ヨルダン川西岸地区、ビリン村の非暴力抵抗運動を描いたドキュメンタリー、『ビリン・闘いの村』を撮った佐藤レオ監督が、先月半ば急逝されたことを、つい先日知った。まだ30代後半の若さだった。
『ビリン・闘いの村』公式サイト
当ブログでの過去の紹介記事
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/b852d467d771106d00c0fc90716aa530
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/299eaa0b94561dcb72e6a52ec3aa905a
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/83fc762d436d89f6a33141c6bbc27972
3番目の記事では「ビリン勝利!」などと浮かれたタイトルをつけてしまったが、実際には法廷での「勝利」がその後の住民の権利回復になかなかつながらず、イスラエル占領当局側の悪意の前に頭を押さえつけられた形で今日に至っている。今年4月には、ビリンで初めて軍に殺される犠牲者も出てしまった。
そのあたりの事情も(不完全ではあるが)そこそこふまえた、今年3月のニュース23での特集が、YouTubeにレオ監督自身の手でアップされている。インタビューには本人も登場する。
http://www.youtube.com/watch?v=buJ9DQA6TpI
冥福を祈る、という言葉は実感が湧かなくて好きじゃないので、使いたくない。かといって代わりに何を言えばいいのか、言葉が浮かばない。
たら・ればの話は意味がないのを承知で、感情的に言わせてもらえば・・・もし僕がお金持ちだったら、渡航費用も含め、レオさんに山ほど資金を与え、『ビリン』の続編でもその他のドキュメンタリーでも、好きなだけ撮らせてあげたかった。
・・・いや、本当に意味がない。おまえはおまえのやることをやれ。そういうことだろう。
残念だ。
*レオさんが設立したHAMSAFilmsの「ハムサ」について、あまり知られていないと思うので簡単に紹介しておきたい。
手のひらに目玉というデザインの「ハムサ」は、中東世界でイスラム教徒・ユダヤ教徒双方にとって、伝統的な魔よけのお守りだそうだ。どちらの社会でも、土産物屋などにはハムサをあしらった商品が置いてあるという。レオさんはパレスチナ人・イスラエル人共通のお守りである「ハムサ」を、共存の未来に向かうシンボルとして大切に考えていた。
『ビリン・闘いの村』公式サイト
当ブログでの過去の紹介記事
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/b852d467d771106d00c0fc90716aa530
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/299eaa0b94561dcb72e6a52ec3aa905a
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/83fc762d436d89f6a33141c6bbc27972
3番目の記事では「ビリン勝利!」などと浮かれたタイトルをつけてしまったが、実際には法廷での「勝利」がその後の住民の権利回復になかなかつながらず、イスラエル占領当局側の悪意の前に頭を押さえつけられた形で今日に至っている。今年4月には、ビリンで初めて軍に殺される犠牲者も出てしまった。
そのあたりの事情も(不完全ではあるが)そこそこふまえた、今年3月のニュース23での特集が、YouTubeにレオ監督自身の手でアップされている。インタビューには本人も登場する。
http://www.youtube.com/watch?v=buJ9DQA6TpI
冥福を祈る、という言葉は実感が湧かなくて好きじゃないので、使いたくない。かといって代わりに何を言えばいいのか、言葉が浮かばない。
たら・ればの話は意味がないのを承知で、感情的に言わせてもらえば・・・もし僕がお金持ちだったら、渡航費用も含め、レオさんに山ほど資金を与え、『ビリン』の続編でもその他のドキュメンタリーでも、好きなだけ撮らせてあげたかった。
・・・いや、本当に意味がない。おまえはおまえのやることをやれ。そういうことだろう。
残念だ。
*レオさんが設立したHAMSAFilmsの「ハムサ」について、あまり知られていないと思うので簡単に紹介しておきたい。
手のひらに目玉というデザインの「ハムサ」は、中東世界でイスラム教徒・ユダヤ教徒双方にとって、伝統的な魔よけのお守りだそうだ。どちらの社会でも、土産物屋などにはハムサをあしらった商品が置いてあるという。レオさんはパレスチナ人・イスラエル人共通のお守りである「ハムサ」を、共存の未来に向かうシンボルとして大切に考えていた。
ビックリしました、、、、
ものすごくベタな言い方で、かつ僕自身正しいとは思ってませんが、「若死にするのは善人だけ」という言葉があります。
違う違うと考えつつ、どうしてもその言葉を思い浮かべてしまう。それで思わず僕としては、友人・知人すべてに声を大にして言いたくなります、「みんなで悪人になって生き延びましょう」と。
ハァ?って言われそうですけど。
「つつがある日々」でもレオさんのことが取り上げられています。ビリンの人達に伝えていただいたそうです。金曜デモで、レオさんの友人が写真を掲げています。
http://sawa.exblog.jp/12101720/
なんか、日本のレオさんの友人として、ビリンの人達に申し訳ない気持ちがしてきます。