たゆたふこころ

こころのゆらめき 記憶のかけら 日々に織りなす タピスリー

カナブン

2011-08-04 08:16:20 | 日記

3、4日前の朝のこと。

いつものように水遣りをしていると、雨水の溜まったφ40×50ミリくらいの容器の中に何やら気配を感じた。

覗いてみると、カナブンが1匹泳いでいた。

しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかと、それはそれは、忙しく泳いでいる。

へー、カナブンて泳ぐんだ。

昆虫に詳しくないから、泳いでいるのか、溺れているのかよくわからない。

でも、やっぱり溺れているんだろうか?

だが、不幸にもそのホースの蛇口は離れていて、しかも回りに掬い取るような物体も見当たらない。

まいったな。

まだ、ホースの水を切り替えて、向こう側もかけなきゃいけない。

ダッシュでかけ終え、水を止め、丁度そこにあった金網をつかみ、カナブンのもとへと向かった。

そして、覗いてみると、なんとあれほど動いていたカナブンは、ぴたっと静止している。

やっぱり、溺れていたのか。

すぐ、金網で掬い上げると、かすかに動いたような気がした。

何も植わっていない鉢の土の上に下ろそうとするが、金網に昆虫特有の足が絡まってなかなか離れない。

ひゃー。

手遅れかしら。。。

それでも、なんとか、土の上に下ろしてみたが、ピクリとも動かない。

私がいるから、なのか。

生存確認を見届けたかったが、まだ、南の庭の水遣りが残っていたので、そのまま後にした。

そして、翌朝。

真っ先に、カナブンを置き去りにした場所へ行ってみた。

すると、そこにカナブンの姿はなかった。

ってことは、自力で動いたってことかしら?

ってえことは、助かったってことなのね?

あくまで想像でしかないが、とにかく、死骸を発見せずにすんだことにほっとした。

カナブンよ、その後の人生(?)を逞しく生きておくれ。

 

 

 

 

 

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