
10月上旬のことだが作治さんに誘われて、鶴見の東漸寺にある「故大川常吉氏之碑」を訪ねてきた。懐かしい鶴見線の先頭車両に乗り浅野駅で下車。![]() ここは無人駅だ。Suicaの残額があったからよかったけど、残額が10円とかになっていたらどうしたいいんだろう。そのまま出ちゃうのかなぁ。 ここは海芝浦駅に向かう支線の分岐点だ。時間があればこちらにも寄りたいところだったが、昼時が迫っていたのでそれは断念。このまま東漸寺に向かうことに。 ![]() 線路の上の電線がすごい。これは電車のためのケーブルではなく、この先にある工場のための送電線だと聞いたことがある。本当なのかどうなのか分からないけどね。 ![]() お寺まで行く途中には、こんな路地がいくつもある。いい雰囲気だ。 ![]() 東漸寺。階段下の左側に高さ1メートルほどの碑が建っている。 ![]() これが故大川常吉氏之碑だ。 ![]() 碑文にはこんなことが書かれている。 故大川常吉氏之碑 関東大震災当時流言蜚語により激高した一部暴民が鶴見に住む朝鮮人を虐殺しようとする危機に際し 当時の鶴見警察署長故大川常吉は死を賭してその非を強く戒め 三百余名の生命を救護した事は誠に美徳である故 私たちはここに故人の冥福を祈りその徳を永久に讚揚する 一九五三年三月二十一日 在日朝鮮統一民主戦線 鶴見委員会 このあと大川氏の墓石を探して墓地に向かう。大川家と彫られた墓石を見つけたが、常吉氏のお名前が表示されていないので、はたしてこれがそうなのかどうかは不明だ。 しかし、亡くなった年月と戒名に「常」の文字が入っていることから、これが大川常吉氏の墓であることを確信した。 お参りをしたあと、沖縄料理を食べるため街中へ繰り出すことに。 ![]() 途中で渡った歩道橋。 なんだぁ、この状態は!! 鶴見土木事務所はどんな管理をしているのか! ![]() このあと、近くに沖縄物産店があったので沖縄そばを食べることのできるお店を教えてもらい歩いていくと…… そこは何人も行列している有名店だった。私は《並んででも食べたい》派ではないのだが、せっかくなので店舗前の椅子に座って待つことにした。足腰が痛いしね。 ということで、鶴見での飲み食いの話はまた後日。 ![]() |
大川さんの逸話はほんとうに救いです。
杉原千畝の前に、こんな方がいたんですよねぇ。
旧横浜刑務所の所長もね。