よくわからない物シリーズ、第2弾、今回の品は、古伊万里として購入した物です。
ですが、中国の品のようでもあり、判断がつきません。
胴径 16.9㎝、口径 7.3㎝、底径 10.8㎝、高 38.2㎝。産地、時代不明。
梅、松の大樹がそびえ、岩の上には竹も生えています。松竹梅の歳寒三友図です。元々は、中国で文人が好んだ画題、日本でもお目出度い図柄とされてきました。
深山幽谷の中で、二人の人物が琴を弾いています。
俗世間から離れ、悠々と琴を楽しむ文人画の世界です。
このような画題は、中国はもとより、日本でも好まれましたから、一概に中国産とも言えません。
高台は少し歪んでいます。胎土は純白、非常に肌理が細かいです。その限りでは、平戸焼かなとも思われます。
もしやと思い、内側を覗きこんでみました(狭すぎて、写真がとれません)。
すると、下から三分の一位のところに、継ぎ目が見えるではありませんか。
段継ぎの袋物なので、この瓶は中国の品である可能性が高いと考えられます。時代は不明です。