ずいぶんブログを離れる人が多いな、と思う。
ブログを離れる、というより、新生活で続行不可だというかんじの人が多いが。
この「新生活」というもの。
消費欲をかきたてるためのものと、みんなわかっていて、それでも魅力的で、
これも一つのクリスマスみたいなものに似てる気がする。
ともあれ今年は私も「新生活をはじめる」側になったわけだけれども
「気分を一新」という世間のノリとの違和感を感じている。
ブログは続ける。自分の思考の出力の場は絶対必要だから。
昨年の一月、それまでの一年を振り返って、「あまり今までの自分からの飛躍が
見られない」と嘆きながらも、抱負として「書く年にする」というものを掲げて
いたのを思い出した。
これはプラスに働いた。
自分の文章の、いや言語感覚の良い点も悪い点も実感できたことで、
漠然としたコンプレックスや僻みが弱まった。
そして逆に自信に繋がっていって、いろいろな選択も視野に入れられるようになった。
しかし、私の中の転機は、「書く年にする」という
思考につながる何かを得たときだったと思うのだ。何が影響したのかはわからない。
いろいろな、人、できごと…いろいろなものが混ざって作用しただろう。
だから私にとっては、本当の転機は内側で熟成されていくものなのかなと思う。
おそらくこれからまた3月に、周囲の「新生活」ラッシュに焦らされるときが
くると思う。そのときに、この視点を忘れずにいたい。