吟詠ドアラ1940

徒然なるままにラーメンのスープを飲み干し
心に移りゆく由なしごとをそこはかとなく
書き綴ればまたラーメンが恋しくなる

Mein Tagebuch 130202

2013年02月03日 | 日記

NHKカルチャーラジオ「漢詩を読む・日本の漢詩」
(1月26日放送)の録音を聞いた。

2012年10月~13年3月の放送は「幕末の動乱

の時期から、明治、大正、昭和まで」である。

 

三 不朽の盛事――大正

  日清戦争・日露戦争を経て大正の世となる。

  その前後の時期、質・量ともに圧倒的に漢詩を

  制作されたのが大正天皇であった。

  また、文豪たちも特色ある漢詩を多く遺している。

   

16 夏目漱石(2)  

   夏目漱石の漢詩は十七歳頃から没年まで二百首

   あまりが残されている。

  

   私が気に入った詩を     夏目漱石 作

大正五年、作者五十歳の作。本詩を詠んでから

およそ20日後、12月9日に漱石は亡くなった。

 

前半では、雑念にとらわれることのない心の有りよう

を求めることを述べ

後半では、自分を取り巻く自然に目を向け、達観を

求める心を、さまざまな角度から詠じている。