B&B&B

回り道を全力疾走

独りの力

2008-11-09 20:37:14 | 未分類
ドンピシャでフィーリングが合う本に出会った。

表紙を見ただけで買おうと思った。
(たった一人の大きな力 the incredible power of one/蓮見太郎 著)

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「俺一人ががんばってみたところでどうにもならないよ」。

どこかで聞いたことがある言葉だな。

自分自身が口にしているのかもしれない。

果たして本当に、一人じゃどうにもならないかな?


僕は聞いたことがある。

一人で大きな城を建てた人のことを、一人で政策をひっくり返した人のことを、

一人で世界一速いバイクをつくった人のことを。

自分と同じ、たった一人の人間がどこまでできるのかを見てみたくなった。



「そんなの一人じゃできやしないよ」。

笑われたり馬鹿にされたりしても、常識にとらわれず自分の信念のままにやり続けた人たち。



やりたいことが見つかっても、いつもそれ以上に言い訳が見つかるものだ。

「今は忙しいから・・・」

「協力者が見つからないから・・・」

「お金が貯まるまでは・・・」

「みんなと違って恥ずかしいから・・・」

「まだ誰もやっていないことだから・・・」

「みんなに無理だって言われたから・・・」

僕の言い訳だ。




何かを始めるのは一人で充分。

自分の頭で考えて、自分に正直に、自分の足で一歩踏み出してみよう。


<中略あり>

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という内容で始まり、そこからは、
『一人で森を守った人』『一人で大統領を訴えた人』『一人でゴミを拾い続けた人』『一人で桜を植え続けた人』『一人でリヤカーで旅をした人』『一人で巨大な彫刻をした人』『一人で無人島を楽園に変えた人』『一人で世界遺産を守った人』など
総勢30人の話が載っている。


その中から二人だけ、印象に残った言葉を載せよう。

<世界一周分歩いた男>
『旅のスピードは遅ければ遅いほど、人や自然と出会える(永瀬忠志)』

人間の人生も旅と捉えれば同じようなものだと思った。
急げば急ぐほどとばして見失ってしまうことが多い。

もう一つ

<干潟のゴミを一人で拾い続けた男>
『何度もくじけた。ゴミば拾えばいい、でも人の心を拾うほうが大変なんだよ(森田三郎)』

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一人でやるということは、ズルができないということ。
手抜きをしたって誰もカバーしてくれないし、サボればいつまでたってもすすまない。その責任は自分で負う。賞賛も嘲笑も、全部だ。

『一人でやっていくということは、それだけ多くの人のお世話になるということですよ』
何もかも自分一人でできると考えるのは誤っている。感謝を忘れてはいけない。

でも、決意して行動を起こすことは一人でできる。

<中略あり>
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これまでも、このブログでは『独り』については沢山語ってきた。

その僕の精神に合致するものがこの本にはあった。

『自分の力を見限るな』

『自分の好奇心に素直になれ』

『独りにしか感じられない感謝』



現代社会は、組織や集団によって成り立っている。

会社でも、国でも、イベントでも学校でも・・・

大勢の力によるものという考えに異論は無い。


ただ、言いだしっぺは、必ず一人だ。
一人の人が考えそれに協賛する形で多くが賛同する。

今ある大会社も協賛者が付くまでは、一人で活動してきたものが多い。




独走力こそ世界を動かす。
コメント (1)
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