朝の通勤時間帯で、足の不自由な一人の男性をよく見かける。
駅にはエレベーターが設置されているが、彼はその前を素通りし、階段を使用している。
そして、ホームでは乗車を待つ列には並ばず、壁にもたれて待機。
やがて、電車が来ると、一番先頭に移動し、最初に乗り込む。
ただし、彼が先頭に辿りつくまでには、少々時間がかかるため、並んでいた人は道を譲り、その間待つことになる。
そこまでは、どうってことない。
その先である。
乗り込んだ後、彼は優先席ではなく、それとは反対側の席に向かう。
そうなると、その後にいた人は、前に進むわけにはいかなくなり、そこには渋滞が発生する。
優先席が空席であるにもかかわらず、そちらに座ろうとはせず、敢えて、それ以外のシートに向かうのは、何故だろう。
もし空席があれば、大抵の人は、座ろうとしたその席を譲る。
私だって、譲るだろう。
そして、殆どの場合、彼は座ることが出来る。
それは、とてもいいことである。
でも、優先席はあいているのだ。
最初から、彼が優先席に座れば、確実にもう一人座れるではないか?
もちろん、どこに座ろうとそんなことは、自由である。
それでも、そんなふうに感じてしまう私は、懐が小さ過ぎるのだろうか…
心が貧しく身勝手で傲慢で浅はかで悲しい偏見の塊なのだろうか…
だが、その一方で、優先席であるにもかかわらず、横にバッグを置き、お化粧をしている女性もいる。
前に人が立っても、バッグが占領している席をあけ放したりはしない。
いったい、どういう神経をしているのだろうか?
たとえ優先席であろうと、あいていれば座っても構わないと思う。
しかし、もう少し謙虚であるべきではないか。
実際のところ、私はあいていれば、躊躇なく座る。
とても、とっても疲れているから、と心の中で言い訳をしながら…
優先席、座る人と座らない人…
見かけるたびに、心の中が穏やかではいられなくなるのでありました…
駅にはエレベーターが設置されているが、彼はその前を素通りし、階段を使用している。
そして、ホームでは乗車を待つ列には並ばず、壁にもたれて待機。
やがて、電車が来ると、一番先頭に移動し、最初に乗り込む。
ただし、彼が先頭に辿りつくまでには、少々時間がかかるため、並んでいた人は道を譲り、その間待つことになる。
そこまでは、どうってことない。
その先である。
乗り込んだ後、彼は優先席ではなく、それとは反対側の席に向かう。
そうなると、その後にいた人は、前に進むわけにはいかなくなり、そこには渋滞が発生する。
優先席が空席であるにもかかわらず、そちらに座ろうとはせず、敢えて、それ以外のシートに向かうのは、何故だろう。
もし空席があれば、大抵の人は、座ろうとしたその席を譲る。
私だって、譲るだろう。
そして、殆どの場合、彼は座ることが出来る。
それは、とてもいいことである。
でも、優先席はあいているのだ。
最初から、彼が優先席に座れば、確実にもう一人座れるではないか?
もちろん、どこに座ろうとそんなことは、自由である。
それでも、そんなふうに感じてしまう私は、懐が小さ過ぎるのだろうか…
心が貧しく身勝手で傲慢で浅はかで悲しい偏見の塊なのだろうか…
だが、その一方で、優先席であるにもかかわらず、横にバッグを置き、お化粧をしている女性もいる。
前に人が立っても、バッグが占領している席をあけ放したりはしない。
いったい、どういう神経をしているのだろうか?
たとえ優先席であろうと、あいていれば座っても構わないと思う。
しかし、もう少し謙虚であるべきではないか。
実際のところ、私はあいていれば、躊躇なく座る。
とても、とっても疲れているから、と心の中で言い訳をしながら…
優先席、座る人と座らない人…
見かけるたびに、心の中が穏やかではいられなくなるのでありました…