連続テレビ小説「あさが来た」 - 114 第21週 「夢見る人」
+++++前日の終わり
和歌山の姉宅、みかんを箱に詰めながら。
姉、「東京へ行ってくる。両親を見舞いたい」と
夫、次男に付いて行き、みかんの売られ方を見て来いと。
次男、大喜び。
夫、おふくろに懇願。
「長男への期待、長男に天王寺屋の再興への期待をあきらめてくれ」
「今の銀行は、のれん分けという考えがない」
姑、「なぜ、長男に学ばせたのだ」と反論される。
姉はつ、「天王寺屋のために学ばせたのではない。本人のためだ」と強く言い切る。
「お母さん(姑)お願い」と夫。
ここで、つづく。
+++++今日の始まり
和歌山姉宅。
姑、「大阪に帰りたかった」「私の夢を駄目にしたのね」と嘆く。
千代、同室の田村宜(たむらのぶ)を連れて病室へ。
あさに、名刺を差し出す。
あさに会えて感激、「これぞ、僥倖の極み」と。
あさ、「おもしろい子や」とにやにや。
土曜日 28.2.27 第21週 126日
< 明治21年、加野銀行誕生。 >
< 実話・・・・夫新次郎が尼崎で社長になった会社は、現在のユニチカとのこと。>
< 明治27年 日清戦争始まる。夫新次郎社長止める。>
< 成澤泉から「女子教育について」の書面受け取る。>
< 女の大学校の設立に、成澤泉とともに第一歩を踏み出す。>
< あさ、東京に出かけ大隈重信の大学設立協力の約束を取り付ける。>
< あさ、萬屋の凶刃に倒れる。>
< あさ、手術を経て数日間昏睡、目覚める。>
< あさ、退院。明治28年3月、日清戦争終わる。鉄道、神戸から広島に延伸、九州や東京との往来が便利となる。銀行67万円貯蓄保有、関西有数の銀行に発展 >
病室。
田村宜(たむらのぶ)、「女子にも大学を造って下さい。わたしも入学したい」・・・・など。
田村は、今はやりの「ぼく(普通男が使うもの)」と言う言葉を連発する。
「ぼくは、白岡先生の話を聞きたかった」「ぼくは、子供の頃から・・・・・。男子にへびこつらうことを嫌いだった」・・・・・・・。
千代さんという友だちを得て、その母たる「白岡先生に会えて、僥倖の極み」と。
千代とうめ、田村宜(たむらのぶ)の噂話。
病室。
田村宜(たむらのぶ)、「自立したい」。
あさ、「のぶちゃん。私の昔に似ているかもしれない」。
田村宜(たむらのぶ)、また「僥倖の極み」と叫ぶ。
あさ、「女が男はんになる必要は無い。たまには男に頼る。又は男に頼られることがあっても良い」・・・・・。
「自分のことだけ考え、募金のため労力と時間を使ってしまった」と反省の言葉を述べる。
「誰かのためにやらなければ・・・・」
「のぶちゃんのために・・・・」。
千代、廊下で3人の学生と会う。
千代、先日の学生に会うことを期待するが・・・・・。
学生の一人が、「ヒガシヤナギ、東京へ帰ったよ。あなたは銀行頭取の縁者だが、ヒガシヤナギも華族だ・・・・・」
夫新次郎、千代に何かと声をかけるが、何もないと答えが返って来た。
振り返り、水場の3人の男子学生をじっと眺めていた。
千代と田村宜(たむらのぶ)、あさの使いとして成澤泉に会う。
田村宜(たむらのぶ)、あさの伝言、「一刻も速く病院に来てもらいたい」を伝える。
成澤泉が病室に。
成澤泉、先ず「私のために申し訳ありません」と謝る。
あさ、「私のせいだだと言えば、うぬぼれです」ときっぱり答える。
「炭鉱でも銀行でも命をかけてやって来ています」
「私が死んでいないのは、使命がまだあるからです。若い女の子のために頑張りましょう」と。
成澤泉、「はい」と力強く応える。
あさ、正月も病院で過ごす。
春の来る前、雪の降る中退院、銀行員などの万歳三唱で暖かく迎えられる。
明治28年3月、日清戦争終わる。鉄道、山陽に(神戸から広島)延伸、九州や東京との往来が便利となる。
戦後の好景気もあり、銀行67万円貯蓄保有、関西における有数の銀行に発展する。
喜助、家族を連れ、九州から大阪に帰って来る。
大きくなった娘「なつ」。
あさ、病院へ通院。
加野屋居間。
頭取、2人目の孫「まさ」を連れて来る。
千代の縁談話になる。
頭取、「婿さんに、銀行と会社を助けてもらわんといけない。私もちゃんと考えさせてもらいたい」と話す。
夫新次郎、うかない顔をする。
あさ、病院から帰宅。
先生に「予後の調子も良いと言われた」
あさ、夫新次郎がうかない顔をしている原因・・・千代の縁談話だと・・・納得気味の顔となる。
元助から頭取への手紙が来る。
あさ、手に取り、読みながら・・・・喜びの顔に・・・・・・?
あさの回りに家族・女中が取り巻く。
うめ、複雑な表情で・・・・見守る。
頭取、私に来た手紙なのにとぼやく・・・・。
和歌山の姉宅。
姑、床で倒れる。
でつづく。
< 来週の予告「自慢の娘」・・・・・>
来週どのような展開になるか楽しみだ。