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お仕事(精神科看護)日記

精神科看護歴20年以上が経過しました。
なのに、なぜか現在訪問看護に在籍中!

冷静と情熱の間?

2008年05月28日 | 精神科デイケア
NHKの『プロフェッショナル~仕事の流儀』をご存知でしょうか。
毎回、各分野で活躍されている方にスポットをあてていくもの。
今夜の放送は、今の私に必要なものをくれた内容でした。


詳細は ↓
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080527/index.html



1ヶ月前。
上司の言葉をきっかけに、
仕事に対するモチベーションが一気に落ちてしまいました。


この1年、精神科デイケアの構造化をきちんとしようと奮起してきました。
でも、目指す基本はメンバーと共に在ること。

私がここに異動になった時、
前任者からきちんと渡してもらうはずのバトンがないことに気づきました。
だから、もし今、私が異動になっても、
ちゃんと次のスタッフに渡せるバトンを持っていたい。
そのためには、きちんとうちのデイケアを構造化しておきたい、
という思いがありました。


武井麻子さんが、
『精神看護』創刊時、グループについて連載していたのですが、
その中で、グループの構造化について、
グループのバウンダリー(枠組み)が重要であることに触れていました。

デイケアを1つのグループと見なすなら、
 決まった時間に、
 決まった場所で、
 決まったスタッフと、
 登録メンバーの参加、
という枠組みは、デイケアの構造化には不可欠となります。

1年かけて、やっとその枠組みの中で構造化を目指すことができ、
その強化を図る、というのが今年度の目標でもありました。

そんな矢先、その枠組みを崩す可能性があると上司から告げられました。
上司は、今のデイケアの取り組みを知らないわけではありません。
あと1年、今の枠組みを崩さないでほしいこともすでにお願いしていました。
なのに。。。


そのことから、私の中であらゆる思いが渦巻きました。

結果、感情がついていかなくなってしまい、
この日、夕方から涙が止まらなくなり、
帰宅後もそれは続き、夕飯を食べてても、お風呂に入っても泣き、
泣き疲れてウトウトはしたものの、
夜中目覚めたとたんに、また泣き続けてしまって眠れず、
とうとう、朝には目が開けられないほど瞼が腫れ上がってしまいました。
出勤途中の車の中でも涙は止まらず、
本気でうちのDrに受診しようかと思ったほどでした。

幸いにも、そんな私の気持ちを救ってくれたのはメンバーでした。

そして、後日、あと1年は今の枠組みを維持できることにもなりました。


この1ヶ月、精神的にはそれほど落ち込んではいなかったのですが、
やはり1度下落してしまったモチベーションを取り戻すには時間がかかりました。
こんな経験は看護師になって以来、初めてでした。


そして今夜、ふとTVから流れてきた言葉…
「熱い心と、冷たい頭を持て」
この言葉は、本当に今の私にとって、胸に突き刺さる言葉でした。

そして、番組の最後、
プロフェッショナルとは?と問われたゲストが答えました。
「自分にいつも疑問を問い、チームの中でモチベーションを高められる人、
 そして、終わらない道を少しでも前に行く努力をいつもできる人」


胸に突き刺さった言葉は、私に戒めとなり、
自分が看護のプロであることを思い出させてくれ、
やる気と元気をくれた番組でした。

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