ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

ご意見番、宮家邦彦氏の飯田浩司のOK! Cozy up! 11月9日 

2018-11-11 18:06:42 | 日記
ご意見番、宮家邦彦氏の飯田浩司のOK! Cozy up! 11月9日 

https://youtu.be/MNWlXgs7zAA

飯田氏:中国習近平国家主席が、北京を訪れたアメリカの95歳の重鎮キッシンジャー元国務長官と会談。習近平氏は、「友好的な話し合いで、米中両国間の問題を適切に解決したい」と述べ、月末アルゼンチンで開催のG20首脳会合での米中首脳会談に期待感を表明。



宮家氏:中国に「何やってんの」と言いたい。現在ワシントンでキッシンジャーさんの発言力はとても低い。確かにトランプさんも当選直後はキッシンジャーさんの話を聞きに行った。それなりの存在だが、今対中政策を作っている中に、キッシンジャーさんの入り込む余地は無い。

中国は井戸を掘った人は大事にし、自分に優しい人は常に大事にするのか知らないが、キッシンジャーさんを何十年も使って来た。メッセージを伝えてもらう為に必要なのだろうが、その発想自体が間違い。その暇に、チャンと改革しろよ、自由化しろよ。自分の国を開けて、国際社会の一員になれよと。


飯田氏:10/4のペンス副大統領の演説は、中国に対して人権、知的財産権等、鉄のカーテン演説の再来と言う人も。


宮家氏:対中国政策を1つのスピーチにまとめた集大成。非常に厳しい内容。新冷戦と呼ぶかは別にして、あの演説が象徴する様な新しい米中関係が始まった。

オバマさんの2期目段階で、始まっていた。中国とアメリカの衝突は目に見えていた。来るべきものが来たという事。厳しいという意味でペンス演説は重要。


飯田氏:中国が改革をなかなかやらないか、やれない部分もある?


宮家氏:やったら潰れるから。共産党指導を維持したい。そうすると、強権でやらざるを得ない。自由化したらただの政党。それは許されないとのジレンマでなかなか出来ないのだろう。しかも今は経済がおかしくなって、手綱を引き締めなきゃいけない時期。アメリカと上手く行くワケない。




飯田氏:ホワイトハウスが記者会見でトランプ大統領と口論したCNNTVのアコスタ記者を当面出入り禁止にした為、CNNが民主主義への脅威だと声明を発表した件。アコスタさんとは前から喧嘩が続いていたとか?


宮家氏:どちらもパフォーマンス。トランプさんは、初めからCNNを敵視してる。理由もある。自分の支持者には「フェイクニュース」という事で定着してるから、時々喧嘩して「大統領頑張ってる」と。

先週ワシントンで思った。CNNを観てたらダメ。CNNは真ん中、中道左派だった。センターレフトかセンター位と思ってたが、今は左。トランプさんを批判しようと意気込み過ぎて、勇み足的なやり方が目に付く。売り言葉に買い言葉で、どっちもどっち。


飯田氏:日本のメディアや有権者も、右と左に分極化していると。真ん中はアメリカでも日本でも残ってる? 大多数は真ん中と思って良い?


宮家氏:残って居なくてはならないし、真ん中にいる中道の安定したシビル・ソサエティや市民社会、これがあって初めて民主主義は維持出来る。

今回の様な両極化では泥試合。レベルが下がった。メディアが発達し技術が発達し、大量の情報が大多数の国民に一瞬で届く時代になって、政治の戦い方が変わった。


飯田氏:まずコアの部分をしっかり抑える方向に。


宮家氏:結局ポピュリズム、パフォーマンス。健全ではないが、元の時代には戻らないだろう。


飯田氏:中間選挙の結果で、コア部分を抑えるという意味では、左の民主党もサンダースさんが推した人が入っています。


宮家氏:サンダースさんは民主党ではなく無所属。社会主義者。


飯田氏:N.Y.の選挙区で勝ったオカシオコルテスさん等、自分で社会民主主義だと言う人も。


宮家氏:N.Y.タイムズにも書いてあるが、最大の問題は、共和党がトランプ党になった事。トランプさんが来る前迄は、共和党はセンターライト。

勿論色々な意見はあったが、トランプさんがセンターライトの人達を目の敵にして、結果的に選挙の洗礼があり、その人達がいなくなった。トランプ支持をしないと生き残れない様な土台に。

民主党は?民主党は民主党で左にダーっと。両極がドンドン強くなり、真ん中がスコーンと抜けてる。こういう状況は健全ではない。


飯田氏:真ん中を取りに行こうという流れにはならない?


宮家氏:民主党が成ろうとしてる様。民主党は今迄の少数派だけではなく、大都市の郊外に居るある程度裕福な、もしくは中産階級程度のシッカリとした層に働きかけを強めるべきという意見も。それは1つの方法。トランプさんがあっちの方に行くなら、真ん中の票を取る良いチャンスだが、民主党自体がバラバラ。

飯田氏:次の大統領候補が居ないと言われているが…

宮家氏:今居たら潰される。私の経験だと、例えばビル・クリントンさんが92年の選挙で勝ったけど、私は91年の秋にワシントンへ赴任し、ある噂を聞いた。

「癖の悪いアーカンソーの若い知事が、大統領選挙に出るんだって」と。1年位前の段階になると徐々に出始めて、最後に生き残って行く。2年前に出て来るのは、まだ早過ぎるので今は星雲状態で良い。




飯田氏:外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案で、自民党は昨日の衆議院議院運営委員会理事会で、13日の本会議で趣旨説明と質疑を行う事を提案。

一方野党側は、安倍総理出席の委員会審議が必要な重要広範議案に指定する様求め、今日の理事会で引き続き協議する事に。延び延びになっている、入管難民法改正案。


宮家氏:結局は移民政策との関連。移民とは言えないし。野党も拙速と言うのは良いけど、日本の経済をどうするの。人口は増えないけど労働者は必要。自前で出来なかったら、女性をもっと活用する。

それでも足りなかったら、ヨーロッパでもアメリカでも、移民もしくは外国人労働者を入れてバランスを取って来た。日本もそういう政策を本気でやるべき。問題は、ヨーロッパでも決して上手く行っていないという事。イギリスの例でも、フランスの例でも、ドイツの例でも、社会に悪影響が及ぶ可能性が。

そのインパクトをゼロにする事は出来ないから、如何に最小にするかという事に知恵を出す。その1つが入管法の改正。良いか悪いかは議論すべきで、拙速かどうかではない。

将来の日本の経済や社会を、どうすれば大きく変えずに成長させられるかという、建設的な議論をしなければならない。これを入管法改正としか出せないのも、チョッと変。

本来、これが移民政策かどうかも含めシッカリと議論し、国民的コンセンサスが無いと日本社会を維持・拡大出来ない所まで追い詰められている事に危機感を持つべき。


飯田氏:今の侭でなし崩し的になると、ルール無しで入って来てしまうから問題だという指摘も。


宮家氏:そう。ルールがあっても難しい。イギリス型は「どうぞ来て。その代わり貴方は私達と別々に住んで」。フランス型は「どうぞフランス人に成って。その代わりフランス語を喋って。ベールなんか被っちゃダメ」となる。こういう所属主義。

色々なやり方があるが、どれも成功していない。日本には日本のやり方があって然るべき。それをどうやって定着させるか考えると難しい。しかし考えずにやれば必ず失敗する。そうならないようにという意味で「拙速だ」と言うのは分かるが、なら対案を出して。

対案を出して議論しないと、このままうやむやで法律が通ってしまえば、日本にとって禍根を残すことになる。


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