NHKカルチャーラジオ「漢詩を読む・日本の漢詩」
(1月21日放送)の録音を聞いた。
鎌倉~江戸中期の漢詩の紹介である。
四 江戸初期
徳川幕府は儒学を支持し、朱子学を官学とした。
その結果、漢詩文に巧みな儒者を輩出した。
詩文の創作が盛んになるのは元禄のころからで
あった。
江戸初期の学僧ー釈元政・独菴玄光
五山の禅僧の詩風とは異なる江戸初期の総門の
作品の紹介。
学僧らしく、ふだん目にするさまざまな物事を詩に
取り上げながら、深い思索や教訓を導き出している。
釈元政・独菴玄光の作品5首の紹介と解説。
私が気に入った詩を 独菴玄光作
詠雪二首 其一 (雪を詠ず 二首 其の一)
雪を詠んだ作品。眼前に広がる雪景色の美しさ
を愛でつつ、それに伴う厳しい寒さをも忘れずに
詠みこんでいる。
昨日来、日本列島は寒波襲来でテレビでは大雪
が報じられている。まさに今の季節にピッタリの
詩である。