
小菅医院(中区本郷町)と田中薬局の間を抜ける路地。そこを少し入ったところにカフェ「ホアピリ」がある。 このあたりは本郷町商店街の裏に広がる昔ながらの住宅街だ。カフェの先にある集客施設といえば、スーパー銭湯「本牧ゆあそび館」くらいしかないので、この路地を通る人は少ない。 しかし「ホアピリ」を目指してくる客は多い。それもそのはず、ここのケーキや食事が抜群に美味しいからなのね。 でも、あそこまでバスに乗っていくなんて…ちょっと遠いんでないの…というあなた! 実は「ホアピリ」のケーキを食べられるのはここ、本郷町の店内だけではなく、「横浜人形の家」1階にあるカフェ「エリオットアベニュー」でもいただくことができるのだ。 そんな話を聞いたのはかなり前のことだったが、先日、久しぶりに訪ねて知ったのは、『ミミとおとうさんのハッピー・バースデー』というい絵本に登場するケーキを再現し、「エリオットアベニュー」で提供しているということだった。 さっそく訪ねてみることに。 ![]() ここが人形の家1階にあるカフェ「エリオットアベニュー」だ。 ![]() 公共施設に併設された喫茶店だろうと思っていたら、とんでもない、凄い店だったのである。 ビューティフル・エスプレッソ。 フロム シアトル。 どうやら只者ではなさそうだ。 そんなカフェで開催していたのが、『ミミとおとうさんのハッピー・バースデー』原画展。 ![]() 本郷町の「ホアピリ」で聞いてきたとおり、絵本の原画がたくさん展示されていた。 ![]() ふ~む。 左端の絵が、例のケーキだな。 ![]() ![]() ![]() そして、これが現物だ。 「ホアピリ」の店主によるミミちゃんのケーキ。 ![]() 「ホアピリ」製造のレモンケーキ。 ![]() 「エリオットアベニュー」の紅茶ケーキ。 この日は「ミミちゃんのケーキ」を食べるのが目的だったのだが、お店に入ってから「それだけではもったいない」ということに気付いた。 ![]() お店に置いてあった『横浜食本』 ![]() そして『Hanako』。特集は“真夏の横浜”。 それらをパラパラとめくっていくと、こんなことが書いてあった。 シアトルスタイルの匠の技を楽しめるコーヒーは通もうならせる本格派 人形の家の1階にあるカフェ エリオットアベニュー。 店名はシアトルにある通り名に由来するもので、インテリアもシアトルをイメージして構成されている。 「同じ港町であるシアトルと横浜には深い関係があるんですよ」と波多さん。 シアトルにある名店「エスプレッソビバーチェ」の重鎮の下で修業を積んだ本格派バリスタ。 こだわりの豆は、波多さんの師が焙煎したものをその日のうちに梱包して空輸。 技術を認められらたバリスタにしか卸していないため、アメリカ以外でこの豆を味わえるのはこの店だけ。 海外からわざわざ訪れるコーヒー好きも多い。 「通の方はもちろん、苦手な方にも飲んでいただきたい」という一番人気のラテは、豆本来の味わいを活かしながらも、まろやかで苦みがない。 コーヒーが苦手だった人も、この味に触れるとそれまでの概念が変わるはずだ。 コーヒー観を変える、感動の一杯 アメリカはシアトルにおけるコーヒーカルチャーの中心地「エスプレッソ・ビバーチェ」。 その名店で腕を磨いたバリスタ、波多純子さんと輿石賢吾さんが営む店。 一押しはシアトル直輸入の豆で作るラテ。 そのきめ細かさ、苦みのないまろやかな味わいは、豆の見極めから挽き方、抽出などすべての要素がパーフェクトだからこそ生まれるもの。 注ぐ時に生まれる見事な模様は、そのクオリティの証だ。 一度飲めばコーヒー好きならずとも、その豊かな味わいにきっと虜になるはず。 知らなかった…… ![]() だから店内の壁にはシアトル関係の写真や地図があるのだ。 一瞬、みなとみらいから眺めた富士山と勘違いしてしまったが…… ![]() 1884年のシアトル鳥瞰図。 ![]() 1953年、再びシアトルに向けて出港する氷川丸。 戦後初の再就航だった。 ![]() そんなシアトルで修業を積んできたバリスタが入れてくれるラテ。 ![]() きれいだよね。 ![]() 溢れそうで溢れない。 まるで「武蔵屋」のお爺さんみたいな匠の技。 ![]() そして、これが本来の目的であった「ミミちゃんのケーキ」。 やっぱり美味しいわ~♪ ![]() さらにレモンケーキ。 ![]() 同行者とおしゃべりしながら食べていると、輿石さんがコーヒー豆を持ってきて「食べ比べてみてください」とおっしゃる。 左がシアトルから空輸した豆。右は普通の豆だ。 齧ってみてビックリ! たしかに左のは苦みがない。それに対して右のは齧った後も苦みが口中に残る。 こりゃあ、飲むならシアトルの方がいいに決まっているね。 ![]() これは雑誌に紹介されていた「エスプレッソぜんざい」。 次に行くときは、これだな。 ![]() さて、美味しいラテのその後はというと、こうです。 最後までほとんど形が崩れていない。素晴らしい。 しかも美味しい! ![]() これも雑誌で紹介されていたハート模様のラテ。 横浜の路上にはハートがいくつか散りばめられているので、これを呑んだあとは愛を探す散歩に出かけるのもおすすめ。 ![]() そして、こうなれば最高だ。 “SNSハマっち”に掲載されたホアピリの記事 店内の様子 お菓子作家 本牧マカロン ランチ ミミちゃんのケーキ 恰幅の良い彼が召し上がったホアピリの品々 塩キャラメルのロールケーキ ホットサンドイッチ モンブラン ケーキとソーセージパイ ビーフシチューと本牧マカロン ![]() |
で、何時 マリンタワーで愛をお誓いになるんですか?
昔は甘いもの大好きでした。
今でも、いけます。
エリオットさんは冬の外が良いです。
日本でないような雰囲気で寒さも忘れます。
冬の屋外ですか。
山下公園通りなら、それもいいかもね。
グリューワインでも飲みながら。
久しぶりに人形の家に遊びに行って、いただいてきま~す。
私も知らなかったのです。
ここのラテは美味しい!
ケーキも美味しい!
行ってみて。
エスプレッソ作りの基礎&コツを教えてもらいました
店内にあるシルバー・オオノの一輪ざしの花瓶は、私からのエリオット・アベニュー開店祝いです
お友達なんですか!
シルバー・オオノの一輪ざしの花瓶。。。気がつきませんでした。
いいものを贈られたんですね。