珍しく
部屋の片づけをしました。
その途中、1通の手紙が出てきました。
それは、20代の終わりに付き合った彼氏の親から送りつけられた手紙でした。
当時、遠距離恋愛をしていました。
お互いに結婚も考えていましたし、
一緒に暮らすようになるのも、そう遠くないと感じていました。
ところが、案の定、親が大反対。
両親にしてみれば、反対する理由はいろいろあったんでしょうね。
それでも、特に強く反対していた母の言葉にひどく傷つき、
やっと立ち直ったと思ったところに、
まだ見ぬ相手の親から送りつけられた、反対の手紙。
立ち直ろうにも、立ち直れない大打撃でした。
後に聞いたのですが、
相手の親の反対理由の1つは、知的障害を持つ私の弟の存在でした。
その後、
私の家族を受け入れてはくれない人たちと、家族にはなれない。
そう判断し、私から別れを告げました。
もちろん、私が別れを決断したのはそれだけではありませんでした。
住所を調べられ、そんな手紙をいきなりよこすような相手の親への怒り、
その親に、抵抗すらできなかった彼自身への不信感、
私の味方になるどころか、敵にしか感じられなかった両親への恨み、
そして、
そうした彼らへの負の感情で一杯になってしまった私自身への嫌悪感…。
前向きな感情を抱けなくなったことも、決断の理由でした。
そして、
結婚は、当事者だけの問題ではないことを痛感させられました。
そんな当時の思いを、一気に思い出させるこの手紙を、
どうしても捨てることができませんでした。
これまでも、引っ越しや片付けのたび、目にする機会はあったのですが、
それでも、やはり捨てることができずにいました。
ところが、今日久しぶりに読んでみると、
不思議と怒りではなく、
「そんなこともあったなぁ」という思いしかありませんでした。
私が、家族を捨てられなかったように、
彼もまた、家族を捨てられなかったんですよね。
当時、私の上司だった課長が、このことを話したとき、
決して相手を恨んではいけない、と言いました。
醜い感情に支配された人間は、醜い人生を歩むことになると。
障害者と共に暮らす環境に身を置いたことのない人にとって、
障害者のいる環境は、想像し得ない。
だからこそ、知らないことに対して忌み嫌うのだと。
それは、誰が悪いわけでもなく、
そういう環境の中でしか生きてこれなかっただけ。
何かのきっかけで、知ることができれば、その人自身変わる可能性はある。
だから、彼の親は障害者を知らないだけ。
決して、恨んではいけないと諭されました。
この言葉は、当時、辛いばかりで
やり場のない感情を抱えて、日々泣いていた私にとって、
本当に温かい言葉でした。
精神の病を持つ人たちについても、きっと同じだと思うんです。
知らないことは罪ではありません。
だけど、知ってもらう機会がなければ、知ることもできません。
そんな機会を作りたいなぁと思い、ここで書き続けています。
これまで捨てられなかった手紙。
今日、やっとシュレッダーにかけることができました。
私にとって、大きな一歩です
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その途中、1通の手紙が出てきました。
それは、20代の終わりに付き合った彼氏の親から送りつけられた手紙でした。
当時、遠距離恋愛をしていました。
お互いに結婚も考えていましたし、
一緒に暮らすようになるのも、そう遠くないと感じていました。
ところが、案の定、親が大反対。
両親にしてみれば、反対する理由はいろいろあったんでしょうね。
それでも、特に強く反対していた母の言葉にひどく傷つき、
やっと立ち直ったと思ったところに、
まだ見ぬ相手の親から送りつけられた、反対の手紙。
立ち直ろうにも、立ち直れない大打撃でした。
後に聞いたのですが、
相手の親の反対理由の1つは、知的障害を持つ私の弟の存在でした。
その後、
私の家族を受け入れてはくれない人たちと、家族にはなれない。
そう判断し、私から別れを告げました。
もちろん、私が別れを決断したのはそれだけではありませんでした。
住所を調べられ、そんな手紙をいきなりよこすような相手の親への怒り、
その親に、抵抗すらできなかった彼自身への不信感、
私の味方になるどころか、敵にしか感じられなかった両親への恨み、
そして、
そうした彼らへの負の感情で一杯になってしまった私自身への嫌悪感…。
前向きな感情を抱けなくなったことも、決断の理由でした。
そして、
結婚は、当事者だけの問題ではないことを痛感させられました。
そんな当時の思いを、一気に思い出させるこの手紙を、
どうしても捨てることができませんでした。
これまでも、引っ越しや片付けのたび、目にする機会はあったのですが、
それでも、やはり捨てることができずにいました。
ところが、今日久しぶりに読んでみると、
不思議と怒りではなく、
「そんなこともあったなぁ」という思いしかありませんでした。
私が、家族を捨てられなかったように、
彼もまた、家族を捨てられなかったんですよね。
当時、私の上司だった課長が、このことを話したとき、
決して相手を恨んではいけない、と言いました。
醜い感情に支配された人間は、醜い人生を歩むことになると。
障害者と共に暮らす環境に身を置いたことのない人にとって、
障害者のいる環境は、想像し得ない。
だからこそ、知らないことに対して忌み嫌うのだと。
それは、誰が悪いわけでもなく、
そういう環境の中でしか生きてこれなかっただけ。
何かのきっかけで、知ることができれば、その人自身変わる可能性はある。
だから、彼の親は障害者を知らないだけ。
決して、恨んではいけないと諭されました。
この言葉は、当時、辛いばかりで
やり場のない感情を抱えて、日々泣いていた私にとって、
本当に温かい言葉でした。
精神の病を持つ人たちについても、きっと同じだと思うんです。
知らないことは罪ではありません。
だけど、知ってもらう機会がなければ、知ることもできません。
そんな機会を作りたいなぁと思い、ここで書き続けています。
これまで捨てられなかった手紙。
今日、やっとシュレッダーにかけることができました。
私にとって、大きな一歩です

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