神戸市西区のピアノ教室「音楽広場Sound-Scape」

ピアノを弾き、歌をうたい、時には鍵盤ハーモニカやリコーダーまで
個性豊かな生徒たちとの日常をつぶやいています

「右脳は感覚、左脳は思考」って過去の話だったの?!

2020-09-30 22:54:23 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


オンライン発表会の動画編集と
指導へ行っている幼稚園の音楽会の楽曲アレンジに
かかりっきりになっている間に9月も最終日になってしまいました 
お蔭様でどちらも無事に仕上がり 一息付けたので
8月に引続き9月も受講していた育脳ピアノ講座での
興味深いお話をご紹介させて頂きます 


今日のテーマは「 音楽のレッスンが脳に与える良い影響 」 
右脳は感覚、左脳は思考・・・は過去の話  です

脳科学の発展によって今は
右脳は感覚、左脳は思考っていう事がもう昔の話なんだそうです 

音楽と言語は、同じ場所で認知されていて
左右両方の大脳半球を使用しているという事です 
そして音楽の方が、言語より脳を広範囲で使用していることがわかってきています 



音楽は、左右両方の大脳半球を使っているって 
しかも言語より広範囲
また、幼児期の言語習得に聴覚がとても重要な役割を担っています 



音楽で聴覚の発達を促し、言語の発達にいい影響ができたら
まさに、音楽で脳トレ 
脳を鍛えるには音楽だっていう事ですね 


ピアノを弾く前の譜読みって、国語の音読と同じだよ 
ピアノを弾くのは指や腕や体を使うから体育だね 
耳で音を聴くのは音楽だから、耳も強くしないとね 

ピアノを弾くって、国語と体育と音楽の勉強を一緒にしてるから大変ね  
でも○○ちゃんは、それを頑張ってるからスゴイよ 

って、私もレッスンの時に上手く弾けなくて
しょぼくれている生徒たちによく話をするんですが
ホントにすごく脳に良い刺激を与えているんですね 


河村まなみ先生 の ハーバード流育脳セミナーでの講義はとっても素晴らしいです 
選りすぐりの論文から最新の情報を解りやすく伝えて下さるので
毎回3時間のセミナーがアッという間です 

内容が濃くて私にはすぐに全てが消化しきれず
何度かビデオを見直し、資料も読み直しながらの状態ですが
脳科学と音楽、益々興味深くなってきました 
どんな研究がされているか、さらにこのブログでも紹介させて頂きますね 






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オンライン発表会の動画編集が出来上がりました (^。^)y-.。o○

2020-09-22 22:43:29 | 演奏会


秋のシルバーウィークは行楽日和の4日間でしたね 
皆様はどのように過ごされましたか 

私は 8月末から3週間をかけて撮影した 
生徒たちの演奏を編集しながら過ごしていました 
発表会に向けてレッスンに集中していく時期にコロナ騒動が始まり
リアルレッスンを中断された生徒たち 

すぐにオンラインレッスンに切り替えたものの
慣れないレッスン形態に不自由な中で頑張った生徒たち 
2ヵ月~4ヵ月のレッスン休会の後、レッスンを再開した生徒たち 

様々な環境の中で、今 自分たちに出来る事を工夫しながら
ピアノを弾き音楽を楽しみ続けてきた生徒たち 
そんな可愛い生徒たちの演奏を繰り返し聴きながら
パソコンと格闘しつつ、心豊かに過ごした2日間 

慣れないMacで初体験の動画編集には、かなり手こずりましたが
Windowsのパソコンを横に、検索に次ぐ検索で
ひとつひとつ山を乗り越え、かなり満足な仕上がりとなりました 

何とかエンドロールも作成しエンドロールのバックには
生徒たちの作曲した曲をつなぎ合わせた音源を作成して
張り付ける事も出来ました 

やれば出来るやん  
自分で自分を褒めているクララです 

演奏前に演奏する曲を自分でアナウンスさせる事には
すごく迷いましたが、私ではなく生徒たちの声が聞こえて良かったです 
そして緊張の中にも、一人一人の個性が演奏に出ていて
少々のミスはあっても、すご~くそれが嬉しかったなぁ 

って、かな~り親ばかな私がいます (´∀`*)ウフフ

今もその出来立てほやほやの動画を聴きながらこのブログを書いてます 
YOUYTUBEには、明日 アップしま~す 




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音楽は数学系?アメリカの大学の音楽教育

2020-09-13 21:11:20 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書



先月、バイオラ大学のピアノ講師でいらっしゃいます
河村まなみ先生のセミナーをオンラインで受講させて頂きました 
その時の素晴らしい内容を皆様とシェアしたいと思い
これまで3回に分けてブログに書かせて頂き、お伝えさせて頂きましたが
こちらが最後の記事になります。

今日は 前回の「ハーバード大学は音楽で人を育てる」の続きになります。

なぜ音楽学部が総合大学にあるんでしょう。。。?

アメリカで言えば、コロンビア大学、ニューヨーク大学、マサチューセッツ工科大学、
スタンフォード大学、イェール大学などです。

金澤正剛著『中世音楽の精神史』によると。。。

リベラルアーツとは、自由七科とも呼ばれ、言語に関わる三科目(文法・修辞学・弁証法)と
数学に関わる四科目(算術・幾何・天文・音楽)があり、音楽は後者に属していており
音楽は幾何や天文学と同じく数の論理で説明されるもので
古代ギリシャ思想を源流とした、キリスト教的世界の調和を象徴していた。

中世の大学においてはこの自由七科の要素を引き継いだ教養学が教えられており
音楽の授業では専らこの理論書が使われていた。

という事だそうです。

音楽は数学系なんですね 
そう言われてみると、音楽と数学って近いようにも思えます 

私は数学が全般的に得意  とは言えませんでしたが
好きでしたし、中学数学ぐらいまでの幾何学は得意でした 
高校数学では、数Ⅱで撃沈しましたが。。。

ただこれまで接してきた生徒たちを振り返ると
ピアノを長く続けてきた生徒たちの中に
理数系の生徒が多かった  
という事、今回のセミナーを受けてから気付きました。


素晴らしい気付きを色々と頂きました 今回のセミナー受講
今後も育脳と音楽との結びつきを学び続けて
教室でのレッスンに繋げていけるよう考えていきたいと思っています 


そしてこの素晴らしいセミナーが、9月と10月に合わせて3回
引続き受講させて頂ける事になり、とても期待感と興味があり楽しみにしています 
8月に受講させて頂きましたセミナーのご紹介は、今日のブログで最後になりますが
これから受けるセミナーのお話も、これまでのように
皆様にお伝えできたらと思っております 



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ハーバード流育脳ピアノレッスン「リベラルアーツ」って知っていますか?

2020-09-07 23:09:45 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


リベラルアーツとは、一般教養といっても全人格的教育と言ってもよくて
ギリシャ・ローマ時代に生まれた理念で
 人が持つ必要がある実践的な知識・学問 
とされており、音楽の他に、文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文
合わせて7科のことを言うのだそうです。 

知識・技能教育に偏することなく、感性・徳性なども重視して
人間性を調和的、全面的に発達させることを目的とする教育とされる
全人格的教育の中に、音楽が含まれている 
っていう事が、嬉しい驚きでした 

バランスの取れた人格形成を目指す全人格的教育なので
アメリカの総合大学には音楽学部があるそうです。
日本でも総合大学に音楽学部はありますが、私たちの頃はどちらかと言えば
音楽を専門に学ぶとなると、まずは音大や芸大っていう感じがありました。

「ハーバード大学は音楽で人を育てる」 によると
アメリカにおいて音楽を専門的に学ぶということは、ここ100年来の傾向に過ぎなかったそうで
今は、多くの教科と並行して音楽が存在する形が主流になっているそうです。

現在ハーバード大学では、学部生6600名の約半数3000人以上が何らかの芸術活動に携わっていて
中でも音楽活動は活発でキャンパス内では年間約450の学生コンサートが行われている とのことです。

ハーバード大学って頭のいい人ばかりで、本を読みながら歩いている 
なんてイメージでしたが、意外とノリノリで音楽しちゃっているのかも。。。 


では、なぜ
アメリカでは音楽学部が音楽大学ではなく、総合大学にあるのか 

ハーバード大学の一般教養科目は
以下のようなカテゴリーに大別されているそうですが

美学的・解釈的理解
文化と信念
経験的・数学的思考
論理的思考
生態体系の科学
物理的宇宙の科学
世界の諸社会
世界の中心のアメリカ合衆国

この中の 美学的解釈的理解 カテゴリーの中に
芸術関連科目が含まれていて、このカテゴリーの目的は
文学・絵画・彫刻・建築・音楽・映画・舞踏・宗教・装飾
などの文化的表現を、理論的かつ批判的に解釈し

芸術の世界と知的に関わり合うこと

だからこそ、芸術科学学部には7つの学問
文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽 がすべて入っているそうです。
芸術科学学部の学生達はそれらのクラスをまんべんなく履修するのですね 
それだけ音楽の芸術授業の価値を感じているってことなのです 
日本の総合大学はここまで徹底しないような気がします 

こういうお話を聞くと
スポーツ得意な子も、お勉強が得意な子も
女の子も男の子も音楽でピアノで
バランスの取れた人間形成が出来ると良いですね 

その大切な人間形成にかかわるサポートがしっかり出来るよう
音楽教育に携わる私は、学び続けなければいけない 
っていう事をセミナーを受講後、改めて深く心に刻み込みました  



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