今日、駅前の花屋さんでフォックスフェイスを見かけました。
フォックスフェイス、その名前のとおりの子ギツネの顔のような黄色い鑑賞用の実です。
確か。。ナス科ではなかったかしら?
もう亡くなった父がまだ元気でいた頃、孫が喜ぶだろうと自分の家庭菜園で作ったフォックスフェイスを送ってくれたことがありました。
この楽しげな黄色い実は、何ヶ月も子供部屋の出窓を明るく彩ってくれていました。
あれからもう何年が経ったのかしら。。
あんなに元気で病気ひとつしなかった父が、わずかの間に病魔に侵されて、一年と半年闘病して逝っていまいました。。
店先のフォックスフェイスを見て、こんなことを思い出してしんみり。。しています。
雑誌に作家の角田光代さんのエッセイが載っていて、ご自分のせっかちや旦那さまのおっとりについて書いてありました。
時間に遅れるのが嫌なものだから、自分が見る時計は進めておくそうです。ご夫婦の時計の差は10分以上あったそうな
そこで角田さんはこう締めくくっています。
「人は信じたいものだけを信じて生きていくのだな」
そうね。。結局、そうなんだと思うなぁ。。
信じたいものだけを無意識にチョイスして、日常を生きているのだろうと思われ。
それが正しいか合理的かということは、おそらく全然関係ないのだろうな~
感覚。。とか生理的なもの?かな。
だから当たり前だけど、みんな違うし、そこを摺りあわせて生きていくんだろうな。。