先日、長男くんは、療育センターを旅立ち、4月から、新たな環境での生活が始まります。
そんな中、一緒に卒園するはずだったTくんの天国への旅立ちを見送るという出来事がありました。
2月半ば。
Tくんのママさんから、電話がかかってきました。
Tくんの痙攣が止まらなくて、救急車で運ばれた、心臓は動いているが自発呼吸は止まり、人工呼吸器を装着している、と。
四年前、長男くんが意識不明になったことを思い出して、その時どうだったか、詳しく教えてほしい、と。
とっさに答えた
ごめん、わからない。
長男くんは、重積発作で意識不明になったわけじゃない、状況が違いすぎる、わからない、と。
四日後、Tくんが脳死の判定を受けたと連絡が来た。
卒園式の2日前、Tくんが旅立ったと連絡を受けた。
何も出来なかった
何の力にもなれなかった
Tくんにも、ママさんにも
あたしは、ただ、黙っていることしか、できなかった
告別式が終わり、先日、久しぶりにTくんママさんに会いました。
Tくんのこと、普通に話してほしい
普通に思い出して、普通に話して
変に気を遣わないで
そう話す彼女を、とても綺麗だと思いました。
私の心も、少し救われたかな。
あたしも、頑張らなくちゃ。
明日から、新年度。
それぞれに、新しい季節の始まりですね。