さて、今回は野手編です。
野手で一括りにしますので長くならないように手短に行きたいと思います。
まずは捕手。
ここはRaleighで今後数年は安泰だと思っています。さらにマイナーには2024-2025年にはマリナーズで姿を見られるであろう出塁の鬼Harry Fordも控えている状況。故障の多いポジションとはいえ他にどんな選手がいるのかを気にすることもなく補強の必要性は薄いと思います。ただFordをコンバートすることを考えているのであれば高校生捕手の上位指名はあるかもしれません。それでなくとも捕手は替えのきかないポジションなので必要性は薄いと書きましたが常に探しておく必要はあります。
一塁手は特に気にするポジションではないと思ってますが、現在Franceがいてマイナーには2022ドラフト2-58指名Locklearがいます。大学では三塁手ですが今季はほぼ一塁手になっていますからSuarezの後というよりはFranceの後継者なのかな。ちなみにFranceのFAは2025シーズン後です。
2B/SS
二塁手はここ数年マリナーズの課題となっているポジションであり、マイナーを見てもすぐに戦力になれる選手はいません。こんな言い方してるけどCaballeroが出てきたじゃんって話ですけどね。まあ2Bは内野の中では融通の利きやすいポジションではあると思います。
マイナーを見ると一番目立つ存在は2022ドラフト1巡全体21位のCole Youngでしょう。現状ではほとんどSSしか守ってないはずでCrawfordの後釜とも言えます。順調なら2025年~2026年に昇格すると見込まれますが、Crawfordの契約は2026年まで。ぴったりバトンタッチできます。しかし2Bが不足しているという現実もあり、Crawfordとの二遊間を形成する可能性もあります。ただ懸念されるのはパワー不足。打撃の才能はあると思いますがもう少しパワーが付けばという所だと思います。まだ若いしパワー不足とはいっても二塁打を打てるだけのパワーはすでにあると思います。
もう一人の才能はCelesten。元トッププロスペクトで今季のMVP候補にも挙がってきそうなTBのWander Francoと比較される逸材でマリナーズファンにとっては楽しみな選手です。ただ、まだ17歳でマリナーズに上がってくるのは早くても3、4年はかかるでしょうからね。結局昇格できないという事もあるでしょうし。さらに海外FA組ではMichael Arroyoも楽しみです。彼もまだ18歳でルーキーリーグなのでマリナーズに上がってくるのはだいぶ先の話です。ちなみにIFAでは来年も評価の高いSSと契約できそうな話は入ってますね。
他には昨年好成績のAxel Sanchezや2022ドラフトのJosh Hoodですがマリナーズのレギュラー候補になれるかは怪しいところ。
SS/2BというMIFは少なくともすぐにマリナーズの戦力になるプロスペクトはいません。ただCelestenというスター候補がいてYoungとArroyoというレギュラー候補はいるという状況です。大学生のSSを指名するならマリナーズのレギュラーに一番近い存在になれるかもしれません。そういう意味では大学生SSの指名は大いにありなんですが、マリナーズがそんな指名をするイメージが全く浮かびません。指名があるなら高校生SSというイメージです。まあそれは私のイメージの話であって実際問題大学生SSはありです。
三塁手
Locklearが3Bから離れるとなれば今の組織内にはマリナーズまで上がってこれる選手はいないのではなかろうかという状況だと思います。となればHarry Fordが3Bコンバートかという事になってきますかね?
プロスペクトではないけどAAAで活躍してるScheinerが可能性はあるかもしれないけど年齢考えてもチャンスが回ってくるかどうか。下の方ではBen RamirezやMiker Perezがいるけどマリナーズまで上がってこれるか?
マリナーズを見てもSuarezは良くないし、おそらく来年まで。マイナーに候補がいればマリナーズで使ってみたいところでしょうけどそれも出来ない。マリナーズとしては3Bが一番の人材不足といえると思います。なので今ドラフトで即戦力の大学生を獲得して上手くいけば2025年にレギュラーとしてという所ですがそう上手くいくものでしょうか?まあ1年はどうにか外部から補強するなりすればいいので、遅れて2026年に出てきてくれればというところでしょうけどね。
外野手
マリナーズのOFにはJ-ROD、JKの2人がいるのでとりあえず2ポジションは埋まっているように見えます。今後大不振がなければですが。
マイナーを見ていくとAAAにはMarloweやDeLoachがいて、プロスペクトではGabriel GonzalezがAにいますね。今季も好成績を残していて彼は天才だと思ってます。ただパワーがどこまで伸びるか。まだ19歳とはいえ今季は初の二桁HRを期待します。そしてスター候補への階段を昇って欲しいClase。さらにはMontesもいますからあと1ポジションを埋めるだけだと考えるなら今の選手たちだけでも悪くない状況に見えます。A+ではAlberto Rodriguezも絶好調です。
まとめ
内野手が不足している印象でMLBに近い位置に全然いません。特に三塁手がいない。もはやジタバタして大学生の内野手を指名してもどうせすぐにマリナーズで使えるわけでもないのでいっそのこと爆発力のある高校生指名して一か八かでもいいような気もします。それまではどうにか選手を拾ってきて使っていきましょうというのが私の考え。とはいえ良い大学生が指名できるチャンスがあれば大学生を優先すべきだと思います。
外野手はそこまで優先度は高くないと思いますが良い選手が獲得できるチャンスがあればいっても良いと思います。個人的にはClase, G Gonzalezどちらかがレギュラー獲ってくれればとは思いますが。
投手野手を含めこのポジションは渋滞気味だから獲得を見送った方が良いというポジションはないと思います。OFは確かにJ-ROD, JKがいてマイナーには候補がたくさんいますから一番必要ないポジションかもしれません。ただ、OFは3ポジションあって、少なくともマイナーで数年間育てていく中で渋滞してるから出場機会が上手く作れないという事にはならないと思いますので絶対いらないという事にはならないと思います。
ローテも次々に若い投手が結果を出してはいますが投手は何人いても困らない、故障離脱者が出るものという考え方でいけば毎年補充しておかないといけないと思います。WooまでデビューさせたのでもうあとはHancockがいるだけで、MiloneなどAAAのベテランを除けばデビューが近い期待の投手のストックはなくなってしまった状況ですからね。
さて、次回は獲得候補選手を見ていこうと思いますが、上位指名ではないのでどういうふうに見ればいいのか選択肢がたくさんあって、その中の誰が残った状態で指名順がくるのかの予想なんて難しいというか不可能ですね。なんとなく気になった選手を簡単にとりあげる予定です。