雨降りの朝、ホームで電車に乗り込もうとしていた。
列の最後尾で順番待ちをしていたが、ふと気付くともうすでに満員状態。
このままでは、私の入り込む隙はないと判断し、隣のドアに駆け込んだ。
入り口には女性が踏ん張っていた。(ように見えた)
だから、ぐいっと押し込むようにして乗ろうとした。
しかし、彼女はそれをはじき返すように、力を入れ拒んだ。
な、な、なんと。
マジ?
まずい、乗り遅れる。
こんなことに怯んでいられない。
負けじと、横に滑り込むように必死の思いで何とか乗り込んだ。
すると、あろうことか、その女性は、横にいた私をぐいぐい押してきた。
一体、なんの真似?
びっくりしながら、耐えていたが、何度も繰り返す。
隣の男性にまで被害が及んでいる。
「押さないでください」と穏やかに言うと、
「押してない。あなたが押したからでしょ」と。
えーっ
押したことを認めているのに押してないって。。
っていうか、「あなたが乗せないように押し返したからでしょ」
と言いたかったが、その時、その女性がちょっと問題ありの人だと気づいたので止めた。
それにしても、あのしつこい「押しくらまんじゅう」は何?
もう、子供か。
そして、その日の夕方。
今度は帰りの電車を待っていた。
車内に乗り込むとボックス席のそれぞれの窓側の席が、ひとつずつ空いていた。
そのうちのひとつは、先客がまさに射止めようとしていたので、残りの席に座ろうとした。
だが、ここで問題が発覚。
通路側には巨漢の男性が鎮座していたのだ。
それは、まるで要塞だった。
とてもそこを割って入るのは困難と思われた。
それに、あえて挑んだとしても空いていたスペースはほんの僅かだった。
仕方なく断念する。
そして、正面を向いた時、座っていた男性と目が合った。
すると、その男性はすくっと立ち上がり、通路に出てきた。
空いた席。
えっ?
誰かに譲るつもり?
思わず、プライオリティの高い人がいるのかと振り返って見た。
だか、それらしき人はいない。
えっ?えっ?
と理解しかねていると、その男性が促すような目をしたように思えた。
それでも、まだ動けずにいると、今度は手で「どうぞ」という仕草をされた。
そこまでしてもらったら、もう座るしかないでしょ。
私はなぜだか分らないまま、好意に甘え素直に座った。
しかし、なぜ席を譲ってくれたのか、謎だ。
はっ、もしかして、妊婦さんに見えたとか?
なんだか、居心地の悪さが漂う。
それでも座れたことに感謝。
だって、疲れているんだもん。。。
列の最後尾で順番待ちをしていたが、ふと気付くともうすでに満員状態。
このままでは、私の入り込む隙はないと判断し、隣のドアに駆け込んだ。
入り口には女性が踏ん張っていた。(ように見えた)
だから、ぐいっと押し込むようにして乗ろうとした。
しかし、彼女はそれをはじき返すように、力を入れ拒んだ。
な、な、なんと。
マジ?
まずい、乗り遅れる。
こんなことに怯んでいられない。
負けじと、横に滑り込むように必死の思いで何とか乗り込んだ。
すると、あろうことか、その女性は、横にいた私をぐいぐい押してきた。
一体、なんの真似?
びっくりしながら、耐えていたが、何度も繰り返す。
隣の男性にまで被害が及んでいる。
「押さないでください」と穏やかに言うと、
「押してない。あなたが押したからでしょ」と。
えーっ
押したことを認めているのに押してないって。。
っていうか、「あなたが乗せないように押し返したからでしょ」
と言いたかったが、その時、その女性がちょっと問題ありの人だと気づいたので止めた。
それにしても、あのしつこい「押しくらまんじゅう」は何?
もう、子供か。
そして、その日の夕方。
今度は帰りの電車を待っていた。
車内に乗り込むとボックス席のそれぞれの窓側の席が、ひとつずつ空いていた。
そのうちのひとつは、先客がまさに射止めようとしていたので、残りの席に座ろうとした。
だが、ここで問題が発覚。
通路側には巨漢の男性が鎮座していたのだ。
それは、まるで要塞だった。
とてもそこを割って入るのは困難と思われた。
それに、あえて挑んだとしても空いていたスペースはほんの僅かだった。
仕方なく断念する。
そして、正面を向いた時、座っていた男性と目が合った。
すると、その男性はすくっと立ち上がり、通路に出てきた。
空いた席。
えっ?
誰かに譲るつもり?
思わず、プライオリティの高い人がいるのかと振り返って見た。
だか、それらしき人はいない。
えっ?えっ?
と理解しかねていると、その男性が促すような目をしたように思えた。
それでも、まだ動けずにいると、今度は手で「どうぞ」という仕草をされた。
そこまでしてもらったら、もう座るしかないでしょ。
私はなぜだか分らないまま、好意に甘え素直に座った。
しかし、なぜ席を譲ってくれたのか、謎だ。
はっ、もしかして、妊婦さんに見えたとか?
なんだか、居心地の悪さが漂う。
それでも座れたことに感謝。
だって、疲れているんだもん。。。