちてるけど、相変わらず粘って四球を選べるスタイルなので出塁率は平均以上、スピードも捕手とは思えない能力の高さがあります。一方で問題は思ったほど長打力が伸びていないことでしょうか。20-20を達成できるくらいの能力はあるはずなんですけどね。コンバートするのか、Garverがいなくなれば控え捕手としてマリナーズに上げるのか、トレードするのか。プラチナグラブとはいえ捕手というポジションなのでRaleighは休ませながら使うことになるし、故障の可能性も考えれば将来的には第2捕手としてマリナーズで姿を見る可能性はあるはずです。打撃がもう少し結果出るようになればコンバートもありなんでしょうけど、現状ではマイナーで捕手として出場しながら第2捕手として出番を待つか、今夏にもトレードするかのどちらかだと思います。

 

 

【1B】

Jorge Polanco(2025まで+2026オプションあり)

3Bで開幕したPolancoですが打撃好調で健康面を維持することを考えても1B/DH中心で良いと思います。そもそも2Bの守備はマイナスだし3Bでもおそらく厳しいのではないかと。うちの1Bは厳しい状況なのでもうPolancoが入るべきだと思っています。現状のリーグ屈指の攻撃力と故障の多さを考えればできる限りDHにしたいところですが。

このポジションはあまり考えないポジションというか誰かが守ればいいというかお金をかけないでやりくりしてきたのがマリナーズ。Locklearくらいしかプロスペクトの名前もあがらない状況です。今季AAAで結果出してマリナーズに上がってきてくれるでしょうけど、マリナーズでどのくらいやれるかは?レギュラーに定着できるくらい打ってくれればいいですけど、ボールの見極め含めMLBに対応できないなら代わりに誰かで埋めましょうという感じ。あとはLazaro Montesを1Bに回す可能性はないのかなあというのはありますね。彼の打力なら1Bにぴったりだと思いますけど守れるのかどうかで、やっぱりDHに落ち着くんでしょうけど、とにかく打ってくれないといけない選手。

どうにでも埋めることはできるポジションなのでドラフトで1B候補を指名するにしても1、2巡ではないでしょう。

 

 

【SS/2B/3B】

J.P. Crawford(2026まで)

Dylan Moore(2025まで)

Ben Williamson

Ryan Bliss

Miles Mastrobuoni

Leo Rivas

Cole Young

Austin Shenton

Colt Emerson 

Felnin Celesten

Michael Arroyo

Kendry Martinez

この3つのポジションは期待の若手選手たちがいる状況になっているので早くマリナーズに到達してほしいところですが、もう少しかかりそう。数試合とはいえWilliamsonが今のところいい働きしてるのは頼もしいですね。ゴールドグラブも期待されるほどの守備力があるので今の打撃成績が継続できればレギュラーになれると思います。

Crawfordの契約は今季含めて2年となってきました。2023年は打撃が大きく進化したかと思ったら昨季成績は元に戻ったというか例年以下になったので、良くて平均より少し上の打力が期待値ということなのかと思ってますけど、最近は良いですね。2027年以降の契約延長はプロスペクトが控えている点も考えれば微妙な気がしますが、ないとは言い切れないと思います。どうするんでしょうか。もしかすると今シーズン終了後に何か動きがあると思います。

Mooreは今季終了後FAとなります。再契約の可能性はあると思いますが本人の事を思えば他球団でレギュラーを獲って活躍してほしいのが私の願いであり、彼がいる間に勝ちたいとずっと言ってきたので今年こそはというところです。あらためてMooreのTモバ以外での成績を見るとキャリアwRC+120、さらにアウェイでの対左に限ってみればwRC+153という非常に優秀な数字です。特に2022~2025年のアウェイ対左wRC+は2022年から年ごとに209、149、191、403と毎年とんでもない強打者ぶりを発揮しています。こういうのを見ると、ぜひシアトルを出る喜びを与えてあげたいんですよ。寂しいですけどね。でも今のところ今季はホームでもよく打ってくれてます(左右関係なく合計でwRC+137)。4月には週間MVPも受賞しました。

若手では開幕スタメンを勝ち取ったBlissが長期離脱してしまいましたが、その後Williamsonが初昇格。さらにYoungも不調が続かない限り今期中どこかの時点でコールアップされる可能性はあると思います。Williamsonは守備で、Youngは規律が高い打席を見せてほしいところです。そしてEmersonとCelestenはオールスターレベルになる可能性を秘めた選手だと思うので数年後彼ら2人が順調に成長して、レギュラーを獲って活躍できているかがマリナーズにとっては大きな分岐点になると思います。さらには昨季ブレイクしたArroyoや海外FAで大金を支払ったK MartinezやJosephにも出てきてもらいたいところ(昨年のJosephにはがっかりでしたが)。その他にもブレイクする選手が出てくるはずです。

トッププロスペクトであっても順調にMLBまで到達できるか、さらにそこからMLBレベルに適応できるかはわからないことを考えるとやはりSSは常に指名対象になると思います。SSから他のポジションにコンバートは可能ですが、逆は難しいというか不可能に近いことを考えてもSSが多いのは悪いことではないでしょう。

 

 

【OF】

Julio Rodriguez(2029まで、最長で2034まで)

Randy Arozarena(2026まで)

Victor Robles(2026まで+2027オプションあり)

Luke Raley(2028まで)

Dom Canzone

Jared Sundstrom

Yorger Bautista

Jonny Farmelo

Tai Peete

 

長期契約をしているJulioの守備はゴールドグラブ級でMVP級の活躍をしてほしい選手なのでシーズン通して頑張ってもらいたいけどなかなかもどかしいですね。3、4月のwRC+は103でした。4年連続20-20のArozarenaは今季も順調に5HR、8SBと積み重ねています。契約はあと2年なので延長の話が出てもいい時期に入ってきますがそこそこ大きな契約になるでしょうし年齢も現在30歳なので3年程度の契約を結ぶとしても守備面も問題なのでリスクはあると思いますからマリナーズの懐事情と要相談というところでしょう。Farmeloなど期待のプロスペクトが上がってくるのはまだ少しになるので資金があるのなら数年の契約延長は考えられると思いますがFAで流出しても全く別の選手を他チームから獲得するという可能性のほうが高いのではないかと予想します。ハッスルプレイで故障してしまったRoblesは昨年の活躍によって2年契約したところで、まずは昨年のような成績を残せるのか…というところです。RaleyはTBからやってきて対右投手の打撃でしっかり働いてくれました。一方で左投手はあまり打てません。なのでMooreのような左投手に強い選手とプラトーン起用というのが一番効率は良いんでしょうけど…FAまで今季含めて4シーズンあります。

プロスペクトの中ではBautistaがオールスター級の選手になってほしい期待の存在だと思いますけど当然時間はかかるし、プロになってのシーズンも始まってないのでどうなるかわかりません。故障から復帰したFarmeloにも大きな期待がかかります。SSからコンバートのPeeteもうまくいけばレギュラーを獲れる能力があると思いますけど長打が打てる代わりに三振を量産しているので将来はまだ不透明な状況でしょう。MontesはOFとしては厳しいのではと思ってるのでDH扱いにしておきます。Canzoneが打つHRは好きなので頑張ってほしいんですけど今年結果出さないとそろそろ…ロスターに残しておくべきかという話になってきますよね。

OFはマイナーの下の方には期待の選手がいるけど、Arozarena, Roblesがいなくなる2027シーズンまでにマリナーズに到達できるかは微妙なところなので自前の選手で彼らの代わりを考えるのであれば今年のドラフトで即戦力に近い大学生OFを指名して2027年から使うのは十分あり得る話だと思います。

 

 

 

ということで全体3位指名では残ってる中で一番良い選手を指名というのが基本線ではありますが、必要なポジションという意味では、打てる大学生OFがまずは欲しいのかなと思います。そして先発投手とSSという感じでしょうか。なのでLaVioletteにいくのかどうかということが注目点かなぁ…。

 

 

 

 

ドラフトと関係ない話を挟みます。

上でも少し書きましたがブログを書いてない期間にRaleighと今季から6年$105Mという大型契約を結びました。ファンにとってはうれしいニュースになったと思います。しかもMVP級の活躍をしてくれてます。打率は低いけどプラスのパワーがあり、守備でも評価が高い選手なのでこのくらいの契約は妥当な範囲だと思います。2月に当ブログで書いた予想よりは少し高かったんですがこれまでの貢献度や全盛期の期間になる期待値を含めれば想定の範囲内です。

他に契約延長が考えられるのはGilbertやKirbyになると思いますが、以前から言ってる通り投手の早期長期契約には慎重に考えたいので焦る必要はないと思ってますし、活躍を続けてマリナーズが支払えないような契約を求められる場合はもうそれはそれで仕方ないと思っています。ちなみにGilbertと延長するなら、Garrett Crochetの契約が参考になると思います。彼とBOSの間で結ばれたのはFA前1年とFA後の5年で6年$170M。GilbertはFAまで今季含めて3年あるので時期は違いますが今季終了後にFA前2年+FA後4または5年の6~7年契約を予想します。金額は6年$140~160Mくらいでしょうか。FA前の年数が1年多い分少し低くなると思いますけど、これまでの安定した実績を評価すればCrochetと同じくらいの$170Mまでいくかもしれません。少なくともCastilloやRayを超えて、もしかしたらFelixの7年$175Mを超えるかもしれません。と書いてたんですけど、故障発生ですね。やはり投手の早期長期契約には慎重であってほしいと思います。

 

 

 

さて、最後に今回もマリナーズに3位指名してもらいたい選手の順位ですが、前回から2か月経って、シーズンもかなり消化してきた中で大きな変動がありました。毎度コロコロ変わるでおなじみですが…。ということでこうなりました。

 

1. Jamie Arnold, LHP

2. Billy Carlson, SS

3. Seth Hernandez, RHP

4. Ethan Holliday, 3B

5. Eli Willits, SS

6. Aiva Arquette, SS

7. Gavin Fien, 3B

8. Kade Anderson, LHP

9. Tyler Bremner, RHP

10. Liam Doyle, LHP

11. Jace LaViolette, OF

12. Xavier Neyens, 3B

13. Gavin Kilen, 2B/SS

14. JoJo Parker, SS/2B/3B

15. Brendan Summerhill, OF

16. Steele Hall, SS

17. Kayson Cunningham, SS

18. Ike Irish, RF/C

19. Kyson Witherspoon, RHP

20. Wehiwa Aloy, SS

21. Marek Houston, SS

22. Ethan Conrad, OF

23. Dean Curley, SS/3B

24. Daniel Pierce, SS

25. Korbyn Dickerson, OF

 

 

 

元々評価の高かったHernandezが試合でも順当に結果を出していることでリスクがある高校生投手であっても思い切っていくのもありなのではと思い始めています。SloanとHernandezのダブルエース候補体制になれば数年後は楽しみです。本当に夢があります。ただ何度も言いますけど高校生投手はリスク高いと思うので、どんなに評価高くてもローテに入って投げ続けてくれるところまでいかない可能性も考えられますからね。いくなら2つ目の35位指名でAngel Cervantesなどにいく方が良いのか、高校生投手はやめておくか、う~ん。

リストを見ての通り、今ドラフトでは高校生野手が中心かなあと思い始めています。

大学生投手で一番はArnoldで、安定していて、アームアングルが独特なので良い結果を残せる可能性は高いだろうと思います。大学生投手を3位指名するならArnold一択だと思います。ArnoldはFSUなのでRaleighの後輩という事ですね。Kade AndersonやDoyle、Bremnerなどはローテで十分活躍するかもしれません。しかし3位指名のエース候補かと言われるとちょっと違う気がしてしまうというか。…こんな素人が頑張ってる選手に失礼な言い方して申し訳ありません。他にも数名1巡候補の投手はいてKyson Witherspoonも好きですけど指名するとなるとサイズも平均を下回るし3位指名はないと思います。

本当は欲しい大学生の即戦力に近いスター候補のOFですが、全体3位指名で大学生OFの指名をを見送って、次の35位以降の指名で有力な大学生OFが残ってればありかもなあという感じで考えてます。それでも3位候補にあがってくるとなればシーズン序盤評価を落としたLaVioletteがやっぱり一番でしょうね。打ち始めたかなという感じもあり(また最近は止まってますが)、三振も少し減ってきたかも。身体能力、守備力、パワーを考えるとやはり彼が大学生OFではトップだと思います。他にはSummerhillのような安定した選手を選ぶ可能性はあるかもしれませんけど3位でSummerhillというのは現状ではパワーが物足りませんね。サイズ考えれば将来的には打てるようになるかもしれませんけども。ATHで活躍し始めたJacob Wilsonの大学最終年がHR6本のみで2023年全体6位指名された例もありますが、彼は2シーズン連続で1桁の三振しかしなかったおもしろい数字を持つ選手ですからね。あとはXでも書いたと思いますがIrishを残りシーズン注目しておきたいです。もしかしたら一番即戦力になるかもしれないDevin Taylorにあまり興味をそそられない私です…。Conradも3位はないですよね。やはり3位ではOFを指名せずに2番目の35位指名以降で有力選手が残ってればいってもいいのではという感じですかね。Summerhillがもし残ってたらおもしろいし、Charles Davalan、Korbyn Dickerson、Mason Nevilleさらには前回の記事で名前をあげたArnoldのチームメイト Max Williamsのような能力ある選手の覚醒を期待して指名するか。OFはFAやトレードでも獲得しやすいポジションだと思うので絶対に欲しいってわけではないと思いますのでめぼしい候補者がいない、少ない現状では3位指名の可能性は低いと思っています。

なので結局は3位指名で大学生野手を指名するなら内野手のArquetteやKilen(Kilenは3位としてはパワー不足ではありますが)かなと思っています。この2人にOFのLaVioletteを含めて大学生野手はこの3人に絞られてきたかなと(チェックはしておくけどKilenの3位もさすがにないと思うので現実的にはArquetteかLaVioletteです)。Marek Houstonはないと思ってます。

本当はプロでも活躍の可能性が高い大学生スター選手を獲れる3位指名のはずですが、どうもいまいちこの選手というのがいません。シーズン終盤に入っていますが、もう少し残ってるので突き抜けてくる選手が出ることを願います。

 

最後に。数日前にBaseball AmericaがMock Draftやってました。1位がWillits、2位がArnold、3位マリナーズはHernandez、4位以降がHolliday, Arquette, Carlson, Andersonという感じ。Willits最近評価あがってます。Kade Andersonも上がり続けてトップ10以内の指名も見えてきましたかね。マリナーズは高校生のスーパー右腕とのことですが果たして。

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