ちーさんのメモ帳

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気品

2012-11-24 21:15:07 | 仕事のこと
昨日・今日と、南区にある某戸建て住宅のエアコン電源工事に行ってきました。

これまで、リビングに1台だけあったエアコンを更改するとともに、新しく4部屋それぞれにエアコンを増設するというもの。

一般家庭でありながら、一気に5台のエアコンを取り付けるんだから、なかなか大規模な工事だよね。

この工事の依頼主は、この御宅に住む老婦人とその娘夫婦だったのですが、この老婦人がとても上品な方で、僕ら工事職人に対しても気を遣ってくださり、両日とも本当に気持ち良く仕事をさせていただくことができました。

工事の合間に、こんなことを僕に話してくれました。

「今回のこの工事で、エアコンを撤去するんですけど、10年以上もお世話になったエアコンだから、なんだかね、家族とお別れするみたいでね。さっきまで撤去するところを見ていたんですけど、ちょっと感情がこみ上げてきちゃって、途中で見ていられなくなっちゃったんですよ・・・。」

優しさに溢れる話だなって思いました。

元々上品な方だなぁって思っていたから、こういう内容の話が出てくるのも、ごく自然に感じられました。

人が持つ気品って、その人が発する話の品位までも連想させてしまう。


工事が終わり、一言ご挨拶して車を出そうとしたときも、

「2日間、ありがとうございました。本当にお世話になりました。どうぞお気をつけて・・・」

気品ある老婦人に、終始支えられた気がしました。

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