この店「天香」は非常に立地条件の悪いところにあります。一応、福建路ではあるのですが、端の方にあるため普段は観光客などが通らないところなのです。 行き方を説明しておきましょう。石川町駅から来たら延平門(西門)をくぐります。そこからが西門通りになりますね。両側に学校を見ながら進むと、最初の四つ角に出ます。 右側には山下町公共駐車場。左側にはジュディ・オング御用達の「天仁銘茶」があります。ちなみに「天龍菜館」や「サブローソ」はこの先。でも、ここで曲がらずさらに進み、マンションを過ぎるとジャズバー「ウインドジャマー」が左側に現れます。その隣は「カフェ・ド・クリエ」。朝は出勤前の会社員たちがここで朝食を食べています。 この四つ角が西門通りと福建路との交差点です。ここを左に曲がります。しばらくマンション&雑居ビルが続きますが、中ほど左側に狭~い路地があり、その角に新しいマンションが見えてきます。「天香」はこの建物の1階にあるのです。 隣は大型バスも停まれる駐車場。向かいはタクシー会社の営業所。先に進んでもNTTや電気会社のビルしかありません。 こんな場所ですから、なかなか目立たないのです。 「天香」がオープンしたのは2006年の7月。以前、この場所にはインターネットカフェがありましたが、「天香楼」の地下にあったアジアンフルーツの店「天果園」が名前を変えてここに移ってきたのです。 詳しくは天香オープンの記事を参照してくださいね。 この店でランチを提供していることを最近知りました。料理+ライス+スープ+漬物という定食スタイルのランチではありませんが、「麺+炒飯」とか「粥+点心」といったセットものを出しています。 今回食べたのは「海鮮粥+蒸し点心+杏仁豆腐」というセット。通常、海鮮粥単品で700円のところ、さらに2品+コーヒーがついてこのお値段ですからお得感はあります。 店内は意外にも禁煙席(約20席)と喫煙席(約16席)に別れていました。店の前にはオープンテラス。こちらにも12席ほどあります。ここは中華街の中でもかなり歩道の広い場所なので、まったく違和感はありません。 喫煙席側の壁に「医食同源」と書かれた立派な書を見つけました。中華街で書道教室を開いている書家・熊峰さんが書いたものです。 禁煙席といい、熊峰さんの書といい、あの「天香楼」と同じ系列の店とは思えない意外性がありました。 肝心のお粥ですか? 具は小さなエビ小片、イカ、貝柱が入っているよくあるタイプのもの。米粒もかなりこなれています。製造工程は不明ですが、ダシの味も結構感じることができ、これまた意外な気がしました。 蒸し点心は小籠包とシュウマイ。こちらは、それなりのお味でした。 食後のコーヒーを飲みながら、昔ここにあった銃弾の残る倉庫や、得体の知れない煙突のことなどを思い出しました。 【参考】 ●煙突や銃弾に関する記事 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
仕事が消えてなくなるわけではないので、連休っていいような、いくないような。。。
たいへんに詳しい地図&解説、ありがとうございます。よくわかりました。
ところで、お粥のランチって途中でお腹がすきませんか?