つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと。
日々の暮らしの中でふと感じたことをつぶやいたり。

ポップンマッシュルームチキン野郎『ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない』 vol.2

2014-03-15 | 舞台/DVD

前回の記事の続きです。
“激写デー”で撮影した写真、全14枚を載せますね♪
フラッシュ禁止なのでところどころ暗かったり、動きがあってピンボケなところはご愛嬌ということで。
では、どうぞ~♪
































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ポップンマッシュルームチキン野郎『ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない』 vol.1

2014-03-15 | 舞台/DVD

シアターKASSAIにて、ポップンマッシュルームチキン野郎 ショートショートフルパワーズ『ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない』3月14日(金)開演15:00を観劇。

公式サイトはこちら → 『ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない』

【脚本】吹原幸太・西田シャトナー
【演出】吹原幸太
【キャスト】
加藤慎吾 小岩崎小恵 サイショモンドダスト★ CR岡本物語 増田赤カブト
野口オリジナル NPO法人 横尾下下 高橋ゆき 井上ほたてひも 吹原幸太 
【ゲスト】
今井孝祐 仁田原早苗 塩崎こうせい(X-QUEST)
【スタッフ】
照明:榊原大輔
音響:花澤孝一
舞台美術:仁平祐也
スタイリスト:サイトウマサミ
映像製作:スタヂオけろり

客入れパフォーマンス『星になったガガ』
幕間『振り向くな。そして君の手で掴みとれ、黄金を』①~④話
第一話『魔法使いの苦しみは彼にしか分からない』
第二話『私の彼は甲殻類』
第三話『ふたりは永遠に』
第四話『触り慣れた手のひら』
第五話『頭空っぽの方が』
第六話『悪魔のパンチ』
最終話『What a Wonderful World』


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

気になってはいたけど未観だったPMC。今回がお初。
たまたま、“激写デー”とかで、一部を除いてほぼ撮影可(フラッシュは禁止)という画期的システムな初日を観劇。

客入れの音楽はロックかな?、あとは「世にも不思議な物語」のテーマ。
劇中使用曲、サン・サーンス「白鳥」、ルイ・アームストロング「What a Wonderful World」など。

美術はシンプル。奥行きのない狭い舞台のせいかほぼ壁。
黒いアール状の構造物。真ん中にドア、シンメトリーにオレンジ色のニッチ。

照明に一部、レーザーを使用。
上下可動式の白幕があり、冒頭にキャストクレジットをプロジェクションマッピング。

下ネタもあるけど。。星新一氏のショート・ショートを彷彿とさせる、汗だくな疾走感溢れる熱い芝居。
ダンス、アクション、パロディと盛りだくさん。
笑ったり、ぞっとしたり。。ぐっときたり。感情のジェットコースター体感劇。
ショートショートをオムニバスに紡いでいって、ラストにつながるストーリー展開。
どんでん返しが多く、ラストはこうくるのかぁ~と。
元惑星ピスタチオの西田シャトナーさんの脚本、第六話『悪魔のパンチ』が印象的。

とにかくおもしろい~!
大人が真剣に全力でお馬鹿(褒め言葉)なことをするのがかっこいい♪
個人的に、アニメ『銀魂』などがお好きな方は気にいるのではないかと思われ。

レディ・ガガの破壊力には‥!
ド○ゴンボールのくだりには大笑いしながらも、野沢雅子さんのお声が流されていて大丈夫なのかと余計な心配をしたり。

カーテンコールは1回。
吹原幸太さんからご挨拶。DVD付きTシャツを物販で絶賛発売中とのこと。


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フライヤー裏。




当日パンフレット。




手書きブログby.吹原幸太さん。




初観劇限定、「はじめて割」2000円で観劇できました~♪




※長くなったので、“激写デー”の写真は、次の記事に載せますね♪






 

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東京ハートブレイカーズ『チルドレン』

2014-03-02 | 舞台/DVD

STAR PINE’S CAFE にて、東京ハートブレイカーズ『チルドレン』3月1日(土)開演14:00を観劇。

公式サイトはこちら →  東京ハートブレイカーズ『チルドレン』

【原作】 伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社文庫刊)
【脚本・演出】 瀬戸山美咲(ミナモザ)
【出演】
西川浩幸(キャラメルボックス):サラリーマン/由紀夫
みのすけ(ナイロン100℃):支店長/明の父
岡田達也(キャラメルボックス):武藤
清水宏:人質/アロハ男/中年男性スタッフ/山田
緒方和也(スタジオライフ):永瀬
佐藤みゆき:優子/女の子
萩野崇:人質/大和修次
吉田大輝:人質/志郎
大久保祥太郎(D2):犯人1/丸川明
西山宏幸(ブルドッキングヘッドロック):鴨居(ベース)
平野勲人:犯人2/おばさん(ドラム)
石川よしひろ:人質/ギター
奥山琴夏:大和純子
首藤健祐:陣内


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れの音楽はなし。芝居中とカーテンコールに生演奏。ガッツンガッツンのロックで振動を感じる。
美術らしいものは特になく、上手奥にドラムセット、下手奥にアンプ、中央に白木の角スツール数脚。

原作にかなり忠実な脚本。心温まるミステリーで観終わった後にカタルシス。
予習のために、文庫を読んでおいたのだけど正解だった模様。ストーリーや登場人物を追わずに、シーンや感情に意識を集中できたので。
よくこれだけのキャストさんを集められたなぁ。。と感心するような布陣。それぞれのフィールドが必ずしも重なっていないのに、まるで劇団公演を観ているような一体感が心地よく♪
キャストの誰もが楽しそうできらきらしていたのが印象的。

岡田達也さんに引っ掛けた「タッチ」ネタ。「甲子園に連れていってあげてください」には笑えた^^
平野勲人さんのおばさんは反則技。おかしすぎる~!
個人的に、みのすけさんのシャウトしたボーカルをがっつり聴けたのが嬉しい♪
緒方和也さん、甘く通る声や柔らかい物腰が繊細で理知的な青年にぴったり♪ 本当に目が見えないような演技と盲導犬の扱いに驚く。
萩野崇さん、ライブハウスの大音響に驚き、連れてきた娘を守るように長身を丸めながら抱きかかえる姿に胸が詰まって。。 カーテンコールのときも、奥山琴夏さんを優しい眼差しで見つめながら腰を屈めて歌う姿にほっこりと。
首藤健祐さん、熱い!よくわからないけど、彼なりのルールでまっすぐに生きている陣内そのものに観えて。
清水宏さん、汗だく熱演!とにかくファンキー!爆笑!多分、誰も真似できないかと思われ。客席の男性にロックオンしていたし。
佐藤みゆきさん、驚くほどよく通る声と声量。声楽家よろしく、体全体から発せられるような声。そして、とてもキュート♪
吉田大輝さん、大久保祥太郎さん、違和感なくとても自然な感じ。
奥山琴夏さん、ただただかわいい♪緊張していたみたいで、それが初々しく。
盲導犬のベス、訓練されているとはいえ、生演奏の大音響にも一切動じることなく大人しくしている姿に感動。

カーテンコールは3回。
2回目、アンコール!ということで、生演奏。岡田さんもトロンボーンで参加。
3回目、みのすけさんがご挨拶。CDの宣伝。「物販のCDあまり売れてないようです。今なら1400円のところ、なんと‥1400円!」とぼけるという(笑


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岡田達也さんの公式ブログ、「達也汁~たつやぢる~」の記事にあったようなことが。。 記事はこちら → 「電波を求めて」
受付待ちをしていたら、一角に暗幕があり、その中から話し声&くしゃみ&鼻をかむ音が盛大に聞こえてきて、近くのお客さんと顔を見合わせて苦笑。
どなたか風邪か花粉症なのでしょうか?お大事になさってくださいませ。
あと‥終演後、清水宏さんが汗だくのまま通路の一角で、ご自分が出演される舞台のフライヤーをお客さんに手渡しされていて驚く。
「状況が微妙なんだけど、来てね♪」とのこと。

そういえば。。演出の瀬戸山美咲さんと吉田大輝さん、矢崎広さん主演のジェットラグプロデュース『アルテノのパン』でもご一緒されておりましたね。
そのときの記事はこちら → ジェットラグプロデュース『アルテノのパン』


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フライヤーとチケット。




当日パンフレット。キャストさんと役名、今後のご予定。




パンフレット800円。私服?で街を歩く体の写真や男性キャストさんたちの対談。




終演後にご本人から直に手渡されたフライヤー。「来てね♪」とのこと。




伊坂幸太郎『チルドレン』講談社文庫。




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たまたま、席をご一緒させていただいた方へ。その折りはありがとうございました。
楽しい時間をすごさせていただきました^^ また、どこかでお会いできるといいですね♪

















 

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紀伊國屋ホール開場50年記念『熱海殺人事件 Battle Royal』

2014-02-24 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、紀伊國屋ホール開場50年記念『熱海殺人事件 Battle Royal』 2月22日(土)開演14:00を観劇。


【作】つかこうへい
【演出】岡村俊一
【音響】山本能久
【照明】松林克明
【音楽】からさきしょういち
【映像】ムーチョ村松
【衣裳】山下和美
【出演】
馬場徹:木村伝兵衛部長刑事
大谷英子:婦人警官水野朋子
柳下大:犯人大山金太郎
牧田哲也:熊田留吉刑事
【爆弾?】
山下翔央
久保田創
※「爆弾」とは「ゲスト」ではない。だから「壊す」ために現れる。
メインキャスト全員が震え上がるだろう(笑)…
しかし、稽古場で、すでに壊し始めたら初日には何が起きてるかわからなくなっちまうぞ(笑)
[演出家:岡村俊一ツイッターより@okamurashunichi]
【ストーリー】
新聞の三行記事にさえならないような殺人事件をおかした、職工の大山金太郎。彼は何故、同郷のアイコを殺さなければならなかったのか?
警視庁の取調室で繰り広げられる攻防の中で、やがて、真実が明らかになっていく。

公式サイトはこちら → 『熱海殺人事件 Battle Royal』 


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れの音楽はなし。
チャイコフスキーがかかり、客電が落ちて芝居が始まる。
劇中使用曲に、大滝詠一「恋するカレン」、マイペース「東京」など。

美術は、取調室とおぼしき部屋。
奥に3個の天井近くまでのスクリーン状の窓。中央に重厚でレリーフのある木製の机、右に椅子が1脚、左に事務用らしい木製の平机と椅子。

芝居が始まってしばらくしてから、プロジェクションマッピングでばらばらなタイトル文字が背景に映し出される。
赤い照明が印象的。

全編、舞台から客席に向かって、弾丸がエンドレスに打ち続けられているような膨大な台詞の量とスピード。
とにかく、熱い!
この作品は決して喜劇などではなく、それらしい体をとっているだけ。
笑いの中から問いかけてくるものは、「人が人を見下すこと」という傲慢で残酷な理不尽さ。
「それでいいのか?」「本当にそれでいいのか?言葉にさえしなければ、面と向かって発しなければいいのか?」と。
誰もが思うところがあるであろう真実をむき出しにして、目の前に突きつけられる。
そして、これは木村伝兵衛部長刑事ではなく、犯人大山金太郎の物語。
彼を通して、地方、貧困、親からの仕打ち、職業などの格差と差別からくる偏見への怒り、苦しみと悲しみが浮き彫りになっていく。
ラスト。木村伝兵衛部長刑事が「火をつけてくれないか?」 熊田留吉刑事が煙草に火をつけ、一服した後。「いい火加減だ!」とポーズをとるシーンにぐっとくる。

馬場徹さん、貫禄たっぷり。
牧田哲也さん、せかせかとした小心者の刑事が意外によく似合って。声がものすごく出ていて聴きとりやすく。
柳下大さん、垢抜けないもっさりとした大山金太郎を好演されて。体がくるくるとよく動くのが、性格とギャップがあっておもしろく。
大谷英子さん、チャーミングで厭らしくないエロスがあり。特に、殺人の再現シーンでの感情表現がいい。

カーテンコールは2回。
1回目と2回目の間。つかこうへいさんの作品ダイジェスト版をキャストさん総出で演じて。
キャストさんたちによるティッシュ配りもあり♪
もらえなかったのだけど、お近くの方が2個もらったとかで、1個いただきました♪ ありがとうございます^^

客席いじり。
犯人大山金太郎登場シーンで、一輪の赤い薔薇を渡す。
木村伝兵衛部長刑事、客席に降りてハグ。

劇中の内輪ネタ。
柳下さん→牧田さんへ。
「休憩中にバナナ食べるのはいいけど、食べてる口の中を見せるな!」
「○○(曲名失念)を弾き語ると女は落とせる!って言ってたよな?ここでやって!」
牧田さん、本当にお困りのご様子。心が折れそうになりながらギターを弾く真似を少々。
「いつもギター持ってるわけじゃねぇ~!」と逆切れ。
牧田さん→柳下さんへ。
「なんでおまえだけCDデビューするんだよー?!」
お二人共、D-BOYSなのになぁ~(笑

爆弾のみなさん、とてもがんばってたけど、一杯一杯な方もいらして観ていてなんだか気の毒になったりして。


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フライヤーの裏。




パンフレットA4判 2000円。クリアファイル入り。




製本されていないカード式。珍しいタイプね~初めてかも。




こちらがいただいたティッシュ♪ 犯人大山金太郎バージョン。他にもあるようです。
馬場さん曰く、「当たりがあったら楽屋へ。女も男ももれなく抱きます!」とシュールなジョークを。




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余談。
昔、大学時代に演劇同好会なんぞに入っておりました。とはいえ、プロンプしたり、照明やったり、暗幕や蓄光テープ張ったりのスタッフという名の雑用ですが。
旗揚げのときに、第三舞台「朝日のような夕日をつれて」。その次が「熱海殺人事件」。
なので、個人的にこの作品に思い入れがあり。
観劇していて驚いたのは、結構、ストーリーや台詞を覚えていたこと。あ~この次の台詞はあれだ~とか。
卒業してその後何度かあった引っ越しで、どうやら台本は処分してしまったらしく、今は手元にありません。
とっておけばよかったかなぁ。。
そういえば、当時の同好会で木村伝兵衛部長刑事役をやったU君。ひどい汗かきさんで、振り向きざまに台詞と一緒に汗がびゃー!と観客側に飛んできたっけ。ドーランも一発で落ちてたし(笑
U君、お元気だろうか?


 

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少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

2014-02-08 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』 2月6日(木)開演15:00の公演を観てきました。

【原案】井原西鶴
【脚本・演出】毛利亘弘
【照明】斎藤真一郎
【音楽】依田謙一
【衣装】村瀬夏夜
【ヘアメイク】林美由紀
【振付】森川次朗
【舞台美術】秋山光洋
【音響】井上直裕
【出演】(客演13名)
矢崎広(客演):世之介
堀池直毅:瀬平
大竹えり:お町
井俣太良:徳蔵
唐橋充(客演):夢介
あづみれいか(客演):おまつ
杉山未央:高尾太夫
柏木佑介(客演):利佐
大野朱美(客演):夕霧太夫
佐野まゆ香(客演):ちとり
岩田有民:女犯坊
加藤良子:奪衣尼
天羽尚吾(客演):菊丸
竹内尚文:弥左衛門
山川ありそ:長治郎
小野川晶(客演 虚構の劇団):お滝
椎名鯛造(客演):鈴之助
長谷川太郎:虹椿
藤巻勇気(客演):どくだみ
ザンヨウコ(客演):お園
甘浦裕介:茂吉
鈴木拡樹(客演):艶之丞
内山智絵:三冬
吉田千紘(客演):おとき
【ストーリー】※フライヤーより
放蕩三昧を尽くした稀代の粋人世之介。
晩年を迎え仲間と共に船に乗り、海の向こう側にあるという伝説の楽園「女護が島」を目指す。
だが、船は嵐に巻き込まれ難破‥。意識は闇の中へ‥。
目を覚ました世之介は、自分の異常に気がつく。なんと60歳を超えていたはずの身体が20代の男盛りに戻っていたのだ!
そして、世之介の前に信じられない情景が広がる。これまで情をかわした女たち(男たちも!)が目の前に並んでいたのだった。
自分の一生を振り返る世之介。
愛に溺れ、愛に生きる。
そんな彼の人生は幸せだったのか?それとも‥?

公式サイトはこちら →  少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

webマガジンの記事はこちら → 毛利亘宏さん&井俣太良さんの対談


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れは弦楽器の静かな楽曲。
美術はとてもシンプルで転換はなし。
中央から奥に向かって8段ほどの階段上の構造物。その左右両翼に橋桁のような構造物が連なる。
照明はブルー、赤、濃ピンクなど強めで派手な色使い。暗転多め。
音楽は音量も大きく、照明同様に派手、江戸物なのにラテンとか。でも、はまっていて違和感なく。
衣装はかぶいた感じの和物で斬新。花魁の衣装がボーン入りドレスのようだったりとか。

『ラジオスターの悲劇』を観劇予定が諸事情で叶わず、今回がお初の少年社中。
一言でいうなら、「劇団!」っていう感じ。客演が多いのにもかかわらず、劇団ならではの一体感。
プロデュース公演とは違い、皆同じ方向性を持っているのが感じられて観ていて心地よく。

始まってすぐの全員で合わせる台詞は、人数が多いせいかほとんど聞きとれませんでした。おそらく、当日パンフレットに載っている「閑吟集より」の「世間(よのなか)はちろりに過ぐる‥」だと思われますが。。
客席の通路を役者さんたちが何度も入退場に使用したり、殺陣、ダンスなど目がいくつあっても足りず。できれば、もう1回くらいはストーリーを把握したうえで観たかったなぁ。。

ストーリーはタイトルどおりの艶話、キャストの人数が多いわりに、人間関係がごちゃごちゃしてなくてわかりやすく。
台詞にも所作にも色事がたっぷりなのに、舞台ならではの表現もあり、少しも嫌らしく感じません。

「自分の辛さをわかってもらえるのは幸せ」
この台詞に全てが要約されているような。。
脚本・演出の毛利さんが手掛けた外部の舞台『る・フェア』での台詞、「価値のない人間などいない」を思い出したりして。
毛利さんは「とにかく存在を全肯定!」みたいなテーマがお好きなのかな。。?と、ふと思った次第。
テーマがものすごくストレートに伝わり、音楽や照明、衣装も派手で肩肘張らずに楽しめるエンターテイメントだと思います♪

世之介役の矢崎広さん、艶之丞役の鈴木拡樹さん、立ち姿も美しく華があって艶っぽく。
おまつ役のあずみれいかさん、色っぽくもあり、可愛らしくもあり。
夕霧太夫役の大野朱美さん、華があってお綺麗。
禿のちとり役の佐野まゆ香さん、ちょこまかと動きが可愛く、連呼する「ばぁ~か!」が耳に残ります。

カーテンコールはトリプル。
ダブルで15周年と楽曲配信についてのお話。アナウンス後も拍手が鳴り止まずトリプルに!

撮影日だったらしくカメラが数台ありましたね。もし、DVDになるのでしたら買いま~す^^♪
次回公演は閉鎖が決定している青山円形劇場にて、『ネバーランド』再演だそうです。


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当日パンフレット。







フライヤー表。
アール・ヌーボーの画家グスタフ・クリムトのような、大胆な金色の色使いできらびやか♪




フライヤー裏。




パンフレット A4判 1500円。
キャストのみなさまの麗しいお写真や劇団員座談会など。




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2014.12.8 追記です。 
紀伊國屋書店WEBで販売されたDVD(税込み5,000円)。再々販でようやく購入。早速、鑑賞しましたとも。
紀伊國屋ホールの熱気と感動が蘇りました。
アップで表情もくっきりはっきり! 麗しい世之介さまや艶之丞さまを堪能いたしました♪





 













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