窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

私のミカタ

2005-11-21 18:10:06 | 新婚前後の日記
以下は4月初旬に書きかけていた日記。


職場での事や、買い物中の出来事や、そんななんやかやを、彼(ダンナ)に話すと
「それは、choko(仮称)が、~をしたから、そういう結果になったんじゃないか?」
とか
「その人(話中の人物。私からみてトラブルの相手)は、ある意味正しいな。」
と言われることがある。

すると私は、
(正否を尋ねたんじゃないのに……。それにもし、正否を判断して貰うなら、まだ伝えてない判断材料があるし、そもそもこの人はいつも私に否定的だわ。私が思考したことなど、きっと認めてないに違いない。……じゃあ私達の繋がりって何なの!?)
と、突っ走ってしまう。

こうなってしまうと女の(ていうか私の)暴走はナカナカ止まらない。
たまたま記憶に新しい気に染まぬ出来事が芋ヅル式に思い出されては、次々とヒステリー炉に追加燃料として投入されることになるのだ。

だが、最近はさすがにそれにも懲りた。
彼は、私の味方だ。大前提なのだ、それが。
だが、味方だからといって甘いことばかり言っていると私を愚かモノにしてしまう。だから、彼の視点からの、シビアな意見を言うのだろう。

と思った。

思うようにしたい。

思えるかな。

ときには、理屈も何もおかまいなしに「君は間違っていないよ。」「だけど今回はこういう事情もあることだし、ここはひとつ、引いてあげたらどう?」と言ってほしいんだけどな。

なー

なー


「折り返し、お電話します」

2005-11-14 17:33:20 | 新婚前後の日記
以下は三月末に書きかけた日記


引っ越しの準備をしているとき、いろんな手配をしなければならなかったのだが、
困ることが一つあった。

以下はエアコン業者さんとの電話。

私:「エアコンの取り外し、お願いしたいのですが……明日か明後日で(汗)」
業者さん:「んー、明日はもう予約でいっぱいですね」
私:「そうですよね……」
業者さん:「あ、明日の午前中空いてますよ。ご予約なさいます?」
私:「いえ、待ってください。あの、あのっ」

一瞬、「上の者に確認をとりましてから決めさせていただきます」と言いそうになった。

(―おっとと、今は仕事の電話じゃなかった)

で、困ったのが、どう言うかということ。
近く籍を入れると決めていたのだから
「主人に確認します」
と言ってしまえばよかったのだが、まだ籍を入れていないことを妙に律義に考えてしまい、
「彼氏に確認しますって言うのも何だしなぁ。婚約者とかフィアンセなんて単語は気恥ずかしいし、ああ同棲してる人はこんなときどうしているんだぁ ……もしや『いいひと』とか?まさか漢字で良人と書いて『おっと』と読むとか?――って何時代のハナシぢゃい」
と激しく苦しんだ数秒ののち、絞り出した答えは、
「うー、ヒトに確認してから!またお電話します」

そりゃヒトではあるな。
最近よくゴリラに見えるけど。

しゃべりかけてもイイデスカ

2005-11-13 18:55:54 | 日記(カテゴリ外)
いろんな事に、かすかに手詰まり感を感じて
土曜の半日を、ららぽーとに投じてみた。

親友に
「いま読んでるのは、まあ哲学系ので…これなんだけどさ」
と、ちくま文庫の『ニーチェ入門』をカバンから取り出して見せたら
横のテーブルでお喋りに興じていた(ように見えた)
女の人のうち一人が、私の出した本に目を向けた。

「哲学」という言葉に反応したのか、ちくま文庫の表紙が気になったのか、単に本好きなのか…

よっぽど、
「こういうの、お読みになられるんですか?」
と言いそうになった。
言わなかったけど。