食で健康「がん予防の食事」
(NHKきょうの健康)
日本人の死因第1位のがん。実は、毎日の食事を見直すことでリスクを減らすことが可能だ。医学的に証明されたがん予防の食事のポイントと、それを踏まえた料理を紹介する。
1.がんのリスクと生活習慣
がんは老化現象の1つであるため、完全に予防することは困難です。
しかし、食事を中心とした生活習慣の改善により、リスクを減らすことはできます。
たとえば、禁煙や節酒を心がけることで、肺がんや大腸がんなどのリスクを下げることができます。
適度な運動をし、太り過ぎややせ過ぎに注意することもがん予防に役立ちます。
食事では、「野菜と果物をしっかりとる(野菜350g・果物50~100g以上)」「塩分や塩蔵食品は控えめにする」
「赤肉、加工肉のとり過ぎに注意する」という3つのポイントを押さえて、さまざまな食材を使いバランスのよい食事をとることが大切です。
また、熱すぎる飲食物は口腔や食道の粘膜を傷つけます。ある程度冷まして、熱すぎない温度で食べるようにしましょう。
2.がん予防のポイントを押さえた 夏野菜たっぷりレシピ
●焼きピーマンのあえ物
(1人分 エネルギー量83kcal/塩分量0.8g)
材料(2人分)/分量
・ピーマン(一口大に切る)・・・60g
・パプリカ(赤・黄/一口大に切る)・・・各50g
・ねぎ(斜め切り)・・・1本分
・赤とうがらし(種をとる)・・・2本
・アボカド(粗みじん切り)・・・1/4コ分
A
・しょうが(薄切り)・・・少々
・砂糖・・・小さじ1/3
・酢・・・大さじ1・1/2
・しょうゆ・・・大さじ1/2
・こしょう・・・少々
<作り方>
(1)フライパンに油をひかず、ピーマンとパプリカを入れて焼く。表面に焦げ目がついたら取り出す。
(2)ねぎと赤とうがらしも同様に、油をひかずに軽く焼く。赤とうがらしは火からおろしたあと、冷めてから手で小さくちぎる。
(3)ボウルに1を入れ、2とアボカドを加え、Aを加えてよくあえる。
●やわらか豚肉とゴーヤの卵炒め
(1人分 エネルギー量339kcal/塩分量1.6g)
材料(2人分)
/分量
・豚ロース肉(薄切り/一口大に切る)・・・90g
・ゴーヤ(薄切り)・・・1/4本分(100g)
・ねぎ(斜め薄切り)・・・1/2本分
・しょうが(薄切り)・・・少々
・卵・・・2コ
・かたくり粉・・・小さじ2
・サラダ油・・・大さじ1
A
・塩・・・2つまみ
・紹興酒・・・大さじ2
・水・・・大さじ2
B
・オイスターソース・・・小さじ2
・こしょう・・・少々
<作り方>
(1)ボウルに豚ロース肉を入れてAをもみ込み、かたくり粉をまぶしてサッとゆで、氷水で締める。
(2)ゴーヤ、ねぎ、しょうがは油をひかずにフライパンで焼いて取り出す。
(3)サラダ油をひいたフライパンに溶いた卵を入れ、卵がまだ少しやわらかいうちに2を加えて炒める。
さらに、1とBを加えてさっと混ぜる。
レシピ作成:中国料理店 総料理長 菰田 欣也(こもだ・きんや)
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