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つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと
日々の暮らしの中でふと感じたことなども

東京ハートブレイカーズ『チルドレン』

2014-03-02 | 舞台/DVD

STAR PINE’S CAFE にて、東京ハートブレイカーズ『チルドレン』3月1日(土)開演14:00を観劇。

公式サイトはこちら →  東京ハートブレイカーズ『チルドレン』

【原作】 伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社文庫刊)
【脚本・演出】 瀬戸山美咲(ミナモザ)
【出演】
西川浩幸(キャラメルボックス):サラリーマン/由紀夫
みのすけ(ナイロン100℃):支店長/明の父
岡田達也(キャラメルボックス):武藤
清水宏:人質/アロハ男/中年男性スタッフ/山田
緒方和也(スタジオライフ):永瀬
佐藤みゆき:優子/女の子
萩野崇:人質/大和修次
吉田大輝:人質/志郎
大久保祥太郎(D2):犯人1/丸川明
西山宏幸(ブルドッキングヘッドロック):鴨居(ベース)
平野勲人:犯人2/おばさん(ドラム)
石川よしひろ:人質/ギター
奥山琴夏:大和純子
首藤健祐:陣内


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れの音楽はなし。芝居中とカーテンコールに生演奏。ガッツンガッツンのロックで振動を感じる。
美術らしいものは特になく、上手奥にドラムセット、下手奥にアンプ、中央に白木の角スツール数脚。

原作にかなり忠実な脚本。心温まるミステリーで観終わった後にカタルシス。
予習のために、文庫を読んでおいたのだけど正解だった模様。ストーリーや登場人物を追わずに、シーンや感情に意識を集中できたので。
よくこれだけのキャストさんを集められたなぁ。。と感心するような布陣。それぞれのフィールドが必ずしも重なっていないのに、まるで劇団公演を観ているような一体感が心地よく♪
キャストの誰もが楽しそうできらきらしていたのが印象的。

岡田達也さんに引っ掛けた「タッチ」ネタ。「甲子園に連れていってあげてください」には笑えた^^
平野勲人さんのおばさんは反則技。おかしすぎる~!
個人的に、みのすけさんのシャウトしたボーカルをがっつり聴けたのが嬉しい♪
緒方和也さん、甘く通る声や柔らかい物腰が繊細で理知的な青年にぴったり♪ 本当に目が見えないような演技と盲導犬の扱いに驚く。
萩野崇さん、ライブハウスの大音響に驚き、連れてきた娘を守るように長身を丸めながら抱きかかえる姿に胸が詰まって。。 カーテンコールのときも、奥山琴夏さんを優しい眼差しで見つめながら腰を屈めて歌う姿にほっこりと。
首藤健祐さん、熱い!よくわからないけど、彼なりのルールでまっすぐに生きている陣内そのものに観えて。
清水宏さん、汗だく熱演!とにかくファンキー!爆笑!多分、誰も真似できないかと思われ。客席の男性にロックオンしていたし。
佐藤みゆきさん、驚くほどよく通る声と声量。声楽家よろしく、体全体から発せられるような声。そして、とてもキュート♪
吉田大輝さん、大久保祥太郎さん、違和感なくとても自然な感じ。
奥山琴夏さん、ただただかわいい♪緊張していたみたいで、それが初々しく。
盲導犬のベス、訓練されているとはいえ、生演奏の大音響にも一切動じることなく大人しくしている姿に感動。

カーテンコールは3回。
2回目、アンコール!ということで、生演奏。岡田さんもトロンボーンで参加。
3回目、みのすけさんがご挨拶。CDの宣伝。「物販のCDあまり売れてないようです。今なら1400円のところ、なんと‥1400円!」とぼけるという(笑


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岡田達也さんの公式ブログ、「達也汁~たつやぢる~」の記事にあったようなことが。。 記事はこちら → 「電波を求めて」
受付待ちをしていたら、一角に暗幕があり、その中から話し声&くしゃみ&鼻をかむ音が盛大に聞こえてきて、近くのお客さんと顔を見合わせて苦笑。
どなたか風邪か花粉症なのでしょうか?お大事になさってくださいませ。
あと‥終演後、清水宏さんが汗だくのまま通路の一角で、ご自分が出演される舞台のフライヤーをお客さんに手渡しされていて驚く。
「状況が微妙なんだけど、来てね♪」とのこと。

そういえば。。演出の瀬戸山美咲さんと吉田大輝さん、矢崎広さん主演のジェットラグプロデュース『アルテノのパン』でもご一緒されておりましたね。
そのときの記事はこちら → ジェットラグプロデュース『アルテノのパン』


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フライヤーとチケット。




当日パンフレット。キャストさんと役名、今後のご予定。




パンフレット800円。私服?で街を歩く体の写真や男性キャストさんたちの対談。




終演後にご本人から直に手渡されたフライヤー。「来てね♪」とのこと。




伊坂幸太郎『チルドレン』講談社文庫。




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たまたま、席をご一緒させていただいた方へ。その折りはありがとうございました。
楽しい時間をすごさせていただきました^^ また、どこかでお会いできるといいですね♪

















 

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紀伊國屋ホール開場50年記念『熱海殺人事件 Battle Royal』

2014-02-24 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、紀伊國屋ホール開場50年記念『熱海殺人事件 Battle Royal』 2月22日(土)開演14:00を観劇。


【作】つかこうへい
【演出】岡村俊一
【音響】山本能久
【照明】松林克明
【音楽】からさきしょういち
【映像】ムーチョ村松
【衣裳】山下和美
【出演】
馬場徹:木村伝兵衛部長刑事
大谷英子:婦人警官水野朋子
柳下大:犯人大山金太郎
牧田哲也:熊田留吉刑事
【爆弾?】
山下翔央
久保田創
※「爆弾」とは「ゲスト」ではない。だから「壊す」ために現れる。
メインキャスト全員が震え上がるだろう(笑)…
しかし、稽古場で、すでに壊し始めたら初日には何が起きてるかわからなくなっちまうぞ(笑)
[演出家:岡村俊一ツイッターより@okamurashunichi]
【ストーリー】
新聞の三行記事にさえならないような殺人事件をおかした、職工の大山金太郎。彼は何故、同郷のアイコを殺さなければならなかったのか?
警視庁の取調室で繰り広げられる攻防の中で、やがて、真実が明らかになっていく。

公式サイトはこちら → 『熱海殺人事件 Battle Royal』 


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れの音楽はなし。
チャイコフスキーがかかり、客電が落ちて芝居が始まる。
劇中使用曲に、大滝詠一「恋するカレン」、マイペース「東京」など。

美術は、取調室とおぼしき部屋。
奥に3個の天井近くまでのスクリーン状の窓。中央に重厚でレリーフのある木製の机、右に椅子が1脚、左に事務用らしい木製の平机と椅子。

芝居が始まってしばらくしてから、プロジェクションマッピングでばらばらなタイトル文字が背景に映し出される。
赤い照明が印象的。

全編、舞台から客席に向かって、弾丸がエンドレスに打ち続けられているような膨大な台詞の量とスピード。
とにかく、熱い!
この作品は決して喜劇などではなく、それらしい体をとっているだけ。
笑いの中から問いかけてくるものは、「人が人を見下すこと」という傲慢で残酷な理不尽さ。
「それでいいのか?」「本当にそれでいいのか?言葉にさえしなければ、面と向かって発しなければいいのか?」と。
誰もが思うところがあるであろう真実をむき出しにして、目の前に突きつけられる。
そして、これは木村伝兵衛部長刑事ではなく、犯人大山金太郎の物語。
彼を通して、地方、貧困、親からの仕打ち、職業などの格差と差別からくる偏見への怒り、苦しみと悲しみが浮き彫りになっていく。
ラスト。木村伝兵衛部長刑事が「火をつけてくれないか?」 熊田留吉刑事が煙草に火をつけ、一服した後。「いい火加減だ!」とポーズをとるシーンにぐっとくる。

馬場徹さん、貫禄たっぷり。
牧田哲也さん、せかせかとした小心者の刑事が意外によく似合って。声がものすごく出ていて聴きとりやすく。
柳下大さん、垢抜けないもっさりとした大山金太郎を好演されて。体がくるくるとよく動くのが、性格とギャップがあっておもしろく。
大谷英子さん、チャーミングで厭らしくないエロスがあり。特に、殺人の再現シーンでの感情表現がいい。

カーテンコールは2回。
1回目と2回目の間。つかこうへいさんの作品ダイジェスト版をキャストさん総出で演じて。
キャストさんたちによるティッシュ配りもあり♪
もらえなかったのだけど、お近くの方が2個もらったとかで、1個いただきました♪ ありがとうございます^^

客席いじり。
犯人大山金太郎登場シーンで、一輪の赤い薔薇を渡す。
木村伝兵衛部長刑事、客席に降りてハグ。

劇中の内輪ネタ。
柳下さん→牧田さんへ。
「休憩中にバナナ食べるのはいいけど、食べてる口の中を見せるな!」
「○○(曲名失念)を弾き語ると女は落とせる!って言ってたよな?ここでやって!」
牧田さん、本当にお困りのご様子。心が折れそうになりながらギターを弾く真似を少々。
「いつもギター持ってるわけじゃねぇ~!」と逆切れ。
牧田さん→柳下さんへ。
「なんでおまえだけCDデビューするんだよー?!」
お二人共、D-BOYSなのになぁ~(笑

爆弾のみなさん、とてもがんばってたけど、一杯一杯な方もいらして観ていてなんだか気の毒になったりして。


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フライヤーの裏。




パンフレットA4判 2000円。クリアファイル入り。




製本されていないカード式。珍しいタイプね~初めてかも。




こちらがいただいたティッシュ♪ 犯人大山金太郎バージョン。他にもあるようです。
馬場さん曰く、「当たりがあったら楽屋へ。女も男ももれなく抱きます!」とシュールなジョークを。




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余談。
昔、大学時代に演劇同好会なんぞに入っておりました。とはいえ、プロンプしたり、照明やったり、暗幕や蓄光テープ張ったりのスタッフという名の雑用ですが。
旗揚げのときに、第三舞台「朝日のような夕日をつれて」。その次が「熱海殺人事件」。
なので、個人的にこの作品に思い入れがあり。
観劇していて驚いたのは、結構、ストーリーや台詞を覚えていたこと。あ~この次の台詞はあれだ~とか。
卒業してその後何度かあった引っ越しで、どうやら台本は処分してしまったらしく、今は手元にありません。
とっておけばよかったかなぁ。。
そういえば、当時の同好会で木村伝兵衛部長刑事役をやったU君。ひどい汗かきさんで、振り向きざまに台詞と一緒に汗がびゃー!と観客側に飛んできたっけ。ドーランも一発で落ちてたし(笑
U君、お元気だろうか?


 

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少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

2014-02-08 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』 2月6日(木)開演15:00の公演を観てきました。

【原案】井原西鶴
【脚本・演出】毛利亘弘
【照明】斎藤真一郎
【音楽】依田謙一
【衣装】村瀬夏夜
【ヘアメイク】林美由紀
【振付】森川次朗
【舞台美術】秋山光洋
【音響】井上直裕
【出演】(客演13名)
矢崎広(客演):世之介
堀池直毅:瀬平
大竹えり:お町
井俣太良:徳蔵
唐橋充(客演):夢介
あづみれいか(客演):おまつ
杉山未央:高尾太夫
柏木佑介(客演):利佐
大野朱美(客演):夕霧太夫
佐野まゆ香(客演):ちとり
岩田有民:女犯坊
加藤良子:奪衣尼
天羽尚吾(客演):菊丸
竹内尚文:弥左衛門
山川ありそ:長治郎
小野川晶(客演 虚構の劇団):お滝
椎名鯛造(客演):鈴之助
長谷川太郎:虹椿
藤巻勇気(客演):どくだみ
ザンヨウコ(客演):お園
甘浦裕介:茂吉
鈴木拡樹(客演):艶之丞
内山智絵:三冬
吉田千紘(客演):おとき
【ストーリー】※フライヤーより
放蕩三昧を尽くした稀代の粋人世之介。
晩年を迎え仲間と共に船に乗り、海の向こう側にあるという伝説の楽園「女護が島」を目指す。
だが、船は嵐に巻き込まれ難破‥。意識は闇の中へ‥。
目を覚ました世之介は、自分の異常に気がつく。なんと60歳を超えていたはずの身体が20代の男盛りに戻っていたのだ!
そして、世之介の前に信じられない情景が広がる。これまで情をかわした女たち(男たちも!)が目の前に並んでいたのだった。
自分の一生を振り返る世之介。
愛に溺れ、愛に生きる。
そんな彼の人生は幸せだったのか?それとも‥?

公式サイトはこちら →  少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

webマガジンの記事はこちら → 毛利亘宏さん&井俣太良さんの対談


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れは弦楽器の静かな楽曲。
美術はとてもシンプルで転換はなし。
中央から奥に向かって8段ほどの階段上の構造物。その左右両翼に橋桁のような構造物が連なる。
照明はブルー、赤、濃ピンクなど強めで派手な色使い。暗転多め。
音楽は音量も大きく、照明同様に派手、江戸物なのにラテンとか。でも、はまっていて違和感なく。
衣装はかぶいた感じの和物で斬新。花魁の衣装がボーン入りドレスのようだったりとか。

『ラジオスターの悲劇』を観劇予定が諸事情で叶わず、今回がお初の少年社中。
一言でいうなら、「劇団!」っていう感じ。客演が多いのにもかかわらず、劇団ならではの一体感。
プロデュース公演とは違い、皆同じ方向性を持っているのが感じられて観ていて心地よく。

始まってすぐの全員で合わせる台詞は、人数が多いせいかほとんど聞きとれませんでした。おそらく、当日パンフレットに載っている「閑吟集より」の「世間(よのなか)はちろりに過ぐる‥」だと思われますが。。
客席の通路を役者さんたちが何度も入退場に使用したり、殺陣、ダンスなど目がいくつあっても足りず。できれば、もう1回くらいはストーリーを把握したうえで観たかったなぁ。。

ストーリーはタイトルどおりの艶話、キャストの人数が多いわりに、人間関係がごちゃごちゃしてなくてわかりやすく。
台詞にも所作にも色事がたっぷりなのに、舞台ならではの表現もあり、少しも嫌らしく感じません。

「自分の辛さをわかってもらえるのは幸せ」
この台詞に全てが要約されているような。。
脚本・演出の毛利さんが手掛けた外部の舞台『る・フェア』での台詞、「価値のない人間などいない」を思い出したりして。
毛利さんは「とにかく存在を全肯定!」みたいなテーマがお好きなのかな。。?と、ふと思った次第。
テーマがものすごくストレートに伝わり、音楽や照明、衣装も派手で肩肘張らずに楽しめるエンターテイメントだと思います♪

世之介役の矢崎広さん、艶之丞役の鈴木拡樹さん、立ち姿も美しく華があって艶っぽく。
おまつ役のあずみれいかさん、色っぽくもあり、可愛らしくもあり。
夕霧太夫役の大野朱美さん、華があってお綺麗。
禿のちとり役の佐野まゆ香さん、ちょこまかと動きが可愛く、連呼する「ばぁ~か!」が耳に残ります。

カーテンコールはトリプル。
ダブルで15周年と楽曲配信についてのお話。アナウンス後も拍手が鳴り止まずトリプルに!

撮影日だったらしくカメラが数台ありましたね。もし、DVDになるのでしたら買いま~す^^♪
次回公演は閉鎖が決定している青山円形劇場にて、『ネバーランド』再演だそうです。


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当日パンフレット。







フライヤー表。
アール・ヌーボーの画家グスタフ・クリムトのような、大胆な金色の色使いできらびやか♪




フライヤー裏。




パンフレット A4判 1500円。
キャストのみなさまの麗しいお写真や劇団員座談会など。




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2014.12.8 追記です。 
紀伊國屋書店WEBで販売されたDVD(税込み5,000円)。再々販でようやく購入。早速、鑑賞しましたとも。
紀伊國屋ホールの熱気と感動が蘇りました。
アップで表情もくっきりはっきり! 麗しい世之介さまや艶之丞さまを堪能いたしました♪





 













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『歳末明治座 る・フェア ~年末だよ!みんな集合!!~』 vol.2

2013-12-25 | 舞台/DVD

vol.1からの続きです♪ そちらの記事は →  『歳末明治座 る・フェア ~年末だよ!みんな集合!!~』vol.1


A席特典CD。3ユニットの楽曲入り♪ この他に、日替わりキャストさんのブロマイド、フライヤー宇宙服衣装の特殊情報部(常陸坊海尊、徳川家康、徳川家光、丹羽長重)のみなさま。




パンフレット A4判 2300円。
麗しいキャストさんたちのお姿、ゆく年くる年川柳など。桐箱入りお人形の体の写真はかわいい♪
板垣恭一さん×毛利亘弘さん×三上真史さん×矢崎広さんの対談が読み応えあり。特に、板垣さんのお話が深いです。




休憩時間のお弁当。「すごいよ凄いよ義経くん弁当」1000円。鮭がふかふか、美味しゅうございました♪




お土産に特製瓦せんべい♪






DA2-DANZINのDVDも購入♪ 8500円。
ライブ、行きたかったなぁ。。チケット争奪戦に負けたのが悲しい。




明治座前に両座長の幟♪ 大御所さまの幟も当然ございましたよ。





早々と正面玄関前には門松が。




★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★


余談。
常陸坊海尊といえば、東京演劇アンサンブルの公演、『常陸坊海尊』を思い出します。
こちらも不老不死になり、語り部として生きながらえている常陸坊海尊が出てきます。時代は第二次大戦末期ですが。
常陸坊海尊は人魚の肉を喰らい不老不死となり、死ぬことさえ叶わずに永遠に生き続ける。これはどんな罰よりも辛いことなのではないのかと。
語ることで罪を贖っていくのでしょう。
自分をも含めた人間の愚かさ、弱さ、醜さを語っていく。それが役に立つかどうかは歴史が後から教えてくれる。
なんの役にも立たないかもしれなくても、それでも語り続けていく。
歴史の傍観者として。


★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★


追記。
る・ひまわりさんの公式サイトで、DVD化決定のお知らせがありました! 初夏に発売予定とか。
どうしたんだろう。。今回フットワークが軽いではないですか、る・ひまわりさん。
ともあれ、DVD化は素直に嬉しいのでわくわくしながら発売を待ちたいと思います^^♪

る・ひまわり[2014年02月11日]
『歳末明治座 る・フェア』DVD化決定のお知らせ



 

 




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『歳末明治座 る・フェア ~年末だよ!みんな集合!!~』 vol.1

2013-12-25 | 舞台/DVD

『歳末明治座 る・フェア ~年末だよ!みんな集合!!~』を明治座にて東京千秋楽、12月24日(火)開演16:00を観てきました。

【脚本・演出】毛利亘宏(少年社中)
【特別顧問】板垣恭一
【音楽】依田謙一 楠瀬拓哉 奥村健介
【照明】斎藤真一郎
【美術】中嶋正留
【衣装】EIKI
【音響】大野高志
【ヘアメイク】山崎潤子
【振付】野村涼子
【殺陣】栗田政明(倉田プロモーション)
【キャスト】総勢31名
三上真史:常陸坊海尊
矢崎広:源義経
橋本淳:武蔵坊弁慶
大山真志:梶原景時
辻本祐樹:源頼朝
久保田秀敏:徳川家光
原嶋元久:片岡八郎
植田圭輔:源行家
鳥越裕貴:喜三太
内海啓貴:藤原泰衡
松尾英太郎:和田義盛
荒木健太朗:源範頼
河合龍之介:駿河次郎
きだつよし:北条時政
滝口幸広:後白河法皇
林剛史:中原信康
中村龍介:伊勢義盛
小林且弥:安達盛長
井深克彦:佐藤継信
長倉正明:佐藤忠信
池田たかひろ:牛貴
二瓶拓也:藤原国衡
加藤啓:丹羽長重
小林健一:北条政子
大堀こういち:徳川家康
平野良:一条能成
兼崎健太郎:大江広元
渋江譲二:北条義時
松村雄基:金売吉次
大和田獏:九条兼実
左とん平:藤原秀衡
【ストーリー】※公式サイトより抜粋。
時は天下泰平。月夜の晩、徳川家光の元に御伽衆として一人の男が現れる。
その男の名は常陸坊海尊。人魚の肉を食らい、不老不死となり歴代の天下人の元に現れていた。
海尊が語ったのは、自らが全てを捧げ、尊敬し仕え抜こうとした源義経の悲劇。
平家と源氏の間で揺れ動く朝廷。渦巻く陰謀と権力争い。
何故、不老不死になってまで語り続けなければならないのか?
彼の目的とは何だったのか‥‥。
【上演時間】
1幕 80分
休憩 30分
2幕 80分
休憩 25分
SHOWでしょう! 30分
合計 4時間5分(休憩込み)

公式サイトはこちら → 『歳末明治座 る・フェア ~年末だよ!みんな集合!!~』 
公式ブログはこちら → 「るーちゃんのブログ」


★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★ 


※思いっきりネタばれがありますので、ご注意くださいませ。


客入れは大河風の楽曲。
美術はかなりシンプル。色とか造形とかが書き割り風。少々、安っぽい感じが否めず。
奥行きの中程から凹の形にグレーの構造物。中央が開口して役者さんが入退場。
階段が2個、黒子さんたちによって搬入、撤収。

年末年始恒例る・ひまわりさんのお祭舞台♪
休憩込みの4時間があっという間のテンポ、歴史が苦手な方にも親切設計のわかりやすいストーリー。
一応、予習はしていったんですが、しなくても大丈夫なくらいのわかりやすさ。この頃は保元の乱、治承・寿永の乱と内乱ばかりで、人物が敵味方に入り乱れておりややこしいことこの上なく。それをこのシンプルなストーリーに仕上げて、キャストさんたちそれぞれに見せ場を作った毛利さんはすごい!
テーマは「価値のない人間などいない」。気恥ずかしいくらいストレートにテーマを全面に押し出して。
前半コメディで後半泣かして。ラストシーン近くはあちらこちらですすり泣きが。
ラストシーン、桜吹雪が舞い散る中、命の炎を散らせてゆく源義経たちが哀しくも美しい。

第二部はライブ。大変に盛り上がりました~♪♪
【御曹司】 「恋のMINAMOTO~Bomb of the Love~」 ペンライト指定は源氏の白。
PVよろしく床に寝転がるところから始まり、最後はまた床に寝転がる。かっこいいです、全員♪
PVはこちら → 「恋のMINAMOTO~Bomb of the Love~」
【かむろ8】 「スパイスなスパイス」 指定は平家の赤。
ひたすらかわいいかむろさんたち♪ コントも楽しい。
PVはこちら → 「スパイスなスパイス」  
【しょきがかり to 諸行無常】 指定は橙色。
いろいろと色気出しすぎ(笑 諸行無常のみなさん、テンションが低めで大人しめ。
【御ピース】 「つわものディストラクション」 指定はカフィ:青、サンナン:黄色、オロ:紫、ワミ:桃色、カメップ:緑。
PVはこちら → 「つわものディストラクション」 
カメップがくるりと後ろを向くと、背中には緑色の亀の甲羅が。
御ピースだけ生歌だったようですが、音量が大きくて若干聞こえづらかったかも。 

無茶ぶりで心が折れるキャストさんが多数。お気の毒でございました。
備忘録がてら、ネタや無茶ぶり、ハプニングなどを。あくまでも一回観た限りの記憶に基いているので、記憶違いなどはどうかご容赦のほどを。
※キャストさんのお名前は一部を除き、省略させていただきます。

第一部、始めから“明智”ならぬ“滝川クリステル”仕様のコバカツさん(笑 ショートカットのウイッグ、ブルーのスーツ、首にはスカーフ。「お・も・て・な・し♪」を披露。
司会の三上座長に「足、でかいっすね~!」と突っ込まれ。
『大江戸鍋祭』から火消しのみなさんが登場。
本編すぐに義経役の矢崎広さんが台詞を間違え、臣下の伊勢三郎義盛を「弁慶!」と言ってしまいわたわた。しっかり言い直すというハプニングあり。
義経さまは2回ほどワイヤーでフライイング。舞台上で京の五条の橋、花道で。
あと、やたらとキスが多かったですね(苦笑
北条政子さまから愛しの頼朝さまへ「いってらっしゃい♪」。死に際の佐藤継信殿から「最後にチューして♪」のおねだり、その後お姫さま抱っこで退場。耳の後ろにキスされて「耳の後ろって新しい。。」と呟く三上座長。
物真似をやらされることになり「アムロやります」と言ったら、「安室奈美恵をやって!」と言われ、結局「アムロ行きます!」と下手に捌けていく徳川家光さま(6歳)。
「おまえ、楽屋で左とん平師匠のことを右とん平とか、大和田獏さんのことを夢喰い獏とか言っているそうじゃね~か!」と言われ、素で「事務所の先輩!俺を干す気か!」とまじでうろたえるコバカツさん。
「最年少!」というはずが、「最年長!」と言ってしまった内海啓貴さん。

ベテラン大御所さまへのリスペクトと思われるシーン、左とん平さんの「とん平のヘイ・ユウブルース」、松村雄基さんの「スクール☆ウォーズ」は貴重。

第二部、始めの場繋ぎ?にDA2-DANZINのみなさん、モンゴルから来日。相変わらず片言でぐだぐだな感じで。DVDの宣伝もしっかりとして。
【御曹司】
頼朝さま、トーク部分で台詞をど忘れし、隣のリーダー義経さまから教えてもらう。
同じくトーク部分で範頼さま、「クリスマスはチキンを食べて、ケーキを食べて、俺がおまえを食べる!」と言い放って全部もっていき、前のめりに崩れ落ちるリーダー義経さま。追い打ちをかけるように範頼さま、「俺は変態!みんな変態!」と叫ぶ。
能成さま、おひとりひたすらマイペースで微動だにせず。さすが公家の血。
【しょきがかり to 諸行無常】
大江広元殿、白いシャツを脱ぎ上半身裸で「乳首!」を連呼。‥‥さすがにひきました。絶句。
脱いだシャツを客席に放り投げ、慌てた中原信康殿、拾ったお客さまから「まだ、大阪あるから」と回収。
中原殿、最前列の小さい男の子に「レンジャーやってたんだよ~デカブルー、あっちはボウケンブルー」と司会の三上座長を指さす。
さらに、「今日のことは忘れていいからねぇ~」と良い子の記憶からは抹消したかった模様。黒歴史決定なのでしょうか?(笑
お二人共、客席の通路を走っていき、中原殿、ファンサービスというか、一歩間違えるとセクハラ?なお客さまを唐突にハグ!
その後、三上座長、「デカブルー、尊敬してたんですけどね~」とやや呆れ顔。

グランドフィナーレ、キャストさん全員で登場。お客さんと中島みゆきさんの「時代」を合唱。なんだか感動的。

カーテンコールは2回。
2回目には両座長が登場。
何故か三上座長のマイクが最初入っておらず、矢崎座長に「まかせる!」と依頼された模様。矢崎座長が話し始めてからマイクが復活。
「今日はつぶすから」と矢崎座長。??な表情の三上座長。
グラスの飲み物を飲む仕草をする矢崎座長。まだ、??な表情の三上座長。「つぶす?俺の声?」
ようやく打ち上げのことだと気づき、「大丈夫?」(多分、飲んでも大丈夫なの?という意味かと)と三上座長。
最後まで、微妙に噛み合っていない両座長の会話がシュール。

今回の席は2階席。覚悟はしておりましたが、やはり自分サイドが死角になって観づらかったですね。
若干、首が痛くなるっていう(苦笑 
とにかく、怒涛のマチソワ連チャンでキャストのみなさまお疲れだったようですが、特に負担が大きかった矢崎座長がしんどそうでした。
声も枯れていて、ちょっと痛々しい感じで。。
まだ、大阪カウントダウンがありますが、ともあれ、みなさまお疲れさまでした。


★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★


長くなったので、vol.2に続きます♪















 

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