
日本国憲法は昭和22年(1947)5月3日に施行された。それから75年経った今、改憲に関する動きがにぎやかになってきたが、具体的にどこがどうなのか、どう修正したいのか、なかなか広く伝わっていないのではないか。 ニュースやSNSでは九条が話題に上ることが多い。しかし、自民党の改憲案を見ると、いろいろな部分で「ん?」と思うところがある。 たとえば… 【現行の憲法】 第九章 改正 第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の発議の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票に置いて、その過半数の賛成を必要とする。 【自民党の改憲案】 第十章 改正 第百条 この憲法の改正は、衆議院又は参議院の議員の発議により、両議院のそれぞれの総議員の過半数の賛成で国会が議決し、国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には、法律の定めるところにより行われる国民の投票において有効投票の過半数の賛成を必要とする。 現行憲法では、総議員の三分の二以上の賛成で発議するのだが、改憲案では総議員の過半数の賛成で発議すると。 ハードルを下げようという感じだ。 どこをどう修正したいのか、我々はちゃんと読んでおく必要があるよね。 自民党の憲法改正草案 憲法改正ってなぁに? ![]() |
憲法記念日。
「憲法改正ってなぁに?」はとても
わかりやすく書いてありますね。
教育の環境の話は、別に憲法を変えなくても
本気出せば現行法でできるのに…と思ったり
しましたが、違うか?
「憲法改正ってなぁに?」は、囮みたいなものかな。
本当の狙いは別なとこに。