今年最後の一週間、ランチをどこで食べるか、結構悩んでしまった。 バカバカしい話かもしれないが、自分にとってはかなり重要なことなのである。 ということで…… まずは関帝廟通りにある「新楽」。 ここはたいていのモノが美味しいのだが、なんといっても一番は女将さんの接遇、気配りの良さである。 まずはお茶と箸、そしてオシボリが運ばれてきた。 この日は最初から食べるものを決めていたので、素早く「高菜そばをお願いします」と注文する。 これを食べるのは何か月ぶりだろうか。久しぶりだな。 高菜から滲み出てきた塩味がスープに混じって、いつもながら旨いと思う。 豚肉、高菜、タケノコをそばと一緒にたくし上げ、口中に含むと旨みの快楽で舌が踊りだした。 中華に限らず、そばのスープは全部飲み干さない主義なのだが、この高菜そばだけは別だ。 はしたないけど、ドンブリに口を当てて最後まで飲みきってしまった。 旨い! 続いて大通りにある「謝甜記」。 ここはほとんど観光客であふれ、たいていの人たちはお粥を食べている。 たまたまこの日は席に空きがあったので、即入店した。 食べたのはお粥ではなく、焼きそば♪ 基本のそばは蒸し麺を使っている。そこに火加減よく炒められた野菜、肉、イカがたっぷりとのっている。 トロミの付いた餡も旨い! 市場通りにある「江南」でヘルシーカレーライス。500円! ここはおばちゃんが一人で、調理、配膳、掃除、食器洗いをこなす小さな店だ。 気さくな感じで、なかなかフレンドリーなところが気に入っている。 何回か前に行ったときなんか、おばちゃんはアンまんを食べていたのだが、それを半分ちぎって「どう、食べる?」なんて言ってくれちゃう。 口をつけていない部分とはいえ、食べかけのものを貰うわけにはいかないので、鄭重にお断りしたが、なんだか親戚の家に行ったような気分になる店である。 このカレーが美味しいのだ♪ 先日、朝日新聞の夕刊に中華街カレーの記事がデカデカと掲載されていたが、こことか「金陵」とかは出ていなかった… 記者は気がついていないのだろうかね。 そして言わずと知れた「獅門酒楼」。 日替わりスープが旨し。 カラスカレイと高菜の香り炒め。 ホッコリした魚はとろけるよう。それに合わせた野菜の中でも長ネギとの相性がすばらしい。 腸詰と海老の玉子焼き XO醤ソースがけ。 優しい味わいの玉子焼きの中に隠れたみじん切り腸詰が口の中に入った瞬間、これは脇役ではなく主役として存在していることを感じる。 旨い! 今年最後のデザートは、いつもの紹興酒ムース。 完全に作り方を変えたんだね。ま、それでも十分に美味しい♪ 残念だったのはグリル「サクライ」でチリバーグを食べられなかったことだ。 この店が12月25日で閉店するという情報を貰ったのが、その1週間ほど前だった。 それを聞いて何度か行ってみたのだが、すでに閉店情報が知れ渡っておりいつも行列。 結局、食べることはできなかった。 大和銀行裏の時代から結構お世話になったレストランだった。 長いことお疲れさまでした。 それにしても、誰か引き継ぐ人、いないのかなぁ…… ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
あの時も、美味しそうだなと思いました。
来年は、獅門酒楼の魚料理を食べたいと思っています。
今年も愉しい記事をたくさん、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いをいたします。
あのチリチキンカツが、もう食べれないか。
今年も美味そうなランチを紹介頂きました。
良いお年を。
残り少ない余生を、愉しく過ごすことが出来ました。
誠に有難うございました。
来る来年も、何卒体重にお気を付けられて、
よろしくお願い申し上げます。
なかなか中華街には行けないのですが、酔華サンのトコロで目で楽しませていただいております。
来年もよろしくお願いいたします m(_ _)m
られておりました。
去年はポニーさんや梅香亭さんが。今年はサクライさん
が・・・古き良き時代の横浜を知る名店が減っていくのは
寂しいです。
獅門酒楼はその日の魚が黒板に出ています。
これがランチにも登場するんでしょうね。
残念ですね、閉店。
あと1回食べておきたかった…
愉しんでいただけたようで、ありがとうございます。
体重増に気をつけて食べていきます。
写真だけじゃ身体に悪いですよ。
毎月、食べに行ってみてください。
残念ですねぇ。
最後の日の夕方、店に行ったら、
テレビの取材が来ていました。
ニュースになったようです。