たゆたふこころ

こころのゆらめき 記憶のかけら 日々に織りなす タピスリー

通勤電車にて

2014-11-29 11:09:26 | 日記
雨降りの朝、ホームで電車に乗り込もうとしていた。
列の最後尾で順番待ちをしていたが、ふと気付くともうすでに満員状態。
このままでは、私の入り込む隙はないと判断し、隣のドアに駆け込んだ。
入り口には女性が踏ん張っていた。(ように見えた)
だから、ぐいっと押し込むようにして乗ろうとした。
しかし、彼女はそれをはじき返すように、力を入れ拒んだ。
な、な、なんと。
マジ?
まずい、乗り遅れる。
こんなことに怯んでいられない。
負けじと、横に滑り込むように必死の思いで何とか乗り込んだ。
すると、あろうことか、その女性は、横にいた私をぐいぐい押してきた。
一体、なんの真似?
びっくりしながら、耐えていたが、何度も繰り返す。
隣の男性にまで被害が及んでいる。
「押さないでください」と穏やかに言うと、
「押してない。あなたが押したからでしょ」と。
えーっ
押したことを認めているのに押してないって。。
っていうか、「あなたが乗せないように押し返したからでしょ」
と言いたかったが、その時、その女性がちょっと問題ありの人だと気づいたので止めた。
それにしても、あのしつこい「押しくらまんじゅう」は何?
もう、子供か。


そして、その日の夕方。
今度は帰りの電車を待っていた。
車内に乗り込むとボックス席のそれぞれの窓側の席が、ひとつずつ空いていた。
そのうちのひとつは、先客がまさに射止めようとしていたので、残りの席に座ろうとした。
だが、ここで問題が発覚。
通路側には巨漢の男性が鎮座していたのだ。
それは、まるで要塞だった。
とてもそこを割って入るのは困難と思われた。
それに、あえて挑んだとしても空いていたスペースはほんの僅かだった。
仕方なく断念する。
そして、正面を向いた時、座っていた男性と目が合った。
すると、その男性はすくっと立ち上がり、通路に出てきた。
空いた席。
えっ?
誰かに譲るつもり?
思わず、プライオリティの高い人がいるのかと振り返って見た。
だか、それらしき人はいない。
えっ?えっ?
と理解しかねていると、その男性が促すような目をしたように思えた。
それでも、まだ動けずにいると、今度は手で「どうぞ」という仕草をされた。
そこまでしてもらったら、もう座るしかないでしょ。
私はなぜだか分らないまま、好意に甘え素直に座った。
しかし、なぜ席を譲ってくれたのか、謎だ。
はっ、もしかして、妊婦さんに見えたとか?
なんだか、居心地の悪さが漂う。
それでも座れたことに感謝。
だって、疲れているんだもん。。。









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メビウスの輪

2014-11-22 10:56:47 | 日記
先日、洗濯物を干していると、ソックスが足りなかった。
洗濯機の中もその周辺も見てみたが、どこにも見当たらない。
足りないのは、母と私のソックスで、それぞれ片方ずつ。
だから、入れ忘れたということでもない。
洗濯機の中に取り残されているのではないかと、まず目視での確認。
そして、手でくまなく触ってもみた。
だが、存在しない。

えーっ、いったい何処へ?
変だ。
そんなばかな。。。と思うから、何度も洗濯機の中を確認した。
勿論、その周辺も。
しかし、見つからない。
時間もないので、その日の朝は探すことを諦めた。

そして、翌朝。
洗濯物を干していると、忽然と消えたそのソックスが出てきたのだ。
そうなるのではないかと、少し予想はしていた。
何処にいたのかと言えば、当然、洗濯機の中だろう。
見つからないように上手く隠れていたに違いない。
見つけられなかったのは私だ。
しかし、納得しがたい。
だって、確かにくまなく探したのだ。
だから、異次元に隠れていたのではないかとつい思いたくなる。
メビウスの輪。
遠い昔の学生時代、夏休み最後の3日間の集中講義で聞いた話を思い出した。
雑誌の表紙のデザインをしていた有名な方が、講師だった。
夏の暑さと共に過ごした3日間だったけれど、それはとても面白くて充実した講義だった。
あー懐かしい。。。

と言う訳で、「単なる見落とし」とは納得できずに、もやもやしている。
でも、ソックスはちゃんと出てきたので、よしとすることにする。
結果オーライ。
私の人生はこんなもの。









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難儀やな

2014-11-08 21:55:34 | 日記
わんこのプレゼントの中にデンタル用のガムも入れておいた。
今日、弟からそのガムをわんこに与えた時の様子を聞かされた。

デンタル用とだけあって、これがなかなか噛み切れないらしい。
噛んでも噛んでも噛み切れず、食べられないわんこは、
次第に「ううう~」と怒り出したと言う。

想像は容易く、目に浮かぶ。
笑える。
いや、ごめんよ、わんこ。

そして、業を煮やしたわんこは、とうとう大きな固まりのまま飲み込んでしまったらしい。
危ないではないか。
思いもよらず、おやつが危険物へと変身してしまうなんて。
全く、罪作りな事をしてしまった。
何事も、先を見越してよーく考えないといけないって教訓かしらね。
でも、全てを見通せる訳じゃないし。。。
難しいねー。





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