弱い文明

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ガザ攻撃を受けての緊急集会2つ(都内)

2012年11月23日 | パレスチナ/イスラエル
 めずらしく比較的早めの「停戦」に至ったが、現状の分析を含め考えておくことはいろいろあると思われる方に、以下2つの集会のお知らせ。どちらも転載・転送歓迎です。

1.
―イスラエルのガザ攻撃を許さない緊急集会―
ガザで、今、起きていること
【映画『ガザに生きる』・第五章『ガザ攻撃』/先行上映会】


 1400人以上の犠牲を出した2008~9年のガザ攻撃から4年。再び、イスラエルがガザへの大規模な軍事攻撃を展開しています。
 土井敏邦が12月23日に予定している『ガザに生きる』5部作・完成上映会のご案内を出したばかりですが、ガザが緊急事態になり、いま日本で私たちができることを緊急にやるべきだと判断し、急きょ、第五章『ガザ攻撃』(監督・撮影・編集/土井敏邦)を先行上映することにしました。
 現在進行中のガザ攻撃を食い止めるため、大きな国際世論作りが急務です。日本の私たちも、4年前のガザ攻撃の記憶を想起し、ガザ攻撃の即時停止の声を上げるために、この集会を開きます。ぜひご参加ください。
 土井敏邦は、11月10日より1年ぶりにパレスチナ・イスラエルの取材に現地へ飛びました。もちろん出発時には、ガザがこのような事態になることはまったく予想もしていませんでした。本来なら、ガザの緊急事態に真っ先に現地入りするはずなのですが、イスラエルによるプレスカード発行拒否(ガザ取材の拒否)が続いており、ガザに入れない状態です。現在、エルサレムで、ガザ入りの他のルートを模索しながら、ガザ攻撃へのヨルダン川西岸のパレスチナ人の反応の取材を続けています。
【内容】
6:30~ ガザ攻撃を許さないぞ!開会メッセージ
(渡辺えりさん 非戦を選ぶ演劇人の会・予定)
6:45~ 現地状況について
(鈴木啓之 土井敏邦・パレスチナ記録の会)
7:00~ 『ガザに生きる』・第五章『ガザ攻撃』(85分)の上映
  【内容】ガザ攻撃による被害の実態を、被害者や遺族の証言を元に改めて検証する。一方、この攻撃に参戦したイスラエル兵の証言によって、イスラエル政府や軍がこの攻撃で何を目指していたのかを探る。さらに、民間人の被害を知りながら、90%以上のユダヤ系イスラエル国民が支持した背景は何か、イスラエル社会は、どう変化しているのかをイスラエル人有識者たちが分析する。
(休憩)
8:35~ 現地(エルサレム)からの報告 土井敏邦(予定)
(当日の進行・内容は事情により変更の可能性がございますので、あらかじめご了承ください。)

【日時】11月24日(土)
(開場)午後6時20分 (開演)午後6時30分 (終了)午後9時
【会場】 明治大学(駿河台キャンパス) リバティタワー 6F(1063号教室)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(最寄りの駅)JRお茶ノ水駅/メトロ 新御茶ノ水駅(千代田線)/メトロ 神保町駅(半蔵門)
【参加費】 1000円(参加費の半分はガザのパレスチナ人権センターを通してこの度の被害家庭の支援に使われます。)予約不要・先着順で受付
【主催】土井敏邦・パレスチナ記録の会
【共催】 社会思想史研究会
     日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
【協力】 非戦を選ぶ演劇人の会
【お問い合せ】 JVJA事務局 office@jvja.net
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21 静和ビル2F
tel 090-6101-6113 



2.
=停戦しても占領とガザ封鎖は続いている=
「STOP!!ガザ攻撃11.25緊急集会」への参加を


※急きょ「東京新聞」デスクの田原牧さんにもご参加頂けることになりました。

■日時:11月25日(日)14時30分~(14時開場)※終了予定時刻:16時30分
■場所:文京区民センター(3A)
※地下鉄都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分ほか
http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
■発言:
伊藤和子さん(弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
鵜飼哲さん(一橋大学教員)
田原牧さん(「東京新聞」デスク)
奈良本英佑さん(「アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ」代表)
※積極的なフロアー発言を求めます
※主催者より、今後の活動について提起あり
■参加費:300円
■ビラ
[カラー]http://goo.gl/BhpBF
[白黒]http://goo.gl/U3juk

11月14日にイスラエルが開始したガザ攻撃は、8日間で162人のパレスチナ人を殺害してひとまず終わりました。死者1400人あまりを出した4年前の事態の再来には至らなかったことに安堵すると同時に、取り返しのつかない162名の生の重みに思いを馳せたいと思います。
このかんマスコミ報道の多くはイスラエルとガザの武装勢力間の(対等な)戦闘であるかのように報じ、一部ではハマースによるロケット砲発射だけが強調されるなど、問題の本質が見事に隠蔽された議論が横行してきました。私たちは停戦を歓迎しつつ、長年に渡るイスラエルの占領とガザ封鎖の非人間性こそが根本的な問題であることを、繰り返し訴えたいと思います。
二期目に入ろうとするオバマ政権の露骨なイスラエル支持の姿勢は、衝撃的でした。今後のイスラエルの行動についても予断を許しません。原発問題や国内政治の混迷のなかで内向きになっているように見える日本社会のなかで、市民がパレスチナの状況に関して高い関心を持ち続けるのは、とても大切なことです。停戦が成立した今だからこそ、冷静になって論議しましょう!多くのかたの参加を呼びかけます。

■呼びかけ:「STOP !! ガザ攻撃緊急行動」実行委員会
■問い合わせ:midan.filastine@gmail.com

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