中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「驛の食卓」にてランチを食べながら昭和20年代の話を聞く

2017年09月18日 | おいしい横浜

 先日は、高齢者のウォーキンググループを案内したあと、ゴール地点の「厩の食卓」で参加者全員でランチを食べてきた。
 まずは思い思いのビールで乾杯だ!
 私が飲んだのは綱島桃エール
 グラスを口元に持って来ると、かすかに桃の香りが。
 そしてグビリとやる。
 一瞬、桃の風味が鼻腔を抜けていく。
 美味しいね。


 ランチは日替わりの「秋刀魚の竜田揚げ」。
 神奈川区松見町の「横浜醤油」、同区橋本町の「岩井の胡麻油」で下味をつけているそうだ。
 サックリとした揚げ具合で、こちらもなかなか美味しい。


 食後はコーヒーを飲みながら、88歳の参加者と昭和20年代初頭の昔話。といっても、こちらは全く体験していないので、一方的にお話を聞き、質問するだけだが。

 写真は88歳が持って来てくれた、本物の「衣料切符」である。


 1点単位の切符が印刷されている。もちろん、切りやすくした破線や細かな穴などはない。
 たとえば足袋(料金は2点)を買おうとしたら、この切符を持って店に行き、主人が切り取る2点分と交換に足袋が手に入るというわけだ。


 注意書き。
 妊娠5ヶ月以上の婦人と出生児には、特別に衣料切符が支給されたようだね。


 こちらは菓子、砂糖、塩などの購入票である。
 この方は多くの史料を都市発展記念館や市史資料室に寄贈されているが、これだけは常時持ち歩き、知らない人たちや若い人たちに説明して廻っている。
 
 大切にしたいものだ。紙史料も88歳もね。

 

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4 コメント

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興味深い! (冬桃)
2017-09-18 22:25:52
足弱でウォーキングはできないのですが、
88歳の方のお話は伺いたいですねえ!
米寿 (88歳ですが)
2017-09-19 07:51:10
>冬桃さん
かなり若く見えます。
そして記憶力もすごい。
戦前、紅沢葉子の建てた家で生まれて、
戦災まで住んでいたそうです。
戦後はそこを建て直して88年間、
同じ場所で生活してきています。


Unknown (相子)
2017-09-19 07:52:59
お早うございます
切符は良く知っているのですが、現物はすっかり忘れています。この記事は何かの時にお借りさせて下さい。
見せて頂き有難うございます。
切符 (管理人)
2017-09-20 07:43:24
>相子さん
どうぞ、どうぞ。
記事も画像も使ってください。

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