中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「エリオット・アべニュー」でカフェラテ&ミミちゃんのケーキ

2013年08月07日 | おいしい横浜

 小菅医院(中区本郷町)と田中薬局の間を抜ける路地。そこを少し入ったところにカフェ「ホアピリ」がある。

 このあたりは本郷町商店街の裏に広がる昔ながらの住宅街だ。カフェの先にある集客施設といえば、スーパー銭湯「本牧ゆあそび館」くらいしかないので、この路地を通る人は少ない。

 しかし「ホアピリ」を目指してくる客は多い。それもそのはず、ここのケーキや食事が抜群に美味しいからなのね。
 でも、あそこまでバスに乗っていくなんて…ちょっと遠いんでないの…というあなた!

 実は「ホアピリ」のケーキを食べられるのはここ、本郷町の店内だけではなく、「横浜人形の家」1階にあるカフェ「エリオットアベニュー」でもいただくことができるのだ。

 そんな話を聞いたのはかなり前のことだったが、先日、久しぶりに訪ねて知ったのは、『ミミとおとうさんのハッピー・バースデー』というい絵本に登場するケーキを再現し、「エリオットアベニュー」で提供しているということだった。

 さっそく訪ねてみることに。


 
 ここが人形の家1階にあるカフェ「エリオットアベニュー」だ。




 公共施設に併設された喫茶店だろうと思っていたら、とんでもない、凄い店だったのである。

 ビューティフル・エスプレッソ。
 フロム シアトル。

 どうやら只者ではなさそうだ。
 そんなカフェで開催していたのが、『ミミとおとうさんのハッピー・バースデー』原画展。



 本郷町の「ホアピリ」で聞いてきたとおり、絵本の原画がたくさん展示されていた。



 ふ~む。
 左端の絵が、例のケーキだな。






 そして、これが現物だ。

 「ホアピリ」の店主によるミミちゃんのケーキ。
 


 「ホアピリ」製造のレモンケーキ。



 「エリオットアベニュー」の紅茶ケーキ。

 この日は「ミミちゃんのケーキ」を食べるのが目的だったのだが、お店に入ってから「それだけではもったいない」ということに気付いた。


 お店に置いてあった『横浜食本』



 そして『Hanako』。特集は“真夏の横浜”。

 それらをパラパラとめくっていくと、こんなことが書いてあった。


シアトルスタイルの匠の技を楽しめるコーヒーは通もうならせる本格派
 人形の家の1階にあるカフェ エリオットアベニュー。
 店名はシアトルにある通り名に由来するもので、インテリアもシアトルをイメージして構成されている。
 「同じ港町であるシアトルと横浜には深い関係があるんですよ」と波多さん。
 シアトルにある名店「エスプレッソビバーチェ」の重鎮の下で修業を積んだ本格派バリスタ。
 こだわりの豆は、波多さんの師が焙煎したものをその日のうちに梱包して空輸。
 技術を認められらたバリスタにしか卸していないため、アメリカ以外でこの豆を味わえるのはこの店だけ。
 海外からわざわざ訪れるコーヒー好きも多い。
 「通の方はもちろん、苦手な方にも飲んでいただきたい」という一番人気のラテは、豆本来の味わいを活かしながらも、まろやかで苦みがない。
 コーヒーが苦手だった人も、この味に触れるとそれまでの概念が変わるはずだ。

コーヒー観を変える、感動の一杯
 アメリカはシアトルにおけるコーヒーカルチャーの中心地「エスプレッソ・ビバーチェ」。
 その名店で腕を磨いたバリスタ、波多純子さんと輿石賢吾さんが営む店。
 一押しはシアトル直輸入の豆で作るラテ。
 そのきめ細かさ、苦みのないまろやかな味わいは、豆の見極めから挽き方、抽出などすべての要素がパーフェクトだからこそ生まれるもの。
 注ぐ時に生まれる見事な模様は、そのクオリティの証だ。
 一度飲めばコーヒー好きならずとも、その豊かな味わいにきっと虜になるはず。


 

 知らなかった……



 だから店内の壁にはシアトル関係の写真や地図があるのだ。

 一瞬、みなとみらいから眺めた富士山と勘違いしてしまったが……



 1884年のシアトル鳥瞰図。



 1953年、再びシアトルに向けて出港する氷川丸。
 戦後初の再就航だった。



 そんなシアトルで修業を積んできたバリスタが入れてくれるラテ。



 きれいだよね。



 溢れそうで溢れない。

 まるで「武蔵屋」のお爺さんみたいな匠の技。



 そして、これが本来の目的であった「ミミちゃんのケーキ」。

 やっぱり美味しいわ~♪


 さらにレモンケーキ。



 同行者とおしゃべりしながら食べていると、輿石さんがコーヒー豆を持ってきて「食べ比べてみてください」とおっしゃる。

 左がシアトルから空輸した豆。右は普通の豆だ。

 齧ってみてビックリ!
 たしかに左のは苦みがない。それに対して右のは齧った後も苦みが口中に残る。

 こりゃあ、飲むならシアトルの方がいいに決まっているね。


 これは雑誌に紹介されていた「エスプレッソぜんざい」。

 次に行くときは、これだな。


 さて、美味しいラテのその後はというと、こうです。

 最後までほとんど形が崩れていない。素晴らしい。

 しかも美味しい!




 これも雑誌で紹介されていたハート模様のラテ。

 横浜の路上にはハートがいくつか散りばめられているので、これを呑んだあとは愛を探す散歩に出かけるのもおすすめ。



 そして、こうなれば最高だ。


“SNSハマっち”に掲載されたホアピリの記事
店内の様子
お菓子作家
本牧マカロン
ランチ
ミミちゃんのケーキ

恰幅の良い彼が召し上がったホアピリの品々
塩キャラメルのロールケーキ
ホットサンドイッチ
モンブラン
ケーキとソーセージパイ
ビーフシチューと本牧マカロン


 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
意外 (ばんど)
2013-08-08 10:21:17
酔華さん、甘いものもいけるんですね。

で、何時 マリンタワーで愛をお誓いになるんですか?
返信する
甘党 (管理人)
2013-08-09 08:04:43
>ばんどさん
昔は甘いもの大好きでした。
今でも、いけます。
返信する
えーと (ふ゛り)
2013-08-09 12:27:52
読みながら、どなたのトコロかな、と考えてしまいました(笑。
エリオットさんは冬の外が良いです。
日本でないような雰囲気で寒さも忘れます。
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 (管理人)
2013-08-10 06:01:23
>ぶりさん
冬の屋外ですか。
山下公園通りなら、それもいいかもね。
グリューワインでも飲みながら。
返信する
すてきです (Ca)
2013-08-10 10:45:26
珈琲とケーキの美味しいお店だったとは知りませんでした。
久しぶりに人形の家に遊びに行って、いただいてきま~す。
返信する
いいね (管理人)
2013-08-10 15:55:33
>Caさん
私も知らなかったのです。
ここのラテは美味しい!
ケーキも美味しい!
行ってみて。
返信する
お友達です (元・石川町住人)
2013-08-12 17:49:05
この店が新山下で営業していたときからの知り合いです
エスプレッソ作りの基礎&コツを教えてもらいました

店内にあるシルバー・オオノの一輪ざしの花瓶は、私からのエリオット・アベニュー開店祝いです
返信する
へえ~~~~ (管理人)
2013-08-13 06:01:13
>元・石川町住人さん
お友達なんですか!
シルバー・オオノの一輪ざしの花瓶。。。気がつきませんでした。
いいものを贈られたんですね。
返信する

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