窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

R?

2004-08-16 03:01:10 | 日記(カテゴリ外)
ちょっと女子が一人でいるのはどうかというところに2時間くらい居て、帰り道。サラリーマン風の男性に、ハンカチで口もとを隠しながら
「よかったら 飲みに行きませんか」少し深刻そうな口調で言われた。

あまりに「すれちがいざま」なタイミングと、あまりに「ちょっと真面目な話」的な顔つきと、そのアクションにびっくりして聞き取った音声と単語を結びつけるのに手間取ってしまった。

で、「いえ、いえ、」と、よくわからない返事をし、困ったような宥めるような興味なさそうな顔を向けて、それでも足は止めずに去った。歩みのテンポを速めながらも、気にしてしまう。あの人はどんなことを思い、こんな日にナンパなんかしてるんだろう。

いちいち気にしてしまう自分がまた阿呆らしいが、夜のナンパはちょっと怖い。「自分は平気平気」と思っていた頃のようにはもう思えない。

それにしても…ハンカチで口もと隠さなくても…また浮かぶ姿を振り払いたくて小走りで駅に駆け込むと、壁面に「R25」(リクルート社のフリーペーパー)のラック(だーっと並べてある方)があった。こういう物体を見るのは大好きだ。リクルート社のこの類の読み物の視点も結構好きだし。通行者も少ないことを幸いにじっくり眺めた。誌名の下に書かれたコピーを読む「…25才 オトコ視点」知ってたけど…そうだった。


こんな皮肉に会えるから、この街を徘徊するのがやめられない。