夏場だけ、テンプレートを変えてみようかと思う。ただ、一昨年同じことを試みたら、「見れなくなった」「レイアウトが崩れた」等々の障害が読者の方から報告されたので、少し心配。まずいようならまた戻すので、何かあった人はご連絡ください。一応試験的にやってみます。
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たぶん、gooの方で少し仕様を修正してくれたのかな。しばらくこのまま行けそうですね。
しかし今日は暑かったな…。
集めていると中国の各ニュースサイトで報じられている。
これにネットでは、「何でこんな締まった身体してるんだよ」「こうでもしないと生きていけない世界
に絶望した」「なんだか非常に残念な気持ちになった」「特ホウ王国に同じようなことしてる女出
ただろ」といった声が寄せられていた。
しかしながら彼女は、“世界でただ一人、無限のアホさで、母の愛を人々に伝える母乳アーティスト
増山麗奈”であるらしく、どうやら日本人のよう。
http://maniaxz.blog99.fc2.com/blog-entry-2929.html
http://www.ycwb.com/images/2009-07/02/xin_240706020955171281789.gif
http://www.ycwb.com/images/2009-07/02/xin_2407060209555931309910.gif
増山 麗奈(ますやま れな、1976年12月25日 千葉県生- )は、日本の画家・パフォーマー・作家・芸術家。超左翼マガジン「ロスジェネ」編集委員。反戦アート集団「桃色ゲリラ」主宰。環境アート展「エコ@アジアニズム」キュレーター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%97%E5%B1%B1%E9%BA%97%E5%A5%88
まあ上のコメント↑は常連のネット・フナムシさんによるもので、麗奈さんと関係ないことは確かですけど。
それにしても、しょーもないサイトからネタ引っ張ってくるなあ。フナちゃん普段こういうところ出入りしてるんだ。可愛い
☆
今書店に並んでいる「紙の爆弾」8月号の表紙も麗奈さんです。コラムと合わせて、対イスラエル・ボイコットをテーマにしたナイスなものです。
7月11日に、伊藤塾の高田馬場校で志葉玲さんらとイベントやるみたいですね。
ドゥルーズ派については僕も詳しくなくて、通り一遍の知識しかありませんが、その範囲内で解説を試みるとしたら以下のようになります。
まず基本的な情報として、ウィキの解説は特に間違ってることはないと思います。ただ、イスラエルのドゥルーズの置かれた立場がまた難しくて、そこまでは突っ込んで解説してないな、と思いました。
簡単に言えば、ほかのイスラエル内アラブ人と比べて、ドゥルーズの人々は「イスラエル人」としてのアイデンティティを強く持っている人が多いようです。
それは、元々がアラブの多数派であるムスリムやクリスチャンとは一線を画する少数派としてやってきた歴史があるがゆえに、という面と、体制側による、アラブ系市民を分断する意図に即しての結果、でもあるようです。たとえば、西岸の占領地でパレスチナ住民と対峙している前線の兵士などは、ドゥルーズであることが多いと聞きます。いわば、アラブ人にアラブ人を差し向けているわけです。
一方で、そんなに権力を持ったドゥルーズがいるという話は聞いたことがない。イスラエルの中枢にいるのはやはりヨーロッパ系のユダヤ人で、ドゥルーズや中東・アフリカからの移民層は二級市民、それ以外のアラブ系住民(言い換えるなら「イスラエル内パレスチナ人」)は三級市民、という形で、居住や就職の差別などが隠然と行われてきています。
それは占領地住民に対するような、直接の暴力を伴うものとは違いますが、確実に差別はあります。特に三級市民である、言うなれば「ど・アラブ」の住民に対しては、できれば数が減ってほしい、他所へ行ってほしいという圧力が原理として働いています。表向きは多民族・多文化の民主国家という看板を掲げていながら、国の基本理念があくまで「ユダヤ国家」ですから、そのねじれの中でいろんな民族・宗派の人たちがもがいているのがイスラエルという国の現実ということです。
ドゥルーズの教義の詳しいことはわからないですが、教義以前に、あの地域のアラブ系の人たちは概ね女性のセクシャルな露出に厳しいですから、ミスコンに出たドゥルーズの女性に対して仲間内からの脅迫があっても、別に不思議はないです(いい悪いは別にして)。それが「イスラエルの」イベントだから、という問題ではないでしょう。
もう一つ、パレスチナ人がほかのアラブからどう見られているかについては、あまりにも多様でこれと言い切れるものがありません。
マクロレベルで、西アジア~北アフリカのアラブ全般の大義としては、気の毒な目に合っている同胞、ということで昔から認知されています。が、ミクロレベルで、たとえば近隣のヨルダンやレバノンの人たちからどう思われているかと言えば、同情的な人がいると同時に、(紛争や難民問題など)やっかいごとを持ち込むハタ迷惑な連中、という反感を抱いている人だっているでしょう。
またイスラエル内のアラブでも、ドゥルーズのように「我々は我々だ」というトーンの人たちもいれば、アラブだけどユダヤ人と対等にオープンに暮らしたいという人もいるし、自分はイスラエルよりもパレスチナとつながっている「パレスチナ人」だ、という意識を強く持つ人たちもいます。とにかく、多種多様です。
webでこれといったわかりやすいページが見つからないので、僕の言葉で説明しようとするとこんな感じに、長いわりにわかったようなわからないような説明になってしまいました。
ドゥルーズについて研究した書籍もいくつかありますが、それよりも僕としては田浪亜央江さんの『不在者たちのイスラエル』という本をお勧めします。ドゥルーズについて特に詳しいわけではないのですが、上で触れたような多民族・多文化のイスラエル社会の実際の姿というのが著者の滞在経験からリアルに伝わってくる、画期的な本です。
とうとう8月に「冬の兵士」が岩波書店から刊行になるようです。レイランダーさんも楽しみにしておられる事と思います。小生もです。「冬の兵士」に関するレイランダーさんの解説記事が読めるのではないかと楽しみです。