たゆたふこころ

こころのゆらめき 記憶のかけら 日々に織りなす タピスリー

不慮の事故

2011-08-07 15:03:38 | 日記

先日、昼食中に携帯が光り、ディスプレイに文字が流れた。

何分か前に母から電話があったので、その続きの電話かと思った。

だが、2度目の着信は、友達からだった。

少し前に、メールで今月の土曜日の予定を伺っていた。

いつも返信は遅い。

きっと、その返事だろう思いながら、出た。

出ると、耳に飛び込んできたのは、男性の声だった。

???

なにゆえ、男性?

しかも、だれ?

頭のどこかで非常事態に備えよと促す指令が発令される。

それが彼女のお兄さんだと分かると、ざわざわと嫌な予感が押し寄せた。

お兄さんは、遠慮がちに、少し迷うような、ためらうような間合いで話す。

だから、次にどんな言葉が飛び出すのか、想像が重なって緊張が走る。

 

私には知らせたほうがいいと思って電話を下さったという。

えっ?

なにを?

何の知らせ?

最悪の事態を想像しそうになって、それを全否定する。

不安は恐怖へと変わる。

 

友達が事故にあったという。

事故?

交通事故?

息苦しさと不安と恐怖が私を支配する。

またしても、最悪の事態が押し寄せてきて私を潰そうとする。

早く次の言葉を聞きたいが、聞くのが怖い。

 

自転車同士の事故だという。

少し力が抜け、ほっとしたのも束の間、その言いよどむような間合いは、更なる「負」の気配を持ち込む。

まさか。。。今度は、その次に悪い事態が浮かんでくる。

 

腰の骨を骨折して、絶対安静だが、意識はあるという。

意識はある。。。

最悪の事態は回避できた。

よかった。。。

でも、私はすっかり腑抜け。

考えがまとまらない。

いや、なにも考えられない。

よろよろとしながら、知らせてくれたお礼を言って、電話を切った。

夕方になって、詳細が気になりだした。

実家に電話して聞いてみようと思ったが、連絡が取れず。。。

詳しいことが何もわからないので、落ち着かない。

病院は聞いたが、病室は聞いていない。

でも、まあ、とにかく、病院に行ってみるしかない。

顔を見るまで安心できないから。

 

と言うわけで、昨日、お見舞いに行ってきた。

確かに、寝たままで動けないから大変だが、思ったより元気そうで安心した。

詳細も聞けたし、状態もわかったし、私の気持ちは落ち着いた。

でも、彼女はまだまだ大変な日々が続く。

仕事がこれから超多忙期に入る時で、なんと、病室に持ち込まれていた。

頼りにされているとはいえ、辛いねぇ。。。

 

それにしても、いつ、なにが起こるかわからない。

気をつけていても、だ。

 

 

 

 

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読書

2011-08-05 08:29:09 | 日記

昨日、やっと、「魔笛」を読み終えた。

しばらく中断したり、再開してもなかなか本を開くことができず、ずいぶん長いこと抱え込んでしまった。

これが卵なら、時間だけに限って言えば、きっと殻を破って、立派に誕生していたことだろう。

「魔笛」自体に問題はない。

面白かったし、宗教的な部分を除けば、読み易かった。

ぐいぐい引き込まて、頭の中で勝手に映像化もした。

読めなかった一番の理由は、偏に体調のせいだ。

今日から、金城一紀の「GO」を読み始める。

これも、読み易くて、面白い。

これって、映画化されたんだっけ?

まだ、体調も目の調子も万全とは言い難いが、薄い本なので、道のりは緩やかだろう。

 

 

 

 

 

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カナブン

2011-08-04 08:16:20 | 日記

3、4日前の朝のこと。

いつものように水遣りをしていると、雨水の溜まったφ40×50ミリくらいの容器の中に何やら気配を感じた。

覗いてみると、カナブンが1匹泳いでいた。

しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかと、それはそれは、忙しく泳いでいる。

へー、カナブンて泳ぐんだ。

昆虫に詳しくないから、泳いでいるのか、溺れているのかよくわからない。

でも、やっぱり溺れているんだろうか?

だが、不幸にもそのホースの蛇口は離れていて、しかも回りに掬い取るような物体も見当たらない。

まいったな。

まだ、ホースの水を切り替えて、向こう側もかけなきゃいけない。

ダッシュでかけ終え、水を止め、丁度そこにあった金網をつかみ、カナブンのもとへと向かった。

そして、覗いてみると、なんとあれほど動いていたカナブンは、ぴたっと静止している。

やっぱり、溺れていたのか。

すぐ、金網で掬い上げると、かすかに動いたような気がした。

何も植わっていない鉢の土の上に下ろそうとするが、金網に昆虫特有の足が絡まってなかなか離れない。

ひゃー。

手遅れかしら。。。

それでも、なんとか、土の上に下ろしてみたが、ピクリとも動かない。

私がいるから、なのか。

生存確認を見届けたかったが、まだ、南の庭の水遣りが残っていたので、そのまま後にした。

そして、翌朝。

真っ先に、カナブンを置き去りにした場所へ行ってみた。

すると、そこにカナブンの姿はなかった。

ってことは、自力で動いたってことかしら?

ってえことは、助かったってことなのね?

あくまで想像でしかないが、とにかく、死骸を発見せずにすんだことにほっとした。

カナブンよ、その後の人生(?)を逞しく生きておくれ。

 

 

 

 

 

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ボンクラは不敵で不滅手に負えぬ。。。

2011-08-03 08:15:00 | 創作

 

 

 

 

 

     怒る気力も吸い取るほどに心底呆れるあかんたれ

 

 

 

 

 

     泣いて怒って嗤ってみても暖簾に腕押し糠に釘

 

 

 

 

 

 

 

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無言

2011-08-02 08:34:17 | 創作

 

 

 

 

 

     なにがどうかわるわけではないけれどむごんですごすひとひはながし

 

 

 

 

 

 

 

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引き立て役

2011-08-01 08:23:32 | 創作

 

 

 

 

 

     緑葉は花に寄り添う群れる騎士ハイビスカスの朱際立ちて

 

 

 

 

 

 

 

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