窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

3月の感覚

2005-03-20 11:22:28 | ライフ・哲学系
ずいぶんブログを離れる人が多いな、と思う。

ブログを離れる、というより、新生活で続行不可だというかんじの人が多いが。

この「新生活」というもの。

消費欲をかきたてるためのものと、みんなわかっていて、それでも魅力的で、
これも一つのクリスマスみたいなものに似てる気がする。

ともあれ今年は私も「新生活をはじめる」側になったわけだけれども
「気分を一新」という世間のノリとの違和感を感じている。

ブログは続ける。自分の思考の出力の場は絶対必要だから。

昨年の一月、それまでの一年を振り返って、「あまり今までの自分からの飛躍が
見られない」と嘆きながらも、抱負として「書く年にする」というものを掲げて
いたのを思い出した。

これはプラスに働いた。
自分の文章の、いや言語感覚の良い点も悪い点も実感できたことで、
漠然としたコンプレックスや僻みが弱まった。
そして逆に自信に繋がっていって、いろいろな選択も視野に入れられるようになった。
しかし、私の中の転機は、「書く年にする」という
思考につながる何かを得たときだったと思うのだ。何が影響したのかはわからない。
いろいろな、人、できごと…いろいろなものが混ざって作用しただろう。

だから私にとっては、本当の転機は内側で熟成されていくものなのかなと思う。

おそらくこれからまた3月に、周囲の「新生活」ラッシュに焦らされるときが
くると思う。そのときに、この視点を忘れずにいたい。

母親になる夢

2005-03-20 01:54:28 | 日記(カテゴリ外)
一月の13日、母親になる夢を見た。私はその子を抱いて育った町のあちこちをさまよった。
不思議と、落ち着ける場所は無かったけれど私は幸せなまま彷徨い続ける。

重いけど、泣かない子だ。男の子。

建物の階段のロビーのようなところを私が通りすぎようとしたとき、あなたが椅子に座って虚空を見ていた。
こんな所にいたの?ほら、見せたかったんだよ、私の子よ。
誰の子だ?
うつろな目がわずかにこちらに向けられ、問われた。
何を言ってるの、アナタに決まってるでしょ。
私はそう答えた。

その後のやりとりは、ひどく曖昧だ。
一旦意識が覚醒しかけたところを、続きが気になって変に寝続けた事はおぼえている。

ともかく私の変わらぬ気持ちを説明していて、いつの間にか私自身が三才くらいになって
母に連れられ草地にいた。

この夢を見たことを、とりあえずメモしておく。

ささやかな抵抗力

2005-03-18 23:23:42 | ライフ・哲学系
もう、自分でその味と手間と気分は作れるから。
昨日、ハンバーガーショップの目の前で
まわれ右をした。


お金で買えないものを、これからも得るために
お金で買うものも、無駄に買わないようにする


今まで後ろめたい気分になりながらも、我慢できず
不要な時にファーストフード店に入る事が多かった
でも、今は、違う態度で臨める。
それが、嬉しい。