窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

あの時

2006-07-16 00:40:35 | 新婚前後の日記
幸せです。
悩みはいろいろあるけれど

あの時、小学校の窓から、飛び降りなくてよかったと

本当に思っている

いまの私が、あの時の私に会えたら
どうやって説得するだろうか
本音と建前を使いわけて、生きのびることを教えるだろうか
とにかく命は大事だと、愛と正義は強いと説くだろうか

いや、
説得できる言葉などもってない。

◇◇◇◇◇◇

これは、5月11日に書きかけたもの。
冗長になった気がして、もっと簡潔にしようかどうしようか迷ったり、
この後にどう締め括ればいいかわからなかったりで、ずっと放置していた。

これを書いた頃は、家が決まって、引越しまで二週間以上あって、まだ余裕があったのだと思う。

ちなみに、今週の水曜には、言葉にあらわすのも疎ましいほどの鬱だった。
相方には、そんな状態で我が身を呪うような言葉を聞かせてしまい、
辛い思いをさせてしまった。

だが、その翌日にはすっかり元気になっていた。

やっぱりPMSだな。

髪を切って

2006-07-11 09:55:52 | 新婚前後の日記
「すごい変わりましたね。別人になっちゃった」

ひさびさに髪を切って、美容師さんに言われた。

私は思わず微笑んでしまう。

わかっている。別人になんかなれないことは。

鏡に映っている私は、先ほどよりも髪の色が少しだけ明るくなって、長い髪がカットされた分だけ軽くなっていて…


それでも中身は、スタンダードになれず、スタンダードになろうともしない癖にコンプレックスを胸の奥に隠した私のままだ。

「本当は、あなたが好きなのは私みたいな女性じゃないんでしょう?」

何度、この言葉をぶつけてきただろう。

それでも、引き寄せてくれる手があったから。

「何言ってるんだ」と反駁する強い言葉があったから
私は結婚することができた。

今日もオフィス街の空気は白い。


cheer up!自分

2006-07-08 11:08:35 | 新婚前後の日記
(以下は、六月中旬の日記)
三月頃から、ずっとずっと全体的に低空飛行が続いてる。

書きたい事はいっぱいある。今でも。
ROMばかりでは、良くない。精神エイセイ上、良くない。

環境が変わって、毎日ちょっとした、ほんのささいなことが、あっちこっちで小さなトラップになって、消化不良の日々だけど。

言葉は、ちゃんと湧いてくるはずだから。

元気だせ。勇気だせ、自分。

こんなふうふ3

2006-05-09 18:33:50 | 新婚前後の日記
助手席に乗っていると、ついカーナビの案内音声をマネしたくなる。

「およそ300メートル先、料金所 料金は200 円です」
などと、そのまま真似たり

「およそ300メートル先、敵モビルスーツ、機種 不明」
などと言ってみたり。

大抵はあきれた溜め息一つで流されるが
たまに、
「対空砲火、用意!」
などと、ノってくれることもある。

たぶんPMSだ

2006-03-14 18:14:10 | 新婚前後の日記
毎月だいたい同じ頃に鬱っぽくなったり、
寒気がしたり、頭痛や貧血みたいなかんじ
(腕や足の関節から末端に向かって砂が落ちるように力が抜けていくかんじ)になるので、
これは月経が関係しているかなと思い、調べてみたら、どうもそのようだ。
だいぶ前から確信をもっているのだが、喉もと過ぎれば熱さ忘れてしまい、
鉄分を摂取する、体操をするなどの対策を怠ってしまっていた。

今回のは特にひどく、一瞬「存在を許されない」のかと思うほどの冷えだった。

なので、もうとにかく懲りた。
ぜっったい!体系的に、抜本的に対処し、解決に向けて全力を挙げる所存になってやるのダ

そして買った雑誌は

2006-02-28 20:15:56 | 新婚前後の日記
疲れている日に限って、文庫本の小説でもコミックでもウォーカー誌でもファッション誌でもいいからとにかく読むモノが欲しい!という衝動にかられるのはナゼだろう。

コンビニで油を売りまくったあげく、結局買ったのはWEDGE(ウェッジ)だった。

自分で自分に閉口する思いを噛み締めつつ…
ま、いいさ。
干し梅にWEDGEが、この街に生きる今夜の私のレシピなのだ。きっとそうだ。
と、思った。

料理に失敗したこと

2006-02-07 18:08:22 | 新婚前後の日記
たしか、今月の中旬。
ダンナが風邪でダウンして病院で薬もらって、だいぶ持ち直した頃。「大根と鶏の手羽元の煮込み」を作った

このメニューは、ちょうど去年の今ごろに、職場の女の人に教わって、
おそるおそる作って、ダンナ(当時は彼氏)に出して大好評を得たものだった。

実はそれまでに既に5年間以上一人暮らしをしていて、自炊せざるを得ないような状態だったのに、料理はなかなか上手くならず、好きになれなかった。

だいたい年かさの女の人と職場で親しくなると料理のアドバイスをしてくれるものだが、
こんなにも成功したのは初めてだった。



その日の私は、まるで(原作の)『風の谷のナウシカ』のクシャナの指揮下で敵の攻城砲の完全包囲を突破したトルメキア兵達のように、的確に動き、果敢だった。(と、自分で思う)


そのメニューは残念ながら諸般の事情により(汗

その後なかなか作る機会を得られなかった。だから下手になってて当然なのに…なぜか私の頭のなかではもう、楽勝メニューにされていたようだ。

結果、酢の量がよくわからないまま入れすぎ、どうやっても酸っぱさがごまかせない煮物になった。

油断だなあ。


まあ、ダンナは「気にすることないよ」と言って食べてくれたので良かったけども。

「鬼嫁」への恐懼

2006-01-19 13:54:58 | 新婚前後の日記
もう二週間ちかく、いや、年末年始をはさんだのでもっと長く、
ちゃんと料理できていなかった。
大晦日と元旦、その翌日までは実家でちゃんと頑張ったけれど、
それ以外はほとんど毎回その場しのぎで、
簡単に作れるものや、買ってきたお惣菜などなど。
さらに、それすらもやる気が起きなくてどうしても動けなくなった1月7日、私はぐずぐずと泣いた。

子供がいるわけでもないのに、老親の介護をしているわけでもないのに、
ハードな仕事をしているわけでもないのに
このいっぱいいっぱいな様子は何だ、と。

これからの自分が不安で、自分自身が腹立たしかった。
そんな私の様子に相方が気付き、
理由をたずねてくれたり、勇気づけてくれたりするのだけれど、
10分くらい経過するとまた涙が
出てきてしまうという事の繰り返しだった。

翌日、まぶたを腫らした顔で外に出掛け、
さらに次の日、相方が風邪をひいて熱を出した。

そしたら、急に気力が湧いた。
何だかまるで旦那の元気が無くなると、妻が元気になる構図のようで
ていうか、まさにそうだったので
自分で嫌だったけど、
お粥炊いたり、洗濯したり、豚汁作ったり…
普通に動けた。

もう、一体なんだろう

その圧力、その戦い

2005-12-25 13:02:11 | 新婚前後の日記
23日にあるトーク番組で、芸能人たちが
「私たちTVでこんな特集(X'masの)してたりするけど、それらしく過ごしたことなんて、一度もないよね」
と言っているのを見て、

ふうん。と。

クリスマス(イヴ)の風潮をここまで派手に強化したのは小売業界かTV業界か、というのは簡単には結論がでないと思うけど、
ドラマにしろ、バラエティ番組にしろ、CMにしろ、流行を先どりし、世相を(ある程度)支配し、消費を促してきた業界の人が、
クリスマスをクリスマスらしく過ごせてないんだ。

なら、
むしろ一般ピープル(死語かな?)としての特権を享受すべきではないか。

非常に利己的な考えだなとは思いながらも、今年は、そういう路線でいくことに決めたのだ。


―X'masにお台場へ