とても明るい室内。
時計の針は７時を指してる。
なんとセンチュリーライドの朝は寝坊でスタートしたのでした。
時差の関係か携帯のアラームがならず、
現地で借りた携帯でもアラームを
セットしていたのにそれもならず。
とにかく声なき叫びをあげて、身支度をして慌てて出発。
食事はウィダーインやカロリーメイト、ミネラルウォーターを持っているので
走っている合間に食べるとして。
まだ日の届かないところの多い街中を、
交通規則に気をつけながら、最大限のスピードで走る。
寝起きの頭につらい。
スタート地点のカピラオニ公園へ。
赤いコーンの並ぶコースには誰もおらず、
遠くのゴールエリアに人が固まっているのが見える。
公園の緑が朝日にキラキラしているけど、楽しむ余裕はなく。
広い公園エリアを抜け出そうと一生懸命ペダルを踏む。
やっと道がダイヤモンドヘッドの脇を抜けるところまで行ったら
１００マイルを目指す妹はスピードアップ。
私は自分のペースで完走を目指す。
ダイヤモンドヘッドに沿った道は最初の坂。
立ちこぎにしたりギアを何段もいじったりして自分を誤魔化しながら進む。
最高点まで上ると、想像以上に海面が下で遠かった。
そこからはひたすら下り坂。住宅街に向けて降りていく。
風をきって走っていると朝の空気はまだ少し冷たい。
カハラの住宅街。
広々とした敷地の家が並ぶ、
アメリカのドラマで見るような郊外の住宅街。
芝生の上をスプリンクラーの水がぐるぐるまわってる。
幅５メートル位の青銅色の門はハワイらしくパイナップルの模様がある。
広い庭には大ぶりのヤシや蘇鉄が何本も並んでいる。
カハラの高級住宅街というけれど、確かに高級そう、
高級の度合いは如何程かと思っていたら
後日図書館で『ハワイの住宅事情』という本を偶然発見。
見てみたら何十億という世界でした。
住宅街を抜けると道はハイウェーへ。
「隣を車がガンガン通って怖い」と聞いていたけど、
実際は１車線丸々大会用専用レーンになっていて路側帯に沿って走れば
そんなに怖いことなし。
このあたりから親子連れなどゆっくり走っている人たちに追いついて、
日差しも暖かくなってきて気分的に落ち着いてきた。
ハイウェーの最後のあたりで、今日初のビーチと海！
ここでやっと一休憩。
フルーツ味のカロリーメイトがとってもおいしい。
最初はバタバタしてどうなるかと思っていたけど、
楽しめそう。
